ほぼ飯日記、猫もいるよ♪

ご飯と猫、たまに独り言だったり妄想だったり

地獄

2015年07月16日 23時37分40秒 | 妄想/創作

ふと気付いたら大きな川の堤防の上に立ってぼーっと河川敷を見おろしてたのでござるよ。
拙者の見てる河川敷には自転車と一人の男性が転がってました。

河川敷に転がってるアイツ見覚えあるよなぁ・・・・
っていうか、あれ拙者やんか!!
え、なんであんなとこに拙者が転がってるのよ!
えっ、えっ、じゃぁ、それを見てる拙者は誰よ?

あ、だんだん思い出してきた。
拙者はさっきこの堤防の上の道を自転車で走ってたんや。
そしたら、向かいから大きなトラックがやってきてすれ違い様に・・・・
そっか、あそこに転がってるのはトラックと接触して堤防を自転車もろとも転がり落ちた拙者なんや。

あそこに転がってる拙者、さっきから全然動かんなぁ。
血が出てる気配はないけどどっか打ち所が悪かったんやろなぁ・・・・・たぶん死んどるな。
なんでわかるかって?
だって、その転がったまま動かない拙者をこうやって堤防の上から見てるのも拙者だもん。
これってたぶん幽体離脱ってやつでしょ?
死んだ肉体から魂が抜けるってやつ。
つまりあそこに転がってる拙者はもう死んじゃったってことなんじゃないの。

ふ~~ん、そんなんや、死んだんや・・・・

え~~!!!死んだのか!?

死んだんやろなぁ。
そっか、死んだかぁ・・・
なんか、あんまり悲しいとか悔しいとか思わんなぁ。
あれ、こんなもん?って感じやね(笑)←そこ笑うとこちゃうし!

ん~、これからどうしたらええんやろなぁ?

そのとき背後から拙者の肩がぽんぽんと叩かれたのです。
「うわ!!びっくりした!!」
振り向くと、そこには全身黒尽くめの姿の男が立っておりました。

「誰!!」

青白い顔色、年齢はよくわかりませぬ。
20代でも40代でも通りそうな感じ。

「あ、驚かした?ごめんな~。あ、そんな不審そうな顔せんといてぇな、怪しいもんちゃうし」
そいつは人懐っこそうな笑顔で話しかけてきました。
「まぁ、死んですぐに話しかけられたらびっくりするわなぁ(笑)」

わて、死神でんねん♪

え~~~!!死神!!!

「ま、正式には『死神』っていう呼び名やないんやけどね。そういう方がわかり易いよって最初はそういう風に名乗ることにしてんねん。
あんさんみたいに死んでどうしたらええかわからんようになってる魂をあの世に案内するのが仕事やねん」

なんか、ニコニコとやたら愛想ええのが妙に怪しい。
だいたい人を騙す詐欺師ってのはすごく愛想よくて人の警戒を解くのが上手いもの、騙されんぞ!

「もー、そないに疑わんでもええやんか。死んで魂になってしもうたあんさんを騙したかてなんの得もあらへんやん。
それに、いつまでも死んだ場所におるとそこから離れられへんようになって地縛霊になってしまうで。」

死神(?)は河川敷に転がってる拙者の遺体に手を合わせて一礼すると
「ほな。ぼちぼち行こか」
拙者を促して歩き始めた死神。
仕方なくその後ろに付いて歩き出す拙者。




2、3歩歩くとなぜかあたりの景色が一変して目の前に大きな扉が現れました。
黒尽くめの男はその扉を指差して「この先に閻魔様がおるんやで。んで、あんさんの今後の処遇を決めはるんや」
扉の両側には赤い鬼と青い鬼が金棒を持って立っております。

拙者はあわてて
「ちょっと待ってえな!急ぎ過ぎちゃうの。閻魔さんのとこに行くまでに三途の川を渡ったりお花畑を通ったりするんちゃうのん?」
死神は申し訳なさそうな顔して「いやぁ、すまんなぁ。前はそんな演出もしとったんやけど、最近は予算の関係でそういう無駄な演出はせんことになったんよ。」
こっちもいろいろ不況でなぁ・・・と言いながら扉前に立ってる赤鬼に右手で合図を送りました。
大きな扉は二人の鬼の力でギィ~~~という音とともに開かれました。

うわっ!
閻魔はんや!!

