☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

安田記念の法則

2012-05-30 00:00:00 | 府中の法則
昨年、リアルインパクトが59年ぶり、G1格付け以降では3歳馬による勝利をものにした。それを見て今年は大挙として3歳馬が登録してくるかと思っていたが、意外にも3歳馬の登録はなし。
そのリアルインパクトは、スウヰイスー(51年・52年)、ヤマニンゼファー(92年・93年)、ウオッカ(08年・09年)に次ぐ、史上4頭目の安田記念連覇を目指す。
鞍上はダービーを制した岩田、そして今の高速馬場は先行脚質のリアルにとっては有利なことから、その期待はグッと高まる。

◎リアルインパクト…ディープインパクト×メドウレイク

あとは体調次第。


■血統傾向~過去16年■

そんなディープ産駒のリアルインパクトであるが、父SS系は【3-3-3-55/64】で、勝率4.7%、連対率9.4%、複勝率14.1%と全くの不振。
とまあ、昨年も同じことを書いてリアルインパクトが勝ったんだけどね。それにリアル自身が安田記念を制しているので、リアル以外の父SS系は軽視ということで。

水上学氏が指摘しはじめたことであるが、馬場改修となった03年以降では、ノーザンダンサー系とネイティヴダンサー(ミスプロ系含む)系の血統構成の馬が穴をあけている。だが、直近では09年2着のスーパーホーネット(6番人気)がいるくらいで、
ここ最近はその傾向も薄れている。

代りに活躍が目立っているのがBT系とクリスエス系のロベルト系【2-1-3】。とはいっても、これはウオッカ(08年・09年1着)とスマイルジャック(10年・11年3着)に負うところが大きい。

■トレンド血統■

なかなか狙いが立てにくい安田記念であるが、上述したノーザンダンサー系、ネイティヴダンサー系、そしてロベルト系のいずれかを父か母父に持つ馬を、安田記念のトレンド血統としておく。

■コース傾向■

ここまで15レース行なわれたが、安田記念の血統傾向とは打って変わり、父SS系が【8-5-9】と大活躍。
<父SS系の内訳>
ハーツクライ:2-2-0
ダイワメジャー:2-0-0
フジキセキ:2-0-0
ゼンノロブロイ:1-1-1
ディープインパクト:0-1-2
アグネスタキオン:0-0-2

これまでベストの距離はマイルで、2400mは長いと思われていたディープインパクト産駒だが、意外にもマイルでは勝ちきれていない。一方、芝2400mの適性はディープよりも高いと見込まれ、マイルは距離が足りないと見られていたハーツクライが2勝2着2回と活躍している。

SS系以外では、【2-7-3】のロベルト系。
<父ロベルト系の内訳>
BT系:1-5-2
シンボリクリスエス:0-2-1
グラスワンダー:1-0-0

☆ストロングリターン…シンボリクリスエス×スマートストライク
☆スマイルジャック…タニノギムレット×SS

血統傾向にもコース傾向にも合致するのは、ロベルト系しかいない。
昨年の2、3着馬。前者の前走は京王杯SC(4着)を叩き、ここが本番なので十分に狙いは立つ。あとは人気との兼ね合い。
一方、後者は前走はダートG1のフェブラリーSに出走し14着惨敗。しかも昨年の安田記念2着以来、4戦続けて二桁着順では、人気にはならないのは明白なのだが。ちょっと無理筋か?

優駿の法則【結果】

2012-05-29 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2012
【結果】
◎アルフレード…13着(8番人気)
2歳王者&武豊の復活ならず…残念。
色々レースぶりについては思うところはあるけれど、一年間いい夢を見させてもらったので、何も言うまい。
何はともあれ、無事で何より。
お疲れ様でした&ありがとう。

■血統傾向更新■

勝ったのはディープ産駒のディープブリランテ。勝ちタイムはダービーレコードに0.5秒差の2.23.08。母父にネヴァーベンドを持つ馬にとって、今の高速馬場は合っていたということか。そういえばウオッカの母父もネヴァーベンド系のルションである。
ダービー直前に騎手が乗り替った馬は勝てないと、よく聞くが、出走馬中、デビュー依頼乗り替りがなかったのはディープブリランテとクラレントの2頭のみ。人馬一体でないとダービーは勝てないということか。
また、乗り替った騎手が選んだ馬は、それまで乗っていた馬より先着する、という迷信?もあるらしい。NHKでアルフレードに乗っていたウイリアムズは、トーセンホマレボシを選び、見事3着。騎手には馬を見る目も必要なのである。そういえばダービーではないけれど、かつて的場均はグラスワンダーとエルコンドルパサーの二股を掛けていたが、最終的に選んだのはグラスワンダーの方。エルコンはJCを制したが、グラスワンダーは有馬記念を連覇した。

