ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

flower road

2005-04-30 15:44:46 | 呟き
最近ずーーーーっと思ってた事。
私を置いて、季節はどんどん進んでる

私の出勤路はお花が好きなお家が多いようで
次々にお花が咲いております。
只今、花盛り

そんなお花をご紹介

石楠花

えぇ~、石楠花もう咲いてるの???
と、びっくりしつつ写しました。
女人高野の室生寺へ行ったのは何年前だったかな~?あの時は石楠花終わってから行ったので、周りの人に「何しに行ったん?石楠花終わってるやん」とバカにされたもんでした。いいのよっ歩きに行ったんだからっっっ

カラー

カラーってこの季節に咲くんですね~。知りませんでした。
バックの躑躅の濃いピンクがカラーのホワイトを引き立てて綺麗だよね
・・・でもね、写真じゃわからないけど・・・
アリンコがイッパイ集ってました!!! ちょい、怖かった

マーガレット

かわいい~
マーガレットは好きな花の一つ(っつーか、花はだいたい全部好きだけどね~
1~2輪もかわいいけど、がばっと株になって、わさっと咲いてるこの感じが好きやなぁ~

花水木

花自体は地味だと思うの。
でもね、好きなンよ~ この、清楚な感じがとっても好ましい
そして対のように思い出すのは・・・ホテル花水木(っぷ)

躑躅

・・・多分、躑躅やと思うの。
花びらがね、くっついてなくて、一枚一枚別れてるんだけど、雰囲気が躑躅やし(どんな理由や)

薔薇

薔薇は薔薇は!気高く~咲いて~  薔薇は薔薇は!美しく、散る~
薫風に真紅の薔薇。バックには溢れんばかりの黄色い花(名前がわかりません。)
薔薇の花はコレくらいの蕾の頃が好き。もう少しほころびかけてても良いけれど

石楠花

もういっちょ石楠花。
毎朝、家の周りのお花の手入れをしてるおばあちゃまのお家の玄関脇にあるんだ。
初めにのっけた石楠花より小振りで、花が集まって咲いてるのだ。

クレマチス

おーのーっっっっ
クレマチスも咲いてるの???
私、ホンマに季節を愛でる事なく、この2ヶ月過ごしてたのね
で、色物が一斉に咲きはじめて「にょにょっっ」と気付いたのね。

そんなこんな私の最寄駅までのフラワーロード。
なかなか素敵でしょ?

ひとり語り

2005-04-29 13:38:44 | 舞台関係
私の大好きな役者さんに林英世さんという方がいる。
劇団M.O.P.の女優さんである。
言葉をとても大切にされており、ワークショップなんかも催されている方です。


その英世さんが毎年上演されている舞台が今年もある。
ひとり語り(M.O.P.公式の役者情報参照)

このひとり語り、その名の通り英世さんが『語る』のである。
朗読とも、演技とも違う、その語り。
今年で5年目を迎えられるそうです。

そして、今年語られる作品は坂口安吾の『桜の森の満開の下』と藤沢周平の『夜が軋む』

西陣ファクトリーという、昔、織物をしていた場所を利用した空間。
英世さんの紡ぎ出す物語を飾るのは、英世さんただ独り。




大好きな京都で大好きな英世さんの語りを聞く。
贅沢な時間だよね。
2年前に感じた古の香と英世さんの声とが響きあう不思議な空間に浸りたくて、今年も私は足を運ぶつもりだ。

語り継ぐ遠征 ~エピローグ~

2005-04-28 20:20:23 | 舞台関係
念願のレミゼを見て、(感想は前回に書いた通りだけど)非常に満足したマチネ公演の帰り道。帝劇のすぐ近くに、憧れの君で掲載したチョコレート屋さんを発見した
この日、何度も前をうろうろしてたにもかかわらず、気づかなかった私は・・・バカ

ともかく、チョコレートは大好き
静かな高級感溢れる店内へと足を踏み入れた
ケースに入っておすまししたチョコ達の愛らしい事
既にセットになってるのもよいけれど、やっぱり自分で選びたい 君を貰い受けるぜ、チョニ-・・・なんちゃって
小粒のチョコ達の並んだ姿は、ホントにわくわくする。選びに選んで12粒
レジで清算中にお味見のチョコを持って来てくれた
ひとカケ口にぽいっと入れる・・・んま
柔らかい、あっさりとした甘さが口に広がりました


