〈月刊ガンダムエース2024年12月号〉
□機動戦士クロスボーン・ガンダム ゼーロイバー
第1話「ガチで海賊」
U.C.0172 木星圏──
輸送M87は、海賊(宙賊)の襲撃を受け、バタラ系MSを展開します。
海賊の首領は、カレン、アタリ、モモに、好きにやれと命じます。
この時代の地球圏は、宇宙戦国時代に突入し、その長く続く戦乱で、
現状の技術レベルの維持すら難しい有り様だったと言われていた。
それに比べ、木星圏はのんびりしたものだったらしく、今回の物語は、
その辺境で起きた、ただの小さな事件だと述懐されています。
輸送M87は、窮地に陥り、特務機関である蛇の足のエースパイロット、
薄紅姫・イオを出撃させます。彼女のグランパスは、特異な形状を持つ
ライフルの砲身を鞭のように変化させ、カレンのレッド・レインの武器を
無効化し、モモのシルバー・スノーのファンネル攻撃を掻い潜り、
肉迫しますが、アタリのブルー・ウインドに阻まれます。
アタリ機と斬り結んだイオは、彼女と交感し、自分と同じタイプと察知。
アタリの記憶がイオにも流れ込み、意識を持って行かれそうになります。
イオは、海賊たちが輸送艇の「アレ」を奪うべく、誰かに命じられ、
行動していると判断し、アタリを問い質しますが、はぐらかされます。
アタリは、疑うなら見てみればいいと、イオと再び交感します。
イオは、アタリの中に、先程とは異なり、空虚な空間だけが見えます。
アタリ機は、その隙を衝き、イオ機の頭部と右腕部を斬断します。
イオは、コア・ファイターを脱出させますが、モモ機に捕らえられ、
さらにコクピットからも脱出し、接舷された輸送M87に帰還します。
帰還したイオは、XXXと書かれたコンテナの前に立つ男性を発見し、
直ぐ様銃を構え、仮面の男性の名前と目的を問い質します。
男性は、キャプテン・モローと名乗り、宇宙海賊ゼーロイバーだと。
そこへ、カレン、モモ、アタリが駆け付け、イオを取り押さえます。
モローがコンテナを開錠すると、輝くMSの右腕部が格納されていました。
・データガンダム~傑作群像~
特別編 キンケドゥ・ナウ シーブック・アノー
今回は、シーブック、サイド4に付いて、書かれていました。
次回予告もあって、次回は、紅の星「火星」を扱うそうです。
機動戦士クロスボーン・ガンダム 最初のX(クロス)の冒頭5ページも
少年エース12月号の宣伝を兼ね、載っていました。
□機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ASTRAY
develop02:疑義なる依頼
ロウは、レッドドラゴンで、コートニーのデスティニーインパルスと対峙。
インパルス修理後の模擬戦を行うようで、両者は、やる気満々です。
一方、劾たちは、謎の依頼者からロウの抹殺依頼を伝えられます。
劾は、遂行すべきと判断したら受けると。依頼者は、プロだと賞賛。
どうやら、劾たちを依頼に足る組織かどうかを確認したかったようです。
で、直ぐに受けて貰いたい依頼があるとして、メンデルを映し出します。
プラント評議会の依頼により、発掘作業を続けているディラーを、
あらゆる危険から保護して欲しいと、仮面の依頼者は言います。
劾は、優先するのは、その人物か、それとも掘り出した何かか?と。
依頼者は、両方保護して貰うのが理想だが、発掘された情報が優先だと。
劾は、保護した後どうすれば良いのか?と訊ねると、彼が保護されれば、
依頼者から連絡を取り、報酬も、その時にお好きな額でと。劾は承諾。
依頼者の映像は、数々の非礼を詫び、姿を消してしまいます。
ロウは、デスティニーシルエットがパワーを食い過ぎだと評価し、
機能を集約するよりも、状況に応じ、使い分ける方が良いとします。
コートニーも首肯。が、単機で最強に拘泥る人を説得出来なかったと。
ロウは、軍を離れたコートニーに、ジャンク屋に来ないかと勧誘します。
兵器開発だけが、モビルスーツと関わる仕事じゃないからなと。
コートニーは、今は、マディガンと契約しているが、そうなったら、
よろしく頼むと、前向きに検討するとのことで、ロウも乗り気になります。
ロウは、マディガンのコレクションの中にハイペリオンがあったら、
譲って貰えないかと考えていましたが、コートニー曰く、無いようです。
件の機体は、アクタイオン社のアイツ(V.V?)に頼むか──と。
ロウと樹里は、用件を終え、マディガンのコロニーを後にします。
リミットレスと名乗った仮面の依頼者は、ロウと劾に対し、
戦いなき世界を創るための、犠牲となってくれるだろうかと独り言ちます。
□機動戦士ガンダムF90 クラスター
第4話
アレキサンドリア級から謎の機体が火星に降下して行きます。
オリンポス・キャノンが発射され、連邦軍艦隊を撃破しますが、
