港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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旅の友・ポップス編 (355) 『純愛のブルース』

2018-02-18 12:24:17 | 旅の友・ポップス編

『純愛のブルース』 ベルト・ケンプフェルト楽団
”Only Those In Love” Bert Kaempfert 【YOUTUBEより】


1961年にベルト・ケンプフェルトが作曲したブルース・シリーズの一曲です。
翌年の初めころに【P盤アワー】でよく聞いたのですが大きなヒットには至りませんでした。
この時期は【一姫四天王】を中心としたロックンロールがチャートの主流でしたが、
大ヒット曲よりも、キラリと輝く楽曲を心にしまい込むのが私流の楽しみでもありました。


参考までに
【一姫四天王】とは、この当時のヒットチャートの主役であったコニー・フランシス、
エルヴィス・プレスリー、ポール・アンカ、ニール・セダカ、パット・ブーンのことを指す
私の造語です。

旅の友・ポップス編 (354) 『ジョニーはどこに』

2018-02-17 13:17:11 | 旅の友・ポップス編

『ジョニーはどこに』 シルヴィー・ヴァルタン
”Il N'a Rien Retrouve” Sylvie Vartan 【YOUTUBEより】


1963年制作、ノエル・オワール監督による同名のフランス映画の主題歌です。
主題歌の『ジョニーはどこに』はジョルジュ・アベール作詞で、作曲はエディ・ヴァルタンとA・ルグランの共作となっていて
作曲のエディ・ヴァルタンはシルヴィーの実兄です。
『アイドルを探せ』で一躍脚光を浴びたシルヴィーの第二作、と日本では紹介されていますが、実は『ジョニーはどこに』
の方が先に制作されていて、『アイドルを探せ』人気によって映画を前後逆に輸入したとのことです。
映画は南仏の高原を背景にシルヴィーとジョニーのコンビによるB級青春映画なのですが、今回はカラー作品でもあり
彼女の魅力の虜になったことでしょうね。

2014-10-03  映画音楽史(249)『ジョニーはどこに』1965年公開

旅の友・ポップス編 (353) 『コメ・プリマ』

2018-02-16 12:50:05 | 旅の友・ポップス編

『コメ・プリマ』 トニー・ダララ
”Come Prima” Tony Dallara 【YOUTUBEより】


1958年にヴィンチェンツォ・ディ・パオラが作曲、マリオ・パンゼリとサンドロ・タッカーニが共同で作詞したカンツォーネで
新人トニー・ダララによって歌われて同年のフェスティヴァル・バールでの優勝曲です。
”Come Prima”とは、「初めのように」という音楽用語でもあり、歌詞の内容も別れた恋人と再会して出会った頃のように
甘く優しくあなたを愛するというものです。
トニー・ダララは1960年のサンレモ音楽祭で『ロマンティカ』で優勝していますが、日本では『ラ・ノヴィア』の方が有名
かもしれません。

関連記事
2016-08-15  名曲セレクション 『コメ・プリマ』トニー・ダララ


また、歌詞の中にある”dolcemente”「ドチャメンテ」(正しくはドルチェメンテ)という言葉がとても印象的でした。
本来はこれまた「やさしく・甘く・柔らかく」という音楽用語でもあるのですが、NHKの人形劇『ひょっこりひょうたん島』で
藤村有弘のドン・ガバチョが言っていた「ドチャメンテ・コチャメンテ」という訳の分からないイタリア語が思い出されます。

旅の友・ポップス編 (352) 『ポエマ』

2018-02-15 12:34:46 | 旅の友・ポップス編

『ポエマ』 マランド楽団
”Poema” Malando 【YOUTUBEより】


この曲は巴里において1930年頃にマリオ・メルフィが作曲、エドゥアルド・ビアンコが作詞したコンチネンタル・タンゴで
1935年にはアルゼンチンにおいてもフランシスコ・カナロが取り上げるほどの世界的なタンゴです。
謎の楽団「ジャンニ・モネーズ楽団」のLPでよく聞いたものでした。

ちょっとひと休みです

2018-02-14 16:47:46 | ポップス

今日は『旅の友・ポップス編』をお休みしてちょっとセクシーな曲を聞いてみようと思います。
どちらかといえばいつも固い記事が多いのですが今日はちょっとくだけてみます。

『キスしちゃいや』 ラヤ・ラキ
”Don't Kiss Me Now” Laya Raki  【YOUTUBEより】

(ニューバージョン盤ですね)

この曲に関する詳細は不明ですが、1962年の2~3月頃にラジオ関西の【電話リクエスト】で流れていました。
当時は放送倫理に関する規定がかなり厳しくて放送禁止の対象になるのではないかと思ったのですが…


『ストリップ・ポルカ』 スパイク・ジョーンズ
”Strip Polka” Spike Jonze  【YOUTUBEより】


これまた詳細不明、古くは『すてきなあなた』でお馴染みのアンドリュー・シスターズ、後にはセクシー女優の
エルケ・ソマーなども唄っています。
いつも立ち寄らせていただいている「いんちょさん」のブログでエルケ・ソマーが紹介されていました。

深夜族だった頃、ラジオ大阪の【オーサカ・オールナイト夜明けまでご一緒に!火曜日】で、まだ売れる前で
「覆面の噺家」と名乗っていた笑福亭仁鶴さんが好んでこのレコードを流していました。
最近、テレビで仁鶴さんを見ませんが大丈夫なのでしょうか。奥様を亡くされてかなりショックを受けられて
体調を崩されたという噂です。ブレイクする前からの仁鶴ファンとしてとても心配です。