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掛川深蒸し茶のパイオニア 東山の茶の歴史探訪マップ完成

2011年03月04日 | 道場稽古
NYのティーカフェ報告続きの前に、

ただいま、話題の掛川茶、中でも「草刈り場が地球環境を考える学者の間で注目されている」東山の茶の歴史について調査した掛川市との協働事業がいよいよ完成に向けて動き出しましたので、ご報告を申し上げます。

掛川市東山は、良質の深蒸し茶で有名ですが、長年、山の草を刈り、茶畑に敷いてきました。

山の草を刈ることで、日当たりや植物の生存環境を整えてきたため、絶滅危惧種の花も見ることができます。

特に秋の七草が一か所でそろう場所というのは、日本でも片手に満たないほどの貴重な場所だとか。

そのため、12日、国際会議のあと、東山の草刈り場を世界の学者が視察に来るそうです。

当日のご報告はまた後程いたしたいと思います。

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東山は掛川市でいち早く「深蒸し茶」の製法にチャレンジされた掛川深蒸し茶のパイオニアです。

日本に茶の湯の文化が生まれた室町時代から開村され、江戸時代も茶の栽培はありましたが、本格的に山全体を開墾始めたのは明治維新からです。

種子島伝来と伝えられる火縄銃なども現存しており、その歴史の深さを調べれば調べるほど、興味をそそられました。

東山のお茶に関する歴史をまとめたティーマップもまもなく完成予定です。
一般配布やWEB公開の予定ですので、楽しみにお待ちください。

ご興味ある方は以下のブログでも書いてますので、ご覧ください。

http://e-jan.kakegawa-net.jp/c.phtml?g=154239

動画は、東山の名所の一つ、七つ釜の清流の様子です。
(真ん中のプレイボタンをクリックしてご覧ください)