ぶつぶつ地蔵

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八雲八重垣妻ごみに・・・内海清美の世界編

2012-09-28 11:09:20 | 好き・応援
オイラが内海さんの作品を知ったのは大昔(いつくらい前かわからん^^;10年以上は前だな。)、大阪の高島屋で「密●空と海」という和紙人形展を偶然見に行ったことに由来する。
19場370体
迫力ある空海の一生がそこに描かれていて、衝撃的だったのでございます。
以来、先生の彫塑のファンなのです。

しかしその後、あまり大々的に広告を打たない為かなかなか先生の作品を見る機会がなく、知った時には展示会終わった後とかでずっとご無沙汰だったのであります。

それがですよ、JRの古事記編纂1300年鳥取出雲のパンフに先生の作品が載っていたのでございます。
もう行くっきゃないでしょう(笑)

そんなこんな思いが詰まった、会場訪問でした。
嬉しくてドッキドキでしたね。

22日の夕方、翌日に行くにもかかわらず会場へ行く。
円形のごえんホールに先生の作品がドンドンピーヒャラと集まっておりました。

今回のテーマ「大元神楽と古事記」
大元神楽とは現在も伝わる地に根差したお神楽で、石見神楽などの原型とも言われているものです。
昼過ぎに神職がご神木へ行き、神がかりを中心にワラ蛇に神を移して切り紙で美しく飾られた神殿(?)へ迎えます。祭壇にはいろんなお供えをし、その前でいろいろな演目の神楽が舞われるのであります。夜通し神楽は舞われ、明け方6時ごろ、ご神木に神様をお戻しして一年の実りを祈る神楽が終了するのであります。
国の重要無形文化財に指定されており、今井美術館の館長様がこの無形の文化財をどうにか形にして残していけないか・・・とお考えになり、和紙彫塑をされる内海先生にご依頼をされたのが今回の作品の始まりだったそうです。6~7年前の話だそうです。
そして今回の古事記編纂1300年に当たり、数体の作品を追加して完成したのがこの展示だった訳です。

会場に入った時に先生がいらっしゃるのが見えて「どひゃ~!」て思ったんですが。さすがに大阪のおばちゃんでもすぐに先生にひっつきに行くわけにもいかず(笑)しばし作品を堪能したのでございます。
会場の係りの方がパンフレットとチラシを手渡しながら「どこから来られたんですか」と話しかけてくださったので「大阪からこの作品展を見に来ました!」ときっぱり胸を張って答えたところ「先生いらしてますよ。ごあいさつされます?」と先生に引き合わせて下さったのでした。(なんていい人!)
翌日のトークのための最終点検をされていた先生でしたが、気さくにいろいろお話をしてくださいました。


さて、会場ですが。
14場面65体でお神楽と古事記の物語を描いておられました。
それぞれの感想を♪

●綱貫(つなぬき)●
神事の一番最初です。ご神木に祀られたナワ蛇を神職たちが担ぎ迎えるのです。烏帽子を付けた神職の中にひとりだけ丸坊主の清盛みたいな方がいて、それが神がかりなわけです。どのお顔もどことなく神事を行う固さよりも楽しそうな柔らかい感じがするのか印象的でした。

●子供神楽●
先生の作品の大人は13等身くらいあるので、子供ってちょっと微妙なんですが(笑)でも、この子供神楽の子供達、見れば見るほど味があって面白い。
先生自身も子供を作るのは難しいと仰ってました。

●鞨鼓刹面(かっこきりめ)・恵比須●
鞨鼓のお顔がクシャっとしててユーモラスです。ずっこけてるような姿で動きのすごくある人形でございます。鞨鼓の後ろに刹面と天女がいるのですが、彼らのたおやかな動きが鞨鼓と対照的なので、鞨鼓の動きがさらに増すような感じ。
同じ場面にヒルコである恵比須様が鯛を釣っております。このえべっさんのお顔が三番叟の翁の面のような、福よかで円やかな何とも言えない良いお顔なのです。長くのばされた髪がただの年寄りの朗らかさだけでない凛とした雰囲気を醸しているのが良かったですね~。このえべっさん、連れて帰りたい!って感じでした。

●塵輪(じんりん)・御座・弓八幡●
極上の鬼が見られる場。
塵輪魔王という鬼を足仲津彦命が退治するというお話と八幡麻呂が第六天魔王を退治する話。武士姿の神と鬼の対峙が描かれていて、鬼の髪や表情が非常に生き生きと感じられます。甲冑の動きも個人的に好きだなぁ。
御座は神のいる座と演者が持つゴザとを掛けている演目らしいです。先生の作品には珍しいオールバックの現代人に見える姿が興味を引きます。

●磐戸●
天岩戸のお話を描いております。真っ暗だった世の中に天照が戻った瞬間をとらえており、背景の黒い太陽に照明を当てて陽の出る瞬間といった演出が素敵です。鈿女ちゃんは白拍子のような出で立ちです。鈿女ちゃんの表情も素敵ですが、中央にいる天照のお姿が神々しいのに注目です。これはライトの効果だけでなく、衣装の白がさらしでかなり白いところにもあると思います。発光しているように見えるんですよね。

●山の大王・八咫・鍾馗●
八岐大蛇を題材にした八咫を中心に左右に鍾馗と山の大王を配置しています。
とぐろを巻く大蛇は龍のように描かれており、これを作るのはかなり大変だったと先生談。珍しく平安朝の姿ではなく、古代の服装に鬟を結ったスサノオです。櫛稲田姫も同じく古代の衣装に勾玉をつけており、古事記だなぁって思い出させてくれます。
山の大王と話す祝詞の穏やかな場面と、鍾馗様の強く厳しいお顔とが緩急をつけてくれますね。疫病の鬼もやはり激しい雰囲気を醸してます。

