No.0056「MSZ-006-X/プロトZガンダム」
H:19.6m/W:29.9t
役職はビミョーな「課長」です。
第56回「プロトZガンダム」
「プロトZガンダム」は、アナハイム・エレクトロニクスで進められていた「Z計画」によって
誕生した機体であり、「Zガンダム」の試作機となっています。とは言え、後に「百式」として
完成することになる技術検証機で発覚した変形時における胸部への過度の負担は未だ解決されて
おらず、本機にも同機構は採用されていません。「Z計画」の最大の問題点となった「ムーバブ
ル・フレーム」の脆弱さは、後にAE社が地球連邦軍の「ガンダム Mk-II」を入手するまで技術
陣を悩ませており、遅々として開発は進展しなかったと言われています。
しかし、変形機構を備えていませんが、各部は「Zガンダム」とほぼ同様の形状となっており、
「リック・ディアス」に搭載されたバインダーや、多目的クランクマウントの採用によってMS
形態での完成度は比較的高かったと思われます。また、試作機として頭部モジュールも百式系、
ディアス系、ネモ系の3タイプが用意されており、それぞれの頭部によって型式番号にも枝番が
設けられて区別されています。武装も専用のビーム・ライフルと、シールドも用意されてますが、
両腰部装甲内に搭載されたビーム・サーベル以外は、「Zガンダム」には引き継がれておらず、
更にシールドは「フライト・サブユニット」を兼ねた物が新規に設計されています。
完成した機体は、同じく試作機として製作された「百式」に較べても性能面では、拮抗していま
すが、本機が参戦したという記録は現在のところ見つかっていません。
以上で第56回の講義を終了いたします。
次回の第57回では「デザート・ゲルググ」についてお話しいたします。
H:19.6m/W:29.9t
役職はビミョーな「課長」です。
第56回「プロトZガンダム」
「プロトZガンダム」は、アナハイム・エレクトロニクスで進められていた「Z計画」によって
誕生した機体であり、「Zガンダム」の試作機となっています。とは言え、後に「百式」として
完成することになる技術検証機で発覚した変形時における胸部への過度の負担は未だ解決されて
おらず、本機にも同機構は採用されていません。「Z計画」の最大の問題点となった「ムーバブ
ル・フレーム」の脆弱さは、後にAE社が地球連邦軍の「ガンダム Mk-II」を入手するまで技術
陣を悩ませており、遅々として開発は進展しなかったと言われています。
しかし、変形機構を備えていませんが、各部は「Zガンダム」とほぼ同様の形状となっており、
「リック・ディアス」に搭載されたバインダーや、多目的クランクマウントの採用によってMS
形態での完成度は比較的高かったと思われます。また、試作機として頭部モジュールも百式系、
ディアス系、ネモ系の3タイプが用意されており、それぞれの頭部によって型式番号にも枝番が
設けられて区別されています。武装も専用のビーム・ライフルと、シールドも用意されてますが、
両腰部装甲内に搭載されたビーム・サーベル以外は、「Zガンダム」には引き継がれておらず、
更にシールドは「フライト・サブユニット」を兼ねた物が新規に設計されています。
完成した機体は、同じく試作機として製作された「百式」に較べても性能面では、拮抗していま
すが、本機が参戦したという記録は現在のところ見つかっていません。
以上で第56回の講義を終了いたします。
次回の第57回では「デザート・ゲルググ」についてお話しいたします。