お客さんが新札で飲食代を支払った。
私 「お、新札に見えるけど、これ本物か?」
客M「本物や。何で?」
私 「新札はそんなに見慣れてないから、偽札を渡されても分かれへんわ」
客M「確かにそうかも知れんけど、偽札防止へ新技術が導入されてるねん」
私 「どんなん?」
客M「紙幣を傾けると肖像が立体的に動いて見える新技術と、「すかし」部分の背景にも微細なひし形模様を入れて偽造しにくくしてるねん」
私 「すかしにも工夫されてるのん?すかしも知らんかったわ」
客M「少しやろ!それにインクを盛り上げて印刷する新技術で、目の不自由な人が指で触って札を識別しやすいようにしてるねん」
私 「えらい詳しいなあ」
客M「マスターは商売をしてるのでこれぐらいは知ってる方がエエと思て教えたんや」
私 「それは、ごしんさつに」
客M「ご親切に、やろ」
私 「この10000円札は渋沢栄一やろ」
客M「銀行、東京ガス、東京証券取引所など日本の近代化の為に多数の企業を創業した人や」
私 「すごい人やなあ。渋沢栄一は、渋さはええ位置に就いてるなあ」
客M「さりげなくダジャレを挟むなあ」
私 「もったいなくて二つ折りの財布には入れられへんなあ。菅原道真に入れよ」
客M「菅原道真?」
私 「菅原道真いうたら長財布で有名やん」
客M「菅原道真は大宰府や!長財布と違う」
私 「5000円札は津田梅子やなあ」
客M「日本で初めて女子大学を創設して女子教育の先駆者と言われてるねん」
私 「うめーこと、まとめたなあ」
客M「梅子とうめーこと、かいな」
私 「5千円、ご声援ありがとう」
客M「またダジャレかい!」
私 「1000円札は北里柴三郎やろ」
客M「北里柴三郎は破傷風の治療法を開発した細菌学者や」
私 「北里柴三郎が細菌学者て、サイキン知ったわ」
客M「俺も最近知ったわ」
私 「高杉晋作やったら10万円札がええなあ」
客M「なんで?」
私 「高杉晋作、高過ぎ新札、て言われるやん」
客M「ダジャレばっかりやなあ、マスターとは付き合ってられへんわ」
謎かけ:新札とかけて、味噌や納豆と解く。どちらも(発行・発酵)に時間がかかります
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