さすがに、どえらい迫力やなぁ

「うむ、そなたが桜源八郎だな」
閻魔さんは机の上に広げた帳面と拙者の顔を交互に見ながら確認してます。
おー!ほんまもんの閻魔帳や!!

「では、そなたの一生を映し出してみるかのう」
閻魔さんは机の引出しからリモコンを取り出して拙者の後ろに向けてスイッチオン。
振り向いてみるとそこには100インチくらいの大型モニターがあってそこに生まれたばかりの拙者の姿が映っておりました。
そして拙者の一生が早送りで映し出されていくのであります。
拙者は横に立ってる死神に小声で「なぁ、もしかしてあれが生前の姿を映して善悪を判断するっていう浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)なんか?」
死神は「そやで、こっちもデジタル化が進んどってな、昔のようなアナログの浄玻璃鏡はもう使ってないんや」
「ふ~ん、そのわりに閻魔さんは未だに紙の閻魔帳を使ってはるんやね」
「あのおっさんなぁ、パソコンをよう使わんのよ。何べん教えても『わからん!!もうええ!!』って切れはんねん(苦笑)」

拙者の一生は5分くらいにまとめて編集されておりました。
ちなみにBGMはなし(笑)
拙者の人生は波瀾万丈ってわけでもないし、特に見るべきものもなし。
とはいえ自分の一生をこうして他人と一緒に見るのはかなり恥ずかしいものではありますな。
この映像で拙者の善悪を判断して天国行きか地獄行きかが決まるのね。
そりゃ、酔っぱらって立ち小便したり、道に落ちてた500円玉をネコババしたりくらいのことはしたけど、とりたてて悪いことはしてないし。
客観的に見てもトータル的には悪行よりも善行の方が多いと思うのよね。
なので、地獄行きはないよね、ランクは低くても拙者は天国に行けるはず。

デジタル版の浄玻璃鏡を見終わった閻魔さんは拙者のほうに向き直って一言












地獄行き!



えぇ~~~!!!
なんでよー!!!
拙者は泣きそうな目で閻魔さんを睨みました。

そんな拙者の様子を見た閻魔さんは急に申し訳なさそうな顔になって
「いや、以前であればそなたくらいの一生であれば最下層ではあるが天国行きの認定をされとったんじゃがのう。
ここのところ天国の方の定員がほぼ満杯になってしもうてなぁ。
ほれ、天国は居心地がいいじゃろうが、なので現世に転生して新たな修行をしようという者がなかなかおらんので天国の人口が増えるばかりなんじゃよ。
天国は地獄に比べてひとりあたりにかかる軽費も比べ物にならんでなぁ。
経費削減も限界まではやっておるんじゃが、天国の人口をこれ以上増やすと財政破綻することになるでなぁ。
済まぬなぁ。」

閻魔さんは「そうじゃ、ちょっと」と拙者の案内役の死神を呼んで閻魔帳をめくりながら
「こやつの行き先じゃが、地獄ナンバー『4625』と『990』のどちらかなんじゃが・・・」
死神は「私の意見では『4625』のほうがよいのではないかと」
「ふむ、ではそうしよう」

「桜源八郎、そなたに地獄ナンバー『4625』行きを命じる」




「はぁ~~・・・」ため息をつきながら死神に促されてとぼとぼと歩き出す拙者。
さすがに死神も気の毒に思ったのか「ま、『住めば都』という言葉もあるやんか、元気出していこや!」
「え~、住めば都ぉ~~?地獄なのに??」
「ん、まぁ・・・・天国みたいなわけにはいかんやろけど」

