Lee's Diary

ドラマが好き。
お気に入りのドラマの感想をつぶやいています。

八日目の蝉  第1回 *感想*

2010-03-31 | 春ドラマ(2010)感想
* 八日目の蝉 「逃亡」 *

不倫相手の子供を宿すが男に言われるままに中絶。その手術が原因で子供が出来ない体となった女性が
偶然にも同時期に妊娠・出産した不倫相手の妻から 衝動的に子供を奪ってしまう・・・。
昼ドラで扱われそうなこんなストーリーを 檀れいさんの持ち味である独特の品の良さで
NHKのドラマの雰囲気に作り上げているような印象を受ける第1回。
野々宮希和子を演じる壇さんが美しくていいなぁ。
お化粧ばっちりの顔よりも 赤ん坊を奪うときの化粧っ気の無い顔の方が美しく見えるというのもスゴイ。

不倫相手の妻 恵津子を演じている板谷由夏さんも良かったなぁ。
「アイシテル」で見せた母親とも 「ギネ」で見せた女医ともひと味違う女性像を見せてくれているのが嬉しい。
中絶をした希和子に「がらんどう」という痛烈な言葉を浴びせかける表情は 強い印象を放っていたと思う。
一番悪いのは あなたの夫の丈博(津田寛治)なのよぉ と言いたくもなるけれど
夫を奪われた妻としては ああでも言わなきゃやってられないだろうなぁ 
と彼女の気持ちも理解できるようなシーンだった。 

そうそう 事件の発端と言ってもいいと思う 不実極まりない丈博が 20年後には 
かつての精力的な魅力のカケラもないような 冴えない中年男性となっていて
沸々と沸き起こる丈博への不満が 彼の容貌の変化を見て少し解消された気にさせられたのも良かったわぁ。

希和子と逃避行をさせられることになる赤ちゃん。
あの赤ちゃんの演技力(というか そんな赤ちゃんの様子を見事に映し出したスタッフの方々の力)も最高。
赤ちゃんを誘拐してしまった希和子が 雨を避けるように屋根のある場所へ逃げ込むシーン。
口に手をやり泣きじゃくる希和子の手を握る赤ちゃん。一瞬のコトだけど なんて素晴らしいタイミング!
あの小さな手で握られたとき 希和子は一体何を感じたのか・・・
彼女の心に思いを馳せたくなるようなシーンとなっていたと思う。

丈博の家に侵入し 思わず赤ちゃんを抱き上げる希和子。そんな彼女をジッと見つめる赤ちゃん・・・。
あのシーンも とても良かったなぁ。
その頬にはうっすらと涙の跡が残された 赤ちゃんの無垢な瞳が印象的。
小さくて儚そうに見えるけれど 抱くとずっしりと確かな生命の重さがある赤ん坊。
そんな存在を奪われた恵津子の気持ちを思うと 
希和子のとった行動には生理的に受け付けないものがあるのだけれど
生きる力や未来への希望などがみっちりと詰まったような赤ちゃんを抱いたことで 
(間違った方法ではあるけれど)仄かな生きる望みを見出した希和子の心情が ほんの少し理解できる。
見ている者に強い印象を与えるこのシーンは この物語にとって とても大切なシーンなのではないかしら。

これから繰り広げられていく希和子と薫の逃避行の様子と
決して親子関係がうまく言っているようには思えない20年後の秋山家のストーリー。
二つのストーリーが同時に描かれているのも興味深いし 今後の展開も楽しみになったきたなぁ。

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山田太一ドラマスペシャル 「遠回りの雨」  *感想*

2010-03-30 | スペシャルドラマ 感想
山田太一さん脚本のスペシャルドラマということで 放送前から楽しみにしていたのだけど
結局最後まで 主人公の桜(夏川結衣)の気持ちに共感することができなかったわぁ・・・。 
桜の気持ちが理解できないものだから ラストの草平(渡辺謙)と桜の別れのシーンも
いまひとつ感動できないで終わってしまったというのが 何だかちょっと悲しい。

