☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

JCDの法則

2011-11-29 00:03:35 | 砂王の法則
■血統傾向■

現在の施行条件となって今年で4回目を迎えるジャパンカップダート。過去3年で複数回3着以内に入っているのはキングマンボ系、BT系、ジェイドロバリー系で、毎年必ず父SS系が少なくとも1頭が3着以内に入っている。

■コース傾向■
開催替わりの開幕週に行われるので、コース傾向のストックはないので、同時期の過去3年のコース傾向を。

過去3年で毎年3着以内に入っているのは、ヴァイスリージェント系、BT系、そしてワイルドラッシュ。
ここでは、上記3系統を持つ登録馬中の該当馬をピックアップするに留めておく。

<ヴァイスリージェント系>
☆ミラクルレジェンド…母父オーサムアゲイン

<BT系>
☆エスポワールシチー…母父BT
☆バーディバーディ…父BT
☆マカニビスティー…母父BT


<ワイルドラッシュ産駒>
☆エイシンダッシュ
☆トランセンド


ところで、今月の「競馬最強の法則」で、成駿が「トランセンドは渋った馬場ならではで、パサパサの力のいる馬場の場合は要らない」といって旨を書いていたが、確かにトランセンドだけではなく、ワイルドラッシュ産駒は「ダート重の鬼」のイメージがある。現に過去3年の傾向では全てヤヤ重でのもの。

というわけで、ワイルドラッシュ産駒の馬場別の成績を調べてみた。

■ワイルドラッシュ産駒ダート馬場状態別成績■

ダート良とヤヤ重以上の成績は、ほぼ同じ。別段、馬場が渋ったら走るわけではなく、ダートなら良でも重でも関係ない。
「ダート道悪の鬼」というのは、他の産駒に比べると道悪は上手いはず。その裏付けを取るほど暇ではないので、あしからず。
ちなみに、芝での成績は惨憺たるモノで、トランセンドの他にもダート重賞4勝(うちG1・ダービーGP含む)ワパーソナルラッシュがいるように、やはりワイルドラッシュ産駒はバリバリのダート血統なのである。

JCの法則【結果】

2011-11-28 22:41:19 | 府中の法則
【結果】
☆エイシンフラッシュ…8着(5番人気)
☆ローズキングダム…9着(9番人気)
☆トゥザグローリー…11着(8番人気)
☆ウインバリアシオン…5着(7番人気)

デインドリームを無視し、ヴィクトワールピサをカモと見切ったまではよかったものの、全滅…
終わってみれば、「馬キャラ」分析での坂有りコース2位、3位、外回りコース1位、2位のトーセンジョーダンとブエナビスタ、そして、上がり3F順位率2位のジャガーメイルの3頭で三連単30万…
キングマンボ系トリオの気をやった時点で獲れっこないのだが…完敗。

■血統傾向更新■

ブエナビスタが昨年1位入線→2位降着の雪辱を晴らした。これで、シンボリルドルフ・トウカイテイオー親子以来の史上2組目の親子制覇を達成。一方、ジャンポケ産駒が2、3着も、親子制覇はならず、またしても勝ち切れなかった。

■コース傾向更新■

本番前の6Rで、ハーツクライ産駒が1着、3着に入ったのを受け、せっせっとウインバリアシオンを絡めた馬券を買い足したのが、傷口を広げてしまった。ちなみにハーツの母父はトニービン。本番では、これまで2勝をあげていたジャンポケ産駒が2、3着に入り、そのうちトーセンジョーダンはコース傾向にも出ている母父ノーザンテースト。
終わってからだと何でも言える。それも血統傾向。

最後に、3着に入ったジャガーメイルだが、過去24年で初めて単勝人気13番人気以下で馬券対象となった。

=おしまい=


白菊賞の法則【結果】

2011-11-28 22:40:49 | 牝馬の法則
偶然番長厩舎の看板娘・キャトルフィーユが、京都9R白菊賞(2歳牝馬・500万)に出走する。

■コース傾向■


◎17キャトルフィーユ…ディープインパクト×テハノラン
コース傾向では父SS系が中心で、ディープは【1-2-1】に成績。また母父のテハノランはトニービンとは枝が異なるが同じグレイソブリン系。そのグレイソブリン系は【2-1-2】で、その内キャトルフィーユと同じ血統構成のSS×グレイソブリン系が【1-1-2】と活躍している。こちらもスカラブレイ同様人気にならないようだが、どちらかと言えば、こちらの方が狙い目がありそうだ。