●貴船・八衢(やまた)・天神●
鉄輪をモチーフにした貴船。般若の女の背合わせに人間だったころの女の姿が描かれています。人の心の鬼を上手く描いている気がしますね。
菅公をモチーフにした天神は菅公の佇まいが何とも言えません。
中央の鈿女ちゃんと猿田彦様は本来向かい合って問答をしている姿を描いているんですが、向かい合わせにすると瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を道案内している感じが薄れるので正面に並べて立たせているとのことでした。2柱の神が正面を向いて笑っているお姿は、天照の時とはまた違った楽しそうな神々しさがあります。個人的に一番好きな彫塑が猿田彦様でした♪高いお鼻には芯を入れていらっしゃるとのことです。

展示の最後の場面が道を示す猿田彦様とお嫁ちゃんの鈿女ちゃんってのが良いですよね。会場から出るときに、猿田彦様のご加護がありそうです^^


23日の先生のトークの内容は、和紙彫塑とはどういったものか。また使っておられる和紙についてなど、彫塑の根本について触れられました。
先生曰く。
人形は作り手が人形をもって発信する。いわゆる人形自体を見せるためのものである。
しかし先生の作品は単体展示をほとんどしない、群像である。文字(二次元)であった物語を立体にするのが先生の作品。
物事を説明する色を排除し、和紙の白のみで構成する。(和紙の白は生成からさらしまでいくつかの段階を作られます。また、本来捨ててしまう樹皮を砕いて混入するなどして白の幅を広げています。)
これによってインモーション(内面の心の動き)を表現。本来ある眼の黒を入れないことによって、人形に人格を持たせず見る側への媒体に変化させているのです。
見せるのではなく、見る側に主を置いた作品なのであります。言い換えると、観る人がいないと完成しない作品とも言えますね。
人形と言う動きの一瞬をとらえて封じ込めたものでありながら、舞台のように物語を見せる作品。それが先生の和紙彫塑なのです。
人形は動かないけれど、観る人が動くことによって見える角度が変わり、人形の動きが増すともおっしゃっておられました。
先生の作品の中の唯一の色は、黒ぽいものと緑青です。
この2つの色は絵の具で色付けされたものではなく、銅を酸化させて作った自然界にある色なのであります。
和紙の作品を作るに当たり引き締めるものに何を使うかで選ばれたのが、和紙の柔らかさと対極にある銅板。これを2種類の薬品で酸化させ2つの色を作り出しています。
銅版をそのまま使うとその強さに和紙は負けてしまいます。そこで先生は銅板に和紙を巻き、そこに滲んだ色を使う技法を編み出されたのであります。これにより、本来、銅に浮かぶ緑青よりより鮮やかな緑青が和紙に浮かぶんだそうです。
こういったお話を聞いた後に作品を見ると、また違った見え方がして面白いでした。
展示物を説明しながら回っている時、会場の人数が少なかったこともあり、作品を持たせてくださいました!すごい!!チョーらっきぃ。
紙で作っている割には芯がずっしりと重い作品でした。先生があまりに重い重いと先におっしゃるのでその覚悟で持つと軽く感じます(笑)
でも、自分の重みで立っているだけあって、そんなに軽くはありません。やはり紙の作品としては重いんでしょうね。


前日にも会ってお話していたこともあり、23日も先生はオイラのことを覚えてくださってました。
本当はこの日に販売予定はしていなかった「源氏」の図録を購入させていただきました。

もちろんサイン入り~♪

(右側に名前も入れてもらってます♪)
現地で仲良くなった会場係りのお姉さん、購入できたかな~?無事に購入できているといいのだけれど。。。
別れ際、会場係のお姉さんに「別れがたいですね」って言われちゃった*^^*

今回の旅で、この大社文化プレイスうらら館のスタッフさんや主催の今井美術館のスタッフさんには大変お世話になりました。
今井美術館の館長さんのお蔭で、内海先生のお名刺もいただけましたし。
さすが縁結びの神様のおひざ元ですね。
そういえば、瑪瑙の勾玉を購入したたまゆらのスタッフさんも素敵な方でした。相談に乗ってくださり丁寧な対応で、清々しく欲しい形を購入できたのですよ。
これも良いご縁を結んでいただけたんですね。


15:48出雲発のバスに乗らなくてはいけないので、早めに駅前に戻る。
そうだ、腹ごしらえをしておこう。

会社の子がお勧めしてくれた、「献上蕎麦 羽根屋」さんで2段の割子の定食を頼みました♪
コーン入りのご飯とシジミ汁、炊き合わせがついてます。
シジミ汁が激ウマでした♪
そばもぐっと噛み応えのある蕎麦で(固い訳ではない)美味しゅうございました。
蕎麦湯もぐびっと飲んだぜ。

こーして出雲を満喫。沢山は回っていないけれど、深く心に残る旅が出来たのでありました。
ビバ☆出雲。
今度は神話の土地を巡りに行きたい~!


これで、出雲のお話しはおしまい。



あ、最後に・・・
大阪⇔出雲の直バスがないと思い(ちゃんと検索はしたんだよ)、三宮⇔出雲で移動していたオイラですが・・・大阪⇔出雲のバス走ってました^^;
やられたなぁ。。。検索の仕方が悪かったらしい。
そんなわけで、会場係りのお姉さん、大阪⇔出雲のバスありました。
謹んで訂正いたします。


それと、先生の作品は常設展示の場所が日本に5カ所ほどあります。(門司港にあるのは知ってますが、そのほかの場所は良く解りません^^;)
朗報は、四国のお遍路さんにゆかりの弘法大師空海の一生を描いた「密●空と海」の常設が西予市の県歴史文化博物館で行われております。3年ほど展示をされるそうです。
19場全部は無理なので、前半の半分が展示されているそう。
今年の11月から松山市鷹子で後半の展示がされるそうです。こちらも3年ほどの間の展示ですって。
是非、お遍路へ行かれる方は先生の作品に触れてきてください。












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八雲八重垣妻ごみに・・・もりもり食事編

2012-09-27 12:57:43 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
6時ごろにホテルに戻ったでしょうか。
とにかく鬼のように眠い(笑)
ここで寝たら朝まで起きないなぁ・・・と思いつつ、ベッドにゴロン。
ホント、そのまま寝ちゃいたかったんですが。。。やはりご当地でご飯を抜くのはポリシーに反する!
ってことで、眠い脳みそに鞭打って、7時過ぎに晩御飯に出かけました。


