阿仁谷ユイジ「恋愛裁判の行方」
えっと~、すみません~、ダメでした~!←誰に謝っている?
まず絵からして拒否反応が……
濃い 濃すぎる
耽美が好きってわけではないけど、わたしにとっては「キモイ」のカテゴリーに入ってしまうようで……。
涙でぐしゃぐしゃの顔も、あのよだれ唇も……。
キスシーンがナメクジの絡み合いに見えてしまうのはわたしだけ?
あの顔で迫られたら、きっとグーで殴っていると思う。(笑)
わたしが男の子に求めるのは、純粋さと誠実さと不器用さ+美しさ!
いや、ユイジさんの漫画の男の子たちもそれそのものなんでしょうけど、
絵の印象がすごすぎて……。
作品どうこうの前に脳がフリーズ。
かわいらしくて、ほのぼのしてて、微笑ましいシーンもいっぱいあるんだけど、
そのトーンで終わってほしかったです
で、でも、こんなに多くの人(?)に指示されているんだからと、
勇気を振り絞って読み返してみると……。
なんだか、おもしろく感じてしまう自分にアゼン
な、慣れってコワイ。
ああ、こうやって読者は「阿仁谷ユイジ」に醸されていくんですね。
(なめくじキスシーンにはまだ抵抗が……)
それにしてもユイジさんってこんなにライトな漫画をお描きになる方だったんですね~。
すっごい毒々しいシリアスな漫画を描く人だと思っていました。