すっかり気を良くしながら私は、ソワレの『語り継ぐ…』の後のコトを考えた。

・・・昨日は『自分らしさ師匠』とごはん食べた。旨かったな
今日はどうするべ?
・・・せや!お江戸にええ友達おるやんけ。ヤツとご飯を食べよう~

善は急げで、即電話。以下内容
(あっし)「おー久しぶり~。元気か~?」
(ヤツ)「お~?なんや、久しぶりやな。」
「今日、ヒマ?」
「????はぁ?何て?」
「せやから、今日ヒマか?って
「何言うてんねん・・・まさか」
「へへへ~ 今な、東京におるねんやん。せやから、アンタに奢ってもらおう思て」
「あほか、お前 前から何度も言うてるやろ。来る前には、連絡せえって
「いや~ いろいろ用事あったからやー。で、ヒマか?」
ヒマちゃうわ!今、めっさ忙しいっちゅーねん
「わし、今から芝居みるから、終わるん9時半くらいやねんけど~。どや?」
「むりじゃ、ぼけ。だから、早よ言えっちゅーてるやろ
「ありゃ どうしても無理か?」
「無理やな(きっぱり)明日の午前中、千葉まで仕事で行かなあかんねん。明日やったら昼からいけるで?」
「明日はわし、仕事せなあかんから午前中で帰るんやん。無理や。なーんや、残念やなぁ。久しぶりに奢られたろう思たのに。。。(っち)ほな、今度からは連絡入れるわ~」
「だ~か~ら~ そうせぇってずっと言ってるやろが。当日に連絡してくるなって。」
「わーった。ほなね~
「またな~


・・・
せっかく気持ち良く奢られようと思っていたのに、アテがハズレましたさ
なので観劇後、一人で飲みに行きました
前日に行ったお店でも良かったんだけど、せっかくなので違うトコ探してみたさ。
で、入ったお店が『鼎』ってトコ。
結構、美味しかったよん
鯵のタタキと~、エビしんじょうのあんかけと~、タケノコの土佐煮 ほいで、酔鯨を2合ほど(写真参照)


いい芝居を見て、美味しい想いをして、旨い酒を飲めた今回の遠征。
ホテルでぐーすかぴー(もぼさんトコからパクった表現・笑)と寝て、翌日8:50の新幹線にて戻りました。
昼には会社でお仕事・・・・の・・・はず・・・が・・・・・・
・・・・・・なんでやねん!来るはずのデータは来とらんし 来るはずのチェックも来とらんし
せっかく遠征で元気チャージして来たのに、これじゃ頑張れないやんけー。
そうして、現在もその余波で残業中。。。ま、ぼちぼち頑張るベ-








語り継ぐ遠征 ~レ・ミゼラブル~

2005-04-27 20:08:38 | 舞台関係
まずは、先日のJR西日本の大惨事で亡くなられた方、傷を負われた方、全ての方に御悔やみを申し上げます。


          


さて、方向転換。レミゼの感想です

今回、私の観劇したメインキャストはこんな感じ。

バルジャン 今井さん・ジャベール 綜馬さん・以下写真参照(・・・オイオイ、小さくて見えねーよ


いろいろ舞台見てる割には、レミゼの予備知識はナシな私。
コゼットとジャン・バルジャンしか知らない状態(しかも、なんとなく世界昔話の市原悦子さんの声なんだよね。古)だったんだけど。
基本的に、下調べせずに見に行く方なので・・・

レミコンを見て、取り合えず、やっぱ、レミゼは見なきゃナ
と思ったんですね。


先ずは、好きな役別チェックをしてみよう~

一番気に入った役は、ガブローシュ よく通る声の子供だぁ~い好き
でもあのラストはあり得ない。。。チビ犬、もっと頑張れ!チビ犬、逃げろ!って願いつつ、私の思いは散ってしまった。でも、彼はホントに男だった。心意気はチビでも子供でもなかった。それだけに切なかった

次に、ピチッとしたズボンのお尻が魅力的だった、アンジョルラス
なんだろ~。声も好きだったし、お顔も好きだった。役柄的には、ホントに熱血で熱苦しい部分もあるんだけど、でもやっぱ熱い男って好きやなぁ。。。
レッド&ブラックの歌も大好き。似合ってたもん