相手は2頭に絞る。
○6ラシンティランテ…アグネスタキオン×エンドスウイープ
▲9タガノミュルザンヌ…アグネスタキオン×アルザオ

父タキオンは今開催【1-2-2】とディープ以上の活躍で、本日は2着2回、3着1回と確変に突入。
乞うご期待!!

【結果】
◎キャトルフィーユ…5着(4番人気)
残念…でも、賞金は咥えて帰ってきましたね♪

■コース傾向更新■


=おしまい=

シャングリラ賞法則【結果】

2011-11-28 22:39:07 | 砂王の法則
明日は偶然番長厩舎が2頭出し。
まずは東京8Rのシャングリラ賞(3歳上・1000万下)から。

■コース傾向■

父SS系と父ミスプロ系が中心も、父SS系がやや優勢か。あとはノーザンダンサー系を持つ馬。

◎12スカラブレイ…ゼンノロブロイ×ワイルドアゲイン
父ロブロイの母父はミスプロ系のマイニングなので、ダート適性はある。また、母父のワイルドアゲインだが、その直仔のワイルドラッシュが先週の日曜日の6Rで2着に入っている。
ブックの紙面上では、ぽっつんと◎一つだが、ヤネの福永に期待する。

相手は一本で↓
○9トキノエクセレント…アッミラーレ×BT
乞うご期待!!

【結果】
◎スカラブレイ…8着(11番人気)
残念…

■血統傾向更新■


=おしまい=

JCの法則4

2011-11-27 11:03:55 | 府中の法則
■コース傾向■

ジャンポケが2勝、母父ノーザンダンサーが1勝2着1回、キンカメが2着1回でキングマンボが母父で3着1回。先週はロブロイが1着と、JC出走馬に縁のある血統が顔を見せている。
本日は本番前に一鞍組まれているので、その結果を見てから判断しても遅くはない。

■馬キャラ■
東京競馬場の特徴といえば、最後の直線の長さとダラダラと続く長い坂。この独特なコースに適しているのは、切れ味を持続させる脚質の馬である。
今朝、オッズを見て驚いたのは、ヴィクトワールピサが4番人気に推されていることだ。いくらドバイWCを勝ったからといって、しかも休み明けなのに、ここまで人気になるとはねえ。
というのも、実はヴィクトワールピサは、内回り【7-0-0-0】に対して、外回り【0-1-2-0】と、外回りでは一度も勝ったことはなく、典型的な「こまわり君」なのである。はっきりいってこれはカモ。
と、このようにイメージだけではなく、東京コースに適した脚質の馬はどれなのかを、冷静的かつ客観的に見ていけば自ずと穴馬が浮上するはずだ。

というわけで、東京コースの特徴である坂、外回りについて日本馬各馬の成績を調べてみた。

【坂有りコース】

外回りが苦手なヴィクトワールピサだが、坂の有無については関係ないようだ。気になるのはオウケンブルースリ。前走アルゼンチン共和国杯や一昨年のJCを見る限り、坂は苦にしないように思えるが、どちらかというと中山・阪神のような急坂を苦手としている。

【外回り】

坂有りコースで上位に入ったトーセンジョーダンとブエナビスタが、ここでもTOP2に入った。3位はローズキングダムだが、注目は【2-3-0-1】のウインバリアシオン。まだ出走回数が少ないこともあるが、複勝率はローズキングダムを上回る。

で、問題はここから。
いくら外回りが得意だからといっても、切れる脚を長く使えないと意味が無い。そこで、上がり3Fの3着以内率を調べてみた。つまり、外回りが得意で上がり3Fの馬券率が高いほど東京コースにマッチしている馬といえるのだ。