20年前の清廉な恋を ずっと忘れられなかったという桜。
けれど 草平への思いを心に残したまま生きてきた そんな桜の様子が全く描かれないまま
草平と桜が再会するストーリーから 展開されていくため 
桜の心情を理解する間もなく 桜が草平へ思いをぶつける様子を唐突に見せられたような感じがする。
桜は若かりし頃に 草平から夫の起一(岸谷五朗)に乗り換えて結婚までしておきながら
心の中では かつての恋人の草平を忘れられずにいる・・・
こんな桜のイメージだけが 登場人物の会話から鮮明に浮かび上がってきてしまい
どうしても そんな桜に共感するポイントを見つけることができなかった。
それでも 夫にも愛情を残しながら 草平への募る思いをたぎらせていく桜を
(・・・ここが何より理解できない私は まだまだ未熟者ということかしら?)
夏川さんが演じることで 桜が不思議と嫌らしさを感じさせないキャラクターとなっていたのは良かったと思う。 
 
こんな小悪魔的な魅力でやたらと迫ってくる桜に 気持ちがぐらんぐらん揺れてしまう草平は可愛らしくて好き。
出会って早々ホテルの部屋に誘われて その甘美な誘惑に必死で絶える草平の様子は とても良かったなぁ。
「あんまりだ あんまりだ男」などと 桜は草平のコトを からかい気味に表現していたけれど
それはあんまりじゃあないの~!と どうしても思ってしまう桜の誘惑に
(キスはしたケド)最後まで耐え抜いた草平には拍手を送りたい(笑)。

草平の妻 万里(田中美佐子)の描かれ方は とっても好き。
妻ならではの勘を働かせて 桜の工場まで乗り込んでくる様子や
万里に状況を説明する際に 桜と草平が親密な空気を作り出す気配を敏感に感じ取る様子
娘を放り出して家出をしつつ その裏で 娘が夫と桜の元へ行くように仕向ける強かさや
夫を貸していた見返りに 報酬を望むたくましさなどは 見ていてとっても面白かった。
そうそう サンバの衣装を身に着けた雪菜(川島海荷)を 呆然と見る草平と万里の様子も良かったなぁ。
難しいお年頃の娘への対応に苦慮する二人の様子を 象徴したようなシーンだったと思う。
その後の雪菜が両親に向けて語る様子も 山田太一さんならではの魅力的な台詞が印象的だったし
ひとり家に残された雪菜が分厚い化粧をして遊ぶ様子は とても可愛らしかったし
個人的には 桜と草平の恋物語よりも 福本家で繰り広げられるストーリーを もっと見たかったという思いがする。

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龍馬伝  第13回 「さらば土佐よ」 *感想*

2010-03-29 | 冬ドラマ(2010)感想
布団の上で悶々と悩む龍馬(福山雅治)の姿がとても印象的な第13回。
龍馬を暗殺しようとした弥太郎(香川照之)から 後藤(青木崇高)の不穏な動きを知り
沢村(要潤)からは脱藩の誘いを受け 半平太(大森南朋)の異常なまでの東洋への敵視を見せ付けられ
自分の居るべき場所 自分の進むべき道について 深く悩む龍馬の様子がとてもいい。
眠ることもできずに 夜通し悩み続けている様子の龍馬を 春猪(前田敦子)が起こしにくる様子を2度描き 
春猪が3度目に龍馬を起こしにいくと そこに龍馬の姿はない という演出も 
「さらば土佐よ」と題された今回のストーリーに効果的な印象を与えているように思えて とても好き。
ひょっとすると 前田敦子ちゃんファンの方々へのサービス?なぁんて思ったりもするけれど
龍馬が妹のように可愛がっていたという春猪が龍馬を起こしにくるという演出からは 
龍馬が去ってしまう坂本家の寂しさが より強く伝わってくるようで良かった。

