田中さん(木南晴夏)と悦子(市毛良枝)の交流が印象的。
メインキャラクターの家族が登場するエピソードって、
通常のストーリーの雰囲気やテンポが崩れてしまい、抵抗を感じる場合も多々あるのだけれど、
このドラマはそれがないのがいい。
5話で描かれた田中さんの実家でのエピソードに続き、
今回の笙野の母のエピソードも好みのものとなっていて満足。
ひとつひとつは些細だけれど、
それを沢山集めれば、生きる理由になる。
朱里(生見愛瑠)が田中さんに伝えた事が、
田中さんから悦子に伝わっていくのが素敵。
田中さんが悦子に伝えるシーンでは何故だか泣いてしまったわ。
田中さんの語りが田中さんの魅力で溢れていたからかなぁ。
朱里の言葉が田中さんにちゃんと届いていることが感じられたのもあるか。
悦子にもその言葉が届いたことへの喜びもあるな。
前回の小西(前田公輝)のパートに引き続き、今回の悦子のパートも、
悦子の想いが鋭く描かれていたのも面白かった。
笙野(舞熊克哉)の背景も知ることができる、
心に残るエピソードだったよ。