そして、エポニーヌ。欲を言えば、もう少し声に力が欲しかった部分もあったけど・・・あの役はホントに切ないなぁ。最後は大好きなマリウスの腕の中で眠る事ができたけど・・・
子供の頃のコゼットとの関係を考えると、もっと意地悪な役所でもいいはずなのに、なんて素直な真直ぐな心をマリウスに寄せるんだろう、と思いつつ見てました。


実は・・・好きな、心に残る役はこれだけだったんだな

バルジャン。素敵な声だし、申し分ないんだけど。。。
節々に私には解らない部分が多過ぎたので、まったく役に移入できなかったの。
ラストの方で、やっと私がバルジャンの人生に馴染みはじめたけど…なんだろ?時間の関係上、ストーリーが端折られてる部分ってあるのかな?

同じ事がジャベールにも。。。
とにかく、一番のナゾが自殺。。。解るようで、私にはまだ解らない。
あ、でも、この自殺のシーンはカッコ良かったな。ってか、あの演出はなかなか動きがあって好きだなぁ~。

ファンティーヌ。聖母のような描き方なんだけど。やっぱりイマイチ掴めない。うーーーんなんでじゃろ?ここまで主要人物の掴みが悪いのって初めてかも。。。

コゼット。う~ん、もっとね、コゼットに触れたお話だと思ってたんだよねしたらば、あんまりコゼットの物語は描かれてなかったんだもの。がっかりした部分は否めないのだ(私の予想が外れただけなんだけどね~
最後に怒濤のようにマリウスとハッピーエンド。。。あまりにもお人形のように外の世界をしらなさ過ぎて、エポニーヌとどうしても比較しちゃうんだよね~。

マリウス。ひとり生き残った姿に白虎隊を思い浮かべたのは・・・私がオタクだからだろうか
仲間と共に逝く事が出来ず生き残るのは辛い事。でも、好きな人を残して死ぬのも辛い事。むーん。。。むつかしいやな。

テナルディエ夫婦。
おかしいなぁ。一番好きなキャラなハズなんだけど~ 見た目はね、蚤の夫婦みたいで可愛いし、ころころ表情も歌声も動くし変わるし面白いんだけど。。。イマイチ私を掴みきれなかったなぁ。森公美さんはホントに滑稽だったのに、夫がかなり泥臭い生々しさを演技に出してたからなぁ。。。

以上が役別チェック。
そして、総合感想。。。

「あり得ない。。。」と絶句しました。
砦の全滅シーン。まったく見れませんでした。
先ず、チビのガブローシュの死。大きくなるはずだった夢が潰える、一番初めの音。
そして頂点で消えて行くアンジョルラス。次々に撃たれる学生達。スローモーションで朽ち果てる瞬間の映像。回転する舞台が倒れて行く学生を飲み込む。
次に砦が正面に戻った時の静寂。
耳を塞いでしまった。こんな哀しいシーンがあるのかと。
「学生が死んでも誰がなく」・・・それが民衆の嘆き。

今までの舞台でも、沢山かなしいシーンを見てきたと思う。
でも、レミゼの衝撃は大きい。何が理由かは解らない。ただ、ただ、「ありえない」とだけ思った。

最後にバルジャンが神に召される時、死んで行った沢山の人々が穏やかだったのが唯一の救いだった。





以上がレミゼの感想。
なんかね、辛いお話だった。

カーテンコールは、何度も何度も幕が開いた
スタンディングで拍手が惜しみなく送られた
お花は手元には飛んでこなかったけど、なんだか、あったかいカーテンコールだなって思いました。最後にジャベール綜馬さんがぴょぴょっとジャンプしたのが可愛かった





・・・ん?語り継ぐ遠征、次回はいよいよエピローグだ!

語り継ぐ遠征 ~至福の時~

2005-04-25 18:28:31 | 舞台関係
幸せ気分で21日は就寝
久々の早寝でございました。ここ数日、ロクな生活しておりませんでしたから

そして翌朝も惰眠を貪る
あぁ、幸せ・・・至福の時
ようやく、8時半過ぎに起床
まだまだ眠いけど、コレだけ寝たのはほぼ2ヶ月ぶりなので大満足

さ、本日22日のはじまりです。はりきっていこ~

この日はマチネ 『レ・ミゼラブル』、ソワレ 『語り継ぐ者たち』という予定。
レミゼは去年にレミコンを見て以来、ずっと見たかった作品。
でも遠征直前は(現在進行形だが)仕事が忙しく、チケットの手配が出来なかった 諦めかけてた遠征前夜、偶然チケットを入手する事ができた
これは神様からの御褒美に違いない!

