コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

機動武闘伝外伝 その6

2024年12月10日 | 短編
機動武闘伝外伝のお話 その6

1995年12月号では、クロウザが戦いの中で、少しずつ記憶を取り戻し、
それに比例し、沸き上がる闘志により、ニンジャは、反撃を試みますが、
白いクーロンが展開する桃色の結界の効果で、思うように動けず……。
さらに、クーロンは、身動きできないニンジャを抑え込みに掛かります。
その一瞬の隙を衝き、前腰部装甲の隠し腕がビーム・サーベルを抜刀し、
クーロンに斬り掛かると、装甲が剥がれ落ち、ライジングが姿を見せます。
隠し腕は、チームTのメカニックであるゴローが、仕込んでいたモノです。
因みに、ゴローは、禿頭に56の刺青がある大男ぽいキャラクターです。

重装甲の下から現れたのは、ネオジャパンのライジングピンクでした。
正体を現したピンクは、戦闘を継続することなく、戦いを棄権します。
チャンプとの対戦権を得たティカは、マンモスラッキーと上機嫌でした。

・ライジングピンク
頭頂高:16.2m
本体重量:5.2t
固定武装:
 幻影結界形成装置(背部)
携行武装:
 ビームランサー×1(背部ラッチ)
 ブレードクラッシャー×1

機体は、ライジングの装甲を最小限に抑えて軽量化し、高速機動化を図り、
背部のスタビライザー基部にある幻影結界形成装置を用いることにより、
分身や霧隠れの術などが使用できるようになっている。
クーロンガンダムに変じていたのは、この結界装置によるものではなく、
デビルガンダム細胞によるものだが、その制御が完全ではなかったため、
シャイニングニンジャの一撃で、一瞬にして変化が無効化されている。

・疾風のゆ
ウルベ忍軍の紅一点で、数多くの忍術を修得し、MFに搭乗せずとも、
単身で敵地に忍び込み、諜報活動を遂行している。温泉が大好きなため、
温泉に入浴している時は、全くの隙だらけになることが弱点らしい。
この後、出番がないクロウザとゆは、ネオブラジリアの健康センターを
満喫していたようで、ゆは、浴衣姿で、カラオケを嗜んでいました。

続く1996年01月号は、棚ぼたでチャンプと対決することになった、
チームTは、ガンダムシーフの装甲を強化した同改で、再挑戦します。
対戦相手のダークチャンプは、名前に比して、光り輝くMFでございます。
ガンダムシーフ改は、ダークチャンプの初撃を、左腕部の防盾で受け、
透かさずに後退し、地中に仕掛けていた巨大投光器を稼動させます。
闇ガンダムファイトは、秘密裏に行われているため、照明器具の一切の
使用が禁止されていますが、チャンプの正体を暴くため、ゴローが設置。
改の防盾は、前回のファイトを鑑みて、ティカが開発したモノです。

・ガンダムシーフ改
機体は、ダークチャンプのダークネスクローを躱すことだけを主とした、
守備重点型で、どんな攻撃にも耐えられる特殊複合鋼材で造られた防盾を
左腕部に装備し、それ以外の部位は、軽量化を図り、高速性能を向上。

で、その光により、シルエットしか判らなかったダークチャンプは、
投光器に照らされ、白いマスターガンダムの姿だと判明いたします。
チャンプの正体が判明したところで、次号に続きます。
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機動武闘伝外伝 その5

2024年12月03日 | 短編
機動武闘伝外伝のお話 その5

1995年10月号は、修理中のガンダムシーフに代わりまして、
クロウザがシャイニングニンジャに搭乗し、ファイトに出場します。
機体は、ティカの提案で、右腕部にシュピーゲルブレードを装着。
最新型の装備で、超振動により、分子を破壊し、何でも斬れるらしい。
ただ、クロウザ曰く、斬れ味が悪く、肩に負担が掛かるとのこと。

対戦相手は、チーム・オーロラの覆面ガンダム、ザ・クカイです。
機体は、ロシア系?で、装甲と出力に重点を置いているが、その反面、
武器が少ないスパルタンな仕様。名前の通り、ザク改ベースです。
パイロットは、メカニカルな遮光器を装着したマスクマンです。
マスクマンが名前なのか、通称なのかは、判然としません……。

パワーのあるザ・クカイとの接近背は、不利なため、間合いを取り、
格闘戦を避けるべきなのですが、ザ・クカイが繰り出される拳撃を
シャイニングニンジャは、悉く見切り、右腕部のブレードで斬断。
必殺技の疾風超振動地平一文字斬りが、ザ・クカイの最も装甲の薄い
腹部の関節を一刀の下に両断し、勝利を収めます。

11月号では、クロウザは、引き続きガンダムファイトに参戦します。
記憶は、依然として戻ってはいませんが、戦いの勘だけは失わずに、
シャイニングニンジャの超快進撃を止めるものはいませんでした。
因みに、対戦相手は、RX-78 ガンダムやザンスカール系のパーツの
ガンダムなどがいましたが、詳細は不明となっています。