肝心の地球直撃コースを外れ、圧力炉が暴走してしまい、総員は、
基地外周の第2区画へ退避しろと、中央司令部から通信が入ります。
ただ、第2区画は、20kmも先にあり、レオンたちは、戸惑います。
イヴァルは、基地の崩壊に巻き込まれると警告しますが、
死神三銃士は、君ら程間抜けではないと、イヴァルの90R2を執拗に攻撃。
イヴァル機は、ビーム・ライフルの同時使用が出来ず、右肩を撃たれます。
ガンマッド少佐は、OMS-90R2が何のために造られたのか興味を持ち、
本来の用途には未完成の、否、何かのパーツが足りていないと推測。
ドドンガ中尉がイヴァル機と対峙したいと名乗り出て、許可されます。
ドドンガ中尉のF80Gは、対ビームマントの試験を兼ねていたようで、
大人しくしていたがと言い、マルチプル・ビーム・ウェポンを翳し、
何度も斬り掛かり、イヴァル機は、ヒート・ホークで何とか凌ぎます。
レオンは、イヴァル機の異常を感じ、リュドミラ先生に子供たちを任せ、
擱坐しているザクの元に急ぎます。その間もイヴァル機は、守勢のまま。
イアン中尉のF80Qは、その戦闘の様子をガン・ユニットで記録します。
ガンマッド少佐は、ドドンガ中尉機と斬り結ぶイヴァル機に対し、
その接触回線を介し、自分たちは、木星師団の傭兵だと明かし、
イヴァルの乗るOMS-90R2を手に入れたいだけだと話し掛けます。
イヴァルがそうすれば命は助ける?と訊くと、苦しまずに殺してやろうと。
イヴァルは、奮起し、ドドンガ中尉機に肉迫しますが、得物を奪われます。
レオンは、ザク・マシンガンを機外から操作し、ドドンガ中尉機を掣肘。
その隙を衝き、イヴァル機がドドンガ中尉機の右腕部を斬断します。
ドドンガ中尉は激昂し、左腕部のミサイルをイヴァル機に発射します。
ガンマッド少佐のF80Oも加わり、イヴァル機を三方から取り囲みます。
イヴァルが90R2に力を求めると、それに呼応し、機体のAIが稼動します。
瞬間、上空からのビーム攻撃が、死神三銃士のF80に襲い掛かります。
そのパイロットは、イヴァルに直接語り掛け、君の味方とは限らないが、
今は、君の願いに応えようと、彼の航宙機は、イヴァル機と合体します。
OMS-90R2は、背後に巨大な腕部を持つ、異形の姿へと変形します。
航宙機のパイロットは、自らをユーリー・ミノフスキーと名乗り、
機体をF90N、ウルス・ラグナと呼び、死神三銃士との戦闘に介入します。
ウルス・ラグナは、ゾロアスター教の英雄神の名前にあるようです。
月刊モビルマシーン縮刷版
VOLUME25 RGM-109Bf ヘビーガン重装攻撃型
頭頂高:15.8m
全備重量:34.56t(ダブル・ビーム・ライフル装備時)
ジェネレーター出力:2,870kW
スラスター総推力:82,260kg
固定武装:
バルカン砲×2(頭部)
4連グレネードラック×2(腰部)
標準武装:
9連装マルチランチャー×1(右肩部)
90mm4連マシンキャノン×2(左肩部)
2連グレネードランチャー×1(右腕部)
ダブル・ビーム・ライフル×1(左腕部)
二連装電磁レールガン×1(左腕部、op.)
携行武装:
ビーム・ライフル
サナリィが回想したRGM-109は、B型に分類され、そのフル装備状態の
パワードウェポン形態は、さらにf型(フルアームドの意)の枝番が付く。
右肩部のハードポイントには、9連装のマルチランチャーを装備し、
弾種には、多弾頭ロケット、または、地対地ミサイルが選択可能。
試作1号機は、8連装のマルチランチャーだったそうです。
左肩部には、F71の130mm4連マシンキャノンを小型化した、90mm
4連マシンキャノン2門を装備し、弾種は、APFSDSを使用している。
右腕部には、2連装のグレネードランチャーを装着し、弾頭は、専用の
対艦大型貫通弾の他、腰部の小型グレネード、及びRGM-111用の大型
グレネードが発射可能になっている。
左腕部のシールドユニットには、ダブル・ビーム・ライフル、または、
二連装電磁レールガンを搭載可能で、砲身のカバーが共通なため、
外観から何れの装備かを見分けることは困難になっているが、唯一、
センサーの色が異なり、青がライフル、赤がレールガンになっている。
腰後部のウェポンラックは、大型Eパックの充電用に、A型より出力を
向上させ、専用の短砲身ビーム・ランチャーを装備可能になっている。
超遠距離狙撃に特化した、F71L Gキャノン(長距離支援用仕様)、
簡易ヴェスバー搭載のRGM-111とは異なり、RGM-109Bfは、全体的に、
中距離攻撃力の向上を図り、有視界戦闘における火力投射に秀でている。
ただ、ビーム兵器の同時使用にかなりの制限があり、ビーム・サーベルは、
オプション装備とされている。確かに何処にサーベル積んでるんだろ?
