コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

ガンダムサンダーボルト 第170話

2022年06月16日 | サンダーボルト
□機動戦士ガンダム サンダーボルト
 第170話 マイトレーヤ作戦(5)



地球連邦軍本部がある南米ジャブロー基地では、オンライン会議が始まり、
コンペイトウ司令官のフィッツ・マクレガー大将、
ルナツー司令官のエドワード・ボーマン提督、
ジオン共和国のユージン・サイラス首相などがログインします。
ダニエル・ノックス元帥が議長を務めます。
議題は、南洋同盟の軍事行動に対する迎撃案の策定です。

今から2時間前、暗礁宙域から現れたビグ・ザムを、敵の第1波とし、
続いて、第2波、第3波も暗礁宙域を出発したとのこと。
首謀者の僧正は、ビグ・ザムで、陣頭指揮を執っている、と。
第2波は、29機のサイコ・ザクで、
第3波は、ダリル少尉のパーフェクト・ガンダムとブラウ・ブロ。
諜報部からの報告によると、攻撃目標は、月のアナハイム社だが、
その前に、ジオンのソーラレイ・システムの奪取を目論んでいる、と。

このまま行けば、約6時間後にコンペイトウ艦隊の防衛線に到達。
地球機動艦隊も、ア・バオア・クーからの増援も時間的に間に合わず、
一番近いルナツーに増援をとなりますが、当該基地は、先日の戦闘により、
ルナツー艦隊は、全兵力の2割を失っていると、ボーマン提督は言います。
しかも、第3波となっているダリル少尉の機体のみにだと、声を荒げます。

ただただ時間が経つことに、サイラス首相は、皆を悠長だとします。
首相は、全国民に対し、既に避難指示を出し、外縁7基のコロニーを、
安全地帯へ移動させる計画を立てているが、圧倒的に時間が足りない。
民間の宇宙船を総動員しても、後5日は掛かる。国民は、パニックに…!
今やジオン共和国も連邦加盟国のひとつだとし、連邦軍の増援を正式要請。

マクレガー大将は、虫のいい話だと断じます。
先の大戦で連邦を敵に回したジオンが、
たかが田舎宗教のテロリストに怯え、連邦に泣きつくのか?と皮肉ります。
首相は、一年戦争は、ザビ家が起こしたことで、共和国政府は関係ないと。
大将は、政権は変わったが、国民が入れ替わった訳じゃない。
ザビ家を支持したのも、民主化を享受しているのも同じヤツらだとし、
戦争の責任をザビ家に総て擦り付け、自分たちは無関係だとシラを切る、
風見鶏のような国民、その厚顔無恥がジオンの本質ではないのかと詰めます。

ノックス元帥は、大将の言葉を制止し、政治的な発言を控えさせます。
大将は、これに対し、月のグラナダ基地から出撃した艦隊は、
元帥が更迭したはずのハンフリー中佐が指揮官だというのは事実かと質問。
最新鋭装備で編成された遊撃艦隊は、アナハイム社の施設軍隊とも言え、
同社の権力は、連邦軍の人事や編成に留まらず、作戦行動にまで及んでいる。
我々連邦軍は、何時から同社のお先棒を担ぐ存在に成り下がったのかと非難。
傲慢な同社や下劣なジオンのために連邦軍人が血を流す価値があるのかと。

ノックス元帥の、コンペイトウは、兵を出す気が無いのかとの問いに、
マクレガー大将は、例の件、連邦政府の承認は?と問いで返します。
現在、ダカールの連邦議会で、仕様の可否について議論が交わされている。
連邦政府直轄として、管理されているが、封印を解くには深い議論を…。
マクレガー大将は、南洋同盟が狙うソーラレイで、迎撃する作戦のようです。
首相は、終戦協定で封印され、世界が使用を禁じた最終兵器だとします。
元帥は、連邦議会の結論を待ちましょうと、首相を制します。

最終的に、コンペイトウ艦隊が防衛線を敷き、周辺艦隊から援軍を出す。
連邦に対し、明確な敵対行動を取る南洋同盟を放置はできないとし、
持てる全戦力で、僧正の進攻を必ずや阻止するのだと議会は締められます。

マクレガー大将は、議会の議論を待たず、作戦を進行させます。
特殊部隊がソーラレイのシステムを掌握し、封印が解除され、始動開始。
コンペイトウと月の間に射線を定め、ソーラレイの準備が始まります。
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ガンダムサンダーボルト 第169話

2022年06月02日 | サンダーボルト
□機動戦士ガンダム サンダーボルト
 第169話 マイトレーヤ作戦(4)



ビーハイヴIIは、コンペイトウ宙域を目指します。
イオ少尉とリリーは、敵の「刻の間」から脱出します。

モニカ大佐曰く、NTは、「刻の間」と呼ばれる精神感応空間を使い、
自由に交信をしているようで、ミノフスキー粒子が電波障害を引き起こす
現在においては、レーザー通信に次ぐ安定した交信手段だとします。
で、リリーが感知したのは、敵の作戦会議ではないかと推測します。
リリーには、何か感知しても不用意な接触は控えるようにと言い含めます。
が、リリーは、敵の情報を知ることができると反論します。

イオ少尉は、レヴァン・フウの声を聞いたと話します。
奴は、信徒たちに「刻が来た…私も自ら戦場に向かう」と呼び掛けていた。
暗礁宙域から出現したビグ・ザムに乗っているとします。
また、その傍らには、カーラ・ミッチャム教授がいたとも。

リリーは、ジオングのサイコミュ技術が私たちの感応力を増幅させ、
それと同時に、私たちの肉体的なエネルギーを消耗させている原因と推測。

イオ少尉は、あいつの声が突然頭の中で聞こえて来たら、
奇跡の力を信じるさ、「これは神の啓示だ、これは聖戦だ」って
みんな簡単に騙される。クローディアも、コーネリアスも……。
イオ少尉は、旧友を思い浮かべると、自然に右手に力が篭もります。

「刻の間」
レヴァン・フウは、信徒たちに檄を飛ばし、アナハイム社の打倒を掲げます。
そして、ダリル少尉のガンダム、ビリー少尉のサイコミュ高機動試験用ザク、
チャウ律師のガルバルディ、カウフマン少佐のリック・ドムが出撃。
フィッシャーたちのサイコ・ザクも出撃して行きます。
そして、レヴァン・フウ僧正のビグ・ザムも艦隊を率い、出撃します。
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