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マヤ文明の宮殿

2019-12-30 08:36:29 | 日記

メキシコの密林でマヤ文明の宮殿遺跡発見!約1000年前か?

宮殿
クルバ遺跡の祭壇(Mauricio Marat / INAH)

  メキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)は、ユカタン半島のジャングルで、マヤ文明後期の約1000年前の貴族の宮殿を発見したと発表した。

 

  遺跡が見つかったのは、メキシコ湾に突き出たユカタン半島北東部のジャングルに囲まれた低地にあるクルバ遺跡。

人骨も見つかっている

見つかった
宮殿遺跡(Mauricio Marat / INAH)

 

 考古学者のアルフレード・バレラ・ルビオ(Alfredo Barrera Rubio)氏によると、宮殿は長さが約55メートル、奥行き約15メートル、高さ約6メートルの建物で、内部は6つの空間に分けられていて、2つの居住空間と祭壇、円形構造のオーブンが見つかっているという。

 

  さらに遺跡の発掘中、埋葬された複数の人骨が見つかっていることから、DNA調査などを進めることで、当時の人類学的特徴が明らかになると期待が寄せられている。

 

2つの時代に使われた宮殿

クルバ遺跡
クルバ遺跡の位置(Wikimedia Commons)

 

 専門家は、この宮殿が異なる2つの時代に使われていたと推測していて、古いのは紀元600〜900年ごろ、新しいのは紀元850〜1050年だという。

 

  マヤ文明は紀元前8000年ごろから、スペイン人が侵略した16〜17世紀まで続いたが、宮殿が最初に使われていた古典期後期は、人口が1900万人に膨れ上がり、マヤ文化が最も繁栄した時代だ。

 

ユカタン半島北部が繁栄した時代

宮殿
宮殿の発掘風景(Mauricio Marat / INAH)

 

 この時代は各地に多くの都市国家が発展し、天体観測にもとづいた暦の計算や建築物や石彫など、豊かな文化が発達したが、9世紀ごろから、中部地域の都市国家が次々と衰退し、文明の主役が北部に移ったと考えられている。

 

 今回見つかった宮殿が次に使われていた後古典期は、ユカタン州北部の都市チチェン・イッツァを中心とした文明が栄え、クルバ遺跡もそのひとつだった可能性が高いという。

 

  クルバ遺跡が最初に見つかったのは1939年だが、ビーチリゾートのカンクンから70キロ余りと近いため、観光客を見込んで一部はすでに公開されており、ピラミッド遺跡など古代の建物の復元作業が進められているという。

昔の人は想像以上


母乳バンク

2019-12-30 07:20:27 | 日記

「母乳バンク」全国整備へ 低体重児の病気リスク減

 母乳が出ない母親の代わりに、別の母親の母乳を小さく生まれた赤ちゃんに無償提供する「母乳バンク」について、厚生労働省が全国的に整備する方針を固めたことが29日、分かった。低体重で生まれ臓器が未発達な赤ちゃんが対象で、母乳を与えることでさまざまな病気のリスクを減らす狙い。全国の新生児集中治療室での提供を想定し、早ければ2023年度からの事業開始を目指す。

 まずは医学的効果や衛生基準についての調査研究を20年度から3年程度行う。予算は単年度で約1千万円。

 母乳バンクは、母親の母乳が出ない場合などに、別の母親から寄付された母乳を殺菌処理し、提供する仕組み。