出雲駅周辺。。。もう少しお店あるかと思ってたんですが、意外と少なかった^^;
それでもいくつか気になるお店を発見。できれば地元っぽモノを食べたいけれど。。。
財布とも今回は相談しなきゃダメだったので、居酒屋さんの「吾作」へ入りました。
すごく繁盛しているお店で、店員さん人当たりも良く♪



とりあえずビール♪と付き出しの皮ポン
モミジおろしがピリッと効いてて美味しい皮ポンでした。


板わかめ(上)とさんまの刺身
板わかめがいい箸休めになってよかった~♪
お刺身もごっつ美味しかったです。さんま美味しすぎる☆


小エビのから揚げ
パリパリで美味しかったですが、一人にはちょっと量が多かったかな^^;

これに「出雲だより」を1杯飲みました。

レジの時にクーポン券をくれそうになりましたが、さすがに辞退(笑)
疲れていると酔いが回るね~。この日はビールと日本酒1杯づつしか飲みませんでしたが、エエ心持になりました。


翌日のホテルの朝食はバイキングです。

食べ過ぎやろ~!
ってくらい食べました。満腹。



さ。最終日。
チェックアウトの後荷物はホテルに預かってもらっておき、念願の内海さんのトークを聴くべく出雲大社へと向かったのであります。



つづく








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すうねるところ

2012-09-26 15:47:53 | 舞台関係
エリザ観劇の合間を縫って、村井君の舞台も観劇しております。
9月24日にすうねるところを観てきました。

木皿泉さん脚本のお話。木皿さんは「やっぱり猫が好き」とか書かれた方らしい。あのお話好きだったので、今回のお話もスッと入ってきました。

薬師丸ひろ子@あざみ
篠井英介@こがね
萩原聖人@夏彦
村井良大@マリオ

このたった4人で構成されています。
1時間半と短い作品ですが、なかなか深い話だったとオイラは思うのであります。

ひょんなことから人間の子供を拾ってしまったヴァンパイアが、家族として生活する。
それぞれが自分の役割を自分で決めていた。
あさみは自分を姉と設定し、こがねはアラフォー女子、夏彦はお父さん・・・みんなの設定の中で変わらないのは「ここのうちの子」であるマリオだけ。
高架下の薄暗い家で夜のみ営業するパン屋を営みながらマリオを育てるヴァンパイアたち。
幸せな時間はマリオの成長と共に変化する。
マリオは気づいてしまった、自分の家が他の家と違うと言う事を。
貧乏とかそういった違いだけではなく、この家の中はどんよりと止まったままだと。
ちょうど進路を決める時期だったマリオは、そこで自分の家族の本当の姿を知る。
吸血鬼として悠久の時を生きるか、食うか食われるかの雑多な現実に戻っていくのか。
マリオは決断をする。
ラストは元の世界に戻っていったマリオをバンパイア達は呆然と見送り、タンスに姿を消す。


オイラがこの物語で感じたのは、「自分のいるところ」である。


こがねは平安時代に大災害で生き残り、生きることの難しかった時代を吸血鬼となって乗り越えた。
夏彦は江戸時代、島原の乱を目の当たりにした。食うか食われるかの悲惨な戦場で食うのも食われるのも拒み、吸血鬼となってすり抜けた。
あざみは大東亜戦争の頃、食料がなくお腹を空かせていた時にフジツボが美味しいことを知る。それを取るのに夢中になり岩場のフジツボを取り尽くしているうちに家族みんなが空襲で全滅した。食べることが嫌になったあざみは吸血鬼となった。
みんな苦しい時に死ぬことも生き抜くこともできず、そこで時を止め迷子になってしまったのだ。
そして出会ったマリオ。
迷子だったマリオは彼らにとって、今を生きているほわっと温かなピンクのほっぺの光だったんだろう。求めても、もうその手に戻ってこない時間をマリオに投影してたのかもしれない。
吸血鬼の世界を知ったマリオは、この不況な世の中から逃げて吸血鬼になろうと考える。でも途中で気づくのだ。自分は彼らの光だったと。
多分、だから、マリオは苦しさから逃げずにその世界に戻っていったんだと思う。
迷子となって止まっていたマリオの時間は進みだす。
3人のバンパイアの時間はやっぱり止まったまま。悠久を生きるけれどそれは生きていないのと同じ。生きてる方にも死んでいる方にもカウントされない、時の軸から零れ落ちた迷子。
マリオの成長と共に時の軸に戻ったような錯覚をしていたバンパイア達は、うたかたの夢から醒め、またタンスの中の漆黒の暗闇へと・・・迷子の世界へと帰っていく。


すっごく泣ける感動の話ではないんだけれど。心にぐっと突き刺さるお話でした。
マリオは自分いる場所を見定め動き出した。でもオイラは?
オイラはバンパイアと同じ、留まったままかもしれない。そう思うと泣けてきて仕方がなかった。

ストーリーはグサッと刺さるものがありましたが、舞台はとてもテンポよく面白いものでした。
特に薬師丸さんがあんなにチャーミングで軽やかで素敵に演じられるとは・・もっとしっとりした役ばかり演じられるのかと思ってました。
苦手だと思っていた萩原さんも良かった~。あのよれよれさ加減が守ってあげたいって感じ(笑)
篠井さんは言うまでもありません。女形の実力発揮しまくりでした。
良大くんも相変わらず上手い。この濃ゆいキャストの中で、しかもただ一人の「人間」を沈むことなく絶妙に演じていたと思います。
良大くんこのまま舞台の世界で頑張ってほしいな~(オイラが映像をあんまり見ないので^^;)