□機動戦士MOONガンダム
episode 67(前編)
ウバルド大尉は、ユッタに銃口を向け、銃爪を引けば、簡単に死ぬ。
こんなもんに乗って殺し合いして、それでもまだ死なずにいるのは、
特別な力があるからじゃねぇ、まだ順番じゃねぇってだけのことだと。
何時かはその時が来るが、今じゃない。このガンダムがそう言ったんだと。
ガンダムは、まだ何かやることがあるから、生かしたんじゃねぇのか?と。
ユッタは、おれは、ムーン・ムーンの人間で、宇宙に棄てられたジオンの
人の恨みも、コロニーを落としで、家族を亡くした連邦の人の痛みも、
想像することしかできないし、双方の争いに関わっちゃいけないって。
なのに、ここまで来てしまったのは、声が聞こえたからだとします。
おれたちの中から生まれた声は、クスリが齎した幻でしかなかったから、
あれはもう聞こえない。本物のNTなら、きっと何かできたと悲嘆します。
ウバルド大尉は、これを聞き、今おまえがしなければならないのは、
始めたことに、落とし前をつけることだ!と、ユッタに言い聞かせます。
ユッタは、何かと訊ねると、ミネバ姫を守ることだ!と言われます。
ユッタは、シャア大佐は知っているのに、皆知らない振りをすると。
大事なお姫様を囮みたいに扱ったり、発信機を埋め込んだり、
おれたちなら、サラサにそんなことは絶対に──と言いかけた瞬間、
紅棍のメガライダーによる三方向からのビーム砲火が南極基地を直撃。
□機動戦士Vガンダム外伝 オデロ・ヘンリークからの手紙
第8話 ファラ・グリフォン
ウッソたちがカサレリアに戻り、オリファーたちのお墓を作りに行った
日の夜、ウッソは、鈴の音が聞こえるだろ?と、オデルに話し掛けます。
シャクティが抱っこするカルルマンには、楽し気に聞こえていたようです。
オデルがその鈴の音を実際に聴いたのは、リーンホースJr.を成層圏から
直接長距離ビームで狙って来た、ザンネックと相見えた時だったと。
あいつは、単騎なのに、オレたちが束になっても歯が立たなかったと。
戦場は、再び宇宙へ移り。鈴の音は次第にはっきり聴こえるようになった。
その音の主は、ファラ・グリフォン。鈴の音と、圧倒的なパワーで、
オレたちに恐怖を植え付けると、述懐します。
ギロチンの家系は、町に出る際、腰に鈴を付けるという習慣も知り、
ニュング伯爵をギロチンに掛けたのも、彼女だったんだと判明します。
でも、スージィにパフェを御馳走してくれたのも、彼女なんだと。
あのやさしそうな、どこか悲しそうな……。どっちが本当の……?
ウッソがファラを倒し、オデロは、鈴の音が消えたことを感じ取ります。
オデロは、自分が子供だからなのか、男だからなのか、あれが「女」って
ものなら、オレには、わからねぇと、観念の言葉を独り言ちます。
□機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE
極夜黎明編(1)
フィーのマラサイは、ディマーテル・レスパイアのファンネル攻撃を
受けるも、致命傷を避け、ビーム・ライフルと右足を損傷します。
レスパイアは、ビーム・サーベルを両手に持ち、接近戦を仕掛けます。
フィーは、死を覚悟しますが、彼女の胸のタリスマンが光り輝き、
輸送艇の3番カーゴに格納されているジ・O系のモノアイが一度明滅します。
瞬間、セラーナは、首筋に冷たい感触を感じ、フィー機は、その隙を衝き、
一気に距離を詰め、レスパイアの胸部をビーム・サーベルで貫きます。
セラーナと思われたレスパイアのパイロットは、セラーナ様と呟きます。
彼女は、リーガン・ローダンという人物で、セラーナの影武者でした。
本来は、ハマーンの影武者だったのでしょうか?