「そういえば拙者が行く『4625』ってどんな地獄なの?」歩きながら死神に尋ねてみた。
「そやな、あらかじめどんな地獄か知っとく方がええかもな、あんさんが行く『4625』は通称『猫地獄』って呼ばれてるとこやねん」
ね、猫地獄・・・・・・・
想像するに猫地獄ってのは、裸の拙者の体中を猫が鋭いつめで引っ掻きまくって(痛いぞー)、その傷だらけの身体を50度くらいの熱湯風呂に入れられて(染みるやろなぁ)、風呂から出たら今度は傷だらけの身体を猫のやすりのような下でザリザリ舐められる(うわぁ・・・)って感じなんやろか。

どこが住めば都やねん、ほんまにもう!!

はぁ・・・・

「着いたで、ここや。わてが付き添いできるんはここまでや。後はここの責任者にいろいろ教えてもらいや」

「あ、きはったわ。あの人がここの責任者や。ちゃんと挨拶しいや」



向こうからやってきたのはなんと白猫。
猫地獄やもんなぁ、猫の鬼なんやね。

あ、この白猫見覚えあるで!!
拙者が昔飼ってたおかーさん(という名前だったのよ)じゃないの!!

おかーさんは生きてた頃と同様のクールな表情で「猫地獄へようこそ。」
おかーさんは続けて
「この猫地獄はここにいる多くの猫たちのご飯の用意、トイレの掃除、猫じゃらしを使っての遊び相手、寒い日は猫たちの暖房となるべく布団での添い寝等の世話が延々と続く無限地獄なのです。」
そしてちょっと笑って
「あなたが世話をしなければいけない猫にはかつて公園にいたみーちゃんや娘、ちびくんなんかもいるのですよ」

え、みんなにも逢えるんや!
ここってほんとに地獄なの?
天国やんかー!!



振り返ると黒尽くめの死神が立ち去ろうとしてたので、呼び止めて
「最後にひとつ訊きたいんだけど、『4625』じゃないほうの『990』ってどんなところだったの?」




あぁ、990でっか、あそこは・・・
















カレー地獄ですわ


<終>










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山口県に行ってきた

2015年06月17日 23時07分47秒 | 妄想/創作
法事のために一週間くらい前から田舎に行ってる母親を迎えに行ってきた。
高齢でいろんなことが覚束なくなってるので一人だと不安なのです。
(ちなみに行きは妹が母親に付き添ってくれた)

拙者の家の最寄り駅で田舎までの運賃と新幹線のチケットを購入。
窓口の駅員さんに「平日の昼間なので自由席でも余裕で座れるでしょ?」と訊いたところ。
「乗る予定の新幹線の指定席の空きの状況を調べてみましょうか?」と端末で調べてくれた結果
「あ、その便は指定席の空きが後4つしかないですねぇ。混んでるみたいですよ。確実に座るのなら座席指定は取っておいたほうがいいですよ」とのことなので
指定席を購入。
「5号車13-B」
ん~~、Bかぁ。
ってことは窓側じゃなく通路側かぁ、ちょっと残念。
ま、仕方ないね。

ってことで、新大阪まで移動。
この便に乗ります♪


定刻通りホームに入って来た列車に乗り込みます。

えっと、13のB、13のB・・・あ、ここや。
すでに13-A(拙者の横の窓際の席)には先客が座っておりました。
あ、女性やん。
拙者は「すいません」と軽く挨拶して横に座りました。
横目でちらりと見るとショートカットの妙齢の女性。
二重で切れ長の知的な感じの目、まつげが長いねぇ。
なかなかの美形やなぁ・・・・
あ、あまり見ちゃ失礼やよな。
拙者はあわてて鞄から列車の中で読むために購入した文庫本を引っ張り出して膝の上で広げました。