すうねるところ。。。心にぐさりと来て、今も思い出しているとズキズキ痛むんですが・・観に行ってよかったなって思える舞台でした。











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八雲八重垣妻ごみに・・・ 神話博しまね編

2012-09-26 11:55:13 | ぶらり・・・旅
実はこんなことを言っては罰が当たるぞ!って言われるかもしれませんが、出雲大社自体には何も感じないオイラです。
以前行った時(この辺り参照→)に友達はいろいろ感じるもんがあったようですが、オイラは平気の平左。今回も同じ。鳥居さんをくぐるときもお社に向かっても「うぃっす!」って気分や清々しさはありますが、いわゆるそーゆー感じのものは感じなかったのであります。(←オイラが鈍感なだけかもしれませんがね)
ただお社を出て、歴博へ行く道すがら振り返ったそこにあったお山。。。

碧い山の合間から雲が沸き立つその姿に、自然と頭を垂れる気持ちでありました。
八雲立つ。。。この言葉が実感として感じられるお山が出雲にはたくさんありますね。どの山にも雲が出。。。だから出雲かぁ。。。と思ったのでありました。


さて、神話博しまねは。。。かなり小ぢんまりした会場でした(笑)
都心近くでするパビリオンをイメージするとガッカリするかもしれないけれど、あれってある意味デカすぎるんだよね。個人的にはしっかり堪能できたのでGoodでしたよ。ただ一日潰すほどの規模はありません。
歴博で映像館との共通券を購入し、ひとまず映像館の整理券をもらいに行く。そしてそのまま第一回目の上映を見ちゃいました。歴博見てから神話博・・って思ってたんですが、ま、いっか。

映像館で上演されたのは「はじまりの物語」。
古事記は伊邪那美・伊弉諾の2柱が国産みをするところから始まります。
そして高天原と芦原中国、根の国などができ多くの神々を生み出します。
浅野温子さんの語りで素戔嗚尊が八岐大蛇を退治するところまでをまとめた映像が始まりの物語でした。
映像に合わせて、石見神楽で使われる素戔嗚の面を付けた演者が大蛇を退治する演出はなかなかよかったと思います。個人的にはテンションあがりました^^
20分ほどの映像でした。

映像館を出た後、さきにこっちを楽しむ!と決めたオイラはそのまましまね魅力発信ステージで行われる伝統芸能石見神楽を観ることに。
オイラが見たのは丸原神楽社中の「スサノオ」です。
何でも一番早い囃子を伝承されている社中だそうで、お神楽もかなり迫力あるものでした。

素戔嗚カッコ良ス♪
芦原中国は出雲に降り立ち、翁と媼に出会い櫛稲田姫と出会います。彼らの話を聞いて大蛇退治に出かけるんですが、オイラてっきりお酒を飲ませてサックリ簡単に大蛇退治をしたと思っていたのですが、大蛇もかなり奮闘するんですね。

こんな感じでスサノオが窮地立ったりしながら、大蛇退治を致します。
大蛇の舞もスサノオの動きも、独特で面白かった~♪

終演後、すぐ横で売っていたソフトクリームを購入。

島根ワイナリーの赤ワインのソフトだよ。ものっそ美味しいでした。これ、おすすめっす。
もちろん白ワインのソフトもあったんだけど、2つも食べたらお腹痛くなるでしょう(笑)1個で我慢しました。

ソフトクリームを食べながら、お土産ゾーンや屋台ゾーンを物色。
結局何も買わなかったけれど、楽しかったです。
しまねっこのテーマソングみたいなのがヘビロで流れてるゾーンでは、子供が楽しそうに遊んでましたよ^^

ソフトクリームを食べ終え神話博ゾーンに別れを告げ、再度歴博に戻ります。
戻る菅ら、途中の神話講座がちょうど始まるところってので、講座を受講することに。こーゆー講義大好き♪
抑支斯里神社・伊賀武神社宮司 石原道夫先生による「英雄スサノオ」の講義を聴きました。こちらは別途まとめてレポアップしますね。

いろいろと寄り道しまくりましたが、ようやく歴博を鑑賞。
説明のイヤホンは無料で貸出してくれます!剛毅ですね~♪常設すべての解説が入っているので、全部聞きながら回るとで2時間ほどかかるそうです。自分でチョイスして聞いて下さいとのことでした(笑)

一番の見どころは、やはり国譲りの条件として高天原の神々が作ったとされる、大国主命を祀る大社の模型でしょうか。東大寺をしのぐ高さを誇ったとされます。
5人の建築家がそれぞれの考えを元に作った大社の模型も展示されていて、それぞれの違いを見るのも楽しいでした。
また、いろんな社の様式。(大社造・八幡造・春日造・流れ造(賀茂)・明神造(熱田)・住吉造)を表した模型も比べて見ることができるので面白かったですね。
必見は国宝の青銅器でしょう。これだけの数の青銅器が見つかるって、どれだけ出雲の国力があったかが伺える品々です。

総合展示室では人々の生活を表したレプリカや、もののけ姫の村のモデルになったフイゴの体験できる展示などもありました。(子供がたたらを踏んでましたよ)

特別展は出雲の写真。植田正治・上田正昭の両氏が故郷を歩き写した写真が展示されておりました。

夜バスで寝たとはいえ、眠りも浅く細切れだし・・・朝は5時前から目覚めてうつうつしながら出雲に着いたもんで・・・解説を聞きながら居眠りしつつ展示室を回るという状態。
これはイカン^^;
と思い、時間も13時半ごろだったのでランチを食べることにしました。
本当は出雲そば・・・って思ってたんですがね、外に出て探すのも面倒だし、ミュージアムカフェで頂くことに。
朝、駅前のパン屋さんで朝ごはんのパンを食べたので、ランチは仁多米と地元の野菜を使ったサラダのついたチキンカレーに致しました。

鶏肉が激ウマ!
ルー自体はふつうだったんですが、「辛みの調整の粉です」と言われた粉が魔法の粉でして。これを掛けると確かに辛くなるんですが、めっちゃ美味しくなるんです!
サラダのドレッシングも激ウマだったし。。。粉とドレッシング販売すれば買うのに!って思っちゃいました。
休憩も兼ねて、ランチの後のお茶も一緒にしちゃいました。

