ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

人も歩けば犬と出会える?

2005-07-30 18:32:23 | 呟き
大阪梅田の地下街・三番街に、とても可愛いワンコがいる。
昔はココリコという喫茶店の前の広場で人々を和ませていたのだが、ある日、彼らは忽然と消えた・・・

・・・な~じぇ~?

それは、付近の店舗改装に伴って、ワンコ達の居た場所も模様替えをしたからだ。

それからのワンコは、ある意味、流浪の民。
ブナの森の葉隠れに~♪歌い踊り賑やかにぃ~・・・とこれはシューマンの流浪の民。

三番街の入り口に来たり、あっちへ、こっちへ・・・・どうやら転々としていたみたい。

ブログをはじめて、薮内さんの事を書いてみて。そういや梅田のワンコはどうしているだろう?
またぞろワンコが気になり出した。

三番街の入り口に行ってみたらば・・・いなかった
???と思っていると、友達が教えてくれた。
「真ん中らへんにおるでぇ。」

ほほぉ~。真ん中とな?

友達の後ろをほてほてと着いて行くと・・・イタイタ!居りました♪
泉の近くの喫茶店の窓の下。
のぉ~んびりと、ワンコが遊んでました。
んん~~~ん愛いヤツ

いつ、また、何処かへ行っちゃうかもしれないが、自分の行動範囲内に薮内さんの作品があるのは嬉しい。

ちなみに、個人的メッセージ。
ぎふてぃの友よ。岐阜駅前商店街の園徳寺さん前に『楽市楽座童子』さまがいるそうな。
矢橋林業ぼたん園にはうさぎさんが駆け抜けておりますぞ。
もし、お近くならばちょっくら覗いてくだしゃんせ。

ぬれ大福をご存じか?

2005-07-29 13:48:38 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
昨日は土用の丑の日。
某知人は、土用を土曜と思っていたり、「つちよう」と読んだりしていたらしいが・・・(っぷ)

で、だな。私は友達と夕食を一緒に取る約束をしていたので、お昼のお弁当にウナギを食べた。
私は(この年になっても(放っときやがれ))母親の手作り弁当なんのだ。
うなぎ弁当、旨かった

夕食は、チャイナ。
点心とかいろいろあるお店。ちょっと味が濃ゆいけど、美味しいでしたのさ。
今回は二人で、赤ワインのハーフを2本空けた。こんな事ならフルボトルにすれば良かったんだがな。初めはそんなに飲むつもりではなかったんだよね。
お腹イッパイ食べて、飲んで、デザートまで食べたけど結構安かった。
次回も利用させて頂くよ

満足をして帰宅すると、母が言ったのだ。
「あーママからお菓子頂いたよ。わらび餅とぬれ大福」
・・・ん?ぬれ大福って何だ?
キニナルじゃありませんか。
で、食べた。夜中だったけど。

とろーんと柔らかいお餅で餡を包み、更に寒天に沈めた何とも涼し気なお菓子だ。
私が頂いたのは、ピンクの寒天に沈んだ白餡。写真はこし餡である。
喉越しもよく、チュルンと頂けて、べりべりナイスでございました。
ちなみに、わらび餅は今朝の朝食に頂きましたわ。


土用の丑の日。暑気払い。
日本の伝統行事は大好きである。
昔は京都までウナギを買いに行ったものさ。五条の高瀬川沿いにあるウナギ屋のウナギが好きでさ。最近行ってないよなぁ。今度覗いてみよう。

今年もちゃんとウナギを食べた。中華も食べた。和菓子も食べた。
こんなに食えるんだから、夏バテなんて致しません。えぇ、一度もした事ないわ。

皆様も暑さに負けずに頑張ろう~・・・ともかく、食え

役者による小説のススメ ~○男、□女~

2005-07-28 01:09:52 | 舞台関係
7月27日、素敵な夜だった(パクリはもぉ、ええっちゅーの
会社の後、カフェへ小説のススメを聞きに行ったのだ。

場所は梅田に程近い、中崎町。
店の名前は、common cafe

こぢんまりとした、でも、少し明るいめのお店の中、ゆるゆるとそれははじまった。

○男に、蟷螂襲さん(PM/飛ぶ教室)
□女に、嶋田典子さん

役者によってススメられた作品は全部で5つ。
5分を4作品と、最後に30分の1作品という具合。

『春は青いバスに乗って』 作/西村賢太 … 蟷螂襲
刑務所からでてきたバカリの男が考えたこと。祝い・酒・女・・・しかし現実に待ち受けていたものは、借金の返済。
作者の体験を小説にしたものだとか。。。

『風葬の教室』 作/山田詠美 … 嶋田典子
小学生の私が体験した「いじめ」。小さくても女の子は「女」の部分を持っている。いじめにあっている子供を通して描かれた「女」の部分。

蟷螂さんが選ばれた作品は、『男の戦い』。嶋田さんが選ばれたのは『女の戦い』。
ほんの5分間の朗読に、作品のすべてを凝縮させて読まれている。(様に感じる。)
どちらの作品も読んだことがないし、今迄に私が踏み込まなかった世界の話。不思議な気持ち。
朗読の間と後にトークがある。
嶋田さんが言っていた。
「男の人って、自分の内へ内へと戦いをするでしょ?蟷螂さんはそういった作品を選ばれた。それに対して、女は外へ外へと戦いを挑む。なので、私はこの作品を選んだの」

