エサを探していたキツネが凍死 トルコに寒波襲来
この三連休、北海道では発達した低気圧の影響で暴風や大雪に見舞われたが、一年を通じて比較的温暖なトルコでは大雪が降り、野生の動物が凍死しているのが相次いで見つかった。
地元メディアの報道によると、トルコ北東部のイランやアルメニアとの国境周辺の山岳地帯では13日、猛烈な寒波と豪雪の影響で10人以上の死亡が報告された。
夜には氷点下35℃に
とくに夜の間にマイナス35℃まで気温が下がったいヴァン県のチャルドゥラン(Çaldıran)地区では、夜の間に積もった雪のなかから、生きているような姿のキツネがカチンコチンに凍った状態で発見された。発見者によるとキツネには外傷が見当たらず、食物を探していた間に凍死した可能性が高いという。
トルコでは、黒海から地中海沿岸では一年を通じて比較的穏やかな気候が続くが、内陸部に行けば朝晩、夏冬の温度差が大きく変わる。とはいえ、これだけの豪雪が積もるのは非常に珍しく、ヴァン湖では薄く氷を張った湖の上で釣りに興じたり、生まれて初めての雪像作りを楽しむ人もいたそうだ。
この日は地中海沿岸のリゾート都市アランヤでも、のら猫が眠るような姿で死んでいるのが見つかっている。