れきはくカプチーノ♪は、5種類の中から選んだ絵を描いてくれます。
オイラは八雲のもくもくを描いてもらいました^^

カフェで鋭気を養い、残す神話展示室の映像を見に。
目指していた中世オロチ神話は満席で入場できず、結局「スサノオ」に。本日3本目のスサノオです(笑)もう、この旅はスサノオでいいっす!って気分でしたね(笑)
さすがに同じ話を3回となると。。。ウツウツしちゃいましたが(苦笑)

こうして4時ごろにお土産GETのために歴博を後に。
お土産と言っても、自分の家とか姪っ子ところとかあんまり買う相手はいなかったのに、すんごいたっぷり買っちゃったよ^^;


こちらは途中で出会った因幡の白ウサギの有名シーン。いたるところに大国主命様がいらっしゃって楽しいです。

お土産も無事GETし、寝不足でふらふらだったんですが・・・18時まで少し時間がったので内海先生の展示を見に行くことに。
会場では係りの人と仲良くなったり(大阪からこの展示だけのために来たと言ったらビックリしていました)、内海先生がいらっしゃったので紹介してもらったりと、何と素敵な縁を結んでいただいたことでしょう。
もちろん作品もじっくり拝見いたしました。
内海清美の世界に関しては後程ゆっくり語ります♪

こうしてホクホク気分で出雲大社を後にしたのでありました。


つづく










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八雲八重垣妻ごみに・・・ 出雲大社編

2012-09-25 15:46:56 | ぶらり・・・旅
先日、思い立って出雲へ行って参りました。
今年は古事記編纂1300年とゆーことで、島根が熱い訳なのです。
当初は古事記1300年にちなみ、石見神楽や神話の場所を巡ろうと思ってました。
JRで見つけたパンフレットに、「どーしよーかなー」と思っていた気持ちを「行く!」に固める出来事が載っていたのであります。

内海清美の世界 古事記と大元神楽

オイラの大好きな和紙彫塑作家の内海さんの作品展です!

し・か・も!!

ご本人様による作品説明のあるトークの日が8月31日と9月23日との2日ありました。
この情報を仕入れた時点で、8月31日に行くには期間がなさすぎると言う事で、9月23日に行くことを決定。
決めた時点では22日は博多へ行っているはずだったので、最悪は博多から夜バスで出雲入りを計画しておりました。結局、博多の予定は流れたので、それであれば出雲を少し巡ろうかと・・・22日に出雲入りを決めたのであります。

大阪⇔出雲って地図で見たら東京より近くってそんなに離れていないのに、時間にすると約5時間以上の移動時間を要します。遠いんですよね。
なので考え付いたのが、21日の夜バスで早朝出雲入り。
6時台に出雲に着き、荷物をホテルに預け、7時台のバスで出雲大社へ行きました。
人がまばらで、めっちゃ清々しい!

早朝の神社仏閣って本当に澄んだ空気を感じられるので素敵ですよね。
なかなか早起きできないのが現状ですが、たまにこーゆー旅も良いかもしれない♪

参道には曼珠沙華が咲き始めておりました。

ちょうど旅に出る少し前に、奈良でも咲きはじめていると書かれていました。
多少暑くても、季節はすっかり秋に突入ですね。

大国主命様も清々しく幸魂奇魂のおかげをいただいていらっしゃり

清々しくうーたんと向かい合っておりました。



出雲大社は只今60年ぶりの平成の大遷宮の真っ最中です。
ですので、本殿にはお参りできず拝殿でのお参りとなります。もちろん本殿のうらっかわにある素戔嗚尊社にもお参りができません。しかし簡易ではありますが、素戔嗚社の仮拝所もちゃんと設けられておりました。

縁結びの神様ですので、やはりご縁をお願いして参りましたの事よ。
数年前にお願いした(この辺り参照→)けれど叶ってないことの恨み言は申しません。なかったものはしゃーないですものね~

せっかく遷宮の時期に来たんですものね。
茅葺の御寄進も致しましたよ。


新しい屋根は若々しい感じがしますね。


神楽殿や出雲大社教ものんびりお参りし、次に向かったのは出雲歴史博物館と神話博しまねでございます。
さてさて、どんな出会いがあったのでしょうか。

つづく







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切れたお数珠

2012-09-20 11:19:45 | 好き・応援
母がその昔、青岸渡寺で頂いてきてくれたお数珠が2年ほど前に切れました。
切れたお数珠ってもう使えないの?とか、繋いで使って大丈夫?とか、いろいろどうすればよいものかまったくわからなかったので、お坊様に聞くことにしました。
そー思ってるうちに、階段から落っこちたりなんぞして1年半ほど聞く機会を逸していたのでありますが、先日ようやく聞くことができました。

結果から申しますと、繋いで使ってよいとのことでした。

薬師寺の生駒師にお聞きしアドバイスをいただきました。
薬師寺では月に2回ほどお数珠屋さんが来られるので、その時に繋いでもらえばよいとのこと。

早速8日のお薬師さんの縁日にお参りし、お写経道場に来られていた「かたおか」さんに伺いました。

宗派のこと、普段使いのこと、玉の数の意味、処分の仕方など。
お念珠のいろんなことを教えて頂き、感激。

切れたお数珠を見ていただくと、「つないだ方が高くつくかもよ?」「繋ぐだけはなんぼでも繋いだるけれど、これは悪くいうわけちゃうけど(人工水晶なので)一生もんとちゃうよ」と。
片岡さんでは正絹を使われるので、どうしても修理をすると高くなるとのことだった。
でもお念珠には思いがあるだろうから、どうしてもと言われれば繋ぐよ、と。

母からもらったお数珠は、多くの人を見送った思い出深いもの。
悩みに悩んだけれど、繋ぐだけ繋いでもらうことに。
ただしお値段がかさむ房はつけないことにした。


大盤振る舞いで繋いでくださったお数珠がこちら。

お房の部分に組紐を入れてくださって、とっても素敵な仕上がりです!

