□聖闘士星矢 セインティア翔 memories
memory1 聖闘少女の心得
memory1 聖闘少女の心得
日本の関東にあるグラード財団の私有地──
沙織の元を一時的に離れた翔子たちは、自主鍛錬の日々を過ごしていた。
日替わりで当番を決めているようですが、当番の翔子は、寝坊中。
暁鈴に起こされ、美衣に小言を言われつつ、翔子は、急ぎ朝食を作ります。
翔子は、実家の定番のザ・焼き肉おにぎりを作り、ふたりに提供します。
見た目は悪いのですが、暁鈴は、全然食べられますと箸を進めます。
が、美衣は、料理にダメ出しをし、絆創膏の手で料理したことも窘めます。
沙織の世話をする際の訓練なので、一定以上のクォリティを要します。
結局、料理当番は、美衣と暁鈴が。翔子は、料理の勉強が追加されます。
そんなこともあり、翔子は、魔鈴の修行で、体たらくを見せます。
美衣と暁鈴は、戦術の基礎が身に付いているため、修練を切り上げ。
ただ、新人が入ったことで、ペースを乱されていてはいけないとし、
魔鈴は、わたしなら足手まといは、即切りにすると伝えます。
暁鈴は、落ち込む翔子を、特製の杏仁豆腐で励まします。
翔子は、料理や掃除、聖域の歴史よりも鍛錬が急務だと話します。
美衣は、そんな翔子の言葉を聞き、沙織に日常に戻るように言われ、
それに逆らい、付いてきたのは、その程度の覚悟だったのかと叱咤。
聖闘少女は、闘えるだけでは務まらず、世話役としての徹底した気配り、
奉仕を厭わぬ高い精神性が求められるものだと改めて説明します。
また、守護星座の子馬座は、誰から継承したものか、思い出しなさいと。
翔子は、外に出た美衣を追い掛け、姉の響子と同級生だった美衣は、
翔子の姿に響子が重なって見え、悲しみを誤魔化すために、
敢えて厳しい先輩の立場で接していたのかも知れないと謝罪します。
翔子は、姉が遺したこと全部引き受けると美衣を抱擁します。
ふたりは、互いの本音を聞き、軽く手合わせをします。
魔鈴は、アテナの親衛隊としては、心身共に頼りないと話します。
マユラは、彼女たちの役割は、わたしたちとは異なり、
どのような者が相応しいのかは、星が決めることだと返します。
ひとりの少女としての心を守るため、
彼女たちには生き延びて貰わなくてはならないとも語ります。
翔子は、わだかまりが消え、小宇宙も正常化し、身体も軽やかに。
傍らで心配で見ていた暁鈴も加わり、翔子が主体で夕食を作ります。
朝食とは異なり、見事な焼肉定食(豚肉)が出来上がります。
美衣は、響子も朝からこんなメニューばかりを好んでいたと不思議そう。
memory2は、引き続きチャンピオンREDに載っているのですが、
本格的な連載は、秋からwebのチャンピオンクロスでやるそうです。