日本茶道塾 ブログ

日本茶道塾のブログです。
facebookもご覧ください。

『道具置合 天然宗左口授』を読む27

2013年03月16日 | 茶書を読む



炭の時はいづれも、灰ほうろく(灰器)を持ち出す時、灯と共に一度に持ち出ます。
茶を点てる時は、建水と共に持ち出します。
または、まず初めに手燭だけを持ち出し、手燭の座に置き付けます。
そして炭斗を持ち出します。
濃茶の時は、手燭の後茶碗を持ち出します。
手燭を後に持ち出すのは、数寄屋(小間)の時と言われました。
また、始めに持ち出すのは、書院の座敷(広間)と言われました。
二通りの仕方は、どちらへも応用します。
短檠の真塗は、台の中へ油を入れておきます。
台の上には、奉書を四つ折りにして敷きます。
紙が大きいときには、端を折り込みます。
その紙の上に下皿を置いて、楊枝を付けておきます。
上には下土器を敷き、油次ぎを乗せます。
この短檠は、さびたる(侘びた)座敷には用いません。
しかし少し格の低い座敷であれば、用いてもよろしい。
不審庵二畳半は短檠を置き、一畳半へ置くこともあります。


最新の画像もっと見る