* 八日目の蝉 「逃亡」 *
不倫相手の子供を宿すが男に言われるままに中絶。その手術が原因で子供が出来ない体となった女性が
偶然にも同時期に妊娠・出産した不倫相手の妻から 衝動的に子供を奪ってしまう・・・。
昼ドラで扱われそうなこんなストーリーを 檀れいさんの持ち味である独特の品の良さで
NHKのドラマの雰囲気に作り上げているような印象を受ける第1回。
野々宮希和子を演じる壇さんが美しくていいなぁ。
お化粧ばっちりの顔よりも 赤ん坊を奪うときの化粧っ気の無い顔の方が美しく見えるというのもスゴイ。
不倫相手の妻 恵津子を演じている板谷由夏さんも良かったなぁ。
「アイシテル」で見せた母親とも 「ギネ」で見せた女医ともひと味違う女性像を見せてくれているのが嬉しい。
中絶をした希和子に「がらんどう」という痛烈な言葉を浴びせかける表情は 強い印象を放っていたと思う。
一番悪いのは あなたの夫の丈博(津田寛治)なのよぉ と言いたくもなるけれど
夫を奪われた妻としては ああでも言わなきゃやってられないだろうなぁ
と彼女の気持ちも理解できるようなシーンだった。
そうそう 事件の発端と言ってもいいと思う 不実極まりない丈博が 20年後には
かつての精力的な魅力のカケラもないような 冴えない中年男性となっていて
沸々と沸き起こる丈博への不満が 彼の容貌の変化を見て少し解消された気にさせられたのも良かったわぁ。
希和子と逃避行をさせられることになる赤ちゃん。
あの赤ちゃんの演技力(というか そんな赤ちゃんの様子を見事に映し出したスタッフの方々の力)も最高。
赤ちゃんを誘拐してしまった希和子が 雨を避けるように屋根のある場所へ逃げ込むシーン。
口に手をやり泣きじゃくる希和子の手を握る赤ちゃん。一瞬のコトだけど なんて素晴らしいタイミング!
あの小さな手で握られたとき 希和子は一体何を感じたのか・・・
彼女の心に思いを馳せたくなるようなシーンとなっていたと思う。
丈博の家に侵入し 思わず赤ちゃんを抱き上げる希和子。そんな彼女をジッと見つめる赤ちゃん・・・。
あのシーンも とても良かったなぁ。
その頬にはうっすらと涙の跡が残された 赤ちゃんの無垢な瞳が印象的。
小さくて儚そうに見えるけれど 抱くとずっしりと確かな生命の重さがある赤ん坊。
そんな存在を奪われた恵津子の気持ちを思うと
希和子のとった行動には生理的に受け付けないものがあるのだけれど
生きる力や未来への希望などがみっちりと詰まったような赤ちゃんを抱いたことで
(間違った方法ではあるけれど)仄かな生きる望みを見出した希和子の心情が ほんの少し理解できる。
見ている者に強い印象を与えるこのシーンは この物語にとって とても大切なシーンなのではないかしら。
これから繰り広げられていく希和子と薫の逃避行の様子と
決して親子関係がうまく言っているようには思えない20年後の秋山家のストーリー。
二つのストーリーが同時に描かれているのも興味深いし 今後の展開も楽しみになったきたなぁ。
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不倫相手の子供を宿すが男に言われるままに中絶。その手術が原因で子供が出来ない体となった女性が
偶然にも同時期に妊娠・出産した不倫相手の妻から 衝動的に子供を奪ってしまう・・・。
昼ドラで扱われそうなこんなストーリーを 檀れいさんの持ち味である独特の品の良さで
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お化粧ばっちりの顔よりも 赤ん坊を奪うときの化粧っ気の無い顔の方が美しく見えるというのもスゴイ。
不倫相手の妻 恵津子を演じている板谷由夏さんも良かったなぁ。
「アイシテル」で見せた母親とも 「ギネ」で見せた女医ともひと味違う女性像を見せてくれているのが嬉しい。
中絶をした希和子に「がらんどう」という痛烈な言葉を浴びせかける表情は 強い印象を放っていたと思う。
一番悪いのは あなたの夫の丈博(津田寛治)なのよぉ と言いたくもなるけれど
夫を奪われた妻としては ああでも言わなきゃやってられないだろうなぁ
と彼女の気持ちも理解できるようなシーンだった。
そうそう 事件の発端と言ってもいいと思う 不実極まりない丈博が 20年後には
かつての精力的な魅力のカケラもないような 冴えない中年男性となっていて
沸々と沸き起こる丈博への不満が 彼の容貌の変化を見て少し解消された気にさせられたのも良かったわぁ。
希和子と逃避行をさせられることになる赤ちゃん。
あの赤ちゃんの演技力(というか そんな赤ちゃんの様子を見事に映し出したスタッフの方々の力)も最高。
赤ちゃんを誘拐してしまった希和子が 雨を避けるように屋根のある場所へ逃げ込むシーン。
口に手をやり泣きじゃくる希和子の手を握る赤ちゃん。一瞬のコトだけど なんて素晴らしいタイミング!
あの小さな手で握られたとき 希和子は一体何を感じたのか・・・
彼女の心に思いを馳せたくなるようなシーンとなっていたと思う。
丈博の家に侵入し 思わず赤ちゃんを抱き上げる希和子。そんな彼女をジッと見つめる赤ちゃん・・・。
あのシーンも とても良かったなぁ。
その頬にはうっすらと涙の跡が残された 赤ちゃんの無垢な瞳が印象的。
小さくて儚そうに見えるけれど 抱くとずっしりと確かな生命の重さがある赤ん坊。
そんな存在を奪われた恵津子の気持ちを思うと
希和子のとった行動には生理的に受け付けないものがあるのだけれど
生きる力や未来への希望などがみっちりと詰まったような赤ちゃんを抱いたことで
(間違った方法ではあるけれど)仄かな生きる望みを見出した希和子の心情が ほんの少し理解できる。
見ている者に強い印象を与えるこのシーンは この物語にとって とても大切なシーンなのではないかしら。
これから繰り広げられていく希和子と薫の逃避行の様子と
決して親子関係がうまく言っているようには思えない20年後の秋山家のストーリー。
二つのストーリーが同時に描かれているのも興味深いし 今後の展開も楽しみになったきたなぁ。
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