英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

拾う命。落とす命。

2017-12-29 | 病気
木曜日、仕事に出ようと門を開けようとしたところに、義姉が飛び込んできた。

◯◯さんが、亡くならはった!

◯◯さんは、同じ町内に住む、親戚筋の女性だ。
町内のしきたりなど様々なことを教えていただいている、町内の知恵袋なのだ。
まだまだ80歳で、いつもとても元気そうに見えた。

ええ!?
・・・でもね、ついこのあいだ、お話ししたよ?
お元気だったでしょ?

それがね、肺ガンだったって。
でもね、肺がんだって分かったのは、救急車で運ばれて入院してからだって。
それが2日前。
ご本人も、ご自分が肺がんだったってご存じないままだったらしいよ。


どういうこと?


その方は、いつも、『すっと亡くなりたい。』とおっしゃっていた。
体調が悪くなっても、病院に行かれなかったのだろう。
苦しくても我慢なさったのだろう。
諸説あるかもしれないけれど、ある意味見事な最後だったと思うのだ。


1ヶ月の間に、お二方の死を悼む。
なんと悲しい12月になったことだろう。



ひとつ、ありがたいことに、義兄は、後遺症がないだろうということが明らかになった。
ふつうに話せているらしい。
記憶の混濁もない。

拾う命、落とす命。
色々思う年の瀬。





コメント (4)
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