何気ない朝の食事時に 何気なく話題に上った脱藩者の話に動揺しまくる龍馬さん。
脱藩に大きく傾いていく心の内が 手に取るように家族に分かってしまう 
そんな龍馬の様子が いかにも龍馬伝の龍馬らしくっていいなぁと思うと同時に
そんな龍馬の様子を見て 家族中がうろたえまくる様子も とっても良かったなぁ などとと思う。
脱藩を望んでいることを感じ取った坂本家の面々が 勢ぞろいして家族会議を繰り広げる様子からは
龍馬の家族の結びつきの強さ 龍馬への深い愛情といったものが伝わってくる。
乙女さん最大の見せ場が用意されていたのも良かったなぁ。 
そこらへんの男衆よりも肝っ玉が大きいように感じられる あの男前な台詞が とてもいい。

人が変わったように恐ろしいことを考えている半平太に
夫に黙って従うだけだった冨(奥貫薫)が 初めて意見するシーンも印象的。
そんな富を騙すような行動をとり 富の言葉もむなしく東洋(田中泯)を暗殺してしまう半平太。
他を圧倒するようなオーラをまとった東洋の 気迫溢れる最期の様子と
そんな東洋のシーンとは対照的に 静かに絵を描く半平太が交互に描かれたラストシーンは圧巻。
あっけなく夫に騙されてしまった富の 安心しきったように半平太を見つめる表情がせつなかった。 

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龍馬伝  第1回 *感想*
龍馬伝  第2回 *感想*
龍馬伝  第3回 *感想*
龍馬伝  第4回 *感想*
龍馬伝  第5回 *感想*
龍馬伝  第6回 *感想*
龍馬伝  第7回 *感想*
龍馬伝  第8回 *感想*
龍馬伝  第9回 *感想*
龍馬伝  第10回 *感想*
龍馬伝  第11回 *感想*
龍馬伝  第12回 *感想*

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咲くやこの花 最終回 *感想*

2010-03-27 | 冬ドラマ(2010)感想
はな(松坂慶子)と互角の戦いを繰り広げる おこいちゃん(成海璃子)。
ここまで強くなれたのも はな先生が教えてくれた決まり字のヒントのお陰ねぇ。
試合に臨むはな先生の堅い決意を 前回のストーリーで見せられているだけに 
果たしてどちらが勝つのか 全く勝負の行方が予想できない展開は 見ていて面白かった。

由良(平岡祐太)の怪しげな行動を発端に 意外な形で勝敗がつくという展開も良かったなぁ。
「弱いものが負ける。それが勝負というものです。」と語る はなの潔さと芯の強さは とてもステキ。
はな先生の大ファンとしては 最後まで魅力溢れるはな先生を見られたことが とても嬉しいなぁ。

仇討ちに賭ける由良様の思いが ぐっと強まっていく様子も 前回のストーリーで見ているだけに 
懐に手をやる由良を見た時には いよいよ大立ち回りが始まるのかしら などと思ってしまったのだけど
その手には匕首ではなく たった一枚残された父の形見の下の句が握られていたのねぇ。
門田伯耆守稲葉(寺田農)に 控えめな様子で真摯に訴えかける由良の様子が印象的。
爽やかな印象を与える由良の仇討ちのやり方が とってもいいなぁ。
物分りのいい将軍様のお力のお陰で 全てが円満に解決するという 
これが時代劇の醍醐味というものなのだろうなぁ といった展開も
普段あんまり時代劇を見ない私には 何だかとっても新鮮だったわぁ。

そうそう しの(寺田有希)と順軒(内田滋)の新たな関係も面白かった。
今までとは打って変わった高飛車な態度で 順軒に接するおしのちゃん。
高慢ちきな しのの表情は とっても可愛らしいし 
新たな二人の関係性が二人の雰囲気にぴったり合っているのがいい。

定家さんのナレーションが多いのが 少々気になるところではあるけれど
試合に勝ったら貰うと約束していた下の句札が 大きな凧となって おこいちゃんのところにやってくる
というラストの展開も とても魅力的で大満足。
「会いたかったぞ おこい。」 という由良の言葉には 思わずクラッとしてしまったし。
(由良さまを見て 初めて色っぽいなぁと思った瞬間でございます。)
おこいちゃんが 何度も何度も由良に思いをぶつける様子を見てきているだけに
この由良のひと言は とっても魅惑的に耳に響いてきて良かったと思う。

