お客のI君はいつも粘るので店を終わるのが遅くなる。他のお客さんが帰って一人になってもダラダラと喋ってくるので、今夜はいつもより早めに仕掛けた。
私 「ここらで何かエエ歌を唄(ウト)うてや。I君の歌を聞いたら安らぐわ」
客I「ホンマか?何の曲がエエかなあ?」
私 「そうやなあ、宗右衛門町ブルースがエエわ」
客I「♪さよなら~、さよなら~、また来る日まで~」
私 「そうそう、その歌詞がエエねん。別れた無いけど別れなアカン…」
客I「名残が惜しなるなあ」
私 「そうそう、I君は名残惜しなるけど、俺は嬉しなる」
客I「どういう意味?」
私 「いやいや、深い意味はないで。そろそろI君の美声を聞かせてんか」
客I「美声と言われたら唄わん訳にはいかんなあ。宗右衛門町ブルース、入れてんか」
◇彼が宗右衛門町ブルースを歌い終えた。
私 「よかったよかった。この曲は俺とこのラストソングや。はい、お勘定!」
客I「なんや、もう勘定かいな」
私 「さよなら~、さよなら~、また来る日まで、て言うてたやん」
客I「まだ2時10分前やん」
私 「勘定払(ハロ)たり、お釣りを渡してたりしてたら直ぐに2時になるわ」
一句:営業の 終わりを告げる ラストソング
謎かけ:ラストソングとかけて、名古屋方面の旧国名と説く。どちらも(終わり・尾張)で~す
私 「ここらで何かエエ歌を唄(ウト)うてや。I君の歌を聞いたら安らぐわ」
客I「ホンマか?何の曲がエエかなあ?」
私 「そうやなあ、宗右衛門町ブルースがエエわ」
客I「♪さよなら~、さよなら~、また来る日まで~」
私 「そうそう、その歌詞がエエねん。別れた無いけど別れなアカン…」
客I「名残が惜しなるなあ」
私 「そうそう、I君は名残惜しなるけど、俺は嬉しなる」
客I「どういう意味?」
私 「いやいや、深い意味はないで。そろそろI君の美声を聞かせてんか」
客I「美声と言われたら唄わん訳にはいかんなあ。宗右衛門町ブルース、入れてんか」
◇彼が宗右衛門町ブルースを歌い終えた。
私 「よかったよかった。この曲は俺とこのラストソングや。はい、お勘定!」
客I「なんや、もう勘定かいな」
私 「さよなら~、さよなら~、また来る日まで、て言うてたやん」
客I「まだ2時10分前やん」
私 「勘定払(ハロ)たり、お釣りを渡してたりしてたら直ぐに2時になるわ」
一句:営業の 終わりを告げる ラストソング
謎かけ:ラストソングとかけて、名古屋方面の旧国名と説く。どちらも(終わり・尾張)で~す