『虎に翼』は日本初の女性弁護士で後に裁判官となり“家庭裁判所の母”と呼ばれた三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリー。
昭和の初め、日本初の女性に法律を教える学校へ入学し、法曹の世界に進んだ佐田寅子(旧姓・猪爪:伊藤沙莉)は出会った仲間たちと切磋琢磨しながら自らの道を切り開くため法律を学んでいく。
しかし、昭和13(1938)年、卒業し弁護士として世に出た彼女たちを待ち受けていたのは戦争に向かう日本だった。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開く寅子の姿を描くリーガルエンターテインメントだ。
昭和初期の男性で占められていた法曹界で奮闘する寅子や、男尊女卑と思える様な法律によって苦しめられる女性たちの日常を丁寧にすくい上げる一方、寅子の口癖「はて?」や、“スンッ”といったビビットなワードを駆使したストーリーはSNSでも話題を呼んだとか。
辛かったシーンが沢山あったが、家族や仲間たちとの楽しい所もいっぱいあった。なにより「男女平等」というテーマに真摯に触れ合いが向き合っていて、現実と第14条『法の下の平等』に隔たりがある中、寅子たちはひたすら平等を追い続けていたやりとりには気持ちが晴れた。
また、夫・優三(仲野太賀)の出征シーンや、原爆裁判、尊属殺事件の判決なども取り上げられていて、色々と心を動かされたドラマであった。
■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm
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