☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

優駿の法則17~総括

2009-06-03 23:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 長々と能書きばかり垂れ流してきた『優駿の法則』も、今回で17回目。 
17度目の正直で、人生初のダービー的中を託して◎を打ったのは、馬番17番のアイアンルック。
だが、なんと!宇宙の彼方イスカンダル以上に遠く離れた、殆ど行方不明状態の17着!!
ダービー初的中どころか、17回目のダービー敗戦になってしまった。

 というわけで、ハズレ馬券を慰霊するために、ここまで紹介してきた数々の法則と伝説を検証してみます。

まずは、ダービーの生命線であるこちらから↓
1.☆元祖・史上最強の法則☆
ロベルト系が5年周期で皐月賞とダービーを制覇する!!

やっぱり今年もロベルト系は、勝てなかった。
と、ここで、ひょっとしたら新たな法則に発展する傾向が出ていることに気付いた。
それは、☆史上最強の仮説~同一SS系二代目種牡馬が皐月賞・ダービーを制覇する!!である。
昨年はタキオン産駒、今年はネオユニ産駒がともに皐月賞・ダービーを制覇した。
果たして来年は?そして、そのSS系二代目種牡馬とは?
興味が尽きないダービーだ。

2.ダービー血統傾向

●昨年の引き続きSS系×ダンチヒ系が1着。そして勝ったロジユニの馬番は、奇しくも、昨年のディープスカイと同じ1枠1番であった。
●7年連続でSS系を父か母父に持つ馬が7年連続2着。
●スペ産駒は2着2回目。

3.新☆優駿黄金配合

戦前に仮説を立てていた仮説『父は旧優駿黄金配合、母父は旧黄金配合のパートナーであることが望ましい。』

1着:ロジユニヴァース=(SS×ネイティヴ系)×ダンチヒ系
2着:リーチザクラウン=(SS×ニジンスキー系)×ボールドルーラー系

そして、父は旧黄金配合には該当していないのだが、母父が該当するSS系×ネイティヴ系のアンバロが3着。
というわけで、この仮説は来年からは法則に昇格!!

4.コース傾向

開催替わりのオークスを機に、突如勝ち始めたSS系。
3着には前開催から引き続き9R連続で父SS系が入った。
一時も目を離せないコースの血統傾向だ。

5.樫リンクの法則

今年もまたリンクが成立。

●オ:1着~3着SS系×ノーザン系⇒ダ:1着SS系×ノーザン系
●父スペシャルウィーク…オ1着⇒ダ2着
●父マンハッタンカフェ…オ2着⇒ダ3着


6.ダービーセット馬券

今年もまた、セット馬券が炸裂!
といっても、父SS系はたくさんいたので、あまり説得力はありませんね。

というわけで、驚いたことに、血統に関連する以上の6つの法則は、全て正しいということが証明されたわけだが、残念ながら馬券は外れた。
要は、私の馬券センスのなさなさ加減が最大の敗因の一言に尽きる。
もし、本当にそうであるなら、何かしら考え方を改めない限り、私は一生ダービーが当らないるということなのだろうか。

いや、そんなことはない。
きっと、来年こそは…

=おしまい=

優駿の法則16~17回目の◎

2009-05-31 11:30:00 | ダービー馬を探せ!2009
 競馬に手を染め始めて以来、今年でちょうど20年。ダービーデビューは、アイネスフウジンの90年なので、ダービー歴も20年。途中91年と93年~95年の4年は、事情により競馬から離れていたので、実際には今年で17回目のダービー参戦である。
が、その間、私は一度もダービーを当てたことがない。
『ダービー馬主になるのは、一国の宰相になるより難しい』とはよく聞くが、私には『それよりも、ダービーを当てることの方がもっと難しい』と、思えてならない17度目のダービーだ。

17回目の◎は、⑰アイアンルック!!