2着にはステイゴールド産駒のフェノーメノ。岩田が嬉し泣きなら、蛯名は悔し泣き。
やはり青葉賞の勝ち馬は、ダービーを勝てないのか。
蛯名は今年で20回目のダービー挑戦だったらしいが、こっちは23回目の挑戦で未だ的中していない。

3着はこれまたディープ産駒のトーセンホマレボシ。自身は芝2200mの日本レコードを叩き出し、半兄のトーセンジョーダンは秋天のレコードホルダー。この血統は高速馬場に強い。まあ、同じ血統構成の従兄弟のヒストリカルは殿負けだったけど。
しかし、ウイリアムズは上手いなあ。NHKの8枠17番アルフレード、ヴィクトリアマイルの8枠16番ドナウブルー、そしてダービーの7枠14番トーセンホマレボシと、外枠からいつの間にか好位に取り付いて、最後まで持たせてしまう。外枠でなくてもオークスでは、距離不安のアイムユアーズを1枠1番から先行させ、あわや3着はあろうかというところまで持たせてしまった。
それに比べて、武ちゃんは…
目黒記念の記事にも書いたけど、日曜日は大外18番に3レース乗って、連対ゼロ。う~ん、武ちゃんの復活はないのだろうか。

ところで、オークスではディープ産駒が1、2着で、3着にステイゴールド産駒が入ったが、ダービーではディープ産駒が1、3着で、ステイゴールド産駒が2着。これぞ血統傾向の威力である。

■コース傾向更新■

ディープインパクトが【5-2-1】と、大活躍。
また、上にも書いたがSS系×ダンチヒ系の血統構成の馬が、本番前の8R青嵐賞で3着に入った。
このSS系×ダンチヒ系というのは、東京芝2400mの御用達血統なのかもしれない。

■ロベルト系5年周期の法則■

残念ながら法則は成立せず…
これで、皐月賞も有馬記念もダービーも、法則が途絶えてしまった。
足掛け5年の壮大な計画だったのに…

最後に-
「ダービー馬を探せ!2012年」の旅も今日で終わり。
今年は、アルフレード、アダムスピークのおかげでいつになく楽しめ、そして夢をみさせて貰えた一年だった。
残念ながら、両馬とも栄冠には手が届かなかったものの、これで終わったわけではない。
暫くはゆっくり休んで、秋にまた元気な姿を見せてほしい。

みなさん、一年間お付き合い頂きありがとうございました。
是非、来年も「ダービー馬を探せ!2013」の旅にお付き合い下さい。

というわけで、さあ安田記念!!

=おしまい=






目黒記念の法則【結果】

2012-05-28 21:00:00 | 長距離血統の法則
【結果】
◎エアポートメサ…15着(8番人気)
ハンデを活かして前々に付けると読んだのだが…

■血統傾向更新■

実はダービーでやられ、なけなしのお金で◎からスマートロビンとトウカイパラダイスの本線馬券を持っていたのだが、父が非SS系にこだわり過ぎて、タテ目を押さえなかった…
父SS系は勝ちきれないと書いた途端に1着になるし、しかも1~3着を父SS系が独占とはねえ…
非SS系もそうだが、BT系にもこだわりすぎた。ここは目黒記念と相性のよい母父ニジンスキー系に、もっと注目すべきだった。

なおトップハンデの武ちゃんは、3番人気で9着。ホントに乗れてない。まあ、鼻出血のあとの鉄砲では無理な話だったのか。
そういえば、この日の武ちゃんは9R、10R(ダービー)、そして目黒記念と大外の18番枠ばかりに乗っていた。まさかJRAの嫌がらせなのか????
そんなわけはない。

=おしまい=

猫たち

2012-05-27 22:34:02 | ネコたちの法則

真ん中の白に茶色のブチは、新入りのマル。
種類はスコッティシュフォールド。よって、ドラエモンみたいに耳がない(本当はあるけど、殆ど見えない)。その理由は、人間のエゴで品種改良に次ぐ品種改良を重ねた結果だという。何が「改良」なのかは理解できないが。
その影響で、耳どころか骨の発達異常が発生する確率が高いそうだ。現に、マルもどうも歩き方が変だと思って、病院に連れていったら、「後脚の骨に発達障害=変形しており、そこが何かの拍子で神経に触れるので、それを庇うために後脚を使わずに前脚だけで歩行している。」とのこと。
手術をするにもまだ産まれたばかりなので、暫くそのまま様子を見ることになったのだが、最近は元気に後脚も使って走り回っている。
とはいっても、手術は避けられそうにはないんだけどね。もう少し体力がついてから。