5分の休憩を挟んで次の作品。
『刈入れ時』 作/藤澤清造 … 蟷螂襲
お金がない男が、金をどうにか工面して女を買おうとする。叔父はフワフワとしている男を落ち着けようと嫁取りの話をする。しかし、男の思考は一つトコロに留まること無く、フワフワフワ・・・

『グロテスク』 作/桐野夏生 … 嶋田典子
普通の男は見向きもしない年齢となった和恵とゆりこの娼婦のあり方。和恵の生き方。ゆりこの娼婦論。実際にあった事件に題材を得て書かれた作品らしい。

蟷螂さんは西村氏(『春は青い~』の作者)が研究されている藤澤氏の貧困話を選ばれていた。今回も女の戦いをテーマに選ばれた嶋田さん。
嶋田さんの作品の娼婦に対し蟷螂さんが言っていた。
「昔な、天王寺の地下街にそう言う女の人立っててん。今では梅田にも居るねんな。でな、僕はその人とすれ違う時…まったく関係のナイただの通りすがりやねんけど、言葉に出来ない思いが込み上げて来るねん」
役者とは、作り上げる人とは、常に『観察』し『感じる』のだな。と思った一言でした。

更に5分の休憩を得て、最後の作品『三の酉』 作/久保田万太郎… 蟷螂襲、嶋田典子
芸者とお客のたわいない会話。その中に折り込まれている、芸者の人生や、思いや、憧れ。
ほとんど会話で作り上げられている文章は、まるで朗読劇を聞いている様。(朗読劇なんて言葉、あるのかしら?)


文章とは不思議なもので、目で読むのと、音に出して読むのとでは随分違うようである。
今回私は、どの作品も読んだことのナイ物ばかりであった。でも、自分で黙読するのと、音になった文章を聞くのとでは浮かぶ情景が変わる気がする。それは、読み手の感情や演出も入るからだろうけれど・・・
1作目も3作目もたんたんと朗読していた蟷螂さん。とてもよいお声でした。5作目では、打って変わって抑揚のあるセリフ。
嶋田さんは全体的に山谷のある口調で朗読をされていたように思う。特に5作目では、艶のある芸者の粋な言葉遣いが素敵だった。

カフェでお茶をしつつ、聞かせてもらう・・・と言う舞台。
開始のベルもなければ、休憩のアラームもない。
おおまかに決められた(いや、ちゃんと細やかに計算はされている)時間を、ゆぅるりと役者が語り、客が耳を傾ける。
食事をしているお客もいる。カチャカチャと食器の鳴る音。
飲み物を口にしつつ役者が読む。カランと氷が鳴る音。
外を走る車のエンジン音。
すべて偶然が作り出す音響である。
「うるさい」音は存在しなかった。
目を閉じて聞く人もいれば、体を向きなおして聞き入る人もいる。

中嶋らもさんと縁のあるお二人だったので、らもさんのお話も少しされた。
昨日(26日)がらもさんの一周忌だったらしい。
人を偲ぶのは、気心しれた仲間同志で語り合うのも良い。一人で思いを馳せるのも良い。どんな形でも、その人を想えば良いのだと私は思っている。
らもさんは、実は食わず嫌いだった。食べてないんだから嫌いになる必要はないので、嫌いではないのだが、特別に興味がなかったのだ。
世間の、問題を起こした時に出る程度の知識しかない。そんな私がらもさんについては何も語れない。でも、今日お話を聞いて、読んでみたいな、と思った。

朗読中、何杯か飲まれた焼酎で気が大きくなったのか、蟷螂さんが今日お持ちになった本をお客に下さった。
私が頂いたのはこれ  
「どれでも好きなのを持って帰っていいよ」とおっしゃられたので、机迄見に行った。
沢山詰まれたほんの中で、この本が一番に目に止まった。
「これを頂いていいですか?」と私が言うと、小首をかしげて「これも、面白いよ」と答えて下さった。

今回、会場でMOP関係の人と同じテーブルだった。もう一方、小川さんのお知り合いの方も同じテーブルだった。今迄、滅多に話すことの無かった人と、今迄知らなかった人と・・・5分の休憩に話し合ったりして、すごく楽しかった。普通の舞台を一人で行けば、むっつりと黙り込んでるか、友達と行けば、友達を感想を述べあうか・・・ですからね。まったく違う展開です。知らない人との会話がスムーズに出て来るって。
素敵なお店。美味しい食べ物。そして美味しい時間。。。
こういうのもイイよね。

最後に嶋田さんが今回のコンセプト『○男、□女』についてお話された。


男はぐるぐると自分に還る戦いを挑む。それはまあるい○なのだと。女はいろんな所にぶち当たる□・・・でもやっぱり自分に還って来るのだと。



そうそう、書き忘れるトコロだった。トークの途中でね、蟷螂さんが歌ったの。
「明日と言う字は、明るい日とかくのね~♪」
コレを聞いた私と隣のMOP関係者(元、かな?)は顔を見合わせて笑った。だって・・・
「明日と言う字は、明るい日と・・・書くんでごあす」と才助のセリフにあったんだもん。で、この後、私の頭の中では、「シャカシャカシャカシャカ、あなたのお名前何てぇの?」が回ったのでした。。。恐るべし、HAPPY MAN