「よろづ華やかに目立たば望み叶う でございます。」 などと機知に富んだコトを言っちゃって
由良様とイチャイチャする口実を作るおこいちゃんの様子からは
色んな経験を積んできた大人の女性といった雰囲気さえ感じられる気がするわねぇ。
あのおみくじを見て途方にくれていたこいのことを思うと その成長ぶりが微笑ましいラストシーンだったなぁ。  

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咲くやこの花 第1回 *感想*
咲くやこの花 第2回 *感想*
咲くやこの花 第3回 *感想*
咲くやこの花 第4回 *感想*
咲くやこの花 第5回 *感想*
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咲くやこの花 第7回 *感想*
咲くやこの花 第8回 *感想*
咲くやこの花 第9回 *感想*

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木下部長とボク 第11話 *感想*

2010-03-26 | 冬ドラマ(2010)感想
・ 寝ている木下部長(板尾創路)に覆いかぶさる 「かれん」のママさん(高橋ひとみ)。
  「あのぉ 布団入ります?。」「じゃあ お邪魔します。」の会話が可愛らしい。
  果たして二人は男女の関係になってしまったのか? ちょっと気になるわぁ。
  後日かれんで会った時に 意識しまくる二人の様子も可愛くて好き。
  それにしても えげつないキスシーンを見せる木下部長とは別人のような初々しさねぇ。
・ お菓子が欲しくて社長室を訪れた木下部長と もみ合いになる社長(笑福亭仁鶴)。
  演技しないで素のまんま出演されてるんじゃないのぉ?と思ったりもする仁鶴さん。
  その喋り方は いちいち可愛らしくってかなりツボ。
  「かれん」で号泣するシーンも可愛い(笑)。
・ 朝礼で見せた 社長のゆるさも良かったなぁ。
  社長と木下部長の掛け合いも 花をツンツンする木下部長も 
  社長に頭を無理矢理下げさせられる木下部長の様子も面白い。
  本部長に気まずい思いをさせることもできて 社長のお手柄といった感じねぇ。
・ 君島(宅麻伸)を銭湯に連れてくる木下部長。
  木下部長の「幸之助くんと呼んでほしいの。」は笑えた。
・ 今回の奇跡 「木下ならどうする理論」
  木下部長の影響をじわりじわりと受けて続けてきた 木下部の面々。
  今までは木下部長が起こしてきた奇跡を 今回は木下部員が 部長を救うために起こすという展開は面白い。
・ 木下部長の広告を作るというから 一体どんなステキな映像が出来るのかしら~と期待していたのに
  「スッキリ」に投稿された映像は 驚くほどショボい・・・。
  期待して見ちゃダメなドラマだってコトは 分かっていたはずなのに 
  つい期待してしまう自分の甘さを思わず反省しちゃったわぁ。
  今回の最大の見せどころのハズなのに 相変わらずのしょうもない出来栄えにため息・・・。
・ 今期の冬ドラは 放送回数が8回なんていう 何だか妙に寂しさ漂うドラマも多いというのに
  (放送時間が短いとはいえ) なんと第12話まで続いてしまう このドラマ。
  そんなトコロにも このドラマのあつかましさと ふてぶてしさが漂っているような気がするのは ちょっと面白い。 
 
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木下部長とボク 第1話 *感想*
木下部長とボク 第2話 *感想*
木下部長とボク 第3話 *感想*
木下部長とボク 第4話 *感想*
木下部長とボク 第5話 *感想*
木下部長とボク 第6話 *感想*
木下部長とボク 第7話 *感想*
木下部長とボク 第8話 *感想*
木下部長とボク 第9話 *感想*
木下部長とボク 第10話 *感想*

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0号室の客 Last Story ロックな男 *感想*

2010-03-25 | 冬ドラマ(2010)感想
プロローグで「キャンセル待ちですか。」とつぶやく城田(城島茂)。
カメラが切り替わると 支配人の足にすがりついている城田の様子に 思わず吹き出してしまったLast Story。
この いかにも冴えない中年男性城田と妻の奈美(南果歩)の いかにも倦怠期の夫婦といった雰囲気は面白い。
言いたいコトがあっても 妻の独特のテンションの高さに押され気味で
しまいには 「もう ええわ」 と うやむやに話を終わらせてしまう城田。
奈美同様 見ている私までもがイラっとさせられるような 頼りなげな男性と城島さんの雰囲気がぴったりね。