ともかく、レミゼがはじまるのは1時から。
それまではちょっとしたフリータイム

取り合えずは帝国劇場の位置確認
行った事なかったのでね~。迷子になったら困るけん・・・

帝劇周辺には出光美術館があった。茶器の展示をしてた。見たかった。
帝劇周辺にはバカラのお店があった。ウィンドウにバカラの付いたカバンが展示してあった。かわいかった。でも、あまりにも美しく、入り口に警備員のいるお店の重厚さに、遂にその扉を開いて中に立ち入る事はできなかった。
帝劇周辺にはなかなか素敵な文房具屋さんがあった。バカラのすぐとなり。でもこっちには入れた。なので、可愛いカードを数枚ゲットした。満足。
帝劇近くでは、モデルさんの撮影がなされてた
同じ人間とは思えない、美しいお姉様(っつーか、オメーの方が年上ダロ
撮影を横目に、会社の仲良しさんの為にお土産ゲットの旅へGO

有楽町から一番行きやすい私の知ってる場所・・・
銀座やな

ぽてぽて・・・と銀座へ向けて歩き出す

何処へ行こうかな~
空也最中は日持ちがしないし~、
和光のチョコは遠いな。
おぉ!有楽町寄りにはダロワイヨがあるやんけ~
おし、お土産はコレに決定~んふ
マロングラッセと~、チョコレートと~、マカロンを購入~
今度はハリネズミのアイスを食べたいなぁ。。。数年前に友達と食べたんだおいしかったんだぁ

さて、お次はレミゼを見る前に腹ごしらえですな
早くて美味しいもの~・・・と思いつつ、ぶらぶら帝劇方面へ歩き出す
途中、レオニダスを発見!キラーン専門店じゃぁ。と思いましたが、既にチョコ買ってるし。
我慢しました
さらにブラブラ
お?
カレー屋さん発見。
なんか、雑誌とかに載った事のアルお店みたい。(切り抜きペタペタ貼ってたので)
カレーの種類が山手線の名前になってました。
写真がそのカレー
頭悪いので、お店の名前もカレーの名前も忘れちゃった。。。
でもね、おいしかったにょ~

満腹になったし~
いよいよ、レミゼの幕を開けましょうか~



・・・・・っぷ。まだまだ遠征は語り継ぐのだ。


つづく

語り継ぐ遠征 ~憧れの君~

2005-04-24 17:40:16 | 舞台関係
そんなこんな波瀾の21日の観劇後…
ふたぁ~つ目の目的、『憧れの君』との再会

コレがまた、スムーズに行かなくて(とほほ・・・

劇場下まで来てくれていたにもかかわらず、私はまったく違う出口から出たもんだから…ぐるりと大回りしちゃった訳ですね
本来ならば、正面から劇的に再会!のハズが・・・背後からオバンでヤンス状態(っぷ)
それでもなんとか再会を果し、取り合えず飲みに行く事に

大阪のお店もあんまり開拓できてない私。
もちろん新宿なんて全く解らん・・・ので、『君』にお任せ。
気負わない、美味しいお店でした~



今回『君』に会うに当り、せめてみてくれだけでも取り繕うと思ったの。
年末から髪も切りに行ってないし、お肌ボロボロだし。お前は女か~?状態だったので。
でもね、結局見てくれ補修も出来ないまま、数回の自宅パックだけで当日を迎えたのだ。
しかも、この日はまったく余裕がなかった為、道中走り通しだったので汗だくだし、芝居見ると十中八九泣くので、顔は無惨だし。。。何もかもがヘナチョコだったのだよ

