石原知事のばばあ発言に賠償請求棄却の記事があった。まあ、公職の人間が使うべきコトバってのもあるとおもいますが、昨日の私なら「石原知事、もっと言え~!」と叫んでた?!
梅満開の東慶寺。カメラマン渋滞の人気の木から離れて、遠くにぽつねんとある梅の木をじっくりみながら、匂いと咲き姿にみとれてる私の後ろ、
ずっと遠くから
「ぜーんぜん匂わないわねぇ・・・ぜーんぜん匂わないわ・・・」
と50-60代女性二人組みがずーっと大きな声でこの同じセリフを連呼し続けながら、
さらに私に「本当ですね」と答えてほしげに、そばまで寄ってきていい続ける。
私は思わず心の中で「あんたの嗅覚が鈍すぎるのよ!」
家賃を振り込むための口座を開きにいった藤沢駅のある銀行。同支店でもネットでないかぎり手数料取るという!じゃあどうするのがいいか、と銀行でたあと、広場でもらった手数料一覧のちっちゃな紙を必死で目で追ってると、混んでもないのに、
わざわざ私の「耳元」まで寄ってきて
「まぁー、りっちっち!」
キモノに別珍のコートを着てつったってる私をみて、なんか言いたかったのだろう。
ちなみに着てたのは:紫矢絣銘仙+赤地白刺繍半襟+黒別珍コート(で水色の矢絣帯は見えず)+ラビットぼんぼんマフラー+黒別珍足袋にゲタ。
全身ゲタ・バッグいれても3万円しないんですがね。同じいうならシャネル着てる人に向かっていってみてごらんなさいな。
男性同士なら「おらぁー、なんだと?お前ケンカ売ってのか、はぁ?」と胸ぐらつかまれても文句はいえない、当たり前だわね。かたやこのおばちゃんは自分がケンカ売っても買われないと安心にあぐらをかいて甘えている。
次に竹下夢二館にて、おなじく50-60代4人組のおばちゃんたち、「トイレどこトイレ?ぎゃはは」と大声で叫んでる。「あー帰り道わかんないわー早くきかなきゃ」とまた大声で叫んでる。階上の彼女らはまた横に広がり降りてる。すれ違う銘仙着てる私。
とおり過ぎて、ワンテンポ、いきなり静寂になってから「ぎゃははははー。いひひひひ。」の下品オオウケ笑い声。訳せば「キモノなんか着てるヤツがいた!マジかよぉ、信じられん」のノリ。決して、「あら、私達としたことがお恥ずかしい」という照れ隠し笑いではない。
あのさ、竹下夢二作品をわざわざ見に来てるヒトタチが、それ?
北鎌倉駅出口そばの陶器やさん。「冷やかし入店お断り。破損の場合理由とわず弁償していただきます。お子様連れご遠慮ください。冷やかし入店お断り」の紙が店内、店外、いたるところに貼ってある。
本当にメイワクこうむってるワケだ。
2日間、一人でキモノ着て歩いて得た50-60代女性の反応が以上。もちろん、そうじゃない50-60代女性も多いと思う。しかし、上記の人たち、生きる姿勢が間違ってない?特に一人でキモノ着てて感じたわけだけど、
キモノ外出のほとんどを西日本でしかしたことがなかった私は驚きまくり!
京都南座の桟敷にて、となりの中年女性「まあ、どこのおじょうさまかしら」と紗を着てる私へ。不思議と文字で書くほど、腹の立つ言い方ではなかった。その後は、「あなた来月の○○公演もいかれるの?」とか、いたってフレンドリー。一緒に盛り上がって拍手して観劇してました。
そんなにキモノが嫌なのか、東日本のおばさんたち。
見知らず人にでも目の敵にしてるという意志表示をどうしてもしないと気がすまないのか。
そんなつまんない生き方をして何が楽しいのか。
東日本にはこんな「ばばあ」=オバハンが多いのならば、石原知事のコトバ、納得するよ。こりゃあ、東日本の若い子たち、キモノ着て外出なんてしたくなるわけなんてないわ。団体で逆に武装するオフ会開催に、なるわねぇ・・・
弥生美術館で、キモノを着てる日本女性全般に対しての印象的なコメントがあった。正確には覚えてないけど、こんなかんじ:
・・・我々からしたら柄の上に違う柄をもってくるきこなしは野暮になるからしないとされてるが、日本女性は誰をみても、合わないと思われるさまざまな柄や色を見事に調和させて着こなす名手である。それが日本女性一人違わずであるのが驚きである。我々の乏しい感覚では日本女性の前では足元にもとうていおよばない・・・
とおお誉めのコトバ。同じ日本人女性として誇らしいコメントであるし、そういうファッション展開ができた豊かな時代の資料がまだたくさん残ってるいまのうちに、その見事な、キモノだからゆえに成し得る上級ファッションコーディネートのセンス能力を復活させる努力ができるチャンスじゃない?これは絶やしちゃもったいないでしょ。実際に見にまとえるアンティークきものの布寿命には限りがあるんだから!