第1話では 「俺よりお前のほうが点数が高かったら離婚してくれ。」 と切り出すものの
何やら過去の出来事を思い出し 点数を見ないまま部屋を出て行ってしまう城田。
城田の後を追いかけてくる奈美が 城田をジャガーって呼ぶのも笑えたなぁ。
支配人(横山裕)の「ジャガーって・・・」というつぶやきも面白かった。

2話では城田が性的な悩みをかかえていることが判明。どうやら何らかの原因で女性と関係を持てない様子。
支配人に「浮気してませんからっ!」と やたらと言い張っていたけれど こういう理由だったのねぇ。
だから あんなにオドオドと いつも奈美に押されっぱなしなのかしら。
悩みを解消しようと 色んな女性を連れ込んではフォークダンスをしていたという城田。
う~ん・・・このくだりは正直 あんまり面白くなかったなぁ。
0号室に判定してもらおうと2度目のチャレンジをするものの またしても過去のトラウマを思い出し
点数を見ることが出来ずに 部屋を出て行ってしまう城田。
う~ん・・・あの回想シーンって 1話と2話にしつこく2度も入れる必要あるのかなぁ。

3話では 私の好きな重人くん登場。
重人の就職先の同僚も 城田と同じバンドのメンバーだったのねぇ。
城田と奈美とジミーの間にある確執が明らかになり 
しつこく城田が思い出していた回想シーンの後には
城田がジミー(武田真治)を殴っているのだと思わせておいて
実は 城田はジミーに土下座をしていた というオチは ちょっと面白かったなぁ。
奈美はジミーのことを忘れられないのだと 城田が誤解する原因となる写真には
おいっ!と奈美を突っ込みたくなるようなオチがついていたりして これも面白いっちゃあ面白いのだけど・・・

う~ん・・・ 単に好みじゃないということなのかもしれないけれど
正直 6種類のストーリーの中で 今回のストーリーには それほど面白味を感じられなかったなぁ。
何がどう面白くないのかと聞かれると 上手く言えないのだけれど
キャラにはあんまり魅力を感じないし ストーリーにはテンポの良さが感じられないし・・・。
全体的に間延びした感漂うストーリー展開と 
もっと面白いキャラになりそうなのに いまひとつ魅力的に見えてこない城田と奈美が とても残念な気がするなぁ。

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0号室の客 First Story   憧れの男 *感想*
0号室の客 Second Story 才能のある男 *感想*
0号室の客 Third Story   完璧な男 *感想*
0号室の客 Forth Story   追い詰められた男 *感想*
0号室の客 Fifth Story   戦わない男 *感想*

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特上カバチ!! 最終回 *感想*

2010-03-24 | 冬ドラマ(2010)感想
田村(櫻井翔)と美寿々(堀北真希)のラストシーンに衝撃を受けてしまい
それまでのストーリーの印象が全て吹っ飛んでしまったような最終回。

・・・田村くんが ついにラスボスと戦うことになるということで 
見応えのある内容を 過剰に期待してしまったのがいけなかったのかしら・・・。
正直 期待したほどの見応えを感じられなかったのが残念だったなぁ。
依頼人の背景描写は薄いし 鷲塚 (竜雷太) と田村らの戦いには 手に汗握るような緊迫感は感じられないし
鷲塚 の下で働く犬神弁護士 (坂口憲二) からは 悪役の雰囲気がちっとも漂ってこないし・・・。
坂口憲二さんは決して嫌いではないのだけれど 爽やかな好青年という雰囲気がまとわりついていて
このドラマで今まで見てきた いかにも悪役といった雰囲気が溢れる強烈なキャラクターと比べると
あまりにも印象が薄く感じられてしまうのが 何だかとっても残念だったなぁ。

