■血統傾向■
「残念ダービー」と呼ばれるラジオNIKKEI賞。その別名とは裏腹に、ダービーに出ていたら勝ち負けできていた馬たちが出てくるという意味ではなく、単に種々の事情によりダービーに出走が間に合わなかった、あるいは出来なかった馬たちが出走してくるだけの話。ハンデ戦となった過去6年の勝ち馬から、後にG1を制した馬は1頭もおらず、2着、3着からは06年2着ソングオブウインド(06年菊花賞)、07年2着スクリーンヒーロー(07年JC1着)、そして09年3着ストロングリターン(12年安田記念)の3頭がG1を制したくらいで、決して3歳馬にとっての出世レースとは言い難い。
ハンデ戦となった06年以降の中山開催となった昨年を含む過去6年で、父SS系が目下4連勝中の【4-3-0】で、2着は全て父か母父にSS系の血を持っている馬である。福島開催に限定すれば、09年~11年まで3年連続で父SS系がワン・ツーフィニッシュを決めており、父SS系を中心視せざるを得ない。
今年の出走馬16頭中、父SS系は計10頭。そのうちダイワメジャーが4頭と、ディープインパクトの3頭を上回る大攻勢をかけてきた。これは絞るのに一苦労しそうだ。
父SS系と真逆の傾向を示しているのが、父ミスプロ系。父、母父合計で【1-3-5】(ネイティヴダンサー系含む)と、勝ち切れない。ちなみに、SS系×ミスプロ系の逆パターンを含む血統構成の馬は【1-3-1】であるが、残念ながら今年は該当馬がいない。
その他では、【1-1-1】のグレイソブリン系と【1-0-2】の二つが目につくくらい。
■コース傾向■
ここまで10鞍行われた中で、父SS系は【6-4-4】と活躍している。そのうち2回以上3着以内に入っているのがディープインパクト【1-0-1】、ステイゴールド【1-1-0】、トーセンダンス【0-1-1】、ゼンノロブロイ【0-0-2】の4頭。また、ジェニュイン、トーセンダンス、スズカマンボ、ロイヤルタッチ、スズカフェニックス、ロイヤルタッチといったSS系の中でも地味なSS系が活躍しているのが面白い。
SS系以外では全体的にノーザンダンサー系と、直近では傾向に出ていないが【0-2-1】のグレイソブリン系。
ノーザンダンサー系では、ニジンスキー系【1-3-0】、ヴァイスリージェント系【1-1-1】、フェアリーキング系【1-0-1】、父、母父で各1勝をあげているサドラーズウェルズ系、そしてマイナーではあるが【0-1-1】のナイトシフト系が、2回以上3着以内に入っている。
■人気■
1番人気は【0-0-2-4】と、一度も連対したことはない。軸にするのであれば【2-2-1】と、07年を除けば全て3着以内に入っている2番人気。また、2番人気と同じ2勝をあげている5番人気【2-0-0】もマークしておきたいところ。もっと穴っぽくいくのであれば【0-2-1】の10番人気以下の馬。
■斤量■
51kg:0-0-1
52kg:1-0-0
53kg:1-1-1
54kg:2-2-0
55kg:1-1-3
56kg:1-1-1
57kg:0-1-0
これといった傾向は見られないが、極端な斤量の馬は不振のようだ。また、トップハンデは【0-0-1-6】と馬券になったのは08年2着のノットアローン(57kg・6番人気)1頭のみ。今年のトップハンデは56kgと、背負いなれた斤量であるが、56kgのトップハンデになったのは06年のトウショウシロッコ1頭のみで、1番人気に推されながらもキッチリと?4着に負けている。
というわけで、トップハンデのサンレイレーザーとアーデント、そして前日最終オッズで1番人気のファイナルフォームの3頭については、特にディープ産駒のアーデントとファイナルフォームはいくら血統傾向に合致していようとも、押さえはともかくとして、軸にはしたくない。
★12タイセイグルーヴィ…ダンスインザダーク×ノーザンテースト
ダンスインザダークは今開催では、母父で3着が1回あるのみだが、その全弟のトーセンダンス2着、3着各1回あり、2着の馬の母父はノーザンテースト直仔のアンバーシャダイなので、血統構成的には同じになる。
人気も10番人気以下になるのは、ほぼ確実で、斤量も重からず軽からずの54kgとなれば、ここはマン振りで大穴狙い。
★8ローレルブレット…サムライハート×テンビー
父サムライハートの母はエアグルーヴという良血ではあるが、その種牡馬成績はパッとしないマイナーなSS系だが、母父がコース傾向で目立っていたニジンスキー系テンビーということに注目してみた。
