コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

第197話 輝きの刹那(8)

2024年02月23日 | サンダーボルト
□機動戦士ガンダム サンダーボルト
 第197話 輝きの刹那(8)



カーラ教授は、コクピットの器具に身体を固定し、次の段階に移行します。
Iフィールドを展開させ、メガ粒子砲を準備し、火器管制を移譲させます。
カーラ教授は、僧正の遺骸を横目に、今度は、直接ソーラ・レイで、
ジオン国民を狙うとし、私の復讐が果たされる瞬間を見ていなさいと。
カーラ教授の周囲を取り囲むように、機体の管制システムが現れます。
お人好しの信者たちもせいぜい利用させて貰うわと、笑みを浮かべます。

ビグ・ザムの外装に突き刺さった核ミサイルが意味あり気に映されます。

フィッシャー、ボリス、マシューは、ガレ中佐に供された旧ザクで出撃。
ダリル少尉のガンダムは、彼らと合流し、僧正の遺志を継ぎます。
ザンジバル級は、後方支援として、掃海艇は、救助活動を行いつつ離脱。
ブラウ・ブロの回収と、僧正の兄弟の供養も掃海艇が担当します。

ダリル少尉は、NTの能力を表層化させ、亡き僧正の遺志を継ぎ、
サイコ・ザクの最後の1機、パーフェクト・ガンダムの使命として、
アナハイム社を殲滅し、宇宙世紀の未来を変えると、全員に誓います。

イオ少尉たちは、ビーハイヴIIに帰還し、補給を受け、作戦を練り直すと。
また、頭部側に簡易カメラを設置し、僧正のクローンと意思の疎通を。
リリーは、彼にも名前がないと不便だとし、何か考えてと話します。
イオ少尉は、父親が木星に縁が深く、自分の名前が木星の衛星に由来。
で、クローンの名前も木星の衛星に因み、カリストはどうかと提案。
リリー曰く、クローンも気に入ったとのことです。
イオ少尉、リリー、カリストのトリオは、次なる作戦に挑みます。

ビアンカ少尉のアトラスが鹵獲され、彼女は、捕虜になります。
彼女は、健在しているビグ・ザムを見て、仕留め損なったと呟きます。
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第28話 天貴星グリフォン

2024年02月16日 | 星矢
□聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング
 第28話 天貴星グリフォン



蠍座のエウラリアが、音楽室で女生徒たちを救い、
獅子座のヴァシリオスが、剣王騎シェディムと対峙していた少し前──。

天猛星ワイバーンの翔一郎は、双子座の惣次郎と学校で近況報告。
互いが置かれている状況を確認し合い、談笑していた所へ、
デミウルゴスの四騎士がひとり、宝王騎のセイリムが声を掛けます。
彼女は、これから始まる舞台を、ふたりに観ていて欲しいと話します。
冥界三巨頭のひとりが、黄金聖闘士に恋をし、人形にする喜劇だと。
翔一郎と惣次郎は、セイリムに拳撃を向けますが、障壁に阻まれます。
さらに、セイリムは、「運命を打ち砕く者」、双子座と天猛星は、
閉じ込めて置かないとと言い、ふたりを結界に閉じ込め、姿を消します。
翔一郎と惣次郎は、結界を打ち砕こうとしますが、悉く弾かれます。

その頃、夜姫とシャルロットも異変を感じ取ります。
朱とエステルとの交信が途絶え、校舎と外界が遮断されたと悟ります。
彼女たちの下に、ルーカスが現れますが、調子が悪そうに膝を付き、
セイリムの囁く言葉に唆され、天貴星グリフォンのミーノスとして覚醒。
ミーノスとなったルーカスは、飄々とした表情で、夜姫に対峙し、
彼女を庇おうとした、シャルロットを掣肘し、今の状況を確認します。

ミーノスは、目の前の彼女たちを、私の知る冥王軍ではないとし、
覚醒を促した声、この器にある記憶から推測し、ある結論を出します。
そして、此度の覚醒において、パンドラに従う必要無しと判断します。
危険を察したシェルロットは、モールレジュレクシオンを放ちます。
が、ミーノスは、コスモの衝撃波だけで、その拳撃を無効化します。
で、彼女たちを霊糸で拘束し、器の願いを叶えるまでここにいて欲しいと。
夜姫が訊ねると、蠍座の黄金聖闘士、美しい乙女を所望していると。
夜姫は、それならば、貴方は、私の敵だとし、必ず倒すと断言します。
ミーノスは、身動きの取れない夜姫の虚勢を笑い、立ち去ります。
夜姫は、天貴星の覚醒を促した影こそが、私たちの真の敵だと話します。

宝王騎のセイリムは、屋根の高台に立ち、無邪気に微笑みます。
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第196話 輝きの刹那(7)

2024年02月09日 | サンダーボルト
□機動戦士ガンダム サンダーボルト
 第196話 輝きの刹那(7)



カーラ教授は、管制室のドン律師に連絡を取り、状況を確認します。
砲身の冷却に1時間を要しますが、システムには異常は見られず、
備蓄エネルギーがまだ40%あり、第2射は発射が可能だと報されます。
ビグ・ザムの核パルス・エンジンが燃焼を終了しましたが、
射角を最終調整する程度の推力ならば、十分に出せるとのことです。
ただ、ソーラ・レイの照射に巻き込まれ、MS部隊の損耗が激しく、
武器弾薬を補給しても再出撃できる機体は僅かだとの報告が。
カウフマン少佐、チャウ律師、ビリー少尉の消息も不明とのこと。
ビグ・ザムでは、損傷したMSが次々に回収されて行きます。