前走の秋天で国内で初めて馬券圏外に敗れたブエナビスタであるが、上がり3Fでは全レース3位以内を継続中。コース、ペース不問でいつでも切れる脚を繰り出せるということだ。やはり、ブエナを蹴飛ばすのは無謀なのか?
ジャガーメイル、ペルーサ、エイシンフラッシュも切れる脚を持っているのだが、外回りでの実績がイマイチ。また、坂有り、外回りでブエナといい勝負をしていたトーセンジョーダンは、切れ味だと一枚落ちる。

というわけで…
☆12ウインバリアシオン…ハーツクライ×ストームバード
頭まではどうかと思うが、ヒモで一考の余地はある。

JCの法則3

2011-11-27 00:08:08 | 府中の法則
■人気別成績■

00年以降、中山開催(02年)を含む過去11年で1番人気が毎年必ず3着以内に入っており、信頼できそうだが、過去23年で見てみると【4-5-7-8】と全幅の信頼は置きにくい。
また、2番人気は【3-10-2-8】と勝ち切れないケースが多く、3番人気になると【3-0-3-17】と、4番~7番人気と同程度の成績なので、配当を考えるなら3番人気を狙うなら4~7番人気から攻めた方が妙味がある。
もっと思い切って狙うのなら、1番人気と最多タイの4勝をあげている9番人気だ。
なお、8番人気と10番人気以下からは勝ち馬は出ておらず、13番人気以下は一度も馬券対象になっていない。無理穴狙いは禁物である。

■枠番出目■
*02年中山開催を除く過去22年/96年は3着同着

1~4枠:11-10-11
5~8枠:11-12-12
内、外は全くの互角。ただ、1枠と5枠は1勝しかあげていない。

■馬番出目■

ラッキーナンバーは14番、4番、6番の順。

JCの法則2

2011-11-26 23:43:06 | 府中の法則
■外国馬診断■

☆サラリンクス(仏国・牝4歳)…モンジュー×デインヒル
サドラー系×ダンチヒ系の血統構成。ちょ父サドラー系は、96年1着シングスピール(父インザウィングス)、00年1着、01年2着のテイエムオペラオー(父オペラハウス)、07年3着メイショウサムソン(父オペラハウス)の3頭が、母父では98年1着エルコンドルパサー(母父サドラーズウェルズ)がいる。ちなみに父モンジューは、99年4着だった。
また、母父のダンチヒ系は、古くは96年3着同着のストラテジックチョイス(母父ダンチヒ)、97年1着ピルサドスキー(父ポリッシュプレジデント)、近年ではウィジャボード(父ケープクロス)、06年3着うぃjy08年2着ディープスカイ(母父チーフズクラウン)の4頭がいる。、

☆ミッションアプルーヴド(米国・牡7歳)…ウイズアプルーヴァル×フォーチュネイトプロスペクター
父は枝は異なるがトニービンと同じグレイソブリン系で、91年1着のゴールデンフェザントの直仔。母父はミスプロ系。

☆デインドリーム(独国・牝3歳)…ロミタス×デインヒル
ニジンスキー系×ダンチヒ系の血統構成。父ロミタスはの父ににすきは、95年3着エルナンドの父、05年1着アルカセットの母父の実績がある。母父デインヒルについては省略。

☆シャレータ(仏国・牝3歳)…シンダー×バラシア
前出のサラリンクスと逆パターンのダンチヒ系×サドラー系の血統構成。

現在の欧州の流行りの血統は、サドラー系、ダンチヒ系、ニジンスキー系で、毎年凱旋門賞に出てくる馬は、似たような配合の馬ばかりである。これらの血統は日本でもお馴染みで、上述のようにJCとは相性が好いので、どれが走っても驚けない。

京阪杯の法則【結果】

2011-11-26 19:39:42 | 京都の法則
■血統傾向■

サクラバクシンオーが【1-0-2】だが、これはリピーターのスプリングソング(08年3着、10年1着)のお陰。他で複数回3着以内に入っているのは、フォントを太字にしている系統だが、全体的にヴァイスリージェント、ミスプロ系、フジキセキ、ストームバードといったダート寄りの血統の活躍が目に付く。