一瞬見て、すぐに解ってもらえなかったのは、ぼろぼろ過ぎたからか暗がりだったからか・・・
・・・ま、いっか

でね、見た目を取り繕えないなら、せめて言動だけでも可愛く取り繕うと、姑息に考えた私
しかし、憧れの君にそんな小手先の技は通用しませんでした。。。

気づけば、『憧れ』てる相手に突っ込み入れてるわ、関西弁やわ、まんまの自分を曝けてました
ま、どう取り繕おうと、私は私やしね。ええんやけど。。。


何が言いたいかと申しますと…
『君』の持つ雰囲気です。
相手に対して身構えさせない。自然と自分を出させてくれる空気。
姑息にも私は自分を良く見せようとしてました。
しかーし。君にはそんな小手先の仮面はすぐに剥がされちゃうんですよ
あるがままを受け止める。
逆を返せば、多分、『君』という人にはそんな仮面はないっちゅーことやと思うんですな。
等身大で生きようぜぃ!大きく見せるなら大きくなろうぜぃ!
私は、私。
そう教えられた感じ

そんな『君』と気づけば『憧れ』はそのままやけど、『友達』になってました
これからは『憧れの君』ではなく、『自分らしさ師匠』と呼ぼうかと思ってる。
憧れは憧れのままあるんだけど、ね


出会いは、人を変える。
良くも悪くも。
同じ変わるなら、相手のいいトコを吸収して、いい方向に転がりたい。
イイで会いで良かったな





トップのお写真は22日に帝国劇場付近で見つけたチョコレート専門店
お味見したらば、さらっとした後口のチョコでした

語り継ぐ遠征 ~次郎長伝・異聞~

2005-04-24 00:11:32 | 舞台関係
語り継ぐ者たち~清水次郎長伝・異聞~

このタイトルから、私は『次郎長』を物語った時代モノ・仁侠モノだと思ってました。
『蘭学事始』みたいな感じかなって。

ストレートに次郎長は語られません。つーか、主人公は結局だれだったんだろう?って今気付いた。。。主要人物は数人いる。そこからこの物語を覗いてみよう。
注)ネタバレの危険があるので、見に行く人は要注意。ですぞ。。。



この話は二重構造になっている。
次郎長の生きた時代とその少し後。
話の時間の流れはこの後の方の時代、明治時代である。
次郎長の生きた時代ってのは、この話の中に出て来る『次郎長伝』の映像のような感じ。
この物語はその間を行き来する。
ほとんどの役者さんが、次郎長伝の登場人物と現代とを演じている。ストーリーだけで無く、役者も物語の中を行き来している。その動きの交錯がイキである・・・と思った。



次郎長は軸。
すべての登場人物に影響を与える、ストーリーの軸
そして演じる役者は、この二重構造のストーリーの現代側では次郎長を語りたくて、でもその実力を持たない次郎長を知る講釈師・京伝を掛け持ちしている。
海道一の大親分・次郎長と場末の高座にも上がる事の出来なくなった講釈師・京伝。この光と影のコントラストも見せ場の一つな気がする。

次郎長を語る講釈師・神田小白山(後の白山)
物語の一番の中心人物。
小白山独自の次郎長伝を作り上げ、高座にあげた立て役者。
水滸伝同様、面白いストーリーだけが語り継がれ残って行く。登場人物の性格付けも事実とは限らない。それでもなお、語り継がれて行く男達を作り上げた小白山。
彼の足跡は、物語の中のみでなく、彼の高座を聞いた人の心の中にも残され、大きく影響を与える。

白木みつ
小白山の次郎長伝に振り回される女。
実は石松の娘という設定。
現実の石松(実)と小白山の作り上げた『森の石松』(虚)との間で彼女の人生は翻弄されるが、最後に自分の道を掴み取る。
この物語の最後の出口みたいな感じ。ラストに見せるみつの笑顔が清々しくて、その清々しさが『次郎長一家』の男気となにげに通じる…そんな気がした。

仇吉姐さん
唯一、次郎長に影響されない役。(と思う)
淡々と次郎長に見入られた人達を見つめている、そんな感じ。

石松
馬鹿に徹する作られた『森の石松』
その馬鹿な男の生きざまは、ベース以外のすべてが例え作られたモノであろうと、高座を聞いた者の心の底深くに染み付く。
次郎長を心底惚れ抜いた男は、次郎長伝を語る上で、聞きに来る者たちを魅了してやまない男となった。

以上が主役級の役所。やっぱ、小白山が主人公かなと今まとめてみたり(笑)