目黒記念の法則

2012-05-27 08:12:12 | 長距離血統の法則
■血統傾向■

馬場改修後の03年以降の過去9年で、父SS系は【1-5-2】と勝ち切れない。マンハッタンンカフェ、アドマイヤベガがそれぞれ2着、3着が各1回。

注目は5勝をあげている父ノーザンダンサー系とグレイソブリン系。
ノーザンダンサー系では、父方で2勝をあげているオペラハウスと母父で【3-1-1】のニジンスキー系(母父で1勝)。

そして、何と言っても目黒記念に欠かせないのが父、母父合計で【1-3-3】のトニービン・ジャングルポケットの親子だ。この親子は、目黒記念だけでなく、同じコースで行なわれるアルゼンチン共和国杯でも活躍(【2-3-2】)しており、府中の芝2500mの御用達血統となっている。

その親子と同様に、必ず押さえておきたいのが【2-1-1】のBT系である。
昨年は、そのお蔭でキングトップガンの単勝を仕留めることができた。

■斤量■

51.0kg:1-2-0
52.0kg:0-0-2
53.0kg:0-0-0
54.0kg:2-1-3
55.0kg:1-1-1
56.0kg:1-2-0
56.5kg:2-0-1
57.0kg:1-1-2
57.5kg:0-1-0
58。0kg:0-1-0
58.5kg:1-0-0

これといった偏りは見られない。トップハンデ馬は【1-1-0-8】と苦戦傾向にある。
昨年は51kgの軽ハンデを活かして、見事に逃げ切ったキングトップガンであるが、今年は一気に5kg増の56kgでは、手を出しにくい。

◎8エアポートメサ(52kg)…タイムパラドックス×ウッドマン
父はBT系で、母父ウッドマンは芝・ダート兼用のミスプロ系で、同系の中でもスタミナ豊富な血統である。


優駿の法則3

2012-05-27 02:01:18 | ダービー馬を探せ!2012
■コース傾向■

今開催の芝2400mは、昨日までで計8鞍行なわれているが、父SS系が【7-6-4】と圧倒的な成績を残している。なかでも活躍が目につくのは【4-2-0】のディープインパクト。他のSS系は、ステイゴールド【1-1-1】、ゼンノロブロイ【1-0-2】、ダンスインザダーク【1-1-0】、ネオユニヴァース【0-1-1】、ハーツクライ2着1回と、SS系でもある特定の種牡馬への偏りが見られる。

先週のオークスでは、桜花賞馬にもかかわらず3番人気と低評価だったジェンティルドンナであるが、その血統構成であるSS系×ダンチヒ系というのは、青葉賞の勝ち馬であるフェノーメノと同じ。そして、この血統構成は過去10年のダービーで【2-0-2】と、相性の好さを示している。

<SS系×ダンチヒ系のダービー3着以内馬>
02年3着:マチカネアカツキ…SS×ダンチヒ
05年3着:シックスセンス…SS×デインヒル
08年1着:ディープスカイ…アグネスタキオン×チーフズクラウン
09年1着:ロジユニヴァース…ネオユニヴァース×ケープクロス

毎年、穴人気に推される青葉賞の勝ち馬であるが、ステイゴールド×ダンチヒ系という血統傾向的な裏付けを根拠に、今年こそはフェノーメノが「青葉賞の勝ち馬はダービーを勝てない」というジンクスを破ることができるのか?

そして、コース傾向で見逃せないのが、【1-2-0】の父シンボリクリスエスだ。ディープインパクトには敵わないが、アルフレードにとっては心強い傾向である。

優駿の法則2

2012-05-27 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2012
■血統傾向~過去22年■

SS産駒がクラシックにデビューした95年。いきなり皐月賞をジェニュイン⇒タヤスツヨシでワン・ツーを決め、返す刀でダービーは皐月賞の1、2着が入れ替わっての決着。
95年以降の過去17年で、父SS系は【9-9-8】と、父SS系は3着以内に入った51頭中25頭と、ほぼ半数を占める。
馬場改修となった03年以降の過去9年間では【5-6-7】で、3着以内に入った27頭のうち父にも母父にもSS系を持たない馬は、たったの5頭しかいない。
二代目SS系となっても、その勢いは衰えるどころか増すばかり。そこに現れたディープインパクト。一体いつまでSS系の天下が続くのか。

