☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

優駿の法則14~旅の終り

2010-05-31 21:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
 やはり、府中の杜には魔物が棲んでいる!
Ⅴピサ3着、ペルーサ6着。馬券対象になったⅤピサはまだしも、ペルーサはまさかまさかのドカ遅れ。これもデスナンバーの仕業なのか?

☆第77代ダービー馬☆
◎エイシンフラッシュ…キングズベスト×プラティニ


◎△○で入ったものの、ロズキンを○にできなかったところが、勝負弱さ。 

【東京3日目・4日目芝傾向】

 ◎エイシンフラッシュの決め手は、なんといっても土曜日と当日の芝コースの血統傾向だ。前日からキンカメ産駒が好走していたのが、そのなかでも最大の決め手が土曜日の芝2300mと当日の8Rの結果。いずれも、キングマンボ系が1着になった。さらには、ダービー直前の9Rでもキンカメが2着になったのがダメ押し。ダービーでは、キングマンボ系産駒は4頭いたが、その中から唯一、前走から騎手が乗り替っていないエイシンを抜擢した次第。が、○を残りのキンカメ産駒にできなかったのが、勝負弱いというか馬券下手。生涯初のダービー的中となったわけだが、◎○、百歩譲って◎▲なら納得はいくが、アレコレ買って◎△じゃあ、的中というよりも、引っ掛けたようなもの。よって、これはダービー的中にはカウントしないことにする。いつかは、本線、できたら一本で仕留めたいものだ。

【2回・3回東京芝2400m血統傾向】

 今開催になって行われた芝2400mでは、キングマンボ系が3連勝となった。やはり、府中のクラシックディスタンスには、キングマンボの血がよく似合う。

【ダービー血統傾向過去8年】

 これで、父キングマンボ系は2勝2着1回。これを以って「SS系政権」の崩壊が始まったとまでは言わないが、SSだらけのクラシックにキングマンボ系が風穴を開けたのは確か。暮れの2歳G1を含めたクラシック戦線は、皐月賞を除けば全てキングマンボ系が制した。キングマンボで始まり、キングマンボで終わった今年のクラシックであった。
 ちなみに「ダービー同系セット」も「オークス3着以内血統リンク」の二つの法則は、今年も成立。
 
 最後にバカバカしい話を一つ。
 勝ったエイシンフラッシュは、1枠1番。これで1枠1番が3連勝となったのだが、1枠といえば、例のJRAのCMサイン。てっきりVMとオークス用かと思いきや、ダービーでも同じヴァージョン(お笑い女芸人が最後に白無垢姿に変身するヤツ)を流していた。白無垢から連想させる1枠がVM、オークス、そしてダービーで馬券対象になった。そして、ベタなのが、ダービーが枠連1-4で決まったこと。白無垢姿の横に立っている俳優のジャケットは、青である。さぞかし、サイン派の方は大儲けしたことであろう。

 というわけで、2010年ダービー馬を探す旅も、これにて終了。
ダービーを当てた人も、外した人も終わったことはとっとと忘れて、新たな旅へ出かけよう。
そう、2011年ダービー馬を探す旅に―
さ、次、次!

=ダービー馬を探せ!2010・完=

優駿の法則13~◎

2010-05-30 14:40:32 | ダービー馬を探せ!2010
【3回東京3日目/4日目芝コース血統傾向】


【東京芝2400m血統傾向】



☆第77回東京優駿☆
◎ ①エイシンフラッシュ…キングズベスト×プラティニ
○ ⑦ヴィクトワールピサ…ネオユニヴァース×マキャヴェリアン
▲ ②レーヴドリアン…スペシャルウィーク×ハイエストオナー
☆ ③ルーラーシップ…キンカメ×トニービン

あとは、◎と☆を入れたキングマンボBOX。
△ ⑧ローズキングダム…キンカメ×SS
△ ⑰トゥザグローリー…キンカメ×SS


みなさま良いダービーを!