この揺れ動く役者陣のなかで、御隠居と新田くんとおたねさんの三人は動かない。現在の位置を示す布石のような気がした。時間の流れも現わしていたのかも。。。



ここからは単なる感想。
この芝居は、見終わった感想が「かっちょいい!」なのだ。
脚本を書かれたもぼさんだってそう言ってる「ムダにかっこいい」って
私が好きなシーンは、次郎長一家勢揃いのシーン。三度笠をかぶり、旅装束で、名前を呼ばれると「おぅ!」というかけ声と共に三度笠を脱ぎ捨てる。
最後に白い布がバラリと落ちる。
ひょえ~かっちょええ
となる訳です。
あと、殺陣ね。犬養さんの動きの良さにはホント脱帽。かっこいいなぁって真剣にストーリーそっちのけで魅入っちゃいますもの。
あとね、茶っきりダンサー(笑)かわいかったの。お尻フリフリが

今回は特にこのセリフが!ってのはなかったんだけど(全くない訳じゃないけどね、きゅううううううって思えるのはなかったんだな。。。)アンケートの内容にドキリとした。
あなたが語り継ぎたいものはなんですか?
1回目見た時には『自分のルーツ』って思ったんだけど、2回目見た後はちょっとわからなくなった。今、考え中なのだ。

そして、もぼさんがご自分のブログでコソコソしながら暴露してる問題のサインが上記写真です(笑)左上がもぼさん。改名して鈴木哲也さんになってるのに、マキノさん効果かもぼ鈴木とすんなり書いてた そして右下が演出の茅野さんのサイン。マキノさんに隠れながらといいつつ、スラスラ書いて下さいました おねだりして私の名前入れてもらったわん
この語り継ぐ者たちの感想は、21日と22日と見た総合の感想ね。だいたい、初日は遅刻した私ですから。。。ごめんなさいです


遠征談はまだまだ続きますぞ 乞う御期待!

語り継ぐ遠征 ~プロローグ~

2005-04-23 15:09:02 | 舞台関係
今、仕事が忙しい状態にもかかわらず、行っちゃいました。。。扉座遠征
本来はいろいろ絡めて、19日くらいから行く大遠征になるはずだったんだけど、諸事情により21,22日の小規模遠征となりました。

・・・んが、しかぁ~~~し!
内容は濃いでした。無理して迄行った甲斐あったよ

今回の遠征の目的はふたぁ~つ!
1つ目は、扉座の公演を見る事 特に、もぼさんの作品を茅野さんがどう仕立てるのかが楽しみだった。
2つ目は、憧れの君に会う事
どちらか一つだったら、この遠征は決行されてなかったと思う。一応、自分の責任で作業してる仕事を放っぽり出して行く訳ですから~
ただね、どちらの目的にも「旬」ってぇのがありやしてね。これを逃すと、出会えねぇ・・・って、そう思ったんでさぁ。

とにかくね、行ってよかったの。
行かないでいたら、私はきっと後悔してる。


今回の遠征。のっけから、滑って転んで波瀾含みでした。
14:45迄仕事してから、もぼさんと杉山さんへの差し入れを会社の近所の酒屋で買って、銀行にお金を下しに行って、新幹線のディスカウントチケを買って、15:30の新幹線に乗り込んだ。
ココ迄はね、思ったよりスム~ズだったのだ。(どこが?既にドタバタやんけ)
新幹線の中は爆睡タイム
品川直前に装着したコンタクトは、右目にちゃんと入らず・・・ゴロゴロキモチワルイ状態。ホテルで直そう。。。
扉座の公演は夜の7時から。
新幹線が品川に着くのが、6時頃。
1時間あれば、チェックインして劇場へ行ける!
そう、踏んでたんだけど。。。

ざんねぇ~ん!

品川  新宿結構遠いですから~。
つーか、東京 新宿って行く方が賢かったのか?と今頃思う。。。
6時半ごろ新宿に着いたんだけど。。。
私、方向音痴なんですよね
ホテルを探してどうやら、迷子状態だったみたい
だってね、大きな名前が付いてる道なのに、京都みたいに名札付いてないんだもん
バイク便のにーさんに道を聞いて、軌道修正。
その間、ずっとごろごろしてたコンタクト。とうとう外しました。
右目見えないまま、ホテルに到着
なんとかホテルにチェックイン。チェックインの途中でトイレに駆け込み、コンタクトを直す!
そして、取って返して一路『サザンシアター』へ。
道すがら、憧れの君にメール入力。公演後に飲みに行く予定だったので

・・・はい。15分くらいの遅刻でした
私の対応をしてくれたのは田中さんでした。終わる時間を確認し、憧れの君へ送信。それから席迄案内していただきました。信也さんありがとう



第一の目的
語り継ぐ者たち ~清水次郎長伝・異聞~
私の幕がやっと開いた。


つづく・・・(続きが夜中くらいには書けるといいなぁ~)







ちなみに余談だけど‥
本日8:50の新幹線で急いで帰ってきたのに…仕事停滞中
現在、待ち状態なので、プロローグ書いてる訳ですね。けっして仕事サボってませんよ(爆)

どうしたことか?