ほどなく拙者を乗せた新幹線は静かに新大阪駅を後に一路西に向かって走り始めたのです。


新神戸を過ぎたあたりで、その女性は立ち上がって網棚に鞄を乗せようとしたんだけど、列車の振動でよろけて拙者の膝の上に倒れてきたのです。
拙者はとっさに腕で背中を支えました。
「ご、ごめんなさい」
顔を赤くして謝るのが姿が可愛くて、拙者もちょっとドギマギ。
「あ、私が上げますよ」と女性の鞄を持って代わりに網棚に上げてあげました。
「ありがとうございます」ぺこりと頭を下げるその姿がまた可愛いじゃないですか。

鞄を網棚に上げて席に着くと女性のほうから拙者に声を掛けてきました。
「ご旅行ですか?」
「いえ、法事で高齢の母親が田舎に行ってるので迎えに行くのです。」
「そうなんですか、お優しいんですねぇ」
「いやいや、そんなことないですよ、そちらは旅行ですか?」
そんな会話から少しずつプラベートなことも話したりして岡山を過ぎた頃にはくだらない冗談で笑いあったりするくらいすっかり打ち解けました。
いろいろ話を聞くと苦労もしてるけどすごく前向きに頑張ってるいい子なんよねぇ。

楽しい会話をしてるうちにもうすぐ広島駅。
拙者は広島駅で在来線に乗り換えるためにこの列車は降りなきゃいけません。
彼女は九州まで行くのでここでお別れ。
お互いにメールアドレスを交換して「機会があればまた会いましょうね」と約束して拙者は新幹線を降りてホームを歩き始めます。
動き始めた新幹線を見ると窓の中から拙者に向かって手を振る彼女の笑顔が・・・・・














だったらよかったのになぁ・・・・・







実際は拙者の隣に座ってたのはサラリーマン風のおっさんやったんよ・・・
当然会話なんかないわなぁ。
向こうは駅弁喰ったら寝とるし、拙者はサンドイッチつまみながらビール飲んで文庫本読んでるし。
ほんとは車窓の景色を見ながらビールを飲みたいとこなんだけど、窓の外を見ようとすると必然的に横に座ってるのおっさんの寝顔が目に入ってくるんだもん。
そんなん見ながらビール飲みたないやんかー!!



(終)




もしかしたら妄想じゃなくリアルバージョンの旅行記も書くかも。
書かないかもしれんけど(笑)









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変身

2015年05月20日 11時49分51秒 | 妄想/創作
ある朝、拙者が目覚めたとき、自分が一匹の虫に変わってしまっているのに気付いたのでござる。
なんて書くと、まるでカフカの小説「変身」みたいやね。
でも、ほんとに虫になってしまったのでござるよ。
ただ、上記の小説のザムザ青年が変身したのは巨大な毒虫だったけど、拙者が変身したのは3~4cmの虫(毒はたぶんない)。
自分で全身を見ることはできないんだけど、見える範囲だととげとげのある6本の黒い足とゆらゆらと揺れる長い触角。
そして体は黒に近いコゲ茶色でテカテカぬるぬる光って・・・・・・

これってゴキブリやんかー!!!!

拙者はゴキブリになってしもうたんかぁ~~~
な、なんでこんなことになったんやろ?
夕べなんか変な物でも食べたか!!
えっと・・・、昨夜食べたのは、牛肉とごぼうのしぐれ煮とさわらの焼いたんと白菜漬けと御飯。
日本酒も一合くらい飲んだなぁ。
いやいや、そんなことでこんな姿にはならんやろ!!

