思いがけず クロツラヘラサギ

12月6日（日）　


今日は隣県の農耕地周辺に行ってみることにしました。
目的は川にいる鳥なんだけど・・・河口近くなので潮が引いていて水深が浅く、探しても見つかりません。
潮が満ちてからもう一度探すことにして、農耕地周辺を探鳥してみることにしました。

河口にはたくさんのカモがいたので、珍しいカモはいないかと双眼鏡で探していると・・・
「ヘラ ヘラサギがおる」と叫ぶダンナ。
見てみると・・・目の付近まで黒いクロツラヘラサギではないですか


クロツラヘラサギは絶滅危惧種ⅠＡ類（ごく近い将来の絶滅危険性が高い種）で、世界的にも数が少ない貴重な鳥です。


クロツラヘラサギはかなり近いところにいました。（しかもだんだんこちらへ来ていました。）
急いでエンジンを切って撮影開始です。

まずはノートリの画像を1枚。


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ブルブルしました。横から見ると嘴がすごく薄いです。



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餌を探しているようです。



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ノートリです。下嘴のほうが上嘴よりもちょっと短いのがわかります。



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パソコンで画像を確認した時に思わず笑ってしまった1枚。変な顔～。




突然クロツラちゃんが飛び立ちました。
まさか飛ぶと思ってなかったので、車の窓にレンズを置いて撮影していた私たちは大慌て。
飛び出しはなんとか撮れていたけど・・・翼や嘴が切れちゃってました。
こういうときに上手な方ならちゃんと鳥を追えるんだろうな。
いつまで経っても進歩しない私たちです。はぁ～～。


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私が撮った飛び出し。翼の先が切れてます。 ノートリです。



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一瞬後のダンナが撮った飛び出し。嘴が切れてます。 ノートリです。








翼の先が黒いので幼鳥のようです。








旋回して下りてくるかと思ったのに、農耕地方面へ飛んで行ってしまいました。
飛んで行った方向へ車を走らせてみたけど、見つけることができませんでした。

農耕地を一回り探鳥して、「もしかして帰ってきてるかな？」と戻ってみたら・・・やはり同じ場所へ帰って来ていました。
潮が満ちて水深が深くなったからか、対岸のコンクリートのところに止まり、片足立ちで嘴を背中に収納して寝ていました。（笑）






この後かなり長い間同じ体勢で休息していました。


去年はＭＦでクロツラちゃんに会えたけど、今年は姿を見せてくれませんでした。
もう会えないかと思っていたのに、思いがけないところで会うことができて嬉しかったです。

今度は冠羽の立派な夏羽も見てみたいな～～。（と贅沢なことを言ってみる。笑）