「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

道化師

2007-04-28 07:14:28 | 日記
昨日の夜は、クリニクラウンのパフォーマンスがあるというので、主人と娘もいっしょに観に行ってきました。。
Packmanこと塚原しげゆきさんは、道化師として活動されているのですが、笑いやユーモアが人間関係を円滑にし、精神的ダメージを軽くするのに役立つということから、阪神大震災で復興支援に関わり、2005年には「日本クリニクラウン協会」を発足させ、事務局長とクリニクラウン養成責任者として活動の普及に努めている方です。

今回は、クリニクラウンとしてではなく、道化師としての公演だったのですが、その演技力、技術力はまさにプロで、観客をとりこんで、会場は笑いの渦に巻き込まれてしまいました。
私も主人も、誰にでも出来るようなやり方で子どもたちを笑わせるのかなぁと思っていて、ちょっとびっくりしてしまいました。
主人は子どもが好きだから、クリニクラウンに興味があり、自分もやってみたいと思っていたようですが、考えが甘かったかもしれません。

それにしても、観客を舞台にあげて、即興で笑いを創り出し、しかもびっくりするような技をつぎつぎに繰り広げられるので、笑いと驚きの連続でした。
いままでサーカスのピエロしか見たことがなかったのですが、1時間半も一人で楽しませてくれる道化師の技に感心しきりです。

クリニクラウンは、クラウンとしての確かな技をもち、しかも病気で辛い思いをしている子どもたちの心に寄り添い、子どもたちに「わぁ~すごい!」という驚きと、一緒に遊びながら「楽しい!」という気持ちを起こさせ、子どもたちに笑顔と「これ何?」「どうするの?」「やってみたい」という想像力、創造力をも育みます。
暗い入院生活をおくっている子どもたちにとって、こんなにすばらしことはありません。楽しいと思う気持ちと笑いとで、子どもたちの病気と闘う力も湧いてくることでしょう。

本物のクラウンのように難しい技はできなくても、その気持ちだけは伝えることができるでしょうし、次回は、実際の活動の講演とか、ワークショップの計画もあるようなので、そのときは一般の人でもできる内容だと思います。
そしてそれは病気の子どもたちだけでなく、身体は健康でも、学校生活やいじめなどで心が疲れてしまっている子どもたちにも向けられたらいいなぁと思いました。
コメント
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