北方謙三版・水滸伝

2005-07-26 12:56:37 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
水滸伝。何故か私を魅了する物語。
水滸伝と見るだけで、ともかく手元に置きたい衝動に駆られる。


私はまだ、北方版・水滸伝を読んだ事がない。ってか、北方さんの作品自体を読んだ事がないのだ。
小説にせよ、エッセイにせよ、『文章』を読み出すのには一種の勢いが必要なのだ。新たな作家さんの文章に触れる第一歩は特別に。何かの後押しが必要となる。
後押しをするのは、挿絵かもしれない。表紙絵かもしれない。友達の推薦かもしれない。偶然の出会いかもしれない。

流行ではあまり本を読まない。
流行り物をまったく読まないと言う意味ではないよ。
目に留まるか、留まらないか。である。
平積みしてても、流れて行く本もあれば、本棚の端っこなのに「ここだってば」と気づく本もある。本は会うべくして会うものなのかもしれない。人と同じやね。
会いたいからと言って会えるわけでもなく、人の紹介が必ずしも良いとは限らない。でも、一度気が会うと、とことん付き合える・・・そんな気がする。

で、今回、三国無双ってゲームの話から、キャラクターデザイナーの話になって、そこから水滸伝に飛び火して、いろいろ検索掛けたとき、北方さんの水滸伝HPにたどり着いたんですねぇ。
すごくカッコイイページなのですよ。
北方謙三水滸伝
オープニングページのシルエットがカッコよいのだ
全部で4パターン程あるのだけど、どれも素敵。きっとこの人だぁとか想像しながら見れる
北方さんが物語を作り上げる上で性格付け等メモしたものを元とした、キャラクター(108星)の紹介ページ、国の位置関係の解るMAP等、かなり見ていて楽しいHPだった。
しかもこのHP自体、かなり凝った作りである。


これはある意味、一つの切っ掛けの気がする。
一度、北方版・水滸伝を読んでみようかな、と思っている。

まじめ、誠実、熱烈・・・その名は、アーネスト

2005-07-25 21:24:59 | 舞台関係
7月24日・・・素敵な昼だった(あコのパクリ)
この日はまたもや宝塚に行った。行ったといっても梅田芸術劇場であるが。
『アーネスト・イン・ラブ』
オスカー・ワイルドの喜劇『まじめが肝心』をミュージカルに仕立てたもの。らしい・・・
19世紀のロンドンを舞台に、お貴族様の放蕩華麗なる生活を面白く、そして一部分ちょっぴり切なく描いたもの。
古典コメディーと言えばよろしいのかしら?非常に面白かったです。
テンポも非常に軽快だし、音楽もわかりやすいし。何より古き良き時代ならではの滑稽さががつーんと来ましたね。
いつものヅカの「このキャラちょぴっとおもろい」・・・なんかとはスケールが違う。ストーリー全体が面白いのだ
強いて言うなら、お上品な吉本・・・って感じかな?(違うか笑いの質が違うからね)根本的に、ストーリーが初めから終わりまで、ずっと面白いの連発です。

今回は瀬奈じゅんさんの月組トップ就任公演だったのだ。娘役トップの彩乃かなみさんもかな?まぁ、とにかく、そんな感じ
瀬奈さんさんはもちろん素敵でしたが、今回私の心を鷲掴みにしたのは・・・かなみさんである。
すごいんです。
カエルを轢き潰したような声から綺麗なソプラノまで・・・自由自在に出るんですもの。
娘役トップで、あんな声をお出しになったのは、ワタクシ、かなみさんが初めてですわ
黄緑色のドレスもステキでした。綺麗なラインにうっとり・・・

次にお気に入りは、お母様を演じられた出雲綾さん。
歌がね、すんごく面白いの。息を着くヒマを与えない弾丸ソング。お貴族ママの怒りが滑稽に良く伝わって来ました
ちょっとだけあったショーの時にも、珍しくソロを歌っていらっしゃって・・・また、それが安心して心地よく聞けるの
いや~。いつものヅカとはひと味違う舞台を見せて頂けましたわ

肝心のトップさんを食っちゃうくらい、女性陣が面白い芝居内容だったようにオイラは思うにゃ
もちろん、瀬奈さんも霧矢さんも面白くて素敵だったんだけど


この日は4時からの公演だったので、始まる前にお茶を致しました。
以前、1時間半待ちの末、入れなかった『ショコラティエ・パレ・ド・オール』です。
私は、ショコラドリンク(シャンパンのソルベ入り)とチョコレートのセットを。チョコは左からカネル(シナモンの入ったチョコ)、カフェ(コーヒーガナッシュ)、グランマニエ(オレンジリキュール入りガナッシュ)の3粒。飲み物に合わせてセレクトしてくれるのです。ちなみに、グランマニエ、激旨でした。
友達はアイスティーとコーヒームースとキャラメルをチョコでコーティングしたケーキです。奥に写ってるデショ
こちらも、一口頂きましたが、美味しでした。
お会計をしている時に、チョコを物色・・・夏だから持ち歩き出来ないけど・・・見るのはただよ~と思いつつ見ていると、新商品・蜂蜜の二文字が・・・
そう、新商品はマヌカ蜂蜜他3種類の蜂蜜を使ったチョコ3種だったの~
激しく動揺する私・・・
買うべきか・・・買わざるべきか・・・そこが問題
結局、茹だるような暑さに、おチョコ様を連れ出す訳にはいきませんから・・泣く泣く別れたのでした
次は、帰りがけに来るわ。えぇ、必ず!(←そこまで決意せんでも・・・