 当初予定の◎アンライ⇒○アプレの勝負馬券は白紙撤回する。
何も、偶然番長と買い目がカブったからではない。ましてや、欲に目が眩んだわけでもない。アンライ⇒アプレの馬単の前日最終オッズは10.7倍と、一点勝負なら美味しい配当である。
しかし、本命サイドでドカンと勝負!というのは、元来、自分のスタイルではないし、そもそも、そんな大金を持ち合わせていない。
 自慢じゃないが、軍資金は、昨年の有馬記念で引っ掛けた3万円が、チョコチョコ馬券を買ってる間に目減りして、今やピヨピヨ寸前だ。スッテンテンになれば、また補充すればいいだけの話なのだが、日本へわざわざ送金するのも、銀行が手数料で儲かるばかりで癪に障るし、かといって、毎週競馬は楽しみたいので、破産しないように、幾ばくかのお金をキープし続けなければならないなどと考えると、ついつい大事な虎の子を突っ込むのに躊躇してしまうのである。

 と、いろいろ言い訳をしてみたが、要は小心者なだけなのだ。
笑いたければ、笑うがいい。
人気はあちら、お金はこちら♪

 前に書いたように、ダービー過去6年の穴馬の条件に合致した馬は4頭いて、そのうち注目したのが、アサクサキングスとスマイルジャックの『忘れた頃の一発』のパターンに一番近いアイアンルックとブレイクランアウトである。そして、この人気ガタ落ちの背景には、NHK杯での大敗による距離不安説があると推測されるということも書いた。

 だが、人気の盲点はここにある―

 まず、ブレイクランアウト。
なるほど父は、馴染みのないミスプロ直仔のスマートストライク。アメリカンのダート血統に距離不安が囁かれるのも無理はない。だが、ブレイクの母父は昨年3着のブラックシェルの父と同じフレンチデピュティなので、血統傾向からは押さえておくべき1頭。個人的にも、キンカメとエルコンの父キングマンボや、アドマイヤムーンの父エンドスゥイープなら話は別だが、父ミスプロ系のダービー制覇のイメージが沸かないので、あくまでも連下候補の一頭に留める。
だったら、キンカメ産駒の2頭はどうなのか?ということだが、同産駒の適性は芝ダともにマイル以下にある。確かに2400以上を勝っている産駒もいることはいるのだが、いずれも下級条件のもので、GIのここでは正直言ってお客さん。キンカメ親子のダービー制覇だけはない、と断言してもいい。

 一方、アインアルック。
 前走のNHKでは不利をモロに受けながら、上り3F33.8秒(上り順位3位)で猛然と追い込んだ脚を見れば、もっと人気になってもいいと思うのだが、前日最終オッズでは11番人気。まあ、あれは不利があって、もたついたからこそ使えたと捉えることもできるので、根拠としては不適切。

 昨年のディープスカイの時も、04年キンカメの時もそうだったが、NHK杯1着馬がダービーに駒を進めると、毎年決まって『距離不安説』がどこからともな聞こえて来る。結局、この2頭はダービーでも1番人気に支持され、見事1着になったが、ルックはNHK8着で、ダービーでは10番人気辺り。そこに共通点を見出せない。しかし、いずれも毎日杯の覇者であることを忘れてはならない。そして、その時アプレザンレーヴを負かしたことも忘れてはいけない。内田のヘグリが敗因というのが大方の見立てであるが、負かした事実を変えることはできない。しかし、これも勝負に行く後押しとはなるものの、ここに根拠は求めるのは、余りにも説得力がなさ過ぎである。

 ルックの距離不安説については、全くもってファンの勝手な思い込みである。
むしろ、長丁場はドンと来い!のクチだという血統的裏付けがちゃんとある。

◎ ⑰アイアンルック…アドマイヤボス×ヘクタープロテクター

 多くのファンが距離に不安を感じている理由は二つあるのではないだろうか。
ボスの半弟がダートGIで6勝をあげたアドマイヤドンであることに加え、そして母父もダート血統のミスプロ系なので、ダービー馬のイメージには程遠いと感じているからに他ならない。
だが、アドマイヤボスの全兄のアドマイヤベガは99年ダービー馬であり、両馬の母ベガ自身は93年オークスである。これだけを見ても、府中の2400mは決して長過ぎはしないということは誰にでも分かること。

 むしろ、人気の盲点を作り出しているのは母父の方である。
母父ヘクターが所属するウッドマン・ラインは、芝兼用で、しかも深くて重い芝が得意という、ダート血統のミスプロ系の中では、キングマンボ・ライン同様に異色の存在なのである。
ウッドマン・ラインといえば、中山の長めの距離が得意であった故・トウショウナイトが思い出される。同馬の父ティンバーカントリーは、ウッドマン直仔である。また、ダービーの血統傾向を振り返れば、06年2着のアドマイヤメインの血統構成はSS×ヘクターではなかったか。



