日本茶道塾 ブログ

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正月釜

2015年12月09日 | 茶会のご案内
正月釜のご案内

正月二日(土)12時半くらいより
*12時くらいより二階にて待合をご用意しております。

場所 銀座はちまき岡田 古う庵

茶道をされていない方もどうぞ。
お申し込みは、日本茶道塾までメールでご連絡ください。

内容

岡田茶碗と八寸で一献。
大福茶(濃茶)


会費七千円


楽焼の干支の盃は毎年恒例のお土産になっております。



ただいま、土作りから、成形まで作業を進めております。
お正月には、焼きあがった盃をお持ちします。

どうぞ楽しみに













2016・平成28・丙申(ひのえさる)1-4

2015年12月03日 | お知らせ

一月から四月までの日程です。
掛け釜のお知らせ
2016・平成28・丙申(ひのえさる)
銀座古う庵 第一第三土曜日
1月2日 1月16日 2月6日 2月20日
3月5日 3月19日 4月2日 4月16日

横須賀茶事道場 第一土曜古う庵の翌日曜日
1月3日 2月7日 3月6日 4月3日

静岡一得庵 第二第四木曜日
1月14日 1月28日 2月11日 2月25日 3月10日 3月24日 4月14日 4月28日

親子茶道教室 第二第四土曜日
1月9日 1月23日 2月13日 2月27日
3月12日 3月26日 4月9日 4月23日

4月10日 名古屋主客同座茶会決定
掛け釜の日程は変更になることもあります。
日本茶道塾08052956591 chadojuku@yahoo.co.jp 

唐物指南教本が出来ました。


長板(台子)諸飾りの柄杓

2015年12月01日 | 道場稽古
長板諸飾りでの柄杓の扱いを考えてみました。
納会でお楽しみください。


「真」のあしらい、重い扱い方としては、点前初めの時、蓋置きを置き付け、それぞれを仕分けます。柄杓を取る前に釜の蓋を取り、それから膝を廻して䑓子に向き、柄杓を柄杓立てより抜き取りまた本座に戻ります。それから柄杓を扱って湯を汲みます。重いもっとも丁寧な扱いの時は、何度もこのように膝を廻して柄杓を取ります。
また、回らずに、そのまま直接に柄杓を抜く事もあります。この形にしますと、回ることにより生じてしまう、体の位置の崩れが防げるという効果があります。この仕方も所作としてもっともですので、両方の仕方を用います。いずれにしても、「真」の丁寧な形としては、柄杓は柄杓点てにその都度戻すということになります。
中蓋の時も柄杓を杓立てへ指します。蓋置きも杓立ての前へ置き付けてから、客付きに回ります。これは法に従った形で、唐物点て以上には、極力このようにします。
中仕舞の後、柄杓を取る前に釜の蓋を取り、それから柄杓を柄杓立てから取ります。
仕舞にも、初め蓋置へ掛けなかった時は、またすぐに柄杓立てへ立てます。あしらいの必要な蓋置は、この時に打ち返し、元の所(炉の横)へ置き、水指の蓋を閉めます。あしらう必要のない蓋置なら、すぐに水指の蓋を閉めます。
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「行」のあしらいとしては、常の濃い茶を点てる時など、中蓋を閉め、柄杓は蓋置きに置き、茶荃湯治をします。
中仕舞の時は、前の様に柄杓を柄杓立てへ指し、蓋置きをその前へ置き付けます。「真」と「行」の中間の扱い方になります。常の濃い茶・唐物点て・茶通箱・茶筅飾りなどの時に行います。
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「草」のあしらいとしては、点前初めに蓋置きを炉の右手前に置き付け、柄杓を取って蓋置に掛ける、大変な略式の扱いになります。これは、常の薄茶の時にするような略し方です。ただし、必ずそのようにするということでもなく、どの仕方でも間違いではありません。その内でも、唐物点て以上の重い手前では、略す事はありません。
中蓋の時も、蓋置きへ柄杓を引き、中仕舞いの時も柄杓を建水へ掛け、蓋置きも建水の脇へ置きます。初め蓋置きへ掛けた時は、仕舞の時にも蓋置に掛けます。このような略した草の形では、柄杓立ての働きが始めと最後だけになってしまいます。また蓋置も、棚に戻さないので、棚を用いている効果が表れにくく感じてしまいます。しかし、茶事の中で考えれば、濃茶の時と薄茶の時の扱いを変えることで、濃茶と薄茶の点前の違いがより鮮明になるという効果も生まれます。
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「真」「行」「草」の区分けにこだわる必要はありませんが、それぞれに一貫した扱いの考え方がありますので、統一した扱いをしないと不自然になります。いずれにしても、その時々に応じて使い分けられるようになっておくことが、茶の湯をする者には必要になります。また例えば「真」であれば、重い丁寧な扱いを心がけることが必要で、点前途中で「行」「草」と混同する所作にならないように心掛けます。

