格がモノをいう別定のGIIなら、ダービー馬・ロジユニと春天馬マイネルキッツで何もないと思うのだが、ロジは長期休養明け、キッツは59kgが気になるところ。どちらかといえば、レベルが高いと言われている有馬記念5着のキッツの方か。
だが、有馬記念組の全てが、レベルが高いというわけではなく、そこには縛りがある。
昨年の有馬は、リーチザクラウンがハナのハイペース。2500m戦なのに、1000m通過が58.6秒、以降も緩まず最も遅いラップで1F12.6秒。前に行った馬は総崩れになってもおかしくない中、始終前々勝負で、2着に入ったブエナビスタは文句なしに強い。一方、1着のドリジャニは、弱いとまではいわないが、池添の死んだふりしての後方待機が嵌った格好。つまり、この超ハイペースを前につけるか、あるいは3角過ぎから捲くり勝負に出たものの、最後はバタバタになったような馬こそが、強い競馬をしたということ。現に、14-14-13-7で捲くっていった4着のフォゲッタブルは、その後ステイヤーズS、ダイヤモンドSを連勝した。そして、4-4-3-1と4角先頭に立ったものの9着のシャドウゲイトは、AJCC2着の後、トップハンデを背負いながらも、中京記念を快勝したのは記憶に新しい。
また、有馬では、6-8-9-14と終いバタバタの12着になったネヴァブションだが、通過順位を見ると、流れについていけなかったのは明らか。現に、1000m通過が1分01秒と流れが一転したAJCCでは1着になった。 ロジユニがハナを切りそうな今回、ネヴァブションにとっては願ってもないペースになりそうだが、如何せん前走1着の分、人気になるだろうから妙味はない。
となると、マイネルキッツはどうなのか?
有馬での通過順位を見てみると、10-10-6-5と捲くって出て5着。だが、この時の鞍上は、皇成君。今回は主戦の松岡に戻るが、この松岡がネック。前走のAJCCも、3走前のJCも後方待機で、直線勝負が裏目に出た。まあ、JCは無理だったとしても、AJCCでは天下の春天馬がネヴァブションあたりに負けているようでは・・・。ただ、昨年の日経賞の時のように3角から捲くり勝負に出れば、勝機はある。昨年より2kg増の59kgを背負った以上、勝つには捲くり一発しかない。とはいっても、ここが勝負駆けではなく、春天連覇を目論んでいるのは明白なので、頭からは買う気にはなれない。
というわけで、日経賞血統傾向過去7年↓
父SS系が5連勝で、×ナスルーラ系が3勝。やはり、ネヴァブションか?
でも、それじゃあ面白くないので、格下を承知でこいつを抜擢↓
☆ ⑭タガノサイクロン…フジキセキ×トニービン
母父トニービンは、過去7年で1-0-1、父方でも3着が2回ある。また、ラインは違うが同系のタマモクロスが1着になっている。
でも、いくら血統傾向に合致しているとはいっても、未だオープン未勝利の馬が勝つとは思えない。
と、ここで今年行なわれた中山芝2500mの血統傾向を↓
サドラーズウェルズが確変突入!!