芝居も美味しい。おやつも美味しい。。。そんな一日でした

オイラにだって作れるぞ。

2005-07-23 13:56:23 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
ひと月程前、小学生の頃の友達と電話で話していた。その時の会話。

(相手)「そないゆうたかて、どうせ、家の事なんかでけへんねやろ?」
(おいら)「何ゆうてんの!出来るっちゅーねん」
相「せやけど、あんだけ働いてたら、料理なんか作れるはずないやん」
お「作れるッッッッッチューネン。失礼やな。掃除も掃除機うぃ~んと動かすだけやし、洗濯に致っては、ボタン押すだけやろ。してる時間はないけど、自分でちゃんとできるわい。」
相「へぇ~、そうなんや。。。なぁ~んもできへんのとバカリ思ってた」
お「・・・

どうやら、仕事遊び仕事遊び・・・と家にいる時間が極端に少ない私には、家事全般はできないという・・・もしくはしたことないという印象があったらしい。
っちっちっち。違うんだぜ。
私の母親は、私がけっこう小さい頃から海外旅行へ行く人だった。
なので、姉は中学に入った頃から、私は小学生の頃から家事を普通にしていたのだ。
だいたい、自分で丼を食べたいからと、小3の頃に親子丼ダイコン入りっちゅーのを作ってたんだから。私。(なぜダイコン入りかと言いますと、白菜もタマネギもなく、野菜がダイコンしかなかったから。なら、違うメニューにすれば?って思うけど、どうしても丼がよかったの。ダイコン入りはあんまり美味しくなかった。)

そんなこんなで、ちゃんと家事デキルヨ。
ほら、ちゃんと卯の花だってつくれるもん  ね

ちなみに、お菓子も何とかヒマがあれば作れます。でも基本的に作るのは、おかず専門かも。

しかし・・・トップを飾ったようなビーズ細工や、かわいい彼女の定番編み物なんかはからっきし出来ません。
このぞうさんは、象(異常に)好きの姉の最新作品
おいらにも可愛い象さん作ってくれ

水平線ホテル ~ネタバレな感想~

2005-07-22 19:00:00 | 舞台関係
東京初日の幕が開く迄、コレから見る人の為に、ネタバレはやめよう。ってコトで水平線ホテルネタは温めてました。
早速、役別(敬称略)の感想  GO!(あ、異常に長いので、興味のある方、時間を持て余している方、活字中毒で何が何でも読みたい方など以外の方は、スッとばして下さい

アンナ キムラ緑子
オテル・オリッゾンテの女主人。今回のストーリーの鍵を握る女。
スタイル抜群、度胸も抜群、頭が切れて、心底優しい。極め付けは、心に沁入る歌声だろうか。
まさに、ドリさんの為にある役ですな。
ドリさんの歌声はどことなく憂えた響きがある。こんな声で歌われたら・・・
無くしてから初めて気付く心がある。アンナの心は今もパオロを求めている。愛しているとか愛していないとか、そんな次元を飛び越えて。アンナはただ、パオロの影を追っているのだと思った。
人は生きている限り、何かと出会い、何かに惹かれる。留まった時間の中に生きることは出来ない。これは自然の摂理。アンナはそれを最後に受け入れた。

レイ 小市慢太郎
余命3ヶ月と宣告された(実は自分で聞き出したのだが)作家。アンナの恋人。
3年もどうしてアンナを放っておいたのかは解らないが、レイなりに何かパオロに対して思う所があったのだろう。自分と友人と恋しい人と。3年考えても答えが出ないのに、自分の命が尽きようとした時、きっとアンナの面影が浮かんだんだろうね。だから、戻った。アンナの元に。
生きるという傲慢さ。生きるという誠実さ。生きるという意味。生きた意味。いろんな『生』がレイの回りを渦巻いていた気がする。初めレイを取り巻いていたのは『死』だった。イライラと何時も心の置きどころがなくて。でも途中から徐々に彼を取り巻いていたのは『生』になった。残りを生きるのではなく、生きて辿り着く道程となった事件だったのかもしれない。
今回の小市さんを見て、エンジェル・アイズの時のドグを思い出した。

ルイス 三上市朗
アメリカの大物マフィア・ガストーニから逃れてきた、アメリカ人。
常に自分の為だけに生きてきた人生。でも、ルイスは家族の為に生きたかったのではないかと思う。だって、敷き居が高いと言うことは、それだけその場所が、彼にとって大事な所だから。そこを逃げ出した自分が恥ずかしいから。
母親が亡くなっていたことを聞いた瞬間のルイスの目が忘れられない。
「あり得ない」そんな目だった。
これは、亡くなった母に対しての言葉でもあり、自分への言葉でもある。
最後に出てきた時の真っ白な衣装。バリー・ハグレーを思い出す でもよくよく考えると、ウルトラマンの時のバルタンも、あの手の衣装だったよね。三上さん!