「残念ダービー」と呼ばれるラジオNIKKEI賞。その別名とは裏腹に、ダービーに出ていたら勝ち負けできていた馬たちが出てくるという意味ではなく、単に種々の事情によりダービーに出走が間に合わなかった、あるいは出来なかった馬たちが出走してくるだけの話。ハンデ戦となった過去6年の勝ち馬から、後にG1を制した馬は1頭もおらず、2着、3着からは06年2着ソングオブウインド(06年菊花賞)、07年2着スクリーンヒーロー(07年JC1着)、そして09年3着ストロングリターン(12年安田記念)の3頭がG1を制したくらいで、決して3歳馬にとっての出世レースとは言い難い。
ハンデ戦となった06年以降の中山開催となった昨年を含む過去6年で、父SS系が目下4連勝中の【4-3-0】で、2着は全て父か母父にSS系の血を持っている馬である。福島開催に限定すれば、09年~11年まで3年連続で父SS系がワン・ツーフィニッシュを決めており、父SS系を中心視せざるを得ない。
今年の出走馬16頭中、父SS系は計10頭。そのうちダイワメジャーが4頭と、ディープインパクトの3頭を上回る大攻勢をかけてきた。これは絞るのに一苦労しそうだ。
父SS系と真逆の傾向を示しているのが、父ミスプロ系。父、母父合計で【1-3-5】(ネイティヴダンサー系含む)と、勝ち切れない。ちなみに、SS系×ミスプロ系の逆パターンを含む血統構成の馬は【1-3-1】であるが、残念ながら今年は該当馬がいない。
その他では、【1-1-1】のグレイソブリン系と【1-0-2】の二つが目につくくらい。
■コース傾向■
ここまで10鞍行われた中で、父SS系は【6-4-4】と活躍している。そのうち2回以上3着以内に入っているのがディープインパクト【1-0-1】、ステイゴールド【1-1-0】、トーセンダンス【0-1-1】、ゼンノロブロイ【0-0-2】の4頭。また、ジェニュイン、トーセンダンス、スズカマンボ、ロイヤルタッチ、スズカフェニックス、ロイヤルタッチといったSS系の中でも地味なSS系が活躍しているのが面白い。
SS系以外では全体的にノーザンダンサー系と、直近では傾向に出ていないが【0-2-1】のグレイソブリン系。
ノーザンダンサー系では、ニジンスキー系【1-3-0】、ヴァイスリージェント系【1-1-1】、フェアリーキング系【1-0-1】、父、母父で各1勝をあげているサドラーズウェルズ系、そしてマイナーではあるが【0-1-1】のナイトシフト系が、2回以上3着以内に入っている。
■人気■
1番人気は【0-0-2-4】と、一度も連対したことはない。軸にするのであれば【2-2-1】と、07年を除けば全て3着以内に入っている2番人気。また、2番人気と同じ2勝をあげている5番人気【2-0-0】もマークしておきたいところ。もっと穴っぽくいくのであれば【0-2-1】の10番人気以下の馬。
■斤量■
51kg:0-0-1
52kg:1-0-0
53kg:1-1-1
54kg:2-2-0
55kg:1-1-3
56kg:1-1-1
57kg:0-1-0
これといった傾向は見られないが、極端な斤量の馬は不振のようだ。また、トップハンデは【0-0-1-6】と馬券になったのは08年2着のノットアローン(57kg・6番人気)1頭のみ。今年のトップハンデは56kgと、背負いなれた斤量であるが、56kgのトップハンデになったのは06年のトウショウシロッコ1頭のみで、1番人気に推されながらもキッチリと?4着に負けている。
というわけで、トップハンデのサンレイレーザーとアーデント、そして前日最終オッズで1番人気のファイナルフォームの3頭については、特にディープ産駒のアーデントとファイナルフォームはいくら血統傾向に合致していようとも、押さえはともかくとして、軸にはしたくない。
★12タイセイグルーヴィ…ダンスインザダーク×ノーザンテースト
ダンスインザダークは今開催では、母父で3着が1回あるのみだが、その全弟のトーセンダンス2着、3着各1回あり、2着の馬の母父はノーザンテースト直仔のアンバーシャダイなので、血統構成的には同じになる。
人気も10番人気以下になるのは、ほぼ確実で、斤量も重からず軽からずの54kgとなれば、ここはマン振りで大穴狙い。
★8ローレルブレット…サムライハート×テンビー
父サムライハートの母はエアグルーヴという良血ではあるが、その種牡馬成績はパッとしないマイナーなSS系だが、母父がコース傾向で目立っていたニジンスキー系テンビーということに注目してみた。