 そして、そのメインは菊花賞でも3着に入っており、父・母は違うが、配合としては近似配合といってよいアイアンルックに、距離の不安などあろうはずがない。


 こうやって、改めてダービーと菊の血統傾向を見てみると、ルックの血統構成は、どちらの傾向にも合致するように思えて来るから不思議だ。両レースに共通するのは、SS×ネイティヴ系、SS×グレイソブリン系が活躍している点。ルック自身はSS系×ネイティヴ系で、父のボスはSS×グレイソブリン系トニービン。
 また、ルックの配合は、『父が旧・黄金配合種牡馬であること』、『母父が旧・黄金配合のパートナーであれば更にベター』という、まだ仮説の段階だが『新☆優駿黄金配合』の要件を満たしている。

 そういえば、これまで紹介した競馬オヤジたちが信じて疑わない数ある伝説の中に、『ダービー外枠伝説』というのがあった。
これは、『6番人気以下かつ外枠(7枠・8枠)』に入った馬がダービーで穴をあけるという伝説だ。欲を言えば、『菊花賞馬になりそうな馬なら尚結構』という、オマケがある。
果たして、ルックが引き当てたのは8枠17番―

 更には、前開催、今開催の東京芝コースで、2400mでは実績がないものの、母父ウッドマン・ラインが距離を問わずに活躍していることも心強い。


 また、ここにきて坂路・自己ベスト更新の調教時計が出たように、中2週の強行軍もなんのその。
体調万全・仕上がり上々・ダービーへ向けて視界良し!

 そして、その時の調教パートナーは同厩舎のリーチザクラウンで、リーチは栗東坂路時計№1である。
別に信じているわけではないが、『同厩舎の2頭出しは、人気薄を狙え!』という格言を、御守り代わりに最後に付け加えておく。

 出来ることなら、現場に行きパドックで各馬の気配を見てから相手を絞りこみたいのだが、そうもいかない。だが、幸いにも、今度の宿では日本の民放を生で見られるようになっている。じっくりと見ることはできないが、贅沢を言っても仕方ないので、TV中継のパドックを見て相手を選ぶことにする。もちろんダービーの二つ前に行なわれる青嵐賞(8R・芝2400m)の結果を踏まえるのは、言うまでもない。
 
 今の所、相手候補は、『優駿の条件』の最低条件である『芝1800m以上重賞勝利馬』。特に今回人気ガタ落ちのリーチザクラウンとロジユニヴァースに注目。が、パドック次第では、ガラリと変えることもある。ただ、当初○のアプレは既に評価を下げた。というか切る。成駿の◎はアプレだが、その根拠の一つに『半兄ナイアガラが、芝3勝のうち2勝を重と不良であげている』ことを書いている。が、シンクリ産駒の道悪適性は、全体的に下手とまでは言わないが、得意ではないと思っているので、アプレを買うくらいなら、道悪の鬼・ジャンポケ産駒の⑬シェーンヴァルトを押さえておいた方がまし。

 上限は3点、できれば1点で、初めてのダービー的中馬券をクリーンヒットで飾りたい。
いずれにせよ、鉄板ルックの◎に変更はない。
生涯初のダービー的中を、この馬に託す―

みなさん 良いダービーを!!

=つづく=


優駿の法則15~底値買い

2009-05-30 21:30:00 | ダービー馬を探せ!2009
 勝負馬券は既に決まったのだが、どうしても気になっていることが一つある。
馬場改修となった03年以降の過去6年のダービー3着以内馬全18頭のうち、芝1800mの重賞勝利馬が16頭で、前走2着以内馬が14頭いることは、『優駿の条件』のエントリーで書いたとおりだ。この条件をクリアした馬でのワン・ツー決着は、03年から4年連続で続いたものの、ここ2年は前走3着以下の二桁人気の馬が2着に突っ込み波乱を演出している。確かに過去を紐解けば、堅い決着の多いダービーであるが、近2年の荒れ模様がどうしても気になって仕方ない。

 ひょっとしたら、この辺に穴のヒントが隠されているのではないかと思い、過去6年の前走3着以下の馬4頭について調べてみると、ある共通点が浮かび上がった。

まず、4頭の共通点。
それは、芝1800m以上の重賞勝利があるということ。

ザッツザプレンティ…ラジオたんぱ賞
アサクサキングス…きさらぎ賞
アドマイヤオーラ…弥生賞
スマイルジャック…スプリングS

そして、次がキモ。
その4頭いずれもが、重賞勝利の実績があるにもかかわらず、ダービーの前走で負けていることを理由に、ファンに見限られ評価(人気)を下げているのだ。

