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蛍光サンゴ

2019-01-27 08:59:13 | 日記

サンゴ礁回復へ…緑に光る「蛍光サンゴ」栄養源をおびき寄せていた!

緑色
緑色に光る螢光サンゴ(基礎生物学研究所=NIBB)

 温暖化による海水温の上昇などの影響で、サンゴ礁の白化や死滅が問題となるなか、基礎生物学研究所などの共同チームは、緑色に光る蛍光サンゴが、サンゴの生育に不可欠な藻類をおびき寄せている事実を突き止めた。白化したサンゴの回復に役立つ可能性がある研究成果だとして、注目を集めている。

 

 サンゴ礁の多くは、紫外線や青い色の光を浴びると、体内の特定のタンパク質に吸収されて緑色に蛍光するが、これまでその理由はわからなかった。

緑色に集まる植物プランクトン

緑色
この光の秘密は?

 

 基礎生物学研究所の皆川純教授や東北大学大学院、豪ジェームズ・クック大学などの共同チームは、サンゴ礁に生息する「褐虫藻」という植物プランクトンに着目。

 

 青い光を照射したサンゴが、緑色に発光すると、周辺でバラバラになって遊泳していた褐虫藻がサンゴに集まってくる行動を確認。次に、市販されている緑色の蛍光塗料を塗ったプラスチック片で実験したところ、サンゴと同じように褐虫藻が集まってきた。

 

塗料を塗ったプラスチックでも…

実験
上:生きたサンゴ(右)と死んだサンゴでの比較実験、下:緑色の蛍光塗料を塗ったプラスチック片(右)と塗っていないものでも同様の結果となった(NIBB)

 

 褐虫藻が光に対してどうふるまうか(走光性)を詳しく調べた結果、弱く光る緑色の光に向かって泳ぐ反面、太陽光のように青い光をあてると逃げる性質があることがわかった。

 

 これまでの研究で、サンゴは体の中に褐虫藻を共生させて、成長に必要な栄養の一部を褐虫藻から貰い受けていることは知られていたが、どのようにしてサンゴと褐虫藻が出会うかは謎だった。

 

 海水温が高くなると、サンゴは共生する褐虫藻を失うことで白化し、その状態が長く続くと餓死してしまう。したがって、白化からいかに早く回復させるかがサンゴの生死を握るカギとなるわけだが、緑色蛍光を利用することで、サンゴ礁の回復につながる可能性があるとして、研究の行方に期待が寄せられている。


震度5弱!!

2019-01-27 08:52:15 | 地震

熊本県和水町で震度5弱「1月3日の震源近く」余震活動が継続 

地震
26日に発生した地震は、今月3日の地震の震源(ピンク)に近い。2016年の一連の熊本地震とは直接関係がない可能性が高い(気象庁)

 26日午後、熊本県で発生したマグニチュード(M)4.4、最大震度5弱の地震について、気象庁は会見を開き、「震源は、今月3日に最大震度6弱の地震が起きた震源に近い」として、余震活動が現在も継続していることを明かした。

 

 この地震は、26日午後2時16分、熊本県熊本地方でM4.4を観測し、和水(なごみ)町で震度5弱、九州の広い範囲で震度4〜1の揺れがあった。震源の深さは約10キロ、南北に引っ張る力(張力)によって引き起こされた地震だった。

熊本
震源付近の地震活動は続いている(気象庁)

 

 気象庁によると今回の地震は、今月3日に発生したM5.1、最大震度6弱の震源の近くで発生している。震源付近では今月21日にも最大震度2の地震が発生するなど、地震活動は続いていて、地盤が緩んでいるおそれがあることから、家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているので、引き続き注意が必要だという。

 

 今月3日夜に発生した地震をめぐっては、2016年の熊本地震とは直接関係がなく、これまで知られていない活断層が引き起こした可能性が高いとみられている。

その前に北海道でも午後2時08分ごろ、根室半島南東沖でM3.6の地震が発生し、北海道根室市で震度2の揺れを観測した。

 この地震の震源地は根室半島南東沖で、震源の深さは約50キロ。この地震による津波の心配はない。