南宗寺

2015年11月17日 | 茶の話


南宗寺から、風の知らせがやってきました。画像は南宗寺田島碩應(たじませきおう)老師の名が入った手ぬぐいです。
南宗寺は、弘治3年(1557年)に三好長慶が父元長の菩提を弔った、大林宗套(だいりんそうとう)開山の臨済宗大徳寺派の寺院です。大坂夏の陣で焼失しましたが、寺地を現在の場所に移し、沢庵宗彭(たくあんそうほう)らにより再建されました。枯山水の庭、国指定重要文化財の仏殿・山門・唐門、千家一門の供養塔、利休好み茶室とされる実相庵(じっそうあん)などがあります。


三階菱に釘抜紋(三好長慶の家紋・さんがいびしにくぎぬきもん)
三好長慶の銅像が新たに建てられたそうで、銅像の台座に彫られています

茶学術研究会設立30周年記念公開シンポジウム

2015年11月09日 | 講演
茶学術研究会設立30周年記念公開シンポジウム

「世界が注目する日本のお茶 ―日本茶の近代史や新たな機能を学ぶ-」

● 日 時:平成27年11月15日(日) 13:00~15:00

● 主 催:茶学術研究会、公益社団法人静岡県茶業会議所

● 会 場:静岡市民文化会館 大会議室
静岡市葵区駿府町 2 番 90 号

● 定 員:150 名

● 参加費:無 料

● プログラム

講演(13:10~15:00)

(1)「これがお茶?これもお茶?-注目される新しい日本茶-」
静岡県立大学食品栄養環境科学研究院附置茶学総合研究センター長 中村順行

(2)「メタボはお茶で解消!-緑茶とその成分によるメタボ予防-」
静岡大学大学院総合科学技術研究科 准教授 茶山和敏

(3)「日本茶の海外向け広告戦略史-先人から学ぶこと-」
静岡茶共同研究会 吉野亜湖

(4)「世界が注目する日本とアジアの茶文化」
静岡産業大学総合研究所客員研究員 中村羊一郎


http://shizuoka-cha.com/69ocha-fes/topics02/topics02_20150908_140502.html

ご参加の方ございましたら、よろしくお願いいたします。

開炉の追加です

2015年10月27日 | 
訂正です。
五徳据えの④を書き漏らしました。


五徳は①が三箇所・②が二箇所・③が二箇所、④が二箇所、炉壇からの距離がそれぞれ同寸になるように置きます。

釜据えは正確に行うことが大切ですが、自分の力量や費やす時間を可能な限り用いるようにします。時間がないとか途中であきらめたり、適当に終わらせてはいけません。釜はとりあえず五徳に乗せることは出来ますが、その状態で客を招くことは出来ないという心が茶の道の一歩です。自分にまけて、自分を甘やかした亭主にならないようにしましょう。毎年通年の灰の手入れや、釜や五徳の手入れ、さらに炉壇の手入れまで、気持ちを緩めることなく行ってこそ、開炉の釜据えに意味が生まれるのです。単に釜を掛けるために灰を入れるのではなく、自身の行いを通じて亭主の生き方までを感じていただくような開炉にしていきましょう。開炉は一年に一度しかないのですから、客はもちろん茶友などにも偽ることなく「炉を開きました」といえる自分でいられるようにしましょう。