それでも 自分の中にある確固たる正義感や父への反発心を押し殺して 
依頼人の利益を守るために土下座をする田村の成長ぶりは とても印象的だったし
若い田村と美寿々の仕事を見守りながらも 最後にドドーンと登場し
鷲塚と刺し違える覚悟を見せる大野(中村雅俊)や
ベテラン弁護士でありながら 正義感を貫き田村の窮地を救う検備沢(浅野ゆう子)の様子は
ありきたりなストーリーではあるけれど 見ていてスカッとする思いにさせてくれたと思う。
登場人物たちが身につける派手な色調の衣装が とても好きだったので
最終回で 超ド派手なスーツを身にまとう重森(遠藤憲一)を見ることが出来たのも良かったなぁ。

まさかキスシーンがあるとは思わなかったので かなり驚かされたラストシーン。
田村くんらしくないキスの仕方に 見てはいけないものを見てしまったような照れくささを感じ
田村くんらしくないキスの後の表情に ちょっとドキっとしてしまうという
色んな意味で衝撃を感じたシーンだったなぁ。
好きと言われて動揺しちゃう美寿々の可愛らしさと
キスの後の言葉が「何コレ?」という 美寿々の高飛車なカッコよさ・・・。
とどめの蹴りとカバンを使った攻撃もあったりして 
最後の最後まで 美寿々の魅力が溢れるストーリーだったことは とても良かったと思う。

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特上カバチ!! 第1話 *感想*
特上カバチ!! 第2話 *感想*
特上カバチ!! 第3話 *感想*
特上カバチ!! 第4話 *感想*
特上カバチ!! 第5話 *感想*
特上カバチ!! 第6話 *感想*
特上カバチ!! 第7話 *感想*
特上カバチ!! 第8話 *感想*
特上カバチ!! 第9話 *感想*

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コード・ブルー2nd season  最終回 *感想*

2010-03-23 | 冬ドラマ(2010)感想
最終回も期待を裏切られることのない面白さだったなぁ。
見応えたっぷりのストーリーを 最後まで楽しんで見ることができて大満足♪
シリーズ物はどうしても前作と比べられてしまったり 前作と同じ質を保つのも大変なことだと思うのだけど
前作と同じ質を保つどころか 前作を上回る面白さになっていたことも嬉しかったなぁ。

父親との確執を抱える藍沢(山下智久)の前には 事故現場で子供を見捨ててしまった父親が
父親と感情的な行き違いに悩んでいた白石(新垣結衣)の前には 同じく父親との関係が上手くいっていない妊婦が
そして 患者の母親との関係で躓き 患者に恐怖を感じている緋山(戸田恵梨香)前には
またしても厳しい容態の子供と その子供を救って欲しいと願う母親が現れるという
正直 とっても都合のいい展開ではあるのだけれど
患者のエピソードとフェローたちが抱える問題が巧みにリンクしあい フェローたちが成長していく という 
このドラマの最大の魅力を 最終回でも余すところなく見ることができたことが とっても良かった。

「あたし何週間もちゃんとしたオペしてないんです。ちょっと問題を起こして・・・。」と患者の母親に言う緋山。
患者の家族に何てコトを言っちゃうの~!と突っ込みたくもなるのだけれど
医者は他にもいるのに 私に当たってしまって申し訳ないという緋山の言葉は
まさに緋山の本音なのだと思えるし 緋山の抱える傷の深さが伝わってくる台詞だったと思う。
そんな緋山に一喝する患者の母親の肝っ玉ぶりも かなり驚かされるのだけれども
(あんなコトを言う医師に子供を治療させるほどの度量は アタシにはございません。)
彼女の言うことには 意外に説得力があるように思えるのがいいし 
患者の母親との関係でトラウマが出来てしまった緋山が 
患者の母親に救われるという展開は ちょっと面白かったなぁ。

白石のエピソードでは 白石よりも お父様の博文(中原丈雄)がやはり印象的。
娘とのランチもお預け状態の博文にとっては 辛い事故現場ではあるけれど
娘と一緒に仕事をすることが出来たというのは とても幸せだったのではないかしら。
白石が患者に話しかける言葉から 娘の自分への思いを感じ取る博文の表情が印象的だった。