=つづく=

優駿の法則11~穴馬一考

2010-05-30 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
 今年のダービーは本当に堅いのか?巷間言われているほど、それほど堅くはない、むしろ、大荒れになるような気がしてならない。
 まず、「2強」が入った馬番。Ⅴピサとペルーサが入ったのは、過去18年で一度も勝ち馬が出ていない7番と9番。
 そして、突然飛び込んできたダノンシャンティ骨折のニュース。NHK杯組からは、4着サンライズプリンスに続いての2頭目の故障発生である。また、同2着のダイワバーバリアンは、早々と休養を宣言していることを考えると、やはり、あの高速決着で上位に来た馬は、かなりのダメージが残っていると考えていいだろう。同3着のリルダヴァルをはじめ、他の路線組も含め、全出走馬に何も起こらなければいいのだが。
 ましてや、日曜日の東京は雨の予報。なにやら、一筋縄ではいきそうにない不穏な雰囲気が漂ってきた。98年秋天のサイレンススズカの悲劇だけは、繰り返して欲しくない。ただただ全馬完走を願うのみ。


 前日最終オッズを見て驚いた。そこではペルーサが僅かながらもⅤピサを逆転し1番人気。その差は限りなく小さくなるとは思っていたものの、逆転するとは思っていなかった。いくらなんでも、皐月賞馬を差し置いてペルーサが1番人気になるとは、如何に多くのファンがマスコミに踊らされ、ペルーサを買いに走ったかを物語る。
 成駿が書いているように、ペルーサがこれまで戦ってきたメンバーは、お世辞にも強いとは言えない面々ばかり。唯一、評価できるのは皐月賞2着のヒルノダムールを負かしている点くらい。また、青葉賞のラップを以って最強とする向きも多く見られるが、競馬は一頭でやるものではない。当時のラップから推測すれば、どんなペースでも差し切れるとの結論が出るらしいが、相手があっての競馬である。競馬には絶対はないのである。そして、みなが荒れると思えば堅く収まり、堅いと思えば荒れるのが競馬である。

 ほとんどの予想家の◎は、Ⅴピサかペルーサのどちらか。98年のダービーでボールドエンペラーに『孤独の◎』を打ち、その名を不動のものにした成駿でさえ、Vピサ◎のペルーサ○。たとえ鉄板級の人気馬がいようとも、その馬を負かす一発の可能性がある馬に◎を打つのが、成駿の真骨頂。が、その成駿が順当な◎○とは、穴党の出番はないとういことなのか。Ⅴピサとペルーサの馬連は3倍。馬単ではいずれも6倍くらいと、ドブに捨ててもよい潤沢な資金がある御大尽はともかく、いくら一点勝負とはいえ、そうでない人にとっては安過ぎるので、無茶を承知でコネクリ回してみる。

 成駿が98年のダービーで14番人気ボールドエンペラーに◎を打った根拠は、皐月賞で大外をブン回したにもかかわらず、上がり3Fが2位であったこと。当時、Bエンペラーの上がりは、3着スペシャルウィーク(36.1)に次ぐ36.5であった。通過ポジションは17-16-16-15で、4角15番手の位置から上がり2位の脚を繰り出したものの、その位置では届くはずもなく、結果、勝ったセイウンスカイから1.1秒、着差にして6.5馬身差の6着。そこに成駿が目をつけた。ただ、なんでもかんでも皐月賞で上がり3Fが速ければよいというわけではなく、当時の皐月賞は逃げたセイウンスカイが1着で、2着は番手につけたキングヘイロー。この結果からわかるように、完全に前に有利なペースで終始した。そこを後方から追い込んだBエンペラーに◎を打ち、3角~4角で捲くっていったにもかかわらず、最速の上がりを繰り出したスペシャルウィークを○にしたという次第。