■コース傾向■

前開催から今開催の開幕週にかけてサクラバクシンオーが大活躍。やはり短距離戦ではところ構わず走ってくる。面白いのが、今開催の開幕週で2レース立て続けに、1、2着がキンカメ、3着がバクシンオーで決着したこと。こういうのがあるから血統傾向馬券はやめられない。
先々週からは流れが変わり、SS系中心となっている。

■人気■
1番人気:1-0-0
2番人気:1-0-3
3番人気:0-3-0
4番人気:2-1-0
5番人気:0-0-1
6番人気:0-0-0
7番人気:1-0-0
10以下:0-1-1

現在の施行条件になって過去5年で、1番人気は1回しか馬券対象になっていない。
今年の一番人気は上から下までグリグリの◎がついているロードカナロアだが、果たして?

■馬体重■
500kg以上の馬が【5-1-2】と、5連勝中。前出のロードカナロアは前走496kgだったのだが。
ちなみに、「競馬最強の法則」によると「前走が京都戦の馬体重500kg以上の馬」は、複勝率42.9%、単勝回収値290円、複勝回収値125円で、さらに「単勝20倍未満」なら複勝率75.0%にまでハネ上がるとのこと。

というわけで、以上を踏まえて◎を決めようと思ったが、これといったのが見当たらないので、ここはひとつ他力本願で「競馬最強の法則12月号~大穴必中大作戦」の買いデータ・消去データでいくことにする。

■検証~大穴必中大作戦■
*なお、馬体重については、現時点で公式発表がないので、明らかに500kg以上で出てくるであろうと思われる馬のみを独断でピックアップしています。

<消す馬>
●全馬共通完全消去データ
【三連単&三連複対応データ】
①前走、G3以下の芝戦で10着以下敗退馬(外国人騎手への乗り替わり馬には注意)
→×15ブラウンワイルド

②G1・G2戦で3着以内経験馬を除く、7歳以上馬
→×2コパノオーシャンズ・×10アーバンストリート

【馬連対応データ】
①外国人騎手への乗り替わり馬を除く、前走のG3以下戦で6着以下敗退馬(元を含む地方騎手への乗り替わり馬には注意)
→×2コパノオーシャンズ・×6ナイアード・×8ワイルドラズベリー・×10アーバンストリート

②スワンS組を除く、前走10着以下敗退馬
→×12アーバニティ・×15ブラウンワイルド

③前走G1・G2戦出走馬や関東馬を除く、6歳以上馬
→×2コパノオーシャンズ・×10アーバンストリート

④前走、勝利馬や京都戦出走馬を除く、関東馬
→×13ケイアイアストン

⑤当日1~5番人気を除く3歳馬(前走でG2や京洛Sに出走している馬には注意)
→該当馬なし

⑥斤量58kg以上を除く、斤量3kg以上馬
→×10アーバンストリート

⑦当日1~3番人気馬や3歳馬を除く、2ヶ月以上の休養馬
→該当馬

*当日の馬体重が10kg以上増馬(当日1~3番人気馬注意)
→???

●1~3番人気減点データ
①スワンS出走組を除く、前走未連対馬【0-0-0-0-0-4】
→△11グランプリエンゼル

②スワンS出走組を除く、父か母父がSS系の馬【0-0-0-0-0-3】
→△11グランプリエンゼル

*前走、6番人気以下敗退馬【0-0-2-1-0-2】
→該当馬なし

*当日の馬体重が6kg以上増馬【0-0-1-1-0-3】
→???

以上の消去データをくぐり抜けた馬は…
→○1ミキノバンジョー・○3ロードカナロア・○5キョウワマグナム・○7ワンカラット・○9ジョーカプチーノ・△11グランプリエンゼル・○14ショウナンカザン


<買う馬>
●1~3番人気馬
【三連単&三連複の軸】
☆前走連対かつ当日の馬体重が500kg以上の馬【2-0-2-0】
→◎5キョウワマグナム・◎9ジョーカプチーノ

