「忙しい、忙しい」と口癖のように言っていた。
少しだけ離れて独りで暮らす母に、「あなたは忙しいとばかり言って、何も話を聞いてくれない。」と言われた。
忙しい事はいいことだと、教えてくれた母から、こんな言葉を聞くとは思っていなかった。
涙が出た。
最近、とても親しい方から聞いた話がある。
その方のお母様は、ものすごく忙しい方だったそうだが(今でも)「忙しい」と口にするのは、下品な事だと、どんなに忙しくても、「忙しい」とはおっしゃらなかったそうだ。(再び、今でもww)
「忙しい」と言えば、人は、「大変だな、大丈夫?」と声をかけてくるだろう。
そんな気遣いをさせる、あるいは、させようとする、その心構えが下品だというその言葉は、心に響いた。
思い返せば、「忙しい、忙しい」といいながら、心の何処かで、「こんなに忙しい私ってなかなか頑張ってる?周囲の人たちにも、ちょっと思いやってもらえる?ww」なんていう、下心がなかったかといえば、否定はし難い。
これからは、「忙しい」という言葉は封印だ。
「忙しい」という言葉の向こう側に、見えてくる新たな視点があると信じて。
・・・な~んちゃんて www
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