 今年の皐月賞の上がり最速(35.0)は、2着のヒルノダムール。この「皐月賞上がり3F」の法則は、広く知られているようで、同馬は単勝8.6倍と「2強」に次ぐ3番人気に祭り上げられている。ここまで人気になると、全く妙味はない。
 そこで、注目したいのが皐月賞9着のレーヴドリアン。上がりではヒルノに0.1秒劣るものの、Ⅴピサを0.1秒上回る35.1。皐月賞の位置取りは、17-16-16-16と最後の直線に賭けた(?)戦法。ヒルノが3角~4角で15番手から12番手にポジションを上げたのに対して、レーヴは、直線に向くまで動かずじまい。この点を考慮すると、先に動いて最速の上がりをマークしたヒルノに分があるが、人気を考慮すればレーヴの方に食指が動く。また、最後の直線に賭けるといえば聞こえはいいが、他のレースのVTRを見る限り、この馬はズブいことがよくわかる。実際には、動きたくても動けない、否、動かないというのが本当のところ。だが、今回は525mの直線が最後に待ち受ける府中。スペ産駒の特徴の一つとして、よい脚を小出しに長く使えるというのがあるのだが、この特徴を最大限に活かせるのが府中の最後の直線だ。

 しかも、4角から緩やかながら上り坂になり、ゴール前400m付近から斜度が急激に上がる府中は、スタミナがない馬にとっては、まさに心臓破りの坂。レーヴのスタミナは、父と母父から折り紙つき。これまで6戦して最速の上がりをマークしたのが5回。あとの1回は皐月賞での2位と、終いは確実に切れる。他の馬が、最後の坂で音をあげ脚が鈍ったところを、後ろからトコトコと、じれったいくらいに差を詰めてくるレーヴの姿が目に浮かぶ。エンジンのかかりが遅い同馬にとって、直線が長い府中はドンピシャのコースである。

 そして、このスタミナが、レーヴを推せるもう一つの根拠でもある。
 スタミナを問われる3歳クラシックといえば、菊花賞。過去20年を遡ってみると、ダービーの時点で低評価だった馬が穴を出し、その後菊花賞で好走というパターンが、ままあることに気付く。

【ダービーで人気薄で3着以内に入った馬の菊花賞での成績】
90年ホイトストーン:ダ3着(12人気)⇒菊2着
92年ライスシャワー:ダ2着(16人気)⇒菊1着
94年ヤシマソブリン:ダ3着(10人気)⇒菊1着
03年ザッツザプレンティ:ダ3着(7人気)⇒菊1着
06年ドリームパスポート:ダ3着(7人気)⇒菊2着
07年アサクサキングス:ダ2着(14人気)⇒菊1着

 一昨年のダービーでは、この傾向だけを頼りに菊花賞で好走しそうな馬の先物買いで、15番人気のフローテーションに◎を打ち大火傷をしたのだが、本番の菊花賞では2着になり、きっちりと借りは返してもらった。
 レーヴの父は、フローテーションと同じスペシャルウィーク。そして、母父ハイエストオナーは、昨年の菊花賞2着フォゲッタブル、06年2着ドリームパスポート、03年2着リンカーンの母父トニービンと同じグレイソブリン系である。また、08年1着はトニービン直仔のジャンポケ産駒のオウケンブルースリが1着となったように、グレイソブリン系は菊花賞で活躍している血統なのである。レーヴの母父ハイエストオナーの祖父はトニービンと同じカラムーン。血統構成的には、菊花賞で好走する下地は十分にある。

☆ ②レーヴドリアン…スペシャルウィーク×ハイエストオナー
■きさらぎ賞■

■皐月賞■

 ここは菊花賞馬の先物買い。「東洋の夢」ならぬ「東京優駿の夢」をこの馬に賭けてみたい。
でも、佑介がダービージョッキーというイメージは沸いてこない。あっても2着が精一杯のような気がしてならないのも確か。