【重賞制覇~ダービーまでの戦歴】
ザッツザプレンティ
ラジオたんぱ1着(2人気)⇒弥生賞6着(1人気)⇒皐月賞8着(5人気)⇒優駿3着(7人気)

アサクサキングス
きさらぎ賞1着(3人気)⇒皐月賞7着(6人気)⇒NHK11着(3人気)⇒優駿2着(14人気)
アドマイヤオーラ
弥生賞1着(1人気)⇒皐月賞4着(1人気)⇒優駿3着(4人気)

スマイルジャック
スプリングS1着(6人気)⇒皐月賞9着(4人気)⇒優駿2着(12人気)

ザッツとオーラは、ダービーでも、そこそこ人気になり、ダービー前と比べても、それほどの落差はない。一方、アサクサとスマイルは前走でそれぞれ上位人気に支持されていたのに、前走の大敗で嫌気をさされたのか、はたまた能力を見限られたのかは分からないが、本番では、ともに二桁人気に甘んじた。そして、そんな節目のファンのハナを明かすかのように、一発かまし上げた格好だ。
アゲたりサゲたり忙しい割には、ファンの評価というのは、本当にいい加減なものだということがよく分かる。自分達で人気の盲点を作りだしているようなもので、なんともご苦労なことである。

果たして今年は、そんな移り気なファンのお蔭で不当に評価(人気)が下がっている馬はいるのだろうか?
まずは、必須条件である『芝1800m以上の重賞勝利』と『前走3着以下』の篩いにかけてみた。

該当馬は6頭。うち、ロジユニとリーチは、前走大敗にもかかわらず、おそらく2~3番人気になるだろうから、お宝馬にはなり得ない。よって、狙うのなら必然的に残りの4頭だ。

もう少し絞り込むために、4頭の重賞制覇~ダービー前までの戦歴を調べてみた。
(*優駿の人気は、前日最終オッズ)

⑦ナカヤマフェスタ
東スポ杯2歳S1着(9人気)⇒京成杯2着(1人気)⇒皐月賞8着(6人気)⇒優駿9人気

⑧ブレイクランアウト
共同通信杯1着(1人気)⇒NHK9着(1人気)⇒優駿11人気

⑮アーリーロブスト
京成杯1着(2人気)⇒弥生賞6着(3人気)⇒皐月賞16着(10人気)⇒優駿18人気

⑰アイアンルック
毎日杯1着(2人気)⇒NHK8着(2人気)⇒優駿10人気

この4頭の中では、NHK組のパターンが、アサクサとスマイルのそれに似ているのではないだろうか。
ブレイクの共通杯制覇の前の戦歴は、東スポ2歳S2着(1人気)⇒朝日杯3着(1人気)と、NHKまで常に1番人気に支持されており、アイアンルックもまた、デビュー戦~毎日杯まで3戦続けて1番人気に支持されていたのだ。両馬とも、かなりの素質馬として評価されていたということだ。にもかかわらず、両馬は現在の所、10番人気辺りをウロチョロしている有様だ。おそらく、これは、両馬ともにミスプロ系を持つ馬で、多くのファンが距離適性に疑問を抱いているためであると推測される。
だが、人気の盲点はそこにある。
人気が下がった今回こそが、この2頭を底値で買えるまたとないチャンスなのである。

人の行く 道の裏に 花の山―

=つづく=

優駿の法則14~傾向更新

2009-05-30 21:29:54 | ダービー馬を探せ!2009
明日はいよいよダービー!!
今年1回目の年末のお祭りだ。
というわけで…
全部見せます!2回・3回東京芝コース血統傾向!!