もともとは白い紐で繋いでいたのが、かたおかさんでは紫の紐で繋いでくださいました。房もなくなったので、ずいぶん印象が変わりました。
改めて見ていると、水晶もこすれて磨りガラスのようにくすんでいます。ずっと持っていた年月と送った人達を思い出しますね。
繋いでもらって良かったです。


そして繋いでもらった時に使わなかったのがこちら。


お数珠はゴミ箱などには捨ててはいけません。
ちゃんと自然に返すのが基本なんだそうです。
檀家のお寺でお焚き上げしてもらうとか、赤山禅院では念珠供養が行われるのでそこでお焚き上げしていただくとか。
他にも、お庭に埋めたりお墓に入れたりでも良いそうです。海に繋がる川に流すのもOK。ただしこれらの方法は、合成のものはダメです。自然に帰らないので、この場合はお焚き上げなんだそうです。
で、オイラの房と数珠玉は。。。人絹と人口水晶・・・これは自然に帰るのでどの方法でもOKだと言われました。


高価なお念珠の場合、形見にもらうことがありますが、お念珠は基本的には1代限りなんですって。
その名の通り、持っている人の念が良くも悪くも移っているのがお念珠なんだそうです。なので故人と共にその念も彼岸へ流すのが良い、それを引き継ぐのはあまり良くないとかたおかさんはおっしゃいました。

母からもらったお数珠が切れてから使っていたのは、母が父方の祖母(母にすれば義母)からもらった練珊瑚のお数珠でした。
祖母から母そしてオイラと代が変わっておりますが、使っていなかったものなので念は移ってないでしょう(笑)ってことで、これからも使います(爆)←かたおかさんのお話スルーって訳じゃないよ!!

ただお数珠自体はいつか自分で頂こうと思ってたので、目標のお写経が達成した暁には「かたおか」さんでお念珠を作ってもらいます。
まだ少し先だけど、楽しみ!
でも、それまでしっかり稼がなきゃなのだ!!!



108は煩悩の玉、21の弟子の玉、その中の親玉はお釈迦様、反対側に地蔵菩薩の玉、その間を7、14、33の決まった玉が並ぶ、そして浄名居士(じょうみょうこじ)といわれる玉が自分の持って生まれた星を現す。この108を基本にして全てが組み合わされている。
日本職人名工会HPより










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すごい!

2012-09-19 13:08:41 | 舞台関係

キャストの中から


好きな役者を選んで


サーチ!!!



こんなに便利な世の中とは・・・
すごいね!
こんな便利なものがあったとは、今まで気づかなかった(笑)








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エリザ中間発表(←それってなんやねん^^;)

2012-09-18 11:46:48 | 舞台関係
大阪エリザも折り返しを過ぎ、もうカウントダウンが始まりつつあります^^;
日々、エリザに溺れている今日この頃なのであります。このまま溺れていたいんですが。。。(はぁ。。。)

残りを数えて気分を盛下げるより、まだ行ける日程がある喜びを噛みしめつつエリザのオイラ比の途中経過をご報告。(あ、いらない?いいのいいの。このブログ自体がオイラの覚書程度のことですから~)

以下ネタバレですので、いろいろ知りたくない方はご自分で回避してくださいませ。


◆エリザベート◆
瀬名エリザは女性らしい弱さが垣間見られるエリザな気がする。本当はトートよりフランツの方が好きなんじゃないかなって思うんですよね。エリザが自我に目覚めるシーンで「ひとりにしてください!」とフランツを突き放すシーン、フランツが扉を閉めた時に振り返るんだよね。あれを見て、本当は独りになりたかったんじゃないのだなと感じました。
寿美礼ちゃんエリザは女性の意地が感じられるエリザな気がします。自分を保つのに必死なのではないかと思うのです。自我に目覚めるシーンでは、出ていくフランツを振り返らない。ぐっと前を見て振り返ることをこらえているように見えました。
どっちのエリザもたぶん独りになりたかったんじゃない。どうしようもなく寄り添えなかったんだなぁと・・・最近思うようになってきました。


◆トート◆
三者三様のトートですよね。
一番エリザを求めているのはマテトートな気がします。
ナルシーなトートは山祐さんでしょうか。
一番野獣なのは石丸さんですよね(笑)歌っている時に唸るは吠えるは、ワイルド過ぎ。ラストのシーンでルキーニにも手を下してるのって野獣トートだけですよね?(きゅっと首絞めてますよね~)
それぞれのトート、個人的にはちびルドとの対話が見どころです。
山祐トートは銃口を向けられて撃たれたとき「うわぁ~撃たれた~」と言わんばかりに微笑んで手をバタバタっとさせます。そしてハプスブルクの紋章をルドの頭に掲げるように見せて本の上に置きます。
野獣トートは憎んでる?ってくらいルドを睨みますよね^^;撃たれた時もお愛想程度に手を挙げるだけ。ハプスブルクの紋章はヒラヒラ振った後ポイですもの。
マテトートはルドにはホント興味なさそう。。。に見える気がします。


◆フランツ◆
禅さんフランツでフランツが確立してたんですが、岡田くんフランツ良かったですね。
バートイシュルでは取り合った手が、夜のボートではすれ違う。あの手を取りに行ってつかめなかった時の愕然としたフランツのシルエットに泣けるのであります。
回を追うごとに後半のフランツに凄味が増したと思います。岡田くん楽のご挨拶では完全にフランツのまま挨拶してましたね。
岡田くんフランツを何度か続けて見たので禅さんフランツ忘れちゃってる今日この頃です^^;


◆ルドルフ◆
大野君、元基くん、古川クン・・・それぞれにそれぞれのルドですね。
死のダンスのスムーズさは大野君が一番美しかった。。。もう一回見たかったなぁ。
歌の伸びは元基くんのが一番好き。足の長さにもウットリですね(←オイ?)
儚さを表現させたら古川クンが一番な気がします。トートを見つけた時に、指鉄砲の形を最初にするの、「鉄砲のおじちゃんだよね?」って言ってるみたいで切ないです。