「あなたみたいな親でも」と 患者の家族が相手でも 相変わらす容赦のない厳しい言葉を吐く藍沢くん。
「一緒にいて悲しませたくないという人がいるから 人は自分の命を大切にする。」
「あなたのことを恨むかもしれない。けれど支えになってほしい。どんな父親でもいないよりマシです。」
などの藍沢の台詞は あまり内面を見せることのない藍沢の心の内を 
ほんの僅かではあるけれど垣間見ることができたような 印象的なものだったと思う。
母の墓の前で藍沢と誠次(リリー・フランキー)が対面する様子も
不器用な父と息子の ぎこちない会話がとても良くって 印象的なシーンだった。

前回から特別に登場してきた黒田(柳葉敏郎)。
あんまり好きなキャラクターではないし(正直に言うと演じている方が苦手)
前回の登場もキャ~っ♪という嬉しさはなく 何故登場してきたのかしら?という戸惑いの方が強かったのだけど
最悪な容態の患者を担当する藤川(浅利陽介)に 電話で治療の指示をする黒田には
思わず あぁ懐かしいっ!という思いにさせられたし
「よくやった。」と黒田に褒められ 嬉しそうな藤川の様子や
フライトドクターに認定され 黒田と会話する藤川の様子などを見せられて
ああ そうかぁ 黒田の登場は藤川のエピソードに絡ませるためだったのねぇと 感心してしまった。
前作では 見ていて可哀想になるくらい 落ちこぼれだった藤川が大きく成長する
という今回のエピソードには 黒田と藤川のやり取りは とっても効果的な印象を与えていたと思う。

フライトドクターでは満足せず 脳外科へ移っていく藍沢。
脳外科の黒いユニホームも これまた良くお似合いだし
救命センターからコンサルを依頼される藍沢先生は とってもカッコよかったし
こうなってくると 脳外科医藍沢を見てみたくなってしまうわねぇ。
でも 果たして2nd seasonの質を保った内容で続編を見ることができるのかなぁ
などと考えていくと このシリーズは今回で終わりにしてほしいような・・・何だか複雑な思い。
いつの日か 2nd seasonを上回るような面白さたっぷりの 新シリーズを見ることができるといいなぁ。

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コード・ブルー2nd season  第1話 *感想*     コード・ブルー2nd season  第7話 *感想*
コード・ブルー2nd season  第2話 *感想*     コード・ブルー2nd season  第8話 *感想*
コード・ブルー2nd season  第3話 *感想*     コード・ブルー2nd season  第9話 *感想*
コード・ブルー2nd season  第4話 *感想*     コード・ブルー2nd season  第10話 *感想*
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コード・ブルー2nd season  第6話 *感想*

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龍馬伝  第12回  「暗殺指令」 *感想*

2010-03-22 | 冬ドラマ(2010)感想
晴れて美しいお嫁さんをもらうことができた弥太郎さん(香川照之)。
加尾(広末涼子)への思いや失恋の傷は すっかり失せてしまったのかしらねぇ。
奥様を見てデレデレする弥太郎の様子が とにかく笑える第12回。
土佐勤皇党では緊迫した空気が漂って いまにも暴動が起こりそうな状態だというのに
可愛い妻に会いたいがために いそいそと家路を行く呑気な弥太郎は何だかとっても可愛らしいなぁ。

半平太(大森南朋)の熱意に押されるようにして 土佐勤皇党に入ることになった龍馬(福山雅治)。
不本意な入党に内心の動揺を隠し切れない龍馬と そんな龍馬の顔をじっと見つめる半平太の様子が印象的。
沢村惣之丞(要潤)に痛いトコロをつかれ うろたえる龍馬や
龍馬が仲間となって喜ぶ収二郎(宮迫博之)と以蔵(佐藤健)を前に 居心地悪そうな龍馬の様子もよかったなぁ。