っていうか、今はそんなことを考えてる余裕はないのです。
今、拙者がいるのは布団の上の枕のすぐ横なんだけど、2mくらいの距離のところから拙者をじっと見つめるやつがおるんよ。
拙者が飼ってる黒猫が目を爛々と光らせてこっちを見てんの。
低い姿勢でお尻フリフリですぐにでも飛びかからんばかりの臨戦態勢。
これって明らかに拙者を狙っとるよなぁ。

ってことで、逃げます!!
布団の横にあるタンスと壁の隙間、あそこに逃げ込めば大丈夫!!
よし、走れ!!!!
と、同時に飛びかかってくる黒猫!
カサカサカサカサ・・・・・・・・・・
間一髪でタンスと壁の隙間に!
セ~~~フ!!!

いやぁ、6本足で走ったのは初めてだったけどけっこうスムーズに動かせるもんやなぁ。
垂直の壁も床同様に自由自在に走れるのはちょっと快感かも。

猫の前足が届かない奥の方まで移動して振り向いてみたら、金色の瞳がこっちを見とるよ。
怖いっす。

昨日までは可愛い猫だったのになぁ。
今は恐怖の対象やもんなぁ。

その黒猫の後ろにもっと大きな影が。

「りゅうくん、何見てるの?」

黒猫の後ろからこちらを覗き込んだのは妻ではありませぬか。
おーい!!拙者だよ!!
と、妻に呼びかけるも声にならず。
目を細めて暗い隙間のこちらを見つめる妻。

「やだぁ!!ゴキブリじゃない!」

いや、ゴキブリじゃなく拙者じゃよ!
あ、ゴキブリでもあるんだけど、拙者だって!
あんたのダ・ン・ナ!!
気付いてくれんかなぁ~~

妻はこっちを凝視してる黒猫を撫でながら
「りゅうくん、ゴキブリは汚いから捕まえちゃだめよ」
こら!ダンナを汚いとはなんちゅう言い草か!!
たしかに昨夜は風呂をサボったけど・・・・

「殺虫剤とってくるから、りゅうくんは見張りしておいてね」
妻はそう言って立ち上がったのでござる。
殺虫剤?
もしかしてそれって非常にヤバイんじゃない?
拙者は大慌てでさらに奥にカサカサカサカサ・・・・
最近の噴霧式の殺虫剤は勢いがよくて遠くまで届くのよねぇ。
どこまで逃げれば安全なのか?
あ、もうこれ以上奥に行けんやんか!

と、隙間に差し込まれる殺虫剤のノズル。
プシュウ~~~~~~~
ゲホゲホゲホ、こりゃたまらん!!
逃げ場のない拙者はあえて妻と黒猫のおる方へ息を止めてカサカサと全力疾走!

「きゃぁ!!出てきた!!!」叫ぶ妻。
「にゃ!!にゃ!にゃあ!!」興奮して拙者を捕まえようとする黒猫。
その黒猫の鋭利な爪をすり抜けて全力で床の上を逃げる拙者。
カサカサカサカサカサササササ・・・・
殺虫剤を手に追いかけてくる妻。
その妻よりも素早く拙者に迫る黒猫!!!
やばい!!
反対側の壁にたどり着いた拙者はその垂直の壁を一気に駆け上り

そして

飛ぶ!!

あ、拙者、飛べるんだ!!


「きゃぁ!!!飛んだー!!こっち来ないで!!!」
叫びながら殺虫剤を振りまく妻の横を飛び過ぎた拙者の目の前には半分開いたままになってるガラス窓。
このまま部屋の中にいたらいずれ殺虫剤で殺されるか黒猫に捕まって殺されるか。
それなら家の外に逃げた方が安全だよなぁ。
拙者はマンションの3階の窓から外に飛び出したのでござる。





外は青空。
5月の爽やかな風が吹いて気持ちいいのう。
空を飛びながら思いました。
拙者は自由!
どこまでもこのまま好きなところに飛んでいけるんだー!!













そのとき上空から黒い影が急降下してきて・・・



拙者が最後に見たのは大きく開いた黒いくちばし


(終)









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