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阪神牝馬Sの法則【結果】

2011-04-10 09:59:32 | 牝馬の法則
■血統傾向■

現在の施行条件となった07年にいきなりG1馬がワン・ツーを決めた。さすがに格がモノをいう別定のG2だけのことはある。と思いきや、09年こそ後のG1馬となる馬2頭でワン・ツーを決めたが、エイジアンウインズこそ上がり馬であったが、それ以外は何でもありの様相を示している。

血統傾向的には、何と言ってもSS系×ノーザン系が4連勝中であることに注目。これだけを見てもSS系には逆らえないことは明白だが、07年以降、3着以内に入った計15頭のうちSS系を父にも母父にも持たない馬は、たったの4頭しかいない。
元来、芝1400mではSS系のような瞬発力がある馬よりも、どちらかというとダートもこなせるような血統が好走するのが定説なのだが、この阪神牝馬Sに限っては当てはまらないようだ。その証拠に、コース傾向ではSS系は大不振。

■コース傾向■

ここまで父SS系は1-3-4。ちなみに昨年は、1回開催でこそSS系の活躍が不振ではあったが、2回開催になって突如SS系が活躍し始め、本番までその傾向は続いていたのだ。


今年も昨年同様に直近の流れを汲むのであれば、父ノーザン系が狙い目となる。が、本番前に当該コースの鞍は組まれていないので、父ノーザン系に決め打ちする。ただし、阪神牝馬Sの血統傾向にも合致させるのは母父には当然SS系を持った馬、ということになるのだが。

最後に芝1400mでダート血統が走る根拠とその注意点を、水上学著『血闘両断!』より引用させて頂く。

「これは覚えておくと大変重宝する戦略です。
 芝1400mというのは、前傾ラップになりがちな1200m、前半脚をタメて切れ勝負になる1600mの中間で、そのどちらとも違う独特な展開になりやすい距離です。それだけにスペシャリストも生まれやすい。
 これはどういうことかというと、概して芝1400mという距離は、最速ラップと最遅ラップの差が小さく、極端な言い方をすれば一定ラップで流れがち。ラップの上下がないということは、実は一番シンドイというか、体力を要する展開なのです。
 その分、体力に富むダート血統、当然、ダート実績馬が好走しやすいということ。一見、芝では買えないような種牡馬の産駒がゴロゴロ連対するのが、この芝1400mなのです。
 ただし、終いの直線が長い分、前半で脚をタメがちになる東京1400mはスローペースになることも珍しくなく、どちらかというとマイル寄りの流れになることが多い。メンバー的に、テンが速く流れがちになりそうな場合に限り、この「ダート血統好走現象」が出てくるので、その点は注意しましょう。」

■結果■

さすが水上学。競馬ラボのコラムでもズバリ的中だが、上の能書きの通りダート寄りの血統であるクロフネ産駒が1、3着に入っり、これで父ヴァイスリージェント系は3年連続で3着以内に入ったことになる【1-1-2】。残念ながらSS系×ノーザン系の5連勝とはならなかったが、連対は確保。

=おしまい=









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