 これまで、距離を問わずになかなかSS系が勝ち切れなかった東京芝コースだが、3回開催になってSS系の1着が多くなっている。

 本日行なわれた東京芝コースの6鞍で、父SS系の成績は4-0-3。
どうやら潮目が変わったか?
また、注目すべきは本日の芝レースは重~不良だったこと。
もし、明日も馬場が渋ったままなら、本日3着以内に入った父SS系には注意を払った方がよいだろう。

 で、肝心要の芝2400mはどうなったのかというと、1着、3着が父SS系で、2着は母父SSと、3着以内に入った馬全てがSS系保持馬。どうやら、先週のオークスの流れを汲んでいるようだ。
 そして、最大の注目は1着馬の血統構成が、ダンス×ボールドルーラー系であること。そう、この血統構成は、リーチザクラウンと同じ!!なのである。リーチの父スペは、重馬場で行なわれた芝1600mで1着に来ているように、道悪は得意である。
ちなみに、3着馬のニューイングランド×ユタカオーの血統構成は、トップカミング(ステイゴールド×バクシンオー)と同じであることも見逃してはならない。

=つづく=


優駿の法則13~様子見

2009-05-30 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 早々と勝負馬券が決まり、やる気満々だったダービーだが、偶然番長のコメントを見て少しトーンダウン。
偶然番長によれば、東京はかなりの雨が降っていて、当日もパンパンの良馬場は見込めいようだ。
でも、それならいっそのことグチャグチャの泥んこ馬場になった方が、馬券的には楽になる。馬場が渋ったときは、何よりも道悪適性が全てに優先されるから、道悪血統を買っておきさえすれば、自動的に当るからだ。
でも、どれくらいの渋さかは当日になってみないと分からない。

 ましてや、今週からCコースへの変更も気になるところ。
先週までは基本的に内枠有利だったのだが、果たして今週はどうなるのだろうか?
このCコース替わりについての見解は、最強師匠のブログに詳しいので、そちらをご覧下さい。
本家本元☆史上最強の法則☆~Cコース替わりで内枠断然有利か?

 更に、一番気がかりなのは、既にみなさんご存知の通り、今の東京芝コースは前開催に引き続き、父SS系が勝ち切れない馬場ということ。特に、この傾向は芝2400mにおいて顕著である。
幸いにも土曜日には、芝2400mが1鞍組まれている。そして日曜日にもダービーの二つ前に1鞍組まれているのを思い出した。

というわけで、ここは一先ず間を置いて、明日はジックリと様子を見ることにした。

 参考までに、今の東京の芝2400mの血統傾向が、例年とどれだけ違っているのかを、一目で理解して頂くために、に、昨年2回・3回東京芝2400mの血統傾向と今年の同開催のそれとを掲載しておきます。

【2008年】
 開幕週より活躍していたSS系×ノーザン系の流れが、ダービーまで続いた格好。
面白いのが、ナスルーラー系ではグレイソブリン系しか3着以内に入っていない点。

【2009年】
一方、今年の血統傾向では、一目瞭然、SS系が勝ち切れていない。代りに目につくのがロベルト系と、昨年同様グレイソブリン系。
オークスこそSS系×ノーザン系が1~3着完全制覇したが、果たして今週はどうなるのか?距離を問わずに芝コースの時計の掛かり方、内外の優劣、血統傾向をじっくりと見極め、大一番に備えましょう。

 尚、当日馬場が渋ったままなら、サイドメニュー欄にあるカテゴリーの中の『道悪血統の法則』を参考にして下さい。


=つづく=
 

優駿の法則12~優駿の条件II

2009-05-29 21:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 『優駿の条件』の第一関門『重賞実績』を潜り抜けてきた馬は、次の8頭。


 そして、最初にして最後の最大の難関はこちら↓
☆優駿の条件☆
3.前走着順1着かつ上り3F3位以内

過去6年で3着以内に入った18頭のうち、14頭が前走連対馬。
そのうち10頭が前走1着で、4頭が前走2着。
その4頭のうち3頭がダービー3着で、1着になったのはウオッカのみ。
重賞実績の条件同様に、前走2着の馬はウオッカなみの抜けた強さがないと、ダービーでの巻き返しは不可能と解釈できる。

 というわけで、アプレとアンライを除く前走3着以下の6頭全てが、ここで戦線離脱。
あとは、2頭の雌雄を決すればいいだけ。
決め手は前走上り3F順位。
前走上り1位の馬が4-1-2に対し、2位の馬は1-2-2と、前走1位の方が優勢。

②アプレザンレーヴ…34.2(1位)
⑱アンライバルド…34.6(2位)