2005-04-18 22:00:32 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
昨日「更新無理宣言」をしたばっかりなのに、今、ぽっかり時間が空いてしまった・・・
せっかくやし、ちょこっと語らうベ???


項目作ったまま、まったくほったらかしだった「問わず語り」をいじってみようと思う


この数年、マンガは『遮那王』と『犬夜叉』くらいしか読んで無い。あ、あと『コータロー』ね。
ココで、も♪っちゃまと語らったお陰で、『エロイカ』と成田さんの『お能マンガ』が姉の手によって家にもたらされた。
「読む時間ないだろうから、時間ができたらいつでも読めるように持ってきたよ~
う~む、優しい姉じゃ・・・もちろん、1冊も読んでいない。。。

一時期、N●Kで放送していた『十二国記』にハマっていた。
随分前に友達に貸せ~と言っていた。当時は暇だったので。
それを最近貸してくれた
ドカッと、現在出ている分、全部・・・「1年かけて読んでくれていいよぉ~」と言う優しい友達の言葉

実はワタクシ、歴史好き。(と言っても、浅くあさぁ~~~くだからね!)
平家物語をちょっと前に読み出した。
『観・平家』と言うタイトルの人形展を見に行ってから、何となく平家寄りな私。
2度挫折してたので、3度目の正直と思って。。。
面白いんだけど、なかなか進まん
そんな訳で、現在、『後白河上皇(だったよね?)のご機嫌とってる六波羅さん』ってところで停滞中(全然平家が政権握ってないヤン!って突っ込んで下さい…トホホ・・・)

平家物語が停滞中なのに、津本陽さんの『水滸伝』を見つけ、喜びいさんで購入
ワタクシ、水滸伝大好きなのだ
もちろんすぐさま、読みかけて…現在は九文竜・史進のトコ(解る人にはどのアタリか解るよね?)林冲にも到達してない私
私の好きな人・・・108人の内、沢山いるんだけどね、敢て言うなら、武松と小李公・花栄・・・まだまだ出会えそうに無い
ちなみに、水滸伝は画集も持ってるヨン(中国に出張に行った時に水滸伝トランプも買ったけど

そんなに沢山の本を中途半端に読み散らかしてるのに、先日ちょっくら早く帰れた日、本屋に行ってみたらば・・・夢枕獏さんの『陰明師』の最新巻が出ていた。
ゲットした


ねぇ、アタシいつ本を読めばいいのかしら???
読まねばならぬ本が溜る一方じゃぁ。。。

先ずは、こののしかかってる仕事を蹴散らすのが先決だな。
おし。がんばるべ

お宮参り

2005-04-18 00:10:59 | 呟き
今日、4月17日大安はあーちゃんのお宮参りでした
かわいい白いドレスをばーばに買ってもらってたので、それを着てお払いしてもらいましたわ
あーちゃの家の近所の神社でお宮参りをしました。氏神さんではないけど、近くの神様にお願いするのが一番だもんね~
イイお天気で、あたたかくって
その上、神社ではお囃子の練習をしてたのでし 景気イイでショ
あーちゃんはお囃子の音に怖じける事なく、ノリノリでうごうご動いてました
今日はイイ一日だったな





最近、なーんも出来んくらい忙しい毎日です。
ブログもとーぶん更新できてません。多分ね、5月くらい迄は無理なの
覗いてくれてる皆様ごめんね
書きたい事はあるんだよぅ
でもね、書く時間が無いんだよぅ
く~~~~。一日はなんで24時間しかないんじゃろ?時間が足りない・・・
ナルだけ早く復活できるように頑張るので、皆様、見捨てないでね





ブログ満杯で今日(4/17)に投稿出来なかった。。。悔しい~容量増やせ~