●穴馬
▲前走、京都の芝戦出走馬(スワンSか芝1200m戦で上がり3F1~3位で連対している馬を重視)
→◎3ロードカナロア

▲当日の馬体重が500kg以上の馬
→1ミキノバンジョー・5キョウワマグナム・7ワンカラット・9ジョーカプチーノ

△前走、3着以内馬
→3ロードカナロア・5キョウワマグナム・9ジョーカプチーノ・13ケイアイアストン

とうわけで、苦労した割には残ったのは人気馬ばかりとなってしまいましたが…
◎1ミキノバンジョー…グラスワンダー×リヴリア
馬体重が500k以上で、もっとも人気がないということで。


【結果】
◎ミキノバンジョー…5着(9番人気)
1着~3着は全て消去データをクリアした馬。が、馬体重500kg以上の馬はいたが、辛うじてワンカラットが3着に入ったのみで、外套膜6連勝はならず。

■血統傾向更新■

ダート血統のミスプロ系がワン・ツー。

■コース傾向更新■

直前の10Rでも父キンカメが3着に入っており、キンカメの流れが復活した。明日の京都の最終は芝1200m。最後はキンカメで有終の美を飾ろうではないか。

=おしまい=




プレレフアの法則【結果】

2011-11-26 19:33:11 | ダービー馬を探せ!2012
最強厩舎のもう一頭のシンクリ産駒・プレレフアが未勝利脱出を目指して、明日、京都3R芝1800mに出走する。

◎プレレフア…シンボリクリスエス×ピンクパピヨン(BMS:SS)

馬名の意味は、ハワイ語で「蝶」。お母さんのピンクパピヨンからの連想。
ちなみに一口価格は、同じキャロットのシンクリ産駒のアルフレードの2倍。

■京都芝1800m傾向■

父SS系が中心も、先週の日曜日の新馬戦ではシンクリ産駒が1着になっている。ここは相手探し。

○エックスマーク…ディープインパクト×アカテナンゴ
父ディープは、1勝3着2回。ちなみに母父のアカテナンゴは、社台がやっきになって流行らそうとしているドイツ血統である。

ここは裏目千両どころか万両狙いで。馬単一本!!
乞うご期待♪

【結果】
◎プレレフア…9着(4番人気)
残念…

■血統傾向更新■

SS系中心は変わらず。

=おしまい=

JCの法則

2011-11-25 00:00:00 | 府中の法則
■血統傾向■

02年の中山開催を含む過去23年で、父SS系が【3-5-6】と思った以上に活躍していない。その3勝は全てSS産駒によるもので、二代目SS系は【0-4-3】と今のところ未勝利。

また、「府中のトニービン」で知られるトニービンをはじめとするグレイソブリン系であるが、父、母父合計で【2-6-5】とこちらもSS系同様に勝ち切れないケースが多い。

狙い目は、勝ち切れないSS系やグレイソブリン系よりも、キングマンボ系。同系統の出走頭数は分からないが、SS系やグレイソブリン系よりも出走頭数が少ないのは明らか。にもかかわらず、ジャパンカップのCMでフューチャーされている98年エルコンドルパサー、ホーリックスのレコードを16年ぶりに更新した05年アルカセット、そして繰り上がり1着とはいえ勝ちは勝ちの昨年のローズキングダムが3勝を挙げている。
思い起こせば、昨年のダービーでエイシンフラッシュ(父キングズベスト)とローズキングダム(父キングカメハメハ)がワン・ツーを決めて、SS系全盛の時代に楔を打ち込んだキングマンボ系であるが、もともとこの系統は府中の芝2400mを得意としているのだ。
ダービーでは前出の2頭以外にも、04年1着キングカメハメハ(父キングマンボ)、09年3着アントニオバローズ(母父キングマンボ)、そして今年3着に入ったベルシャザール(父キングカメハメハ)と、近年では3年連続でキングマンボ系の血を持つ馬が3着以内に入っている。

さらには、キングマンボ系の活躍は日本だけではとどまらない。昨年のエプソムダービーと凱旋門賞を制したワークフォース。同馬の父は、エイシンフラッシュと同じキングズベストである。また、エルコンドルパサーはJCを制した翌年(99年)の凱旋門賞で、あわやの2着になったように、世界レベルの種牡馬群といっても過言ではない。
国内では唯一SS系に対抗できるキングマンボ系であるが、鳴り物入りで参戦する今年の凱旋門賞馬デインドリームをはじめとする外国馬に喧嘩を売れるのもまたキングマンボ系だけである。