ということは、2009年スーパーエリートは◎ ②アプレザンレーヴで、次いで○ ⑱アンライバルドとなる。

 だが、この馬券は買わない。何も青葉賞1着馬は過去6年で0-2-1だからではない。
なぜなら、☆元祖・史上最強の法則☆を信じている以上、いくらお金を貰っても、この馬券だけは買うわけにはいかないのだ。
でも、メチャクチャこの組合せはあるような気がするのも確かだが、弱気にはなれない。誰がなんと言おうと信念を曲げるわけにはいかないのである。

 ならばどうするか?
血統的にも、両馬の血統構成は、ここ最近のダービー血統傾向に合致しているので、甲乙はつけ難いし、馬番の有利不利も大差はない。

 というわけで、仕方がないので、信念は曲げずに自分に都合の好いように、否、柔軟に対応することにする。
アンライの前走1着上り2位というパターンもまた、0-2-0と1勝もあげていないのが気になるのだが、それには目を瞑って、皐月賞1着馬が3勝をあげており、皐月賞1着上り3位、そしてアンライと同じく皐月賞前にスプリングSを制しているメイショウサムソンを拠り所にして、◎と○を入れ替えることにする。

ということで…
☆優駿の条件馬券☆
◎ ⑱アンライバルド
○ ②アプレザンレーヴ

馬券は、裏なし、タテ目なしの、ないない尽くしの◎⇒○の馬単一点勝負。他は全て切った。
あとは、配当がどれだけつくのかだけが楽しみな今年のダービーだ!!



=つづく=




優駿の法則11~優駿の条件

2009-05-29 20:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 日本ダービー。正式には『東京優駿』という。
呼んで字の如く、3歳世代の中で最も優れた馬を選ぶ一戦。
その檜舞台に立てるのは、数千頭の中から選りすぐられたエリート18頭のみ。

 だが、実情は『玉石混合』。
人間社会でも、身の程知らずにも、一流と呼ばれる大企業に入ったはいいものの、入った瞬間に目的を達成したかのように安心してまったばかりに、その後は泣かず飛ばずのクスブリ野郎がいるように、ダービーにおいてもまた然り。
ダービーに出走したまではよかったものの、その後、条件戦に戻ってコロコロといとも簡単に負けてしまう馬が如何に多いことか。
ダービーに出走できたからといって、喜んでいる場合ではない。『競馬の祭典』とよく言われるが、そのお祭り気分な名前とは裏腹に、今後の競走馬人生をかけての壮絶な戦いなのである。
そして、その戦いを制した者、即ち、スーパーエリート1頭のみが、『優駿』という名の史上最強の称号を与えられるのである。

  エリートのエリートによるエリートのための戦い―

そこには、真のエリートたるための数々の難関が用意されていて、どこの馬の骨か分からないような馬は、決してスーパーエリートにはなれないようになっているのである。

☆優駿の条件☆ 
1.最低でも重賞連対実績があること

 最初のハードルは、やや甘めに設定してあるが、ここでは『キャリア組』と『ノンキャリ組』の選別が、明確に行なわれる。
馬場改修となった03年以降の過去6年のダービー3着以内馬18頭全てに、重賞連対実績がある。

要は、ノンキャリ組の出世は、ダービー出走が天井であるという厳しい現実をここで突きつけられるわけだ。

【脱落馬】
×④トップカミング
×⑥ケイアイライジン

折角、トライアルで出走権を得たものの、残念ながら出世はここまで。

2.芝1800m以上の重賞勝利があること
 あちこちのメディアでよく見かける『過去10年データ』に『マイル以上の重賞実績』と書いているが、アレを鵜呑みにしてはいけない。なんでもかんでも過去10年で括ればいいってもんじゃなく、むしろ対象期間が長ければ長いほど、そのデータの傾向の精度は落ちる。
 過去6年で見ると、ウオッカを除く17頭全てに芝1800m以上の重賞連対実績がある。つまり、ウオッカ並みに強い馬でないと、如何にマイルでの実績があろうとも、ダービーでは一切用無しということだ。
 また、その17頭のうち05年3着シックスセンス・08年3着ブラックシェルには、重賞勝利経験がないことに注目。いくらキャリア組だからといって、この重賞勝利がないという点は、出世競争においては大きなマイナスとなるのである。

【脱落馬】
×③フィフスペトル…朝日杯2着・函館2歳S

×⑤マッハヴェロシティ…青葉賞2着

重賞勝利はなく、なんとこの馬は1勝馬。
まあ、この馬に関してはキャリアうんぬんではなくて、大先生が乗る時点でアウト!!

