前年のダービー馬が、宝塚に出てくれば連対率100%と、ダメ押しのデータがある、間違いなく1番人気のディープスカイ。
その父であるアグネスタキオンが、本日急死したそうだ。
二代目SS組襲名は、ほぼ間違いないと思われた若頭タキオンだったのだが-
合掌。
ただでさえ、一本被りのディープなのだが、これを受けてマスコミは『天国の父へ~』なんたらかんたら、とお涙頂戴の調子で、ディープを煽ることはみえみえだ。
が、絶対にマスコミに踊らされてはいけない。いくら1番人気になろうとも、競馬には絶対はないのである。そう、あの絶対王者・マックもディープインパクトも負けたことを忘れてはならない。
これまで3頭の前年ダービー馬が、宝塚でパーフェクト連対を果たしているが、この3頭とディープには、決定的な違いがある。
・99年2着スペシャルウィーク…99年春天1着
・06年1着ディープインパクト…06年春天1着
・07年2着メイショウサムソン…07年春天1着
と、いずれも宝塚の前に、春天を制しているのである。
一方、ディープは、ダービーのあとは、神戸新聞杯を使ったものの、菊には進まず、秋天、JCへ。そして古馬になってからも、王道である春天は目指さずに大阪杯から安田記念へ。調教師が距離適性を見抜いたかどうかは知らないが、王道をハナから放棄したローテである。
そして、過去3頭のダービー馬に限らず、宝塚を勝った馬は菊、春天、有馬といった眺めのG1を制した馬が、結構いる。つまり、いくら2200mといえど、そこには長距離G1を克服できるスタミナが必要であるということだ。そこにディープの死角、否、調教師の錯覚がある。
また、父SS系で宝塚を制した馬は直近では06年のディープインパクトなのだが、この年は京都開催であったことを忘れてはいけない。
阪神開催に限定すると、父SS系の勝利は98年のサイレンススズカまで遡らなければならない。
こうやって見てみると、もともと、この宝塚は父SS系が勝ち切れない傾向にあることがよく分かる。
阪神開催の過去12年で父SS系は2-8-8と2着、3着は多いものの、たったの2勝である。しかも、ディープ自身がここまで5-7-2-2と、2着回数の方が多く。08年神戸新聞杯以来、勝ち星から遠ざかっているのである。
となれば、夢を追うなら、ディープの2着、3着付け、否、思い切ってバッサリといく手もあるのではないだろうか。
=つづく=
その父であるアグネスタキオンが、本日急死したそうだ。
二代目SS組襲名は、ほぼ間違いないと思われた若頭タキオンだったのだが-
合掌。
ただでさえ、一本被りのディープなのだが、これを受けてマスコミは『天国の父へ~』なんたらかんたら、とお涙頂戴の調子で、ディープを煽ることはみえみえだ。
が、絶対にマスコミに踊らされてはいけない。いくら1番人気になろうとも、競馬には絶対はないのである。そう、あの絶対王者・マックもディープインパクトも負けたことを忘れてはならない。
これまで3頭の前年ダービー馬が、宝塚でパーフェクト連対を果たしているが、この3頭とディープには、決定的な違いがある。
・99年2着スペシャルウィーク…99年春天1着
・06年1着ディープインパクト…06年春天1着
・07年2着メイショウサムソン…07年春天1着
と、いずれも宝塚の前に、春天を制しているのである。
一方、ディープは、ダービーのあとは、神戸新聞杯を使ったものの、菊には進まず、秋天、JCへ。そして古馬になってからも、王道である春天は目指さずに大阪杯から安田記念へ。調教師が距離適性を見抜いたかどうかは知らないが、王道をハナから放棄したローテである。
そして、過去3頭のダービー馬に限らず、宝塚を勝った馬は菊、春天、有馬といった眺めのG1を制した馬が、結構いる。つまり、いくら2200mといえど、そこには長距離G1を克服できるスタミナが必要であるということだ。そこにディープの死角、否、調教師の錯覚がある。
また、父SS系で宝塚を制した馬は直近では06年のディープインパクトなのだが、この年は京都開催であったことを忘れてはいけない。
阪神開催に限定すると、父SS系の勝利は98年のサイレンススズカまで遡らなければならない。
こうやって見てみると、もともと、この宝塚は父SS系が勝ち切れない傾向にあることがよく分かる。
阪神開催の過去12年で父SS系は2-8-8と2着、3着は多いものの、たったの2勝である。しかも、ディープ自身がここまで5-7-2-2と、2着回数の方が多く。08年神戸新聞杯以来、勝ち星から遠ざかっているのである。
となれば、夢を追うなら、ディープの2着、3着付け、否、思い切ってバッサリといく手もあるのではないだろうか。
=つづく=