木曜日、仕事に出ようと門を開けようとしたところに、義姉が飛び込んできた。
◯◯さんが、亡くならはった!
◯◯さんは、同じ町内に住む、親戚筋の女性だ。
町内のしきたりなど様々なことを教えていただいている、町内の知恵袋なのだ。
まだまだ80歳で、いつもとても元気そうに見えた。
ええ!?
・・・でもね、ついこのあいだ、お話ししたよ?
お元気だったでしょ?
それがね、肺ガンだったって。
でもね、肺がんだって分かったのは、救急車で運ばれて入院してからだって。
それが2日前。
ご本人も、ご自分が肺がんだったってご存じないままだったらしいよ。
どういうこと?
その方は、いつも、『すっと亡くなりたい。』とおっしゃっていた。
体調が悪くなっても、病院に行かれなかったのだろう。
苦しくても我慢なさったのだろう。
諸説あるかもしれないけれど、ある意味見事な最後だったと思うのだ。
1ヶ月の間に、お二方の死を悼む。
なんと悲しい12月になったことだろう。
ひとつ、ありがたいことに、義兄は、後遺症がないだろうということが明らかになった。
ふつうに話せているらしい。
記憶の混濁もない。
拾う命、落とす命。
色々思う年の瀬。
◯◯さんが、亡くならはった!
◯◯さんは、同じ町内に住む、親戚筋の女性だ。
町内のしきたりなど様々なことを教えていただいている、町内の知恵袋なのだ。
まだまだ80歳で、いつもとても元気そうに見えた。
ええ!?
・・・でもね、ついこのあいだ、お話ししたよ?
お元気だったでしょ?
それがね、肺ガンだったって。
でもね、肺がんだって分かったのは、救急車で運ばれて入院してからだって。
それが2日前。
ご本人も、ご自分が肺がんだったってご存じないままだったらしいよ。
どういうこと?
その方は、いつも、『すっと亡くなりたい。』とおっしゃっていた。
体調が悪くなっても、病院に行かれなかったのだろう。
苦しくても我慢なさったのだろう。
諸説あるかもしれないけれど、ある意味見事な最後だったと思うのだ。
1ヶ月の間に、お二方の死を悼む。
なんと悲しい12月になったことだろう。
ひとつ、ありがたいことに、義兄は、後遺症がないだろうということが明らかになった。
ふつうに話せているらしい。
記憶の混濁もない。
拾う命、落とす命。
色々思う年の瀬。