リーガンは、セラーナに侘びを告げ、亡くなります。
フィーは、鉄機を沈黙させ、急ぎ玉座の回収をしろと命じられます。
リーガンを殺され、激昂したセラーナの強い憎悪を感じ取った瞬間、
もうひとつのディマーテルが現れ、マラサイの両肩を斬断します。
フィーは、胸部のコクピットから脱出ポッドで強制排出されます。
セラーナのディマーテルは、フィーの脱出ポッドを右手で掴み取り、
握り潰そうとしますが、彼女の背後を聞き出すため、思い留まります。
セラーナは、逃亡しようとする輸送艇を、ファンネルで撃墜します。
セラーナは、これを契機に、ネオ・ジオンを率いるハマーンを名乗ります。
□機動戦士ガンダム 赤い三巨星
EPI.18“チレシートへ”
クライシンガ少尉のズゴックは、金頭ザクのヒート・ロッドを巻き込み、
左腕部のドリルで、ザクの左腕部を無理矢理に捩じ切ります。
金頭ザクは、トマス軍曹のズゴックを、後方宙返りで飛び越え、逃走。
クライシンガ少尉は、ザクがチレシートの方向に逃げたことを確認。
セラフィマ伍長は、街の子供からパルメリータというお菓子を貰い、
サイド3を守るために戦っている筈が、遠く離れた戦場においては、
目の前の敵を倒すことばかりに気が向いていたのではと自戒します。
ヴェルデの造船所では、アジ・ダハーカのデバから通信があり、
チレシートの場所を教えられますが、ラルフ中尉は、優先するのは、
連れ去られたバルンの救出で、ベビの暴走を止めて欲しいとの願いはと
否定的でしたが、マロビ曹長は、一も二もなく、行こうと言います。
ラルフ中尉もそれに応え、ラルフ小隊は、チレシートへ向かいます。
ジャブロー基地は、ラルフ小隊による追撃任務を承認しますが、
エクサビ大尉は、ジオン兵の救出まで行う必要はないと上申します。
また、情報源が敗走したジオン兵であることも彼を否定的にさせます。
シュウカ伍長は、エクサビ大尉の上官を軽視した発言を窘めます。
エクサビ大尉は、コロニー落としで、息子のトウタを亡くしていて、
ジオンに対しては、並々ならない敵愾心を持っているようです。
ラルフ中尉のリレイジ、ウィリアム軍曹のガンキャノンは、徒歩行軍。
マロビ曹長の改造機は、脚部への負担が半端なく、ガンペリーで輸送。
バルン社長とセラフィマ伍長を救出すべく、チレシートへ向かいます。
□機動戦士ガンダム ピューリッツァー ─アムロ・レイは極光の彼方へ─
Report26「ユウ・カジマ(中編)」
ユウは、大戦中に知ったこととして、ジオンのNT研究者のひとりが、
被験者の少女が見せた脅威的な戦闘力を見て、進化した種であるNTは、
やがて旧人類を駆逐する脅威になると唱え、NTの利用に積極的だった、
ジオンを出奔し、連邦に亡命し、対NT用の兵器を開発したと話します。
これを聞き、キッカは、NTは、オールドタイプの天敵になるかと問い、
ユウは、個人を見ても善悪の間で揺れ動く人が大半じゃないか?と。
人だけではなく、マシンも同じ、人の意思を背負うマシンが作られ、
それは、尋常ならざる力を発揮すると。キッカは、サイコミュ兵器と。
ユウは、そうした類のマシンに戦場で二度出会したことがあると述懐。
ひとつが、大戦中に出会った件の研究者が携わった複数の実験機、
そして、もうひとつが、あの日、アクシズで見た機体だと語ります。
ユウは、専用のジェガンに搭乗し、僚機と共に、ギラ・ドーガでさえ、
アクシズを押し返そうとする場面を見て、自らもその行為に参加します。
ユウ機が過負荷で、推進器や左脚を損壊したその時、νガンダムから
光が蒼い光が発せられ、ユウ機を含めた機体が弾き飛ばされます。
弾き飛ばされたユウは、アクシズを包み込む蒼い光、蒼い宇宙を見ます。
□機動戦士ガンダム0079外伝 STAND BY ME
第7話「調達」
ザク小隊が出撃して行く様子を眺めていたイアンは、屋根に鳩を見掛け、
餌をやろうと、パンを取りに行き、パン屑を窓辺にばら撒きます。
そうしていると、同僚が、俺達も出発するぞと、イアンを呼びに来ます。
イアンたちは、トラックの荷台に乗せられ、食料調達に出ることに。
イアンたちを乗せたトラックは、市民が開いている市場に到着すると、
新鮮な野菜や果物を調達しに来たとし、指揮官がかかれと命じます。