=つづく=

優駿の法則10~蟻の一穴

2010-05-28 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
 SSのファーストクロップがデビューした95年以来ここまで、3歳クラシック路線は牡馬も牝馬も、まさにSS系一色。
【ダービー血統傾向過去7年】

 これだけの活躍を見せつけられれば、猫も杓子もSS系産駒を手に入れたいと思うのは当然の成り行き。そして、それだけの需要がある以上、供給側がSS系の種をつけたがるのも、至極当たり前の経済行為。
 牝馬では、アパパネの活躍が「非SS系」時代の到来を予感させるものの、牡馬においては、今しばらくはSS系全盛の時代が続くであろう。フジキセキ、ダンスインザダーク、スペシャルウィークといった古参の二代目SS系から、同じSS系のマンハッタンカフェ、ネオユニヴァースなどの、若いSS系への代替わりが進むと見ているが、いわばSS系の中での政権のたらい回しをしているだけで、政権交代には、あと数年を要するのではないだろうか。
 そんな中、今年、大物種牡馬が登場した。ゼンノロブロイである。初年度よりオークス馬を輩出し、このダービーでも優勝候補のペルーサを送り込む。史上最高の豪華メンバー、あるいは戦国ダービー、あるいは4強、3強などの枕詞がつく今年のダービーだが、蓋を開けてみれば、人気はおそらくⅤピサとペルーサの2強に落ち着く。そして、その差は限りなく小さくなる。青葉賞での驚異的なラップ、あるいは2着を4馬身千切った圧倒的パフォーマンス。そして、その青葉賞と先週のオークスではロブロイ産駒が1着、3着に入り、その距離適性が確認されたことが、ペルーサの人気急上昇の理由。さらに、2週連続のG1勝利を決めたノリの絶好調さが、人気に拍車をかける。また、03年のダービーを引き合いに出し、当時ネオユニにクビ差敗れた父ロブロイの仇討ちとメディアに煽られ、なにかと半官贔屓の浪花節を好む日本人は、ついついペルーサに肩入れをしてしまうのも、ペルーサ人気の要因の一つ。

 永年に亘り、我が世の春を謳歌しているSS系。その層は想像以上に厚い。だが、その繁栄は未来永劫続くものではない。どこかで必ず、その終焉がくる。

 蟻の一穴千堤を崩す―
 そんな鉄壁を誇るSS系陣営に、一穴を開けた血統が存在する。最初は小さな穴かもしれないが、そこから水が漏れ始め、次第に穴が大きくなり千里もある堤防が決壊してしまうことがあるように、これを契機に、SS全盛時代の終わりが始まってもおかしくはない。
 
 人の脳というのは、新しいものほど鮮明に覚え、古いものほど忘れがち。また、強烈な印象ほど永く残り、地味なものは印象に残らないようにできている。が、人の記憶があてにならないのも、また確か。
 ここにきてのロブロイ産駒の活躍は、確かに目を見張るものがある。だが、忘れてはならない。牡馬も牝馬も今年のクラシック路線は、ここまでキンカメ産駒が引っ張ってきたことを。牡馬も牝馬も、2歳チャンピオンはともにキンカメ産駒。その後、2歳女王・アパパネは桜花賞とオークスの2冠を達成。一方の2歳王者・ロズキンは、3歳になり2戦して勝てずじまい。さらには追い討ちをかけるかのような小牧の騎乗停止、そして躓石騒動。もはや2歳王者であることも忘れ去られたかのような、人気の急落ぶり。
 が、キンカメ産駒の活躍は上記2頭だけではない。桜花賞ではエーシンリターンズが3着に入り、青葉賞では、ペルーサに4馬身離されはしたが、トゥザグローリーがロブロイ産駒2頭の間に割って入った。また、キンカメの父キングマンボの血を持つ馬の活躍も見逃してはならない。皐月賞では、1、2着は父SS系だったが、3着にはキングズベスト産駒のエイシンフラッシュ。そして、NHKではSS系が1~3着を独占したが、2着のダイワバーバリアンの母父はキングマンボである。