×⑨ジョーカプチーノ…NHK杯・ファルコンS
いくらNHK杯馬といえど、容赦なく篩い落とす。

×⑩アントニオバローズ…シンザン記念

×⑪セイウンワンダー…朝日杯

たとえ復調著しい2歳チャンピオンでも、情けはかけない。

×⑬シェーンヴァルト…デイリー杯1着

×⑭ゴールデンチケット…兵庫CS・毎日杯2着

重賞勝利経験はあるものの、それは地方競馬・園田でのもの。もちろんダート。
中央重賞では毎日杯の2着があるのみ。
そもそも、この馬、前走の兵庫CSを含めて2勝をあげているが、どちらも地方でのものが、スーパーエリート決定戦のダービーにはそぐわない。ダービー出走だけを夢見て、弱い相手を選び選び出走しているのがミエミエで、なんともセコ過ぎる。さすがセコビッチ・森先生のことだけはある。

×⑯トライアンフマーチ…皐月賞2着
穴人気になりそうな同馬だが、そもそも同馬は1勝馬である。
ここまで来れたのは、トライアルで2着に入ったお蔭で、言うならラッキーパンチが2回続いただけなのだ。

 と、以上の二つのハードルをクリアできたのは9頭のみ。
この9頭こそが、スーパーエリートたる最低条件を満たしているのである。
だが、決して安心してはならない。更なる難関がこのあと待ち受けている―

=つづく=





優駿の法則10~樫リンク

2009-05-29 17:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 世にも不思議なダービーにまつわる競馬オヤジの都市伝説―

 数ある競馬オヤジたちが実しやかに囁き続ける伝説の殆どは、ハッキリ言ってガセネタである。
だが、今回ご紹介するこの伝説は、その中でもかなり信憑性が高い伝説だ。
 オヤジたち曰く、オークスの3着以内に入った馬の父、母父、あるいは血統構成が、毎年必ずダービーにリンクするとのこと。
しかも、その殆どが、ノーザン系とかナスルーラ系といった大系統ではなく、ニジンスキー系、グレイソブリン系といった小系統でリンクしている、というのである。

こちら↓

なるほど、確かにオヤジたちの言うとおりだ。
これには、ある程度の根拠があって、オークスはダービーの1週前に同じ芝2400mで行なわれるので、血統傾向は似通ってくるのは、至極当然のことなのである。

 以上を踏まえて、今年のオークス3着以内馬の血統から、ダービーにリンクする血統を探してみよう。
まずは、今年のオークス3着以内馬の血統構成↓

◆1着~3着全てがSS系×ノーザン系で、1、2着の母父はニジンスキー系カーリアン
もし、今年もリンクが成立するのなら、誰がどう見ても父SS系か母父ニジンスキー系(母父ビーマイゲスト系に該当する出走馬はいない)、そしてSS系×ノーザン系なのは明らか。

で、出走馬の中からSS系保持馬をピックアップしておいた↓

SS系保持馬は13頭いるが、母父ノーザン系は3頭のみ。
中でも一番の注目は…
☆ ⑨ジョーカプチーノ…マンカフェ×フサイチコンコルド
この血統構成はオークス2着のレッドディザイアと同じ。
だが、驚くのはまだ早い。
ジョーの母父フサイチコンコルドは、レッドディザイアの母父であるカーリアンの直仔なのである!

となると、必然的にこちらもマークしておかなければならない↓
☆ ⑱アンライバルド…ネオユニ×サドラーズウェルズ
なぜか?
SS系×ノーザン系だからではない。
みなさんご存知のとおり、アンライの母はバーレークイーン。
そして、そのバーレークイーンはジョーの母父フサコンの母でもあるのだ。

つまり、ジョーとアンライは年の差13歳の異父兄弟ということ。

NHK杯馬と皐月賞馬の対決。
これは絵になりそうだ。

=つづく=

優駿の法則9~外枠伝説

2009-05-29 12:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 1番人気が過去17年で12勝をあげているダービーに、穴党の出番はない!

