港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『4月8日』

2019-04-07 16:29:31 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆エリック・シャレル Erik Charell (1894.4.08~1974.7.15)



本業は舞台演出家、ドイツ・オペレッタの最高傑作といわれる『会議は踊る』で脚光を浴びた映画監督でもあります。
現在のスロバキア共和国のプレスブルク生まれで、1920~30年にかけて舞台で軽喜劇、オペレッタ、レヴューなどの
演出を手掛けました。その頃映画がトーキー時代となり独ウーファー社の大プロデューサーであるエリッヒ・ポマーが
ウィーン列国会議を皮肉ったオペレッタ映画を企画し、実績ある舞台演出家のシャレルに白羽の矢を立てました。
シャレルは軽快なタッチできらびやかな国際政治の影に散った少女の恋物語を格調高くなおかつロマンチックに描き、
トーキー初期に絢爛たる花を咲かせたドイツ・オペレッタの最高傑作といわれる作品に仕上げました。
この成功により、フォックス社からハリウッドに招聘されて1934年に『キャラバン』を監督することになりました。
この作品はハンガリーを背景にしたジプシー・オペレッタでしたが、完全な失敗作と酷評されてシャレルは映画界から
完全に撤退して舞台演出に専念することとなりました。

【監督作品】
1931年『会議は踊る』Der Kongress Tanzt  ↓は主題歌の『ただ一度だけ』【YOUTUBEより】

1934年『キャラバン』Caravan


☆ジャック・ブレル Jacques Brel (1929.4.08~1978.10.09)



ベルギーを代表するシンガー・ソングライター、そしてフランスで活躍したシャンソン歌手です。
ブリュッセル生まれで、12歳で演劇に興味を持つ一方で15歳からギターを始め、1952年には自作曲で注目を集めました。
1953年にラジオ出演して初シングルとなる "La Foire" をリリースしたのち1954年には活動拠点をパリに移しました。
1959年に自身の最高傑作となった出世作 "Ne Me Quitte Pas"『行かないで』、1961年には自殺を前にして友人や妻への
メッセージを託した "Le Moribond" (瀕死の人)により、高度な歌詞とステージでの表現力で人気を博しました。
歌手として成功する一方で、役者としても1967年にはアンドレ・カイヤット監督の『先生』(Les Risques du Metier)で
主演を務めるなど映画俳優としての活動も増え、1968年にステージ活動から引退して映画界(俳優、脚本家、監督)にシフト
転換しました。

↓はジャック・ブレルの『行かないで』【YOUTUBEより】


↓はジャック・ブレルの "Le Moribond"【YOUTUBEより】



【ご命日】

★アネット Annette Funicello (1942.10.22~2013.4.08)



ウォルト・ディズニーの秘蔵っ子で、元祖ディズニー・アイドルとして活躍したアメリカの歌手・俳優。
主な歌唱曲に『パイナップル・プリンセス』『恋の汽車ポッポ』などがある。