小さな字だし、暗い照明の中であの「ばばあ」たちは読んでないだろうな・・・
さて、私は心のスタンバイ武装をして、引き続きキモノで出かけるとするか!このメイワク50-60代もあとせいぜい○○年しかのさばれないんだし。
反対に寿命の長いわたしたち、すること山積み!
梅満開の東慶寺。カメラマン渋滞の人気の木から離れて、遠くにぽつねんとある梅の木をじっくりみながら、匂いと咲き姿にみとれてる私の後ろ、
ずっと遠くから
「ぜーんぜん匂わないわねぇ・・・ぜーんぜん匂わないわ・・・」
と50-60代女性二人組みがずーっと大きな声でこの同じセリフを連呼し続けながら、
さらに私に「本当ですね」と答えてほしげに、そばまで寄ってきていい続ける。
私は思わず心の中で「あんたの嗅覚が鈍すぎるのよ!」
家賃を振り込むための口座を開きにいった藤沢駅のある銀行。同支店でもネットでないかぎり手数料取るという!じゃあどうするのがいいか、と銀行でたあと、広場でもらった手数料一覧のちっちゃな紙を必死で目で追ってると、混んでもないのに、
わざわざ私の「耳元」まで寄ってきて
「まぁー、りっちっち!」
キモノに別珍のコートを着てつったってる私をみて、なんか言いたかったのだろう。
ちなみに着てたのは:紫矢絣銘仙+赤地白刺繍半襟+黒別珍コート(で水色の矢絣帯は見えず)+ラビットぼんぼんマフラー+黒別珍足袋にゲタ。
全身ゲタ・バッグいれても3万円しないんですがね。同じいうならシャネル着てる人に向かっていってみてごらんなさいな。
男性同士なら「おらぁー、なんだと?お前ケンカ売ってのか、はぁ?」と胸ぐらつかまれても文句はいえない、当たり前だわね。かたやこのおばちゃんは自分がケンカ売っても買われないと安心にあぐらをかいて甘えている。
次に竹下夢二館にて、おなじく50-60代4人組のおばちゃんたち、「トイレどこトイレ?ぎゃはは」と大声で叫んでる。「あー帰り道わかんないわー早くきかなきゃ」とまた大声で叫んでる。階上の彼女らはまた横に広がり降りてる。すれ違う銘仙着てる私。
とおり過ぎて、ワンテンポ、いきなり静寂になってから「ぎゃははははー。いひひひひ。」の下品オオウケ笑い声。訳せば「キモノなんか着てるヤツがいた!マジかよぉ、信じられん」のノリ。決して、「あら、私達としたことがお恥ずかしい」という照れ隠し笑いではない。
あのさ、竹下夢二作品をわざわざ見に来てるヒトタチが、それ?
北鎌倉駅出口そばの陶器やさん。「冷やかし入店お断り。破損の場合理由とわず弁償していただきます。お子様連れご遠慮ください。冷やかし入店お断り」の紙が店内、店外、いたるところに貼ってある。
本当にメイワクこうむってるワケだ。
2日間、一人でキモノ着て歩いて得た50-60代女性の反応が以上。もちろん、そうじゃない50-60代女性も多いと思う。しかし、上記の人たち、生きる姿勢が間違ってない?特に一人でキモノ着てて感じたわけだけど、
キモノ外出のほとんどを西日本でしかしたことがなかった私は驚きまくり!
