智慧子のブログ

詩のある暮らし

袖振り合うも多生の縁

2016-03-14 21:37:57 | 日記
今朝は定期的な胸部のレントゲンと心電図の検査でした。
長椅子で待っていると、80代前半の女性が私の横に座り、
話しかけてこられました。

①男の子のお孫さんの高校入試の発表が午後からある。
②12年前に蜘蛛膜下出血で手術。
③5年前には肺の良性腫瘍を切除(肋骨を切断)。

今日は自分で運転してこられたとのことです。
家では毎日6人分の食事を作っていると聞けば、私は怠け者
だと反省しながら、元気のお裾分けをいただきました。
お孫さんが希望の高校に合格できすようにと祈らずにいら
れませんでした。

この女性が蜘蛛膜下になられた時、台所の床下の味噌樽か
ら味噌を取り出している時に、身体に衝撃が走り、慌てて
味噌樽の縁を両手で掴んだそうです。まだ意識はあった
のですが、全く身体が動かなかったので、傍にいた3歳の
孫の(女の子)に「庭の爺ちゃんに言って救急車へ電話
して。」と指示をすると、お爺さんが駆けつけてくれたの
はいいのですが、ただおろおろするばかり。そこで孫が
「爺ちゃん早く救急車を呼んで・・・爺ちゃん119だよ。」
この女性は救急車の音を聞いたとたん、意識がなくなっ
て、「ああ、助かった、死ななくてよかった」と思った
のは何日か経ってからのことだったのよ、と笑いながら
話してくださいました。

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