サンドラ・ロッセリーニ 林英世
世界的に有名なオペラ歌手。しかし、自分の限界を自分で決めてしまい、引退を決意している。
とても難しいと思う。自分の限界に狂気しそうなくらい怯えている天才の役。
自信はある。技術もある。でもまわりは嘘だらけ。客の声が聞こえない。孤独、孤独、孤独・・・サンドラは天才であるが為に、狂気すれすれを生きている。自分の求めることだけを突っ走っていた若い頃とは違う。その岐路に立たされた時、一番大事なものが見えなくなる。その一番大事なものに気付かせてくれたのが今回の事件。サンドラが自分の意味に気付いた時に漏らした言葉。「もう一度、ミラノのオペラ座の舞台に立ちたいわ。」私は、サンドラの後ろ姿に気付いたら泣いていた。
英世さんならではの演技だと思う。カルメンを口ずさむ時も、周囲の人に興味を示す仕種も、少女のように純粋で残酷で我侭で愛おしい姿だった。

ガスマン 岡森諦
ホテル荒らしの元貴族。その実、トレジャーハンター
一番陽気で、自分勝手で、人のイイ人物だと思う。そして誰よりも自分の夢に真直ぐだったと思う。
お宝を追い求め、ロマンを語る時の少年のような目。
一番好きなのは「君たちなんかにゃ、解らんよ」とパイプをくゆらせるシーン。
自信に満ちて、ある意味誇らし気で。
自分の道楽の為に貴族の位を食いつぶしホテル荒らしにまで手を出しているが、立ち居振る舞いは常に貴族の紳士だった。
扉座で見る岡森さんは、もっとどっしりと重みのある役が多いと思う。(ガスマンさんが軽い役って意味ではなく、もっと考え方的な部分って意味ね。)M.O.P.で見る岡森さんは扉では見れない、軽快な・・・爆竹的な印象がある。どこで弾けるんだろう・・・とドキドキする
マキノさんの使い方と横内さんの使い方の違い。面白いなぁ。役者さんって、他所の劇団にでると、全く違う一面を見せてくれたりする。だから・・・観劇ってやめられないんだよなぁ。
ある意味私もトレジャーハンター(笑)芝居の、役者の、いろんな一面を発掘する為、今日も観劇演目を探すのだぁ

エド 酒井高陽
サンドラのマネージャーにして、夫。
誰よりもサンドラを理解し、愛し、信じている。彼女の為に、文句を言いつつも全力を傾ける。
おっちょこちょいの慌て者。小心者でちょっぴり短気。ホント、オヤジにぴったりなんだもの。
世界的大オペラ歌手の夫って事を自慢もしなけりゃ、卑屈にも考えていない。本当に自然体だよね。サンドラの傍らにいる事が、きっと当り前なの。彼には。サンドラがサンドラであり続ける事が、彼の仕事なのだと。
酒井さんの演技は、なんか、すごく後から効いてくるスパイスみたいな感じがする。
今回はエドのセリフに凄く共感したの。「君は、舞台に立たなくちゃいけない。いけないんだ!」ってトコ。
私達ファンの代弁のようにも感じて。どんな役でもいい。この人の演技を見たいんだ!私には、あなたが必要。って気持ちがあふれちゃった

マリサ 竹山あけ美
サンドラのお付きの女性。
初めは、サンドラを出し抜いて、ガスマンに取り入ってるのかと思ったんだけど違った
とても綺麗な言葉遣いで、ホントにサンドラの事を考えている。ガスマンが実はホテル荒らしだとわかった瞬間のあの軽蔑した表情。でも、言葉遣いは丁寧なの。
エドが上記のセリフを言った時、サンドラの後ろですごく頷いているの。「そうです、奥様。奥様のいるべき場所は、あの舞台の真ん中なのです」そんな言葉が聞こえそうなくらい。
アケミさんは純粋に真直ぐに信じる役が多い気がする。

ジーノ 木下政治
オテル・オリッゾンテの料理人。母親直伝のカツレツとリゾットが彼の得意料理である。
アンナの妹、ダリアにぞっこん(死語?)のジーノ。母親の教えを守り、あまぁ~いドルチェでダリアを口説く。しかし、毎度玉砕。
でもね、彼の一途な思いがダリアの心を救う事になる。
いつも軽薄で、人情脆くて、オバカで、でも目の放せない木下さん(の役)。ある意味、原点はエンジェル・アイズの時のビリー・ザ・キッドかも・・・なんて思いました。あの時はまだ鳩山だったんですよね~。(脱線)
ジーノは気は小さいけれど、追求心は旺盛。自分の傷口を広げようと、真実を(自分の求める、だけど)求めて突き進む。いかにもイタリア人っぽい感じの役な気がする