が、白色と桃色を基調にしたクーロンガンダムとのファイトでは、
最も負担の掛かるブレード使用中に、弱点を衝かれ、右腕部を損壊。
ニンジャは、右腕部を失いながらも、クーロンの跳び蹴りを躱します。
どうもクーロンのパイロットは、クロウザを知っているようで、
先の跳び蹴りもワザと外した節があり、ニンジャにそのまま肉迫し、
クロウザに、わたしをお忘れか?と訊ねた所で、12月号に続きます。

本来、クーロンは、桃色の結界を張り、相手の動きの一切を封じ込め、
一瞬にして、相手を倒す戦法を得手としているようです。
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機動武闘伝外伝 その4

2024年11月26日 | 短編
機動武闘伝外伝のお話 その4

1995年8月号のお休みを挟みまして、9月号から第2章が始まります。

モヒカンガンダムの謎の光に包まれた、クロウザは、ネオブラジリアの
瓦礫の中から発見されますが、これまでの記憶を失くしていました。
ゲンナイとザンキは、この時点では、行方不明のままになっています。

ネオブラジリアの地下では、各国が開発したモビルファイターを、
他国の機体と互いに戦わせ、その実戦データを取っていました。
本来、ガンダムファイトは、開催期間外、出場機体以外での地球での
バトルが禁止されていましたが、旧世紀に放棄された同地の地下は、
巨大な多層構造都市になっていて、闇ガンダムファイトと言う名の、
実戦異種間試合が行われ、次代のMFの開発に活かされたんだとか。
勿論、どの国も素性が判らないように、偽装しているそうです。

シャイニングニンジャと共に発見されたクロウザは、チームTという
闇ガンダムファイトのサポートチームで、リーダーのティカが自軍の
ガンダムシーフを回収する際に発見し、自軍の工場に運び込んでいます。
多分、対戦していたのは、リグ・シャッコーぽい両肩のガンダム系。
ティカは、シャイニングニンジャを気に入り、修理を行いますが、
肝心のクロウザが記憶喪失で、今月号は、登場しません。

で、ティカのチームは、シーフを改修し、ハイパーガンダムシーフで、
チャンピオンに挑戦していますが、データすら取れず、敗北します。
因みに、チャンピオンは、ダークネスクローを必殺技にしている
白い(光ってる?)マスターガンダムタイプの機体です。
敗北したティカのチームは、スポンサーからこっぴどく怒られています。
シーフのパイロットは、ウエッジという純朴そうな青年です。

ガンダムシーフは、ネオドイツの量産型モビルスーツを改造した機体で、
機動性を重視し、両腕部の装甲を最小限に留めた、軽量級とのこと。
小型ランドセルに懸架された、ビームトマホークが唯一の武器です。

そんな感じで、第2章は、ゆっくりと始まって行きます。
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機動武闘伝外伝 その3

2024年11月19日 | 短編
機動武闘伝外伝のお話 その3

1995年8月号──
この号は、グラビアページ、解説ページともに休載になっています(多分)。
今回は、前号までの解説部分からネオジャパンのMF開発に付いて。

ネオジャパンでは、第13回大会に向け、ゴッドガンダムを開発。
が、開発の遅れから急遽、次期主力モビルスーツとして開発中だった、
ニンジャーをモビルファイターへと改造され、シャイニングガンダムと
名付けられたその機体は、予想以上の性能を発揮し、予選を勝ち抜きます。
それに気を良くしたウルベ少佐は、自分専用機として、ニンジャーを改造、
機体は、ライジングガンダムと名付けられています。
レインが搭乗することになった、ライジングガンダムと同一機体かな?
これを基に、ライジンググリーン、イエロー、ピンクも開発されています。

ウルベ少佐は、逃したデビルガンダム(アルティメットガンダム)を
回収するべく、機動忍軍と呼ばれる特殊部隊を編成しています。
運用されている機体は、ニンジャーを改造したシャイニングタイプが2機、
ライジングタイプが3機で、ウルベ少佐のライジングを含んで、計6機で、
各機が単独隠密行動に従事し、総ての機体が揃うことは殆ど無いらしい。
ギアナ高地でのデビルガンダム回収作戦には、グリーン、イエロー、
シャイニング(ブラック)の3機が参加しているが、全機が消息不明に。
その後、デビルガンダムは、ネオホンコンに回収されることになります。

1章の最後に唐突に出て来たモヒカンガンダムに付いて。

・モヒカンガンダム
頭頂高:16.8m(ノーマルモード)
本体重量:7.9t(ノーマルモード)
固定武装:
 ビームトマホーク×1
 ビームランサー×2
 フェザービット×16(腰部ビットコンテナ)
必殺技:フェザータイフーン

