ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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2005-09-27 13:18:35 | 楽描き
友達が、少し過酷な状況にあるようだ。
とても芯のしっかりした子なので、私ごときの力は支えるに足りず、必要もないだろう。


人の心の中は、多分『空』なのだと思う。
闇ではなく空・空間・間
何か心が動くことがある時(それは喜びでも怒りでも)その空に泡が立つのだと思う。
その泡は、小さいまま消えることもあれば、大きくなって壊れることもある。寄り集まって一つになろうとするのもあるだろう。
たくさんの、浮いては消え、消えては出てくる泡達の中で、際立った一つがあるならば、それが希望へと変わるのかもしれない。
ぶつぶつ泡立つ心の中で、何処かに向けて輝く灯りとなるかもしれない。


真澄鏡

2005-09-18 03:16:09 | 楽描き
旧暦の8月15日は中秋の名月である。
古の中国では、この日に天人が月から降りて来るとされ、瓜や秋の草花で出迎えたのだとか。平安時代に日本に伝わり、月を愛でる宴となった。

月にはそれぞれ名前がある。
新月 古くは朔と呼ばれたが、西洋占星術ではニュームーンと呼ぶ所から、新月と名付けられたらしい。
月の姿は見えないが、月がいる・・・そんな始まりを感じさせると思うのだが。。。
二日月 針で引っ掻いたように薄い薄い月。在るか無いかの絹糸の様な光。
三日月 細く儚気で優雅な月。
上弦・下弦の月 『う』字が脹らんでいく7日目前後の上弦と、『し』の字で細っていく22日前後の下弦。弓のしなるような姿から、弓張月とも呼ばれる。
個人的に上弦の月と下弦の月という呼び方が好き。
小望月 満月(望月)の前日、14夜の月をそう呼ぶ。
実際にはこの日の月の方が、満月よりもまん丸に見えるから不思議。
十六夜 いざようように出る16夜の月。『いざよう』とは、進もうとして進めない、ためらい、たゆたう樣。らしい。
立待月 立ちながら待つうちに出て来る17夜の月。
居待月 座って待つうちに見える18夜の月
寝待月 寝て待つ程に時間が経ってから出て来る19夜の月
更待月 夜更けになってやっと出て来る20日目の月。
有明月 夜が明ける頃に出る26日目の月。

月の満ち欠けに、古人は永遠の不滅を感じていた。満ちては欠け、欠けては再生する月。
その不思議を愛でながら、きぬかつぎやお月見だんごをつまみ食いするのが好き。
お月様が笑いながらこちらを見ているような優しい感じ。
月のウサギも一緒に飲みましょうよと誘ってみる。

タイトルの『真澄鏡』とは、満月の姿を鏡に見立てたもの。
この鏡に写るのは、自分自身の姿では無く、心が写し出される。
『美人の日本語』に載っている、9月18日の『言葉』がこの真澄鏡だった。

ぴょんと月から飛び出したうさぎさんと共に、今宵は月を愛でながら、心の中も覗いてみるか。

生け花

2005-09-16 02:41:16 | 楽描き
柳の緑と、菊の赤紫の組み合わせが綺麗だったので。

1本の柳の中にある、直線と曲線のコントラストが面白かったので。

緑の直線と曲線。赤紫の塊。空間を流れる時間。




・・・などとかっこいい事書いてみたけど。。。
そこ迄あんまし考えて描いてないな。わし。



せっかくなので、元ネタの生け花も公開。
オイラが習っている流派は嵯峨御流といいます。
壺に行けるから、瓶花(へいか)といいますです。
両方に主になる枝を配し、その間を引き締める様にお花を入れてます。両成体間留めというという生け方です。
まぁ、これが、あんな絵になっちゃった訳ですね。