シルヴァ 塩湯真弓
オテル・オリッゾンテの従業員。サバサバした明るい女性。
ずっと思っていたんだけど、真弓さんの声って、ホント透き通ってよく聞こえるよね。キンキンとうるさい声でもなく、かといってドリさんのように低く響く声でもない。一番通る声かもしれない。
初めにでて来た時の、木下さん、カッペイさん、小市さんとの掛け合いが、ホントにピッタリ合ってて面白かった 特に、真弓さんのあっけらかんとした言い種が利いてる

アントニオ 永滝元太郎
オテル・オリッゾンテの従業員。
アントニオなのか、アントーニオなのか。どっちでもいいじゃん。
永滝さんは「じゃん」が似合う気がする。なんでかな?なんとなく。
髪形とか、お顔とか・・・一番描きやすそうなの。キャラクターっぽいのね。特長があるのね。
ピリリと効いたセリフがね、アントンの見せ場だった気がする。「寝てたよね。」とか「どんな胃袋してんだよ」とか
ちゃんと制服を着ずに、前をはだけていたのが凄く気になったの。だらしないぞ、アントン。( いつの間にか、じゃりん子チエになってるやんけ;)

ダリア 勝平ともこ
アンナの妹。
姉の生き方が許せなかったダリア。頑にアンナを拒絶していたダリアだが、しかし、心にできた傷を癒してくれるのは『人の温もり』である事を知った時、ダリアはアンナを受け入れた。光の中にいろんな色が存在するように、幸せの形も生き方も様々なのだと思ったのかもしれない。
最期の場面で見せるダリアの表情は、ジーノの困った行動を諌めつつもとても幸せそう。
カッペイさんには、強くて脆い女性が似合う気がする。

ロベルト・ジェルミ 倉田秀人
ローマ大学の物理学教授にしてノーベル賞受賞者。
時代が豊かで温和であれば、ただ研究を重ね続ける物理学者だっただろう。時代が研究の結果の意味を変える。新たな発見から滅亡の為の道具へと。
天才故に先が見えてしまう。自分達の未来が。国の未来が。妻を愛し、娘を愛し、自分達の行く末を案じてアメリカへと亡命を企てる。
「ヴォンジョ~ルノ!」と微笑む彼はとても素敵なおじさんである。「うんうんうん!」と頷く仕種もとても可愛い。
個人的にはダスティン・ホフマンに似ていらっしゃるって思ったんだけど・・・
「エリオ君、さよなら!」と拘束された時に言った「さよなら」。これ程切ないさよならは滅多に聞けないだろうと思う。教え子に、人生に、関わった全てに対しての『さよなら』だったと思うから。
日本の長崎と広島に落された原爆に、彼は関わっているのだろうか。それとも亡命の後、心安らかに別の人生を生きたのだろうか。

クラウディア 白木三保
ジェルミ教授の妻。
とても心優しい女性だと思った。自分達の明日を掛けての大脱出を控えているのに、ルイスの怪我の心配ができるのだ。
自分達の存在を否定される苦しみを知っているからこそ、クラウディアは温かい心で人と接する事ができたのかな?と思う。クラウディアってとても豊かな美しい名前だと思いませんか?クラウディアの人柄は名前にピッタリだと思った。
前回は切れ者のおばあさん役だった三保さん。今回は全く違うカラーの女性。なのに、何故かどちらも三保さんにピッタリ来るの。すごいよね、役者って。

エレナ 塩釜明子
ジェルミ教授の娘。
大人達の中に、唯一の子供である。この物語の希望の光にも似てる。知らぬ間に大きくなるのに、ひとたび事が起きれば、親が守らなければいけない。何も知らない小さな子。当然のようにあるけれど、脆い未来。
彼女が笑うと周りも明るい気持ちになるし、怖がっている時はその場は緊張のまっただ中なのだ。
塩釜さんって不思議な感じ。子役をよく見るからかもしれないけど。

エリオ・マルカーニ 小池貴史
ジェルミ教授が初めて教鞭をとった時の生徒。
マルカーニ・・・って・・・ハギー・マルカーニと関係はあるんだろうか・・・ずっと気になってるんですが~?
今回の芝居の中で、一番許せない役だったのが、オラーノではなくエリオ君だった。
エリオ君の愛国心も、先生に対する敬愛心も凄くわかる。頭では解るんだけど、心が納得しなかった。でもね、大阪楽の日に心もちょっぴり納得したの。
自分のした事の重大さを知った彼がとった行動は、ある意味自殺だった。でも、多分、エリオ君はそんな事は考えられなかったはずである。敬愛する人を無くした悲しみしかなかったはずだ。何も考える事なく、外にでたのだと思う。壊れた心が体を動かしたに過ぎないのだろうと思う。
「前言を撤回します!」と言うエリオ君のシーンで笑いが起きていた。私は、笑えなかった。

マルコ 友久航
オテル・オリッゾンテの従業員。どうやら彼は船を出す人らしい。シルヴァのダンナさん
すご~く目立つ事はしない。けど、ちゃんと締める。そんな役。
ダリアのだんなの訃報を持ち帰ったのに、ダリアの「後にして」とぴしゃりと言切る言葉に言い出せないまま、事件が起きてしまう。
「僕もイヤだ!」と言い捨てて脱出するシーンが、ぷぷぷ頑張れパパと思ってしまった。

