蚊でジカ熱 米国本土で初の例か
フロリダのジカ熱、米国本土で蚊を媒介した初の感染例か
米メディアによると、ジカウイルス感染症(ジカ熱)を発症したフロリダ州南部の女性が、地元で蚊に刺されたことでウイルス感染した疑いが強まっている。米国本土内で蚊を媒介にした感染例はこれまで報告されておらず、今後、感染が広まる可能性がある。
女性は流行地の中南米などへの最近の渡航歴はなく、性交渉による二次感染の可能性も低いという。米国本土とハワイでは1300人以上の感染が確認されているが、ほとんどが中南米への渡航者だった。AP通信によると、女性が住むフロリダ州マイアミデイド郡では州内で最も多い89人の感染者が確認されていたが、いずれも南米などに渡航して現地でウイルス感染したとみられている。
オバマ大統領は20日、フロリダ州のスコット知事と電話で話し、引き続き州政府と協力して対策に取り組むことなどを確認した。