有馬記念の総括の最後は、来年、否、これからもずっと有馬記念で大変役に立つ総括です。
忘れないようにどこかにメモっておいた方がいいですよ。
いやマジで。
6.ブービーを狙え!
*注)ここでは、BB=booby=最下位から2番目、BM=booby maker=最下位の意味で使います。
■今年は1番人気が勝ったものの、BM馬のアドマイヤモナークが2着に突っ込み、波乱の決着。
1番人気が4着以下に沈む根拠は知っていたが、BB馬あるいはBM馬が来る根拠については分からずじまいだった。
しかし、今年の有馬記念でその根拠を見つけた。
2着のアドモナは一頭ポツリと最後方をとことこと追走。
まるで、2004年有馬記念のハーツクライを見ているようだった。
が、勝負所で人気どころの各馬がダスカを負かしにいってくれたお蔭で、この作戦がズバリと嵌った。
なぜか?
それは、「人気がないので、思い切った乗り方が出来」たからである。
人気を背負っていたら、あんな乗り方はできない。
もし不発に終れば、ファンはおろか馬主、調教師からも怒りを買うのは当たり前だ。
人気がない⇒ファンも期待していない⇒負けてもそんなに迷惑をかけない⇒ならば、一か八かの作戦で勝負!
となるのである。
BM人気、あるいはBB人気となれば、なおさらであろう。
これが、「ブービーを狙え!」の根拠である。
ところで、私はこのBM馬アドマイヤモナークとBB馬ベンチャーナインの2頭から馬連総流しをかけましたが、実はこの馬券を買うにあたり、この2頭を強力にプッシュする、有馬記念のもう一つのキモがあったのです。
こちら↓
7.リボー系内包馬を狙え!
今年の有馬記念出走馬中、リボー系を内包していた馬は全部で6頭いたのだが、そのうちの2頭がBM人気アドモナとBB人気ベンチャーでした。
そして、この2頭はどちらもリボー系を内包していることに気付いたのです。
以前、『リボー系内包馬は、有馬記念と相性が好い』と、書きましたが、実はこのリボー系内包馬は、ただ相性が好いだけではなく、波乱を演出するのに一役買っているのです。
過去20年を振り返れば…
1989年
1着イナリワン(4番人気・単勝1、670円)
父ミルジョージの母父がラグーザ
1995年
1着マヤノトップガン(6番人気・単勝1、300円)
父BTの母父がグロースターク
1998年
1着グラスワンダー(4番人気・単勝1、450円)
ボトム(母母父)がヒズマジェスティ
2001年
1着マンハッタンカフェ(3番人気・単勝710円)
母父ローソサエティ
2着アメリカンボス(13番人気)
父キングマンボのボトムがプルーヴアウト
2002年
2着タップダンスシチー(13番人気)
母父プレザントタップ
2007年
1着マツリダゴッホ(9番人気・単勝5、230円)
父ベルボライドの母父グロースターク
そして、2008年―
2着アドマイヤモナーク(14番人気)
父ドリームウェルの母父アレッジド
と、今年と92年を除けば、
リボー系内包馬が連対した年は全て1番人気が4着以下に敗れているのである。
その92年で、BB人気で1着になったメジロパーマーだが、同馬の父にはリボー系の源流となるセントサイモン系か流れている。
また、91年のBM人気で1着になったダイユウサクも、ちょっと薄くなるが、10代遡るとセントサイモンの名前を見つけることができる。
このように、ダイユウサクはちょっと強引すぎるから脇に置いとくとしても、
波乱の年の裏には、リボー系内包馬、特にBM人気・BB人気の激走があるのである。
最後に、最も役に立ちそうなこちらをどうぞ↓
8.グッドラックハンデ血統リンク
■今年もまた小系統でリンク発生。
グ:2着母父サドラー系オペラハウス
有:2着父サドラー系ドリームウェル
この血統リンクを信じさえすれば、SW系を持つ馬は人気の一角のサムソンとアドモナ2頭のみだったので、アドモナも簡単に拾うことは出来たはずだ。
ということで…
☆史上最強の有馬記念の三大法則☆
1.BM馬・BB馬を狙え!
馬連総流しがオススメ!
2.リボー系内包馬
字面だけではなく、5代以内にリボー系を持つ馬。
セントサイモン系もお忘れなく。
3.グッドラックハンデ血統リンク
有馬記念の馬券は、GLHの結果を見てから買いましょう!
この三つの法則は、とても大事なのでメモるのではなく、書初めでこの三大法則を、恭しく認め、厳かに神棚に奉っておきましょう。
そうすれば、きっと来年は『終り良ければ全て良し!』の素晴らしい年末を迎えることが出来るのは間違い
有馬せん!
=おしまい=