<第106話 心臓>
それぞれ己の信念を胸に対峙するカルディアとラダマンティス。
ラダマンティスはカルディアの「個」を蔑み、猛攻を仕掛けます。
カルディアも攻撃を受けているだけではなく、ラダマンティスの
攻撃の隙を抜き、必殺のスカーレットニードルを撃ち込みます。
「スカーレットニードルカタケオ」
カルディアの心臓で作られた超高熱を相手の身体に撃ち込む技。
「κατακαιω=katakaio」は「焼く」という意味だそうです。
さしものラダマンティスも身体の内の熱に苦痛の表情を見せます。
が、生身の人間の心臓がこの超高熱に耐えられるものではなく、
技を繰り出したカルディアも無事では済まない背水の技のようです。
ラダマンティスは悟ります。カルディアもまた自身を礎にして…。
カルディアは語ります。
この聖戦を運良く生き延び、次代を継ぐ者もいるかも知れない。
が、カルディアはそんな未来ではなく、自身の命は自らが選んだ
場所で使い切ってこその命である、と。命は限りあるからこそ。
それが出来るのであれば、喜んで次代の礎にもなろう、と。
ラダマンティスは、それでも自分本位には変わりないと切り捨てます。
両者とも次の一手で決着を付けようと必殺の一撃を繰り出します。
極限にまで高まった心臓の熱を指先に込め、カルディアは撃ち込みます。
「スカーレットニードルカタケオ・アンタレスっ!!!」
デジェルもカルディアの小宇宙の高まりに気付きます…。
それぞれ己の信念を胸に対峙するカルディアとラダマンティス。
ラダマンティスはカルディアの「個」を蔑み、猛攻を仕掛けます。
カルディアも攻撃を受けているだけではなく、ラダマンティスの
攻撃の隙を抜き、必殺のスカーレットニードルを撃ち込みます。
「スカーレットニードルカタケオ」
カルディアの心臓で作られた超高熱を相手の身体に撃ち込む技。
「κατακαιω=katakaio」は「焼く」という意味だそうです。
さしものラダマンティスも身体の内の熱に苦痛の表情を見せます。
が、生身の人間の心臓がこの超高熱に耐えられるものではなく、
技を繰り出したカルディアも無事では済まない背水の技のようです。
ラダマンティスは悟ります。カルディアもまた自身を礎にして…。
カルディアは語ります。
この聖戦を運良く生き延び、次代を継ぐ者もいるかも知れない。
が、カルディアはそんな未来ではなく、自身の命は自らが選んだ
場所で使い切ってこその命である、と。命は限りあるからこそ。
それが出来るのであれば、喜んで次代の礎にもなろう、と。
ラダマンティスは、それでも自分本位には変わりないと切り捨てます。
両者とも次の一手で決着を付けようと必殺の一撃を繰り出します。
極限にまで高まった心臓の熱を指先に込め、カルディアは撃ち込みます。
「スカーレットニードルカタケオ・アンタレスっ!!!」
デジェルもカルディアの小宇宙の高まりに気付きます…。