そのワークフォースだが、社台が種牡馬として購入することが先頃発表されたが、ここから社台軍団の次の一手が読み取れる。
ノーザンテースト、トニービン、SSと常に時代を先取りし王国を築いてきた社台軍団。今や種牡馬も繁殖牝馬もSS系の血を持つ馬ばかりになり、いわゆる「血の袋小路」に入ってしまった日本の競馬界=社台軍団。その状況を打開すべく次に目を付けたのは、欧州でも日本でも通用し、SS系牝馬にもまんべんなく配合できるキングマンボ系だということ。現在、キングマンボ系の種牡馬としてはアルカセットとルールオブザローが社台のライバルであるダーレー・ジャパンに繋養されているが、社台軍団は同系の種牡馬は、今のところキングカメハメハ一頭のみで、同系の枝を繁栄させるための今回の輸入であることは容易に想像がつく。将来的には社台軍団生産馬のローズキングダム、エイシンフラッシュなども種牡馬入りすることは間違いなく、今後ますますキングマンボ系の枝は、社台、ダーレー関係なしに広がっていくであろう。

<キングマンボ系の出走予定馬>
☆エイシンフラッシュ…父キングズベスト
☆トゥザグローリー…父キングカメハメハ
☆ローズキングダム…父キングカメハメハ


社台の今後の方針のもう一つに、「ドイツ系」というのがある。今年のオークスで2着に入ったピュアブリーゼ(父モンズーン)言うに及ばず、凱旋門賞の1週間前にデインドリームの持分の半分を買い取ったことからすると、ドイツ系に注目しているのは明白である。デインドリームの半乗りはあくまでも繁殖牝馬としての購入は見え見えで、何も凱旋門賞を勝てそうだから購入したのではない。

上記3頭のキングマンボ系出走馬は、オーナーこそ違えど、いずれも社台軍団生産馬であるが、なかでも一番勝って欲しいのは母父がドイツ系プラティニのエイシンフラッシュのような気がしてならない。
ただ、ヤネがルメールから池添に乗り替わりになったのが気にはなるが。池添の腕が云々ではなく、先週もエイシン+池添でマイルCSを制した同じコンビで、果たして2週連続G1制覇などといったオイシイ話があるのだろうか。ただし、こういった考えは一般社会だけのもので、博打の世界では「ツラ目に張れ」という格言があるように、経験則上、同じ目が出続けるのはよくあること。ルーレットで10回連続赤が出たから次は黒に賭けたくなるのは常識人の心理だが、こと博打打ちに限っては「次も赤に張る」のが王道なのである。

■CMのオカルト■

「98年 ジャパンカップ

 エルコンドルパサー、
 激戦のライバルたち。

 僕らは、
 ひとりでは強くなれない。

 ジャパンカップが来る―」

気になるのは、98年の1着~3着馬。
1着:エルコンドルパサー(父キングマンボ)
2着:エアグルーヴ(父トニービン)
3着:スペシャルウィーク(父SS)

で、今年の日本馬12頭の内訳はというと、SS系5頭、ジャンポケ産駒3頭、キングマンボ系3頭、そしてBT系1頭と、奇しくも98年のキングトップガンを除く11頭は、1着~3着の系統と同じである。ならば、素直に98年の並びで♪

☆CMオカルト馬券~三連単☆ 
1着:キングマンボ系(エイシンフラッシュ・トゥザグローリー・ローズキングダム)
2着:トニービン系(オウケンブルースリ・ジャガーメイル・トーセンジョーダン)
3着:スペシャルウィーク産駒(ブエナビスタ)


どこからでも入れる今年のJC。これは如何にも有りそうな気がしてきたので、マジで買っておこう。
え?凱旋門賞馬のデインドリーム?まあ、実際に観たことないし、デインドリームで当たったとしても嬉しくないので、バッサリと切ることにします。来たらエリ女のスノーフェアリーのように、素直に強いんだなあと認識すればいいだけの話。