 以上のようにキングマンボ系は、要所要所で必ずSS系の1着~3着独占を阻んでおり、その産駒の出走頭数を考慮するならば、キングマンボ系の活躍はSS系のそれよりも価値があると言ってよいだろう。天下のSS系に対し、唯一喧嘩を売れるのは、キングマンボ系をおいて他にはない。
 
☆①エイシンフラッシュ…キングズベスト×プラティニ
■京成杯■

■皐月賞■

■ダービー■


☆③ルーラーシップ…キンカメ×トニービン
■ダービー■


☆⑧ローズキングダム…キンカメ×SS
■朝日杯FS■

■スプリングS■

■皐月賞■

■ダービー■


☆⑰トゥザグローリー…キンカメ×SS
■ダービー■


 振り返れば、キングマンボは、エルコンドルパサー(98年JC1着)、キングカメハメハ(04年ダービー1着)、そしてアルカセット(05年JC1着)と、3頭の東京クラシックディスタンスのG1馬を輩出していることに気付く。
府中の芝にはキングマンボの血がよく似合う―

=つづく=

優駿の法則9~風雲急

2010-05-27 20:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
【ダービー血統傾向過去7年】

 ダービーの枠順が確定したわけだが、出走馬18頭中父SS系が10頭、母父SS系が3頭いたんじゃあ絞り込めない。配合相手に注目しても、×ノーザン系は1頭だが、×ミスプロ系が7頭もいたんじゃあ、お手上げ状態。そこで、以前紹介したダービーの足きりラインである「優駿の条件」を利用して、絞り込んでみたい。

【優駿の条件まとめ】

 馬場改修後の過去7年で、「優駿の条件」全てをクリアした馬は6-4-2。不良馬場でグダグダになった昨年のロジユニを除く6頭のダービー馬が、この条件を全てクリアしている。

■優駿の条件I~重賞実績■
①エイシンフラッシュ:京成杯
④サンディエゴシチー:札幌2歳S
⑥アリゼオ:スプリングS
⑦ヴィクトワールピサ:ラN杯2歳S/弥生賞/皐月賞
⑧ローズキングダム:東スポ杯2歳S/朝日杯FS
⑨ペルーサ:青葉賞
⑪ハンソデバンド:共同通信杯2歳S
⑬ゲシュタルト:京都新聞杯
⑱ダノンシャンティ:毎日杯/NHKマイルカップ

該当馬は以上の9頭で、出走馬のちょうど半分になった。

■優駿の条件Ⅱ~前走2着以内■
⑦ヴィクトワールピサ:皐月賞1着
⑨ペルーサ:青葉賞1着
⑬ゲシュタルト:京都新聞杯1着
⑱ダノンシャンティ:NHKマイルカップ1着

■優駿の条件Ⅲ~前走上がり3F3位以内■
⑦ヴィクトワールピサ:35.2/3位タイ
⑨ペルーサ:33.8/1位
⑬ゲシュタルト:34.3/2位
⑱ダノンシャンティ:33.5/1位

Ⅱをクリアした馬が、そのままⅢをクリアし、ダービー馬候補は以上の4頭となる。結局、こんな面倒な手順を踏まなくても、普通に考えれば買える4頭になってしまった。いずれも血統傾向に合致しているが、そのままBOXで買うのは芸がないので、もう少し絞り込んでみる。

 過去7年のダービー馬のうち、皐月賞馬が3頭、NHK馬が2頭いるので、頭はVピサかダノンのどちらか。そして、「1番人気の法則」を利用して1頭に絞り込む。おそらく1番人気はVピサの方。よって、頭はVピサに決定。
 また、過去7年の2着馬の重賞勝利実績に注目すると、青葉賞勝ち馬と京都新聞杯勝ち馬が各2頭ずついることがわかる。よって、2着にはペルーサとゲシュタルトを置き、1、2着馬の傾向に合致しないダノンは切る。
 最後に、「1番人気の法則」によれば、1番人気馬は12-3-1の頭あってヒモなしタイプなので、迷わずにVピサ1着固定のペルーサとゲシュタルトの2着固定で勝負ができる。配当次第ではペルーサを切って、Vピサ⇒ゲシュタルトの一点勝負に出ても構わない。