◆ゾフィー◆
ひずるさんゾフィーは本当に重厚で伝統的な重々しさを感じることができるゾフィーだと思うんです。オイラの大好きなゾフィーです。
杜ちゃんゾフィーは高音域がちょっと弱いのが気になりますが、ひずるさんとはまた違ったゾフィーですよね。「この手だけで育てたわ」と手を見るときの表情に胸が詰まります。


◆ルキーニ◆
気のせいではないと思うんですが、毎回ルキーニの歌い方やしゃべり方が違いますよね?
こんなに一定でないルキーニは初めてですが、でも毎回どんなルキーニなんだろうと楽しみです。


◆マックス◆
「アデュー シシィ」のセリフがものっそご好きです。子供の頃のシシィに言うときも、コルフ島で言うときも。。。特にコルフ島でのこのシーンは泣けちゃいます。一番エリザを理解していて一番心配してたのがパパなんですよね。結婚式のシーンでも最後までシシィを見つめ、EDの亡霊になってなお、シシィの傍らに居続けようとするパパが好き。


◆エルマーとその仲間たち◆
以前はここまでヒーローっぽい歌声じゃななかったと思うんですが。。。今や完璧にヒーローですよね。どこで歌っててもエルマーだけは解る!
田村さんと谷口さんと歌うカフェシーンは、いっそ戦隊モノでもいいじゃないかと思うくらい皆さんの声がヒーローです。(レッド→きっしぃ ブルー→田村さん グリーン→谷口さん イエロー→大谷さん・・・あ、ピンクがいない!)
ミルクでもエルマーの声はヒーローで先導してますよね。あの声で「行こう!」とか言われたら行っちゃいます。勝てる気がしますもの。
でもエルマーは年が行ってからの方が好き。白髪交じりのエルマーがとっても好きです。ルドと共に捕まるシーンのきっしぃは必見ですね。


◆その他◆
アンサンブルシーンは大ちゃんしか見てないからほとんど解りません。
ミルクの中のルドも見つけられないし。
どーでもいいけれど、ゴンドルークル伯の肩のヒラヒラ(肩章)、一人だけやたら長いよね。
最近、東山さんだけトートダンサーで見分けることができるようになってきました。意外と一番お顔が見えやすい気がします。あと、たまに佐々木さんも解る(笑)
大ちゃん的には、エーヤンの時の帽子は早くかぶったりいつまでも降ってたり、その時々で違うようですが、個人的には早くかぶってちょっと俯く仕草にドキッとします。あとね、病院の看守の時は女性に優しく男には威嚇するって感じです。殴った後も痛がるときといたくない時とあるみたい。
患者の中に祐紀ちゃんがいるんだけれど、ずっとぶつぶつ言って笑ってます。このシーンは智恵子を思い出すので切ないのです。



とまぁ、中間報告はこんな感じ。
MY楽の後に、ベストキャストを報告しますね~♪








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歯止めが効きません

2012-09-12 16:09:21 | 舞台関係
大した仕事もしていないのに、褒美ばっかり自分に与えているあま~いオイラでございます。

9月に入り、ご贔屓さんがご出演ということでエリザ月間と化している9月ですが、まったくもって歯止めが効きません^^;
前記したように大した仕事をしていないので、懐事情は非常に吹き荒んでいるのでありますが、劇場でのHOTなお姿を観ると・・・止められんとです!!!

あふれる愛を書き留めておこう(←バカ)

●只今ご贔屓さんとは別にちょっぴりハマっているのが、岡田くんのフランツ。
「許可する!」の素っとん狂な出だしとは裏腹に、年齢を追うごとにものっそええ感じのフランツになっていくんです。
スンバラすぎて耳が離せません。(目は別のところを見ていることが多し^^;)
でも反り返って歌うので、足が短く見えて悲しい・・・直立不動で歌うのは難しいだろうけれど、もう少し背を伸ばしてほしいなぁ~。

●石丸トート閣下が危険すぎます。
声量も破壊的な石丸トート閣下。ルドを睨む時のすごさったら怖すぎるぅ^^;
ちびルドの時からすんごい迫力で睨んでて、面と向かってあの顔で睨まれたら泣きそうです。

●古川くんルド、美しすぎ。三人いるルドの中で一番傷ついてる気がします。声も柔らかい優しい声ですね。たぶん三人の中で一番やさしい声だと思います。

●マテトート閣下。歌は完璧ですね。さすがにセリフになると発音が気になるけれど、それは仕方がない。個人的には一番エリザだけを見ているトートな気がします。

●時代が進むにつれ、熊髭が多くなっていくエリザの舞台。恰幅の良い方も多く出ているエリザ。
パパであるマックス侯爵の今井さんを筆頭に、きっしぃエルマー、村田さん、阿部さんとみんな途中からバルジャンに見えてきました。どんだけバルジャン出るねん!!(って、バルジャンじゃないんだけれど^^;)

●夜のボートの時の衛兵は、しゃけさんですよね?

●最後のエリザが刺される直前の亡霊たち、最後までその場に残ろうとしているのがマックスなんですね。ルキーニにナイフで追い立てられるんだけど、エリザが心配で仕方ないんだと思えて泣けます。

●カテコできっしぃが舞台にキスするとたけこ姉のレポで知り、確認しました。礼をするときにスッとしゃがんで手にしたキスを舞台に当て、さらにその手を唇に戻してました。最近のきっしぃはなんだか雰囲気変わりましたよね。




大ちゃんレポ

●オープニングはセンターに出てきてから下手に移動するんですが、意外とよく見えるので非常にうれしいシーンですね。自分のレポで確認しましたが、2010年のエリザの時にはOPでは熊髭つけてなかったようです。2012年の今回は初っ端から熊髭です。でも、似合ってます^^
この時の大ちゃんの見どころは苦悩する表情と手!手の動きがすごく妖艶で素敵なんですよ~♪死!って言うところで指さすその指の反りも綺麗です。

●結婚式シーンでは、席によってはきっしぃと並んで見られるところがツボです。無骨な動きのきっしぃと、指先までしなやかな大ちゃん。きっしぃがヘタって言うんじゃないんですよ。何つーの、動きががっしりと太いんですね。大ちゃんと対照的だなぁって思うんですよね。このシーンのきっしぃ好きだな♪もちろん大ちゃんも好き~