というわけで、血統傾向には合致しないが、本命はこちら↓
◎ ⑬トーセンクラウン…オペラハウス×ダンシングブレーヴ
前走1着で人気になりそうだが、あれは重馬場で恵まれたと思って、嫌気されれば勿怪の幸い。
関係ないが、血統構成はメイショウサムソンと同じである。
で、相手はこちら↓
○ ②エアジパング…エルコンドルパサー×ヘイロー
実は、エルコンの母父はサドラーズウェルズ。また、日経賞の傾向で、リピーター・トウショウナイトの影響が大なのだが、母父リボー系が2着4回ある。そして、字面だけではなくリボー系を内包している馬は、昨年は1、2着で、一昨年3着のアドマイヤモナークなど結構3着以内に入っているのだ。同系を持つ馬は、スタミナが要求される有馬記念をはじめ中山芝2500mが得意。そして、エルコンのボトムには、リボー系プルーヴアウトの血が流れている。一昨年のステイヤーズSを制した本馬にとって、スタミナ勝負は願ってもないところ。
と、気付いてみれば、有馬記念組の2頭は買わないことになったけど、ま、いいか。
=つづく=
だが、有馬記念組の全てが、レベルが高いというわけではなく、そこには縛りがある。
昨年の有馬は、リーチザクラウンがハナのハイペース。2500m戦なのに、1000m通過が58.6秒、以降も緩まず最も遅いラップで1F12.6秒。前に行った馬は総崩れになってもおかしくない中、始終前々勝負で、2着に入ったブエナビスタは文句なしに強い。一方、1着のドリジャニは、弱いとまではいわないが、池添の死んだふりしての後方待機が嵌った格好。つまり、この超ハイペースを前につけるか、あるいは3角過ぎから捲くり勝負に出たものの、最後はバタバタになったような馬こそが、強い競馬をしたということ。現に、14-14-13-7で捲くっていった4着のフォゲッタブルは、その後ステイヤーズS、ダイヤモンドSを連勝した。そして、4-4-3-1と4角先頭に立ったものの9着のシャドウゲイトは、AJCC2着の後、トップハンデを背負いながらも、中京記念を快勝したのは記憶に新しい。
また、有馬では、6-8-9-14と終いバタバタの12着になったネヴァブションだが、通過順位を見ると、流れについていけなかったのは明らか。現に、1000m通過が1分01秒と流れが一転したAJCCでは1着になった。 ロジユニがハナを切りそうな今回、ネヴァブションにとっては願ってもないペースになりそうだが、如何せん前走1着の分、人気になるだろうから妙味はない。
となると、マイネルキッツはどうなのか?
有馬での通過順位を見てみると、10-10-6-5と捲くって出て5着。だが、この時の鞍上は、皇成君。今回は主戦の松岡に戻るが、この松岡がネック。前走のAJCCも、3走前のJCも後方待機で、直線勝負が裏目に出た。まあ、JCは無理だったとしても、AJCCでは天下の春天馬がネヴァブションあたりに負けているようでは・・・。ただ、昨年の日経賞の時のように3角から捲くり勝負に出れば、勝機はある。昨年より2kg増の59kgを背負った以上、勝つには捲くり一発しかない。とはいっても、ここが勝負駆けではなく、春天連覇を目論んでいるのは明白なので、頭からは買う気にはなれない。
というわけで、日経賞血統傾向過去7年↓
父SS系が5連勝で、×ナスルーラ系が3勝。やはり、ネヴァブションか?
でも、それじゃあ面白くないので、格下を承知でこいつを抜擢↓
☆ ⑭タガノサイクロン…フジキセキ×トニービン
母父トニービンは、過去7年で1-0-1、父方でも3着が2回ある。また、ラインは違うが同系のタマモクロスが1着になっている。
でも、いくら血統傾向に合致しているとはいっても、未だオープン未勝利の馬が勝つとは思えない。
と、ここで今年行なわれた中山芝2500mの血統傾向を↓
サドラーズウェルズが確変突入!!
というわけで、血統傾向には合致しないが、本命はこちら↓
◎ ⑬トーセンクラウン…オペラハウス×ダンシングブレーヴ
前走1着で人気になりそうだが、あれは重馬場で恵まれたと思って、嫌気されれば勿怪の幸い。
関係ないが、血統構成はメイショウサムソンと同じである。
で、相手はこちら↓
○ ②エアジパング…エルコンドルパサー×ヘイロー
実は、エルコンの母父はサドラーズウェルズ。また、日経賞の傾向で、リピーター・トウショウナイトの影響が大なのだが、母父リボー系が2着4回ある。そして、字面だけではなくリボー系を内包している馬は、昨年は1、2着で、一昨年3着のアドマイヤモナークなど結構3着以内に入っているのだ。同系を持つ馬は、スタミナが要求される有馬記念をはじめ中山芝2500mが得意。そして、エルコンのボトムには、リボー系プルーヴアウトの血が流れている。一昨年のステイヤーズSを制した本馬にとって、スタミナ勝負は願ってもないところ。
と、気付いてみれば、有馬記念組の2頭は買わないことになったけど、ま、いいか。
=つづく=