モンタルド 岡村宏懇
セルナス大佐の(一番使えない)部下
「ちょっとだけ」それが彼の名セリフ
重いストーリーの中で、ふと気を緩める事のできる浮島のような存在だった。
一人、幕間の休憩もなし。でも舞台上でずっと寝ている訳だし・・・あ、でも、悪夢になったりイロイロ忙しい睡眠だったから、あんまり疲れは取れていないかもなぁ。。。
どんな状況でも、自分は寝ていないと言い張り、どうにも部が悪いと、少しだけ認めちゃう、可愛いなぁ(笑)
セリフ、たぶんかなり少ないと思うの。でも誰よりインパクトがあったのかもしれない。

セルナス大佐 神農直隆
ムッソリーニ第七親衛隊隊長
役柄より何より・・・エエ声~~~ 低音がね、びびびびびびびび・・・・と響いてステキでした。
セルナス大佐は、まさしく軍人。何より自分の置かれた立場を最優先とする。この場合、『任務』が最優先事項。
制服好きのワタクシ的には、かなりポイント高かったです。期待の大形新人と銘打つだけあって、ちょっとした仕種もサマになってました。個人的に一番好きなセリフは「軍法会議、けってぇ~い」です。そして一番好きな仕種は、アンナの話を聞いてる時、入り口の壁にもたれ掛かって腕組をしているトコロ。

オラーノ 奥田達士
イタリア国家秘密警察保安部長
じみ~~~に登場。潜入して、何も知らない状態の時のホテル内の人間を観察しているオラーノ。エドとマリサの会話に。ジェルミ教授とエリオ君との会話に。そっと聞き耳を立てている。
さすが奥田さんですよね。なんて感じの悪いキャラクターなんでしょうオラーノって・・・
でもね、オラーノだってそれなりに真直ぐ職務を果たしているんだよな。やり方はともかく、一番有効な方法で。
ずっと大佐と二人、血の通わない人の様に振る舞っているいる訳ですがね、アンナの夫パオロの話が出た時に狼狽えて、最後には怒りさえ露にした。心をさらけだしちゃったんだよね。一瞬でも。それがきっとオラーノの命取りだったんだ。
国家の反逆者の命は容易く奪えても、形成逆転した時に、自分の命と引換に国家を守る程の度量はなかった。自分の命を賭けたアンナとの賭けにオラーノは負けてしまったのだよね。
オラーノだけが悪いんじゃない。アンナが言った。
「仮にも皆が選挙で選んだのだから」
その時代の象徴がオラーノだったのだろう。
ずっと外套を纏っていたオラーノ。。。奥田さん、ライトを浴びて暑かっただろうねぇ。

ラジオの声 権藤昌弘
もぼさんのブログで声だけ出演決定!と載っていたので、何処ダロ何処ダロ・・・と思っていたら、一番最後のラジオ放送だよね。
ジェルミ博士のその後を考えさせる、原爆投下の臨時ニュース。
明るい向日葵の飾られたホテルのロビー。平和を噛み締める皆。
しかし第二次大戦が終わっても、今尚戦火が途絶えない場所があるコトを。そんな小さな不安を心に問いかけるニュースに思えた。



以上!役者別感想。
全体の感想は、初めはお互い1本1本の糸だったホテルのお客・従業員達が、次第につながり、依り合って大きなうねる縄となる。そんな話。
一人で何かを成し遂げるのではない。それぞれがそれぞれの光を発して一つのコトをなし得てるって思った。
てんでバラバラの方向を見ている物語の登場人物達が、何処からか同じ方向を見出す。『何処から』ってのは解らない。徐々に間合いを詰めている。気付くと皆が同じ方向へ向けて転がり出しているのだ。
あぁ、やっぱりマキノさんのお話は大好きだ。
悪い役なら悪いなりに、1本筋が通っている、そんな気がするね。

『水平線ホテル』を御覧になった皆様。皆様はどんなコトが心に残りました?
私が一番心に残ったのは・・・物語り的にはサンドラの「もう一度・・・」のセリフのシーンかな
全体の印象的には、関西弁べたべたカミカミの神様だったドリさんの舞台挨拶かもしれない

氏神様のお祭り

2005-07-21 14:11:36 | 呟き
19,20日とばーちゃんちの氏神様の夏祭りである

小さい頃は20日の終業式が終わってから、ばーちゃんちに泊りに行っていた。
今でもその習慣は残っており、この時期になると時間を繰り合わせてばーちゃんちへ行く
まぁ、他府県ではないので近いからね

私達孫が来るのを楽しみに、心待ちにしてくれるばーちゃん。
亀から進化したキリンのごとく、首を延ばして待っててくれるばーちゃん。
姉が結婚して、姉のダンナもこの祭に来てくれるようになった。でも、今年はあーが産まれたし、平日だったので来なかった。あーはおおばあちゃんに会いに、お盆にゆっくり来るんだと。
後3年程したら、一緒にお祭り楽しめるかな
早く大きくなぁ~れぇ~