 と、かっこよく決めたいところだが―
出走表を見て驚いた。なんとVピサは、過去18年で一度もダービー馬が出ていない7番、そしてペルーサもまた、準デスナンバーの9番に入っているではないか。

逆に、好い馬番を引いたのはゲシュタルトとダノンシャンティ。いずれも2勝をあげている13番と18番である。

 人気サイドの堅い決着という大方の予想から一転、風雲急を告げる展開になってきた。
やはり府中の杜には魔物が棲んでいる……

=つづく=





優駿の法則6~内外伝説

2010-05-27 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
 かつてダービーには、「ダービーポジヨン」が存在した。1953年には史上最多の33頭が出走したこともあったらしい。これだけの多頭数になると、さぞかし枠番による有利不利が大きかったに違いない。とにかく1コーナーまでに先頭から5番手グループに付けなければ、勝てないというのが、当時の定説であったようだ。
 その後、徐々に出走頭数が削減され、92年にはフルゲート18頭となり、現在に至る。果たして、18頭立てになった今でも枠番による有利不利はあるのだろうか?大箱の府中の芝2400mならば、それほど影響はないように思うのだが。

【ダービー枠番別成績】

 1~3枠の内枠と7・8枠の外枠が、やや有利といったところ。

【ダービー馬番別成績】

 96年と97年以外はフルゲート18頭立てで行なわれていることもあり、馬番別成績も枠番のそれに準じる。勝ち馬が出ていないのは六つあるが、敢えてデスナンバーに指名するのなら、3着以内が1回ぽっきりの8番と9番。それよりも、三連単の3着に迷った時に使えそうなのは、過去18年で3着8回の7枠の3頭。三連単のお供に是非どうぞ♪

=つづく=

優駿の法則7~オカルト

2010-05-27 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
府中の杜には魔物が棲むという―
そんな府中の杜にまつわる世にも不思議なオカルト現象…

【ダービー血統傾向過去20年】

 オークス同様にダービーでも、90年以降、同じ血統あるいは同じ血統構成の馬が、毎年必ず1~3着に入っている。
 おそらく今年もこの同系セットは、成立する可能性は非常に高い。それもSS系セットで。なんせ、登録馬21頭中16頭がSS系を父か母父に持っているのだから。

信じるか信じないかはあなた次第!

=つづく=



優駿の法則8~オカルトⅡ

2010-05-27 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
府中の杜には魔物が棲むという―
そんな府中の杜にまつわる世にも奇妙なオカルト現象…

【オークス&ダービー血統傾向過去20年】

 90年以降、オークスで3着以内に入った馬と同じ血統や血統構成の馬が、ダービーでも毎年必ず1頭は3着以内に入っている。しかも、ノーザン系やナスルーラ系といった大系統ではなく、その下のニジンスキー系やグレイソブリン系、あるいはそのままズバリの種牡馬が入っているケースが結構ある。
 果たして、今年はロブロイか?はたまたキンカメか?それとも…

信じるか信じないかはあなた次第!

=つづく=

優駿の法則5~東京芝傾向

2010-05-26 20:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
【3回東京初日・2日目芝コース血統傾向】

 先週行われた東京の芝コースはご覧のとおり。これといった特徴は掴めないが、面白いのは1400m~1800mで、バクシンオーの2勝をはじめ、4勝(母父1勝含む)2着1回をあげたプリンスリーギフト系
 バクシンオー産駒がダービーを勝つとは思わないものの、この傾向は気になる。登録馬中にバクシンオー産駒はいないが、母父バクシンオーなら一頭いる。
まさか…ねえ?

=つづく=