 唯一の穴目は、1番人気から二桁人気馬への流し馬券くらい。
だが、そんなことは分かっていても、何かと物入りのこのご時勢に、本命サイドの馬券を取っても、ちっとも追いつきやしないのは、痛いほど分かる。
そんなお家の事情のみなさまに、競馬オヤジたちが実しやかに囁き続ける府中の杜に伝わる、ある都市伝説を紹介します。

 よくよく上の表を見てみると、6番人気以下:2-4-11と、勝ち数こそ1番人気には及ばないものの、3着では圧倒的存在。
 オヤジたちが着目したのは、まさにそこである。馬連や馬単の連勝系では大穴は臨むべくもなく、オヤジたちは三連系に目を付けた。
だからといって、やみくもに6番人気以下の馬を狙えばいいというものではなくて、オヤジたちには珍しく、ちゃんとした根拠もある。

☆ダービー外枠伝説☆

過去17年で、6番人気以下で3着以内に入った馬17頭のうち11頭(2-3-6)が外枠(7・8枠)なのである!!
中でもオヤジたちが愛して止まないのが、7枠13番・15番、8枠16番・18番である。

 オヤジたちの伝説はまだ続く。
オヤジたちの中には無理穴に執着するマニアックなオヤジが結構いて、そのオヤジたちが日夜努力して、発見した新たな伝説…
☆外枠・菊花賞馬伝説☆

過去17年で、ダービーで6番人気以下で3着以内に入ったのは計17頭。
そのうち、菊花賞に駒を進めたのは12頭で、その12頭の菊花賞での成績は3-2-1-6と、なんと3着以内率50%!!
そして、菊で3着以内に入った6頭のうち、5頭がダービー出走時に6番人気以下かつ7枠か8枠に入っていたのである!!

というわけで、参考までに菊花賞の血統傾向を載せておきます。


で、こちらが7枠・8枠に入った馬の血統構成↓

⑯トライアンフと⑱アンライは、6人気以下にはならないだろうから、この2頭を除く4頭から菊花賞で好走しそうな馬を狙いましょう。
でも、そんなこと言われても、目の前のレースも滅多に当らないのに、半年後に行なわれる菊花賞なんて、当るはずがないとも思いつつも、昨年1着になったオウケンブルースリの父ジャンポケを持つ⑬シェーンヴァルトが怪しいと思ったりもする、ダービーまであと2日となった夜更けの独り言。

=つづく=

優駿の法則8~サブちゃん♪

2009-05-29 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 近頃では、ダービーとJC発走の前には、必ず有名歌手を呼んでの国歌独唱が行なわれるようになった。
今年は、なんと!演歌界の大御所・北島三郎!!らしい。
サブちゃんは、ご存知の通り『キタサン』を冠名とする立派な馬主である。ただし、馬主登録名は(有)大野商事なので、おそらく、これは税金対策と思われる。

 それはさておき、なぜこのタイミングでサブちゃんを呼んだのか?
今回のご指名は、むしろ遅すぎたくらいだ。
04年JCの時は和田アキ子だった。
上下関係に厳しい芸能界であることを考えると、和田アキ子よりもサブちゃんを先に呼ぶべきだったのではないのか?それなのに、何故今になって?
これは怪しい。ここに何らかのサインが隠されているはずだ。

 というわけで、気分転換を兼ねてサブちゃんのサイン読みを。

まず、誰でも真っ先に思いつくのが『北島三郎⇒サブ・ロー⇒3・6』の連想ゲーム。

★ 3枠⑥ケイアイライジン
そのまんまである。
が、この馬がサインの中心になるのは間違いないので、枠連3=6・馬連③=⑥は、必ず買っておきましょう。

 そしてサブちゃんといえば、何といっても紅白歌合戦なので枠連1=3も忘れずに。
実は、この枠連1=3というのが、個人的には一番怪しいと思っている。
その根拠はこうだ↓
●国歌独唱の時は、必ず日本国旗『白地に赤い・日の丸』が掲揚される。
これは単純明快なので、誰にでも分かること。

で、こっちの方は如何にもサイン!って感じのこじつけ↓
●サブちゃんの持ち馬キタサンアミーゴと一緒に走った青葉賞1着のアプレザンレーヴが1枠で、キタサンガイセンと一緒に走ったプリンシパルS1着のケイアイライジンが3枠6番。

 あとは、『北』村友一騎手の⑬シェーンヴァルトを押さえれば万全だ♪

自分で書いといて何ですが、我ながらなんともアホ臭いことを思いつくなあとあきれながら、本当に来たらメチャクチャ悔しいので、上の馬券は全部買っておくことにします。もちろん遊び馬券ですけどね♪

=つづく=