毎年 旧暦6月17日に行われる神事 管絃祭。
今年は 水曜日ということもあり 人の数はあまり多くなかったですが
前回より海外からのお客様が多いように感じました。
こちらは 夕方5時の写真。
今年も旧暦の6月11日に旧佐伯郡沿岸の住民が奉仕で海底の土砂を取り除く
「御洲堀」をされ 最大幅10mの水路ができました。
その水路を通って 御座船に御神体が運ばれている様子。
17時 御本殿出御。
御神体をのせた御座船が火立岩 地御前神社にむけて出発です。
御座船は三隻の船でなっています。片道6km 往復12kmです。
御座船を阿賀の鯛釣り船二隻 江波の船がひっぱります。
ある意味 管絃祭は 阿賀 江波の人に手伝ってもらうお祭りです。
夕方17時すぎると とても静かになる宮島。
リポートの後 どこかで休憩と思い 立ち寄ったのが 水羽荘の茶房。
3年前のお宿のリニューアルの時に司会をさせていただきました。
http://oka-chie.blogspot.jp/2011/07/blog-post_7568.html
力もちを食べて 糖分補給と思ったのですが
晩御飯食べておかないとと思って 釜めしを注文。
奥には 御座敷もあり とても和の雰囲気のあういいお店でした。
水曜日でも ラストオーダーが18時半というのがうれしいです。
毎年 管絃祭の日にご宿泊のお客様にむけて 船でのツアーを組んでいらっしゃいます。その船に乗せていただき 21時代 リポートをいれました。
出発前に 管絃の間というお部屋(管弦祭の様子を再現した絵のあるお部屋です)
で 管絃祭の歴史や楽しみ方をご説明される 宮島の宿 岩惣の岩村女将です。
普段は お着物姿ですが 昨日は 浴衣でした。
凜とした素敵な女将です。
岩惣http://www.iwaso.com/
宮島観光ガイドの横山さんがずっとお話をされていました。
私が特に印象に残ったのは 厳島神社の神紋をのせた船が常に 御座船を先導しているというお話と この管絃祭は 宮島三女神を慰めるために始まったお祭りというお話でした。
また 昔から 地御前から船で宮島をお参りするというのが習わしだったそうです。
管絃祭以外のお話もいろいろお聞きすることができました。
5月15日に七浦めぐりがありますが 宮島を一周すると30kmだそうです。
三絃、三鼓、三管が管絃祭で使用する楽器です。
楽器の音、船をこぐ人の掛け声、波の音、
まるで 船の上で和のオーケストラを楽しんでいるような雰囲気でした。
昨日の満潮は11時12分で 大潮 約4m近くまで潮があがるそうで
厳島神社に11時過ぎに着いたとき 回廊のほぼすれすれまで 海水があがっていたのにはびっくりでした。
県外からのお客様も このお祭りはとても優雅だとお喜びのご様子でした。
最後 クライマックスは 厳島神社回廊前での御座船の船首の回転です。
残念ながら 最終便が0:00でしたので私は観ることはできませんでしたが
しっかり17時から23時30分まで取材させていただきました。
管絃祭の日は十七夜のお月さまをみることができます。 厳島神社から
眺めるお月さまは本当に幻想的できれいでした。
最後 私は江波の船の漕ぎ手の方からおにぎりを頂きました。
これ 縁起物で頂くといいことが起こるんですって!!
やった~!! 次は どんな素敵な夏の楽しみが待っているのでしょう!