機体は、第12回大会中に、ネオロシア付近で行方不明になった、
ネオアメリカのマッスルガンダムを基に、パワー重視で、再設計され、
ノーマル、チーフ、さらにスーパーモードへの変形機能を備えている。
ノーマルモードでは、ビームトマホークとビームランサーを武器にし、
チーフモードでは、16基のフェザービットを装備するビットコンテナが
腰部に装着され、脅威的な攻撃力を発揮する。
ただ、チーフモードの強化パーツを装着するという部分(多分)が
ガンダムファイトのレギュレーションに抵触すると言われている。
ネオフランス製と思われるビットコンテナ、デビルガンダム細胞の
自己再生能力を応用したとされるチーフモードへの変形機構など、
大会資格を無くしてまで、何のために開発された機体なのかは不明。
後に、変形機構は、搭乗者の固有の能力に由来すると解説されています。

・ヒューイ・コロス
モヒカンガンダムのパイロット。大地の精霊を信じ、地球再生を願う男。
ガンダムファイターとしても一流だが、驚くべきことに、念力を用いた、
フェザータイフーンを必殺技としていたと言われている。
モヒカンガンダムは、その能力を増幅し、一瞬で強化パーツを装着し、
チーフモードへとパワーアップする変形機構が採用されている。

ちうワケで、1995年9月号から、場所を変え、2章が始まります。
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機動武闘伝外伝 その2

2024年11月12日 | 短編
機動武闘伝外伝のお話 その2

1994年のMFVヒストリーから暫く経ち、1995年5月号から唐突に、
機動武闘伝外伝序章!として、物語が始まります。
撮影や企画?をされていた高瀬ゆうじ氏のSNSによりますと、
当時、誌上のプラモデル記事を担当されてた安井尚志氏が、
病気で倒れられ、その穴埋めとして始まった企画なんだそうです。
初期の作例(NINJAシャイニング?)などは、高瀬氏の製作だそうで、
機動武闘伝外伝も構成から文章、キャラ絵なども高瀬氏なんだとか。

1995年5月号──
ギアナ高地で、ドモンに倒されたデビルガンダムを回収すべく、
機動忍軍からライジンググリーンとライジングイエローの2機を派遣。

1995年6月号──
2機は、デビルガンダムをビーム結界に閉じ込めようとしますが、
その瞬間、大地が割れ、シャイニングガンダムが出現します。
シャイニングは、巻き付いた触手に操られ、ゾンビのような状態。
以降、ゾンビシャイニングと呼称されています。
2機のパイロットは、ドモンが搭乗した機体と判断していましたが、
最終回で、デスアーミーに近しい存在と説明されています。
ゾンビシャイニングは、ライジンググリーンに襲い掛かって来ます。

1995年7月号──
苦戦を強いられる2機の元に、ニンジャシャイニングが駆け付け、
一刀の下に、ゾンビシャイニングを倒してしまいます。
ニンジャシャイニングは、忍者ガンダムと表記されていました。
ビーム結界を張り、ゾンビシャイニングを回収しようとしたその時、
モヒカンガンダムが何処からか現れ、回収を阻止しようとします。
モヒカンガンダムは、チーフモードへ、さらにスーパーモードへ。
機体が発する輝きが、ニンジャシャイニングたちを包み込みます。
第1章にあたる部分は、ここで終了になります。

解説では、ウルベ少佐は、地球圏の支配を目論み、デビルガンダムを
回収しようとしていましたが、機動忍軍のパイロットたちは、
頭部に埋め込まれた精神コントロール基板により、操られているため、
ウルベ少佐の真意には気付いていないようです。
それを阻止するため、モヒカンガンダムが現れたとされています。

・ライジンググリーン
頭頂高:16.2m
本体重量:6.7t
固定武装:
 ビームナギナタ×2(背部ラッチ)
 プラズマ電極×2(腕部)
必殺技:
 雷神虞プラズマ

ウルベ用にカスタムアップされたライジングガンダムを基にした機体で、
大出力のジェネレーターを搭載し、プラズマ発生装置による電磁結界の
展張が可能になっている。ビームナギナタを流用した背部の電極を用い、
ビームボウガンを改造した両腕の電極から自在に雷を射ち出す。

・まやかしのゲンナイ
ライジンググリーンのパイロット。機動忍軍随一の頭脳の持ち主で、
沈着冷静に任務をこなしてはいるが、一度キレると、任務を忘れ、
暴れ回るというアブない性格を秘めている。デビルガンダム討伐作戦で、
DG細胞に侵され、DG細胞抑制装置が後頭部に埋め込まれている。
名前の由来は、終盤に披露される電磁結界に幻影を映し出す技から?

・ライジングイエロー
頭頂高:16.2m
本体重量:8.2t
固定武装:
 ビームスプレーボウガン×1

ライジンググリーンと同様の出自の機体で、大出力化ジェネレーターを
覆うように背部と腰部に装甲が追加され、関節部が強化されている。
出力の大半を機動用に割いているため、武装は、ボウガンのみだが、
そのパワーは、ボルトガンダムを凌駕するとされている。

・皆殺しのザンキ
ライジングイエローのパイロット。ゲンナイの双子の弟で、機動忍軍
随一の膂力の持ち主。兄と同様に、DG細胞抑制装置が後頭部にある。
名前の由来は、たった1機で、24機の敵を全滅させたことから。
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