そんな唯我独占状態のSS系に対して、新勢力として期待されたのが一昨年ワン・ツーを決めたキングマンボ系。03年以降、父方で【2-1-1】、母父で3着1回があり、目下3年連続で馬券対象になっている。今年の出走馬はゼロス1頭のみであるが、血統傾向的には無視はできない。

そして、SS系に対抗できるもう一つの系統が、「5年周期のロベルト系」
☆ロベルト系5年周期の法則☆

1.97年を起点に5年ごとに父ロベルト系が皐月賞を勝つ⇒12年で終了
2.そして、ダービーも5年ごとに父ロベルト系⇒継続中
3.ダービーは5年ごとに父ロベルト系がワン・ツーを決める⇒07年で終了
4.有馬記念も5年周期で父ロベルト系⇒07年で終了


残念ながら今年の皐月賞では、この法則が成立せず、有馬記念に続いて封印せざるを得なくなったのだが、まだダービーが残されている。
今年の出走馬中で父ロベルト系はシンボリクリスエス産駒のアルフレード1頭のみ。しかも、法則で出てくるBT系とは異なるクリスエス系である。
しかし、この法則を継続させるためには是が非でもアルフレードに勝ってもらうしかない。
頼んだよ、武ちゃん。


優駿の法則

2012-05-26 23:31:13 | ダービー馬を探せ!2012
光陰矢のごとし―
早いもので、このあいだ年が明けたかと思えば、もう「年末」がやってきた。そう、今年一回目の「年末」だ。

今年で79回目を迎える東京優駿、通称・日本ダービー。
個人的には23回目のダービーである。そのうち的中したのは、たったの2回ぽっち。清水成駿が「孤独の◎」ボールドエンペラーで度胆を抜いた98年と昨年の2回しかない。しかし、98年は枠連での代行での的中、昨年はこれといった思い入れのある馬もおらず、あれやこれやと手を広げてバラバラと買ったら三連複と馬連を拾えたに過ぎず、全く美しくない馬券。
当たれば嬉しいことは確かだが、こと有馬記念とダービーは「本線的中、できれば一点勝負」で仕留めたいと思い続けているのだが、未だ実現したことはない。

「ダービー馬のオーナーになるのは、一国の宰相になるより難しい」と、かつてイギリスのチャーチル首相が言ったそうだが、個人的には「ダービーを本線的中させることの方が、もっと難しい」と思えてならない。
が、今年は「ダービー馬のオーナー」と「本線的中」の二つの夢を同時に叶えられるチャンスが訪れた。

◎アルフレード…シンボリクリスエス×SS


朝日杯FS…1着

スプリングS…12着

NHKマイルC…2着

東京優駿


かつて、サニーブライアンで2冠奪取に臨んだ97年のダービー前のジョッキーインタビューで、大西直宏騎手はこう言った。
「1番人気はいらない。ただ1着が欲しいだけ」と―
結果、6番人気という低評価を嘲笑うかのような逃げ切り勝利で2冠を達成。

奇しくもアルフレードの馬番は、当時のサニーブライアンと同じ18番。
23回目のダービーは、2歳世界王者・アルフレードと天才・武豊の復活に託す―





オークスの法則【結果】

2012-05-22 12:00:00 | 牝馬の法則
【結果】
☆キャトルフィーユ…14着(7番人気)
逃げて見せ場くらい作ってくれないとなあ、福永君…

■血統傾向更新■

勝ったのは桜花賞馬のジェンティルドンナ。しかも04年キングカメハメハ、05年ディープインパクトのダービーレコード2分23秒3に0.3秒差のオークスレコードのおまけつき。これは強い。
桜花賞直後から、オークスはヴィルシーナで決まり!とか、フラワーCで強い勝ち方をしたミッドサマーフェアをメディアが煽り立て、まんまとそれに乗っかったファンがなんと多かったことか。単勝560円の3番人気と桜花賞馬も舐められたものである。

父SS系が1着~3着を独占し、ディープインパクト産駒がワン・ツーを決めた。SS系×ノーザンダンサー系が4連勝。また、3着にはアイスフォーリスが入り、昨年に引き続きクロフネの血を持つ馬が2年連続3着に入った。これでクロフネを含むヴァイスリージェント系は3年連続3着以内に入ったことになる。


仲間内の愛馬アダムスピーク、キャトルフィーユのおかげで、昨年末からここまでいつになく十分に楽しませてもらった今年のクラシック戦線。残念ながら栄冠を手にすることはできなかったが、その無念は真打・アルフレードが晴らす。
さあダービーだ!!

=おしまい=