なので、ばーちゃんちで夕食を食べた後、今年は従兄弟と二人だけでお祭りに行ったのだ。

会社帰りだったので、二人とも浴衣は着れなかったけど。数年前には一緒に浴衣着て行ったよね~♪
近所のお祭りはいいね。楽しいね。大きなお祭りにはナイ、懐かしい香があるもの。(昔から行ってるからね

この場所には昔はお化け屋敷と見せ物小屋があった。とか。
花火も売ってたよね。とか。
持ち金全部、金魚すくいとスマートボールに費やしたよね。とか・・・
とにかく、ほぼ毎年行ってるのに、懐かしい話が尽きないのだ。
わしらいとこ同志、仲良いよな。

おいらたちも、こんな風に遊んだよな。

結局お腹も満腹だったし、特に何をするでもなく・・・お祭り気分を味わって帰った。

ばーちゃんが元気で待っててくれるから。私達はこのお祭りに集うのだ。
体は大人になっちゃったけど、お祭りに来ると昔のようにワクワクする。
いつでも子供に戻れるトコロ。
夏の思い出。お祭りの思い出。


帰り道はちょっとうろうろと彷徨ってみた。
いつもなら通らない道に脱線してみたのだ
そしたら・・・案外よさそうなお店を発見
・・・いとこ会、このアタリでやるベか?


PS
トップを飾ったまちたけは、ウチの父がばーちゃんトコロに持っていったものです。
この日、まちたけのイシヅキ入りのチラシ寿司だったのだ。その残りである。

いた・・・

2005-07-20 01:53:30 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
まちたけネタを書き終えて、帰宅した私を待っていたものがある。
それは・・・
ひぃぃぃぃぃ~~~~~~

カブト虫(以降かーくんと呼ぶ)ガサゴソガサゴソ

どうやら、父が仕事先でいただいてきたらしい。お土産として。
おばちゃんの家の付近には、イッパイいるんだって。かーくんのお友達が。
朝になると、カラスがかーくんを弄ぶんだって。
で、おばちゃん、かーくん達救出作戦に出たらしい。
で、ウチに来たのがかーくんってワケ

オイラ虫嫌いなんだよね。この世から消えて無くなれ!とまで傲慢なことは思わないけど、せめて私の視界には極力入らないでねと念じている。
でも、父は嬉しそうらしい。。。

まぁ、外に出して散歩させる。などという暴挙に出ない限りは大丈夫でしょう。。。たぶん・・・

気を取り直して、「スイカとか胡瓜あげなね」と言った私に、既に寝ていた父の代りに母が答えてくれた。
下痢するんだと。
スイカや胡瓜をあげると、かーくん下痢するんだと
・・・ホンマ?

ともかく、父はかーくんのに買ってきたさ。
何を?
コレを・・・  手前の白いのなぁーんだ。
そう。です。
父はかーくんの為に梨の芯と皮を用意した。実の部分はもちろん我々が美味しくいただいた。
後ろに見える赤い実は、かーくんとともにおばちゃんがお土産として下さったマンゴーです。


シャリシャリシャリと涼し気な音を立て梨を食べる。
甘くてジューシーな梨。
今年の初物です。(もちろんかーくんも・・・

新しいカテゴリぃぃぃ

2005-07-19 20:48:13 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
食べるの大好きなワタクシなので、新しいカテゴリーを増設してみた。
私をよく表したネーミングだと思うの

で、初回はコレ。
何だか解ります?7月17日のウチの夕食です。
17日は祇園祭の本宮です。大阪(関西)でお祭りと言えばご存じ鱧です。
鱧のフライにビーフフライ、ミニトンカツにシシトウの天ぷら。そ・し・て・・・
まちたけのフライ
まちたけのフライ
まちたけのフライ
まちたけのフライ
あぁ、カミカミで上手く言えない(笑)
そう。今頃から松茸が食卓に登ったのです。(ありえなぁ~い)
いえいえ。オイラの家ではあり得るんです。(きっぱり)
なぜなら・・・父が、見つけると、買っちゃうから。高いのに
ばーちゃん家(母方のばーばです)と自分の兄(父の両親は既に他界してますので)にも買って届けてました。マツタケを・・・もちろん、可愛い孫のいる娘の家にもね。
剛毅やなぁ~。でも、そこが父のイイトコロ。
夏祭りのコロから、ウチではマツタケがしばしば登場するのですよ。ばーちゃんもマツタケ好きやし・・・この二人(父とばーちゃん)似てるんです。マツタケ見たら買っちゃうトコロが・・・

ちなみに鱧はふんわり揚がってて、我が母ながら、絶品でした。久々に美味しいふわふわの鱧を頂きましたわ
そしてもう一品はコレ  まちたけと鱧のお吸い物。


コンチキチンと祇園囃子
ドォーンドォーンと天神さんの花火
ビールに枝豆、ツルツルっと冷たいそうめん
そんな夏の風物詩の中に、鱧と松茸が存在する


注意
父は初物好きである。桃にせよ、枇杷にせよ、無花果にせよ・・・見つけたら買ってくる。少々高いのはへっちゃら。もう少ししたら、梨とかミカンとか買ってくる。間違いない。