●ハンガリー国王の護衛の時は、めっちゃ無表情です。能面みたい。こーゆー顔の大ちゃん怖いんだよね。。。

●ミルクの時の出てくる場所が解りません^^;何度見ても見つけられないの。。。大ちゃんファン失格ぅ・・・多分上手からだと思うんだよね。手前か奥からか・・・
お尻できっしぃに落ちたオイラですが、ミルクの時の大ちゃんのお尻も魅力的です(笑)

●戴冠式後のエーヤンは最高に爽やかです。このミュージカルの中一番の笑顔で手を振っております。衣装もね、個人的に好き~♪
上手に移動するとき、一緒に来る女の子を背中をそっと支えるときと支えない時とあるんですが。勢いある時は止めてるのかな?とか思いつつ(笑)最期にスローモーではけるときも、柔らかいしなやかな動きで帽子をかぶり手を振っています。あの手を握りたい!

●観る毎にへなちょこに見えちゃうゴンドルークル伯爵。ほかの大ちゃんがカッコよすぎるってのもあるんですが、たぶん、間違いなくゾフィに注意を促されているからですね^^;以前は扉に体当たりしてたのに、今回はしてなかった。。。

●病院の看守の時は、けっこうワルな顔してます(笑)以前はもっと気弱な感じだったのに、今年の大ちゃんは暴力的です。でも、殴っておいて「いたた・・・」と手を押えてる辺りが細かいのであります。
ウィンディッシュ嬢に殴り飛ばされた後は、一人一人患者の顔を確認してから、お部屋に入れてました。

●独立運動の時の大ちゃんは必見ですよね。カッコよすぎる~♪
個人的に好きなのは、トートダンサーにクルっと回されるところとか、マントを外すタイミング図ってるところとか、ジャンプしてるところとか、クルクル回るところとか・・・・って、全部カイ!(そう、全部です)着地した時に、たまに前髪を掻き上げるときがあるのですが、そこもツボ。
このころのエルマーがバルジャンに見えて仕方がないんだけど。

●エンディングの亡霊。OPの時より目を見開いて踊ってて怖いです。膝まづいて背中を反らす時なんて、床に着きそうなほど反らすのに、スッと元の位置に戻れるんですよね。すごいわぁ。

●カテコの大ちゃん、顔が無表情です^^;周りの方が笑ってらっしゃる場合が多いので、機嫌悪い?って思っちゃうわぁ(笑)
カテコで手を振るときも大ちゃんの手はしなやかです。でも顔は怖いです。








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茗荷の話

2012-09-10 12:01:08 | 好き・応援
皆様、茗荷と仏教と接点があるってご存知でした?
ワタクシ、先日薬師寺の山田管主の御法話で初めて知りました。(と言っても、次の予定があったため、途中退場というあり得ないことやっちまいましたが^^;)

オイラが聴いたところまでをまとめておこうと思います。


お釈迦様のお弟子さんはたくさんいらして、その中でも有名な方の名前がお経さんに載っております。
アーナンダとかサーリプッタあたりは有名ですが、茗荷と関係のあるお弟子さんは周梨槃特(シュリハンドク)というお弟子さんです。

周梨槃特は大変物覚えが悪く、何度お釈迦様のお話を聞いてもお経を覚えることができませんでした。
どれくらい覚えられないかというと、自分の名前を忘れちゃうくらいだったらしいです。
そんな彼を見た回りのお弟子さんに、「お前は自分の名前も忘れてしまうのか。ならば、背中に名前を書いて背負っておけばいい」と言われ、名前を常に背中にしょっていたそうなんです。

ある日、お釈迦様は周梨槃特に短いお経を教えました。
「三業に悪を造らず、諸々の有情を傷めず、正念に空を観ずれば、無益の苦しみは免るべし」
三業とは、体・口・心の三つの業を指します。この三業を慎み、すべてのもの(動物も植物も)を傷つけず、正しい思いに徹すれば、苦しみはない。という教えです。

さて、周梨槃特が教えを伝えようと「三業に悪を・・」と始めたのですが、後半の部分を思い出せません。もう一度お釈迦様に後半部分を教えてもらうと、次は前半部分を忘れてしまいます。
これを見た回りのお弟子は「お釈迦様のお弟子と名乗るものの中に、お経を唱えられないものがいるのは世間体が悪く、お釈迦様を貶める。お前は弟子を辞めるべきだ」と言いました。

周梨槃特はお釈迦様の元に行き、「世尊、私は短いお経すら覚えられず愚かです。回りの者たちも、これでは世尊に迷惑がかかるといいます。私を破門にしてください。」と言いました。
それに対しお釈迦様は「もう一つだけお前にお経を教えよう。」そう言ってお釈迦様はチリはたきを周梨槃特に持たせ「塵を払い、垢を除かん」と教えました。
「もし忘れそうになれば、その手を見るがいい。そうすれば私の言葉を思い出すだろう」

その日から周梨槃特ははたきを持ちながら「塵を払い、垢を除かん」と繰り返し塵をはたきました。そうして何年もたったある日、自分の心の塵をすべて払い、垢を除き悟りを開いたのであります。
お釈迦様のお弟子の中で、一番に悟りを開かれたそうです。
一つのことを一心不乱にすることで、悟りを開かれたわけです。
それに対し、お経をたくさん覚えたお弟子さんはまだ悟りを開けません。
「お前たちは私の言葉をたくさん覚え、非常に賢い。しかし、周梨槃特のように悟りをまだ開いてはいない。悟りとは多くを知ることではない。周梨槃特のように一つのことを一生懸命することにある」と教えられました。

また時が過ぎ、周梨槃特も入滅しました。
彼のお墓には見知らぬ草が生え、良い香りの実(?)が生りました。
自分の名前を覚えられず、名を荷って生きた彼にちなんで、その植物は「茗荷」と呼ばれるようになったそうです。







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