沢村惣之丞から得た情報を頼りに 久坂玄瑞に会いに行く龍馬。
半平太とは違うタイプではあるけれど ここにも攘夷の思想にどっぷり浸かった男がいたっ!という感じねぇ。
分かり易く説明される尊皇攘夷の意味と 強烈に繰り広げられる脱藩の勧めを耳にして
どんどん久坂のペースに巻き込まれていってしまうような 
頭の中はさらに深い混乱に陥ってしまったような龍馬の様子は 見ていてとても面白かった。
そうそう 攘夷について教えてほしいと土下座をして久坂にお願いする龍馬を見ていたら
第2回で描かれていた 身分を気にせず百姓達に向かっていく龍馬を思い出したなぁ。
年齢などという小さなことは気にもせず 年下であろうが教えを請いたい人にはためらうことなくお願いする
といった 龍馬の相変わらずの率直さや屈託の無さを見ることができたのが良かった。 

仲間の目の前で 東洋(田中泯)から容赦なく打ちのめされる半平太。
心身ともに傷つけられ狂おしい叫びをもらす半平太は 強烈な印象を放っていたなぁ。
半平太が行き着くところまで行ってしまう前兆といったものを感じさせるエピソードだったと思う。

この半平太のエピソードの合間には チラリチラリと後藤象二郎(青木崇高)の龍馬への激しい嫉妬も描かれ
プライドを踏みにじられた半平太と 嫉妬の炎を燃やす後藤が
龍馬と弥太郎それぞれに暗殺を命ずるラストの展開には 引き込まれる面白さがあったのも良かった。
ストーリーの最初のほうでは 「わしが唯一心を許す男」「傍におってくれるだけでええ。」
などと すっかり龍馬を心の拠り所にしたような半平太の様子が描かれていたため
「切ってくれ 東洋を。」と龍馬に懇願するような半平太の様子からは 
半平太の さらに強まる龍馬への依存心といったものが窺えてくるのも面白いと思う。 

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龍馬伝  第1回 *感想*
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咲くやこの花 第9回 *感想*

2010-03-21 | 冬ドラマ(2010)感想
そめ(余貴美子)と信助(佐野史郎)のエピソードは こい(成海璃子)だけじゃなく
しの(寺田有希)にも大きな影響を与えていたのねぇ。
ついに 順軒(内田滋)に思いを告げるおしのちゃん。頑張ったなぁ。
それにしても 恋の告白を受けて「ばかぁ~!」って(笑)。  順軒さんには笑わせてもらったわぁ。
あの一件以来 喧嘩しようにもいつもの調子でやり合うことができない そめと信助の様子も可笑しい。

由良(平岡祐太)の暴挙を止めようと 命懸けで御前試合に出ることを決意するおこいちゃん。
自分が勝ったら 由良が持っている下の句の札が欲しいと願うこい。
大変危険な色合いを増してしまった御前試合に参加することになったというのに
その申し出は ビックリするくらい控えめなおこいちゃんが可愛らしいなぁ。
「この歌の下の句には こい がいます。こいが命懸けであなたを守っております。」
と言い この札をお守り代わりに由良に持たせるこい。
おこいちゃんの可愛らしさと 大人の女性に成長しつつあるこいの魅力が溢れたステキな台詞だったなぁ。
二人が出会うきっかけとなったおみくじを 大切に持っていた由良の言葉も含めて
この二人のシーンは 今まで見たストーリーの中で一番好きなシーンだった。

華やかな着物に身を包み御前試合に向かう おこいちゃんもステキね。
「だんだん着物の格が上がっていくねぇ。」 というご近所さんのお言葉のとおり
こいが身に着ける着物の色合いと こいの女性としての成長の度合いがぴったりと合っているのがいい。
愛しい人の志を受け継ごうと 試合に臨むはな(松坂慶子)と 
愛しい人を命懸けで守ろうと 堅い決意を胸に試合に臨むこい。
(それにしても 松坂慶子さんの まるで少女のような清潔感を感じさせる可愛らしさは とても素敵ね。)
この二人の真剣勝負の結末や由良の身は一体どうなってしまうのか 果たしてこいの願いは叶うのか・・・
最終回がとても楽しみになってきたなぁ。

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