カーラ教授は、ビグ・ザムの武器管制が務まるか不安だが、
私も精一杯努力しますとドン律師に伝えます。
これを聞いたドン律師は、ビグ・ザムはフウ僧正のお役目だと反論。
カーラ教授は、一呼吸置き、僧正が先程ご逝去されましたと話します。
通信を聞いていた信徒たちは、一様に驚きます。
カーラ教授は、事情を説明します。ジオン共和国駐留の連邦軍艦隊を
足止めしていたサイコ・ザクが突然操縦機能が低下し、全滅しました。
僧正は、自らのNT能力で、サイコ・ザクを遠隔操作しようと奮戦。
そのことが脳への負担を増大させ、治療では追い付かなかったと。
信徒たちは、僧正の死を嘆き、アナハイム社への正義の鉄槌を誓います。
カーラ教授は、神妙な面持ちで、信徒たちの喚声を聞いていました。

イオ少尉は、戦闘中、俺たちに何度も語り掛けて来た奴は…。
リリーは、彼よ……、僧正と同じニュータイプのクローン……と答えます。
ジオン軍は、NT専用の兵器開発を急ぐが余り、操縦者と機械を繋ぐ、
コネクターとして、クローンの脳を利用。レヴァン・フウ型のクローンは、
誕生から間もなく、ジオン軍にも秘密裏に転売され、能力の発芽が弱い個体は、
破棄されるか、有効活用するために脳を……、とリリーは、語ります。
リリーは、クローンのメットに手を当て、刻の間を思い返し、
もうひとりの子は、ダリルを守って死んだのね…と独り言ちます。
同じ頃、ダリル少尉も、目を閉じているクローンの目の前にいました。
リリーは、クローンがイオ少尉に伝えたいことがあると、手を握ります。
イオ少尉は、フウ僧正がカーラ教授に殺害されたこと、
彼女がジオン国民の虐殺を目的としていることなどを知ります。
イオ少尉は、ソーラ・レイとビグ・ザムが未だカーラ教授の掌握下にあり、
第2射がアナハイム社と、ジオン国民のどちらを討つのかと焦ります。
また、ダリル少尉も僧正の死と、カーラ教授の裏切りを感じ取っていると。
イオ少尉は、ダリル少尉が僧正の大義、恋人の復讐のどちらに付くのかと。

ダリル少尉は、フィッシャーたちのザンジバル級と合流します。
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第6話 カドモス! 凄絶なる剛拳

2024年02月02日 | 星矢
□聖闘士星矢 海皇再起 RERISE OF POSEIDON
 第6話 カドモス! 凄絶なる剛拳



女神ネメシスは、ふたつの流星を見て、ベレロポーンとテレプシコラが
倒されたことを察知します。これを見て、新手のふたりが姿を見せ、
聖域に数名が侵入したため、始末して参りましょうかと進言します。
が、ネメシスは、明日には死にゆく者たちじゃ。蝋燭が燃え尽きる刹那の輝き。
じっくり味わおうではないかと、ふたりに持ち場にて控えおれと命じます。

その頃、カノンとカーサは、竜牙(ドラコデンテ)のカドモスと対峙。
ふたりは、それぞれの必殺技、ギャラクシアンエクスプロージョンと、
サラマンダーショックを同時に放ちますが、これをカドモスは、受け止め、
拳撃の威力を、カノンとカーサにそのまま押し返します。
カドモスは、次は自分の番だとし、その場から跳躍し、ふたりの背後に回り、
右手でカーサ、左手でカノンの顔を掴み上げ、ドラゴンスカルマッシャーで、
上空から地面に叩き付けます。カノンとカーサのマスクが砕け散ります。
カドモスは、ふたりで挑んで来た蛮勇を賞賛し、その場を去ろうとすると、
カノンとカーサは、寝ボケ頭がスッキリしたぜと、立ち上がります。

カノンは、ゴールデントライアングルを放ち、異次元へと誘おうとしますが、
カドモスは、この世界に踏み止まり、異次元に呑み込まれまいとします。
この攻防の最中、カーサは、カドモスの心の奥底を探ろうとしますが、
カドモスの中には、ブラックホールのような真っ暗闇が広がっているのみで、
家族や親友、愛する者の姿が誰ひとりとして見えないとたじろぎます。
カーサは、あの一輝でさえ、心の奥底には、弱点を抱えていたのに……とも。

これを察知したカドモスは、次元の裂け目を力業で砕き、カーサに憤り、
その剛碗で、強かに殴り付け、助けようとしたカノンに向かい、投げ付け、
今度こそ勝利を確信し、その場から去ろうとします。

遠く飛ばされたカノンとカーサは、互いに声を掛け合い、無事を確かめます。
カーサは、ふいにカノンに両親のことを訊ねます。
カノンは、双子の兄貴ともども、天涯孤独だと笑って答えます。
カーサは、父親は呑んだくれで、母親は、そのあ¥ために早死にしたと。
で、オレは、一刻も早く逃げ出したくて、ワルの下っ端になり、何でもやった。
気付けば、一人前。肩で風切るいっぱしのギャングになったが、ガキの頃に
心に開いた穴は、何をやっても埋まらず、何処まで行っても独りぼっちだった。
バーで呑み潰れてる場面がありましたが、マスターが志那虎っぽかった。
そんな時、ポセイドンの声を聞き、神様も人間が嫌いなのかと親近感を覚え、
こんなクソみてぇな世の中、ぜんぶ水浸しになっちまえと思ったと話します。
カノンは、これを聴き、オレも似たようなものさと言います。
カーサは、だから最後位は、仲間たちと力を合わせ、世界を救ったんだと
天国でおふくろに自慢するんだと、再起し、小宇宙を燃焼させます。
それに呼応するように、カーサの鱗衣は、真鱗衣(アークスケイル)へと変化。
歩を進めていたカドモスは、小宇宙の高まりを感じ取り、振り返ります。
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