開炉です。

2015年10月25日 | 
いよいよ開炉ですが、五徳据えを考えてみました。

炉の中に炉用の灰を、五徳の高さぐらいまで入れます。
灰の上面は出来る限り水平にして、水平器などを置いて確認します。



畳床や炉壇などが必ず水平とはいえませんが、灰の上面が水平になれば、五徳を水平に置く事が出来るわけです。そうする事で釜の水平を保つ事が可能になります。

五徳は①が三箇所・②が二箇所・③が二箇所、炉壇からの距離がそれぞれ同寸になるように置きます。
五徳の水平も随時確認します。




濡れ灰や炉の炭、炉の枝炭や練り香も用意しましょう。
風炉も手入れをして片付けましょう。


記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年10月09日 | 茶書を読む
掛け釜のお知らせ
2015・平成27・乙未(きのとひつじ)

銀座古う庵 第一第三土曜日
10月3日 10月17日 11月7日 11月21日 12月5日 12月は第一だけです

横須賀茶事道場 第一土曜古う庵の翌日曜日
10月4日 11月8日 12月6日

静岡一得庵 第二第四木曜日
10月8日 10月22日 11月12日 11月28日 12月10日 12月は第一だけです

親子茶道教室 第二第四土曜日
10月24日 11月14日 11月28日 12月12日 12月は第一だけです

10月2日・6日は体験会
12月19日 五島美術館茶会 2015年4月頃には名古屋で主客同座茶会を予定
掛け釜の日程は変更になることもあります。
日本茶道塾08052956591 chadojuku@yahoo.co.jp 

蘭字と印刷展 記念シンポジウム

2015年09月23日 | 講演
日本茶道塾で事務局を担当させていただいております「静岡茶共同研究会」企画

フェルケール博物館「蘭字と印刷」展


9月26日に、記念シンポジウムがございます。
(詳細は、以下の博物館ホームページよりご覧ください)

http://www.suzuyo.co.jp/suzuyo/verkehr/event/index.html

ランジとは?

近代の日本茶輸出用の茶箱に貼られていたラベルです。

デザインも美しく、魅力的ですが、日本茶の輸出史を語る貴重な資料でもあります。

江戸の浮世絵師の集団が明治に、このような茶箱絵を手がけた経緯があり、今回のシンポジウムでは、浮世絵の研究者、蘭字研究者、印刷史の研究者、そして、蘭字の時代から現代の印刷へ引き継がれていった歴史をお話いただける専門家の方もパネリストとしていらしてくださる貴重な機会です。

ご興味ある方で、会期中にご覧に慣れない方にも、今回の展示会「図録」も発行されておりますので、博物館に直接お尋ねください。

記事担当 吉野亜湖

シンポジウム「蘭字とデザイン」

■コーディネーター
小二田誠二氏(静岡大学人文社会科学部教授)
■パネリスト
稲垣進一氏(国際浮世絵学会常任理事)
小見山寛司氏(元日本レーベル印刷(株))
井手暢子氏(元常葉大学教授)
■日程
2015年9月26日(土) 13:30~15:30
■場所
フェルケール博物館1階会議室
■料金
聴講無料
(ただし館内をご覧になる場合は入館料が必要です)
■定員
50名(要申込み)
■お申込み
聴講希望の方はフェルケール博物館までお申し込みください。
フェルケール博物館
TEL 054-352-8060
Mail ver-m-szy@po2.across.or.jp

掛川 深蒸し茶の歴史 講演会御礼

2015年09月23日 | 講演
掛川の深蒸し茶品評会「掛農会」の四十周年記念大会にて、掛川の深蒸し茶の歴史について講演をさせて頂きました。

こちらでお話させていただいたことや調査をさせていただいたことを含め、掛川の深蒸し茶の歴史として、講演録をまとめさせていただこうと思っております。

完成しましたら、改めてお知らせ申し上げたく存じます。

ご関係の皆様への御礼をここに申し上げます。

吉野亜湖