
体調を崩している、クロネコ・福吉
いつも夜は、私の頭元で寝ているのだが、時々、息をしているのか心配になって目が覚める。
元気がなさそうだと、点滴をしてやる。
腎臓病で,脱水状態が強いので、点滴を刷るとずいぶん楽になるようだ。
調子が良ければ3日に1回くらい
悪いと連続して毎日
けれど、福吉の状態が徐々に落ちてきているのは分かる。
こうやって、お互いに少しずつ、別れのときの準備をしているのかな。
そう思うと、私の膝の上に座って点滴を受けているほんの十数分が、とても貴重な時間に思える。
帰省している息子と、イノダへ行った。
ここは時間が止まっているようだ。
いつ行っても、静かで穏やかで、何十年も変わらない黒服を着た従業員が静かに佇んでいる。
ハムサンドと紅茶をいただく。

息子がまだ赤ちゃんで、スプーンを握りしめて、マッシュルームスープを懸命に飲んでいた姿を思い出す。
あれ?と思って目の前を見ると、大きくなった息子が微笑んでいる。
時の流れは大河のようだとはよく言ったものだな。
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