京都南座の桟敷にて、となりの中年女性「まあ、どこのおじょうさまかしら」と紗を着てる私へ。不思議と文字で書くほど、腹の立つ言い方ではなかった。その後は、「あなた来月の○○公演もいかれるの?」とか、いたってフレンドリー。一緒に盛り上がって拍手して観劇してました。
そんなにキモノが嫌なのか、東日本のおばさんたち。
見知らず人にでも目の敵にしてるという意志表示をどうしてもしないと気がすまないのか。
そんなつまんない生き方をして何が楽しいのか。
東日本にはこんな「ばばあ」=オバハンが多いのならば、石原知事のコトバ、納得するよ。こりゃあ、東日本の若い子たち、キモノ着て外出なんてしたくなるわけなんてないわ。団体で逆に武装するオフ会開催に、なるわねぇ・・・
弥生美術館で、キモノを着てる日本女性全般に対しての印象的なコメントがあった。正確には覚えてないけど、こんなかんじ:
・・・我々からしたら柄の上に違う柄をもってくるきこなしは野暮になるからしないとされてるが、日本女性は誰をみても、合わないと思われるさまざまな柄や色を見事に調和させて着こなす名手である。それが日本女性一人違わずであるのが驚きである。我々の乏しい感覚では日本女性の前では足元にもとうていおよばない・・・
とおお誉めのコトバ。同じ日本人女性として誇らしいコメントであるし、そういうファッション展開ができた豊かな時代の資料がまだたくさん残ってるいまのうちに、その見事な、キモノだからゆえに成し得る上級ファッションコーディネートのセンス能力を復活させる努力ができるチャンスじゃない?これは絶やしちゃもったいないでしょ。実際に見にまとえるアンティークきものの布寿命には限りがあるんだから!
小さな字だし、暗い照明の中であの「ばばあ」たちは読んでないだろうな・・・
さて、私は心のスタンバイ武装をして、引き続きキモノで出かけるとするか!このメイワク50-60代もあとせいぜい○○年しかのさばれないんだし。
反対に寿命の長いわたしたち、すること山積み!
雪は溶けかかっていたし、徒歩で行ける場所なので
江戸小紋柄の化繊+和柄の綿半襟+雨草履+ネル足袋に
臙脂色の別珍コートで、散歩がてら子供と一緒に行って
その帰り、駐車場ですれ違った母親らしき人達が、私をみるなり
こそこそ話し出したと思うと、一緒にいた子供に
「ほらほら、あの人、みてみて!」って指を指すんですよ。
着物が珍しかったのか、はたまた、着付けや色がおかしかったのか?
それは、解りませんけど、大の大人が人を指さします?
目立つのは仕方がないと思う様になってきたけど、
ニヤニヤ笑いながら指さされて、こそこそ話されるのって
正直、非常に不快でした。
普段なら、そんなことが出来ないのに「複数」「群がる」と
何もしても許される・・って感じなのが、特にみっともない!
父母会や説明会も、子供には「静かにしてなさい」って
言うくせに親同士で話しちゃって、先生の声なんて聞こえないんですよ!?
オバタリアンだか、おばちゃん根性だか知らないけど、
同類と見られるのだけはイヤ!同類と思われる位なら
「着物なんて着て、変わった人」って思われる方がマシ!
日本女性の奥ゆかしさは、一体どこへ・・?
「キモノ、わかる?キモノ!キモノ!」
たじろぐガイジン。
日本に来るガイジンなら誰でも知ってるわ。そんくらい。指差すならそれ以上の文化的説明でも加えてみなさいな!
ねっ。
もうひとつは気分のいい話。夏にピンクの麻のおじや着て、スーパーで買い物してると、母(30代?)と娘(3歳ぐらい)の二人連れが私にきづく。お母さんは無言ながらも「えっ?なぜキモノ?」というかんじ。それと同時に3歳ぐらいの女の子
「きれいねぇー。ねぇーママ、きれいねぇー。」それを聞いたお母さん「そうねぇ。きれいねぇ!」
これはうれしかったですよ!女の子の素直な感覚と、それを生かそうと娘のために自らの意識を変えたお母さんの会話。