アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

戦場のメリークリスマス

2016年01月09日 | 映画と本とドラマ
何年かぶりに映画『戦場のメリークリスマス』を観た。
昨年のクリスマスの時に見始めて、でも忙しくてじっくり観られなかったので、
年明けにまた始めから観直した。

展覧会の記事と同様、映画の内容は特に触れず、まったく個人的なことばかり
書いてしまいますが、すみません。

おおまかなストーリーは忘れていることも多かったのに、話の内容よりも
細部ばかり覚えていることに気付き、自分で驚いた。デヴィッド・ボウイの弟の
障害のことは当時気付いておらず、なぜいつまでも小さい子供のままなのかな?
なんて勝手に不思議がっていたが、弟の歌う歌や音楽はサントラを何度も聴いて
いたので一緒に歌えるくらいはっきりと、そしてセリフもいくつか覚えていた。

 なぜか?

それは、昔の私は気になることがあると、そればっかり何度も何度も繰り返して
観たり聴いたりしていたからだ。最後のローレンスと原軍曹の対面の場面での
セリフ「あなたは酔って…」「これからも酔い続けます」なんて、何度ビデオを
再生して聴き倒したか分からないくらい(セリフは英語。上記は字幕)。
その時のたけしとトム・コンティの間と表情が良かったからかな、何度も何度も
観たことを思い出した。

当時の私はとても記憶力が良かった。今は忘れた方がラクなこともあると、
年を重ねるうちに体得したので、覚えることがすっかり苦手になってしまった。

そう言えば、昔携帯が16和音で自分で着信音を作曲できることができたね。
その時、この坂本龍一作曲『メリー・クリスマス ミスターローレンス』を
4和音で作曲したデータがまだ残っている。名曲だなあと思う。

ちなみに、私の携帯の着信はTHE BOOMの『風になりたい』だ。当時4和音で作曲
したものを、機種が替わってもずっと使い続けている。もう替えられないな。
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マイネーム・イズ・ハーン

2015年04月23日 | 映画と本とドラマ
久しぶりのこのコーナー

インド映画。「マイネーム・イズ・ハーン」(MY NAME IS KHAN)

インド映画だけど、踊りは全くなし。泣けるし、勇気をもらえるし、
宗教や、肌の色、病気のことなど、「愛」を通じていろんなことを
考えさせられる、そして、シンプルに感動できる映画です。

私の映画のページは不親切なので、あらすじなどは書きませんが
そこらへんは他のサイトのレビューなどでご覧いただくとして・・・

私がストーリー以外でもっとも印象に残ったのが、主人公のリズワンの妻
マンディラ役の女優さんのチャーミングな笑顔!
ちょっとへんてこりんな態度のリズワンに対して明るく接しているところは
見習いたいなと思いました。

数年前にWOWOWで放映されていたのを録画し、久しぶりに見直しました。
やっぱりいいなと思った映画です。機会があれば、ぜひどうぞ!



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昔の日本は良かったって

2014年11月25日 | 映画と本とドラマ
そう言われてもなあ。。。

でも、そうなのかもしれないと少し思えたのがこの本。

『逝きし世の面影』渡辺京二著 平凡社

大学院時代のNPO起業研究の先生から「みんな読んでるよ」と勧めていただき、
(その講義のなかでNPOについて触れたのはほんの数時間もなかった気がする
大学生協の本屋さんで手に取った時、まずその厚さにびっくりした!
どおりで文庫本なのに、税別1,900円は高いと思った。字も小さくてびっしり


文庫本の限界に挑戦だね

でも、その本を最後まで全部読むことができた!自分でも、絶対途中で飽きると
思っていたのに。この本に関しては、他の人のレビューや書評など一切読まず、
まっさらな気持ちで読んだので「へぇ~なるほど~。こういう見方もあるのか」と
新鮮な気持ちで読み進んだ記憶がある。

その時、修士論文の参考になるかもと思うところに付箋を付けていて、今、
その部分を読んでもなるほどと思う。外国人が見た日本についての文献の引用が
ほとんどなのだが、付箋が付いていたのは、アリス・ベーコンからの引用で、

 「日本の職人は本能的に美意識を強く持っているので、
  金銭的に儲かろうが関係なく、彼らの手から作り出だされるものは
  みな美しいのです」  第5章「雑多と充溢」223頁

ここが好き。


そして、古き良き日本の男などと言われ、亡くなられてから今もずっと話題に
なっているのが高倉健さんである。そして、私は高倉健さんが大好きだ。

出会いは『野生の証明』薬師丸ひろ子の映画デビュー作。
子供だった私は難しいことはよくかわらなかったけど、主題歌の町田義人の
「戦士の休息」も大好きだった、生意気な子供でした。ちなみに、↑この人は
以前このブログで書いた「キタキツネ物語」の主題歌「赤い狩人」を歌って
いる人です。小学校の同級生、ちかちゃんやたかちゃんがこれを読んだら、
きっと懐かしいって言うだろうな。私がいつも歌っていたから

それから、何年か後に観た「鉄道員(ぽっぽや)」で泣いた
平日の人のまばらな映画館で、隣の隣に座っていたおじさんも号泣していた。

役の中でも、インタビューやエピソードの中に登場する時も、健さんはいつも
言葉数が少なくゆっくりしゃべる。そこがとても好きだ。言葉を発する前の
間が何とも言えずいい。

若い役者や周りの人に、堅物のおやじでなく、柔軟に接しられていて、相手を
たてる方なのが伝わってくる。謙虚で、それでいて熱く、孤高の俳優さんだ。
もちろん会ったことはないけど、訃報はとてもショックだった。そして、私は
こんなに健さんが好きだったんだと気付いた。健さんみたいに年を取りたい
とも思った。

NHKで「高倉健という生き方~最後の密着映像100時間」を放送していた。
その中での健さんの言葉。たぶん役について、仕事についての質問に対しての。

「本人の生き方かな。生き方が出るんでしょうね。テクニックではないですよね。
 柔軟体操も毎日いいトレーナーについてやってれば壊さないで柔らかくなる。
 あと、やっぱ本を読んで勉強していれば、ある程度の知恵は付くよね。
 でも、その生き方っていうのがたぶん一番なんか出る。その人の普段の生き方
 じゃないんですかね。偉そうなことを言うようですけど」

窓辺で、外を見ながら語る言葉にテロップは出ていなかったけど、とても心に
残った。外を見ながらも必ず文末はインタビュアーの顔を見て話をされるから、
本心が伝わってくる気がした。

小学生の時から好きな男性のタイプは「無口で車の運転が上手い人」で、
もう少し大きくなってからは、そこに「仕事熱心で、品のある人」が加わった。
そこには、ちょっと健さんの影響があるのかもしれませんね。
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長距離移動のおとも

2014年09月02日 | 映画と本とドラマ
このブログでも書いているように、今年、私は長距離の移動が多い。
主に高速バス、そして時々新幹線。

私は比較的、旅の道中が長くても苦にならず楽しめるタイプなので、
「さて、今回は何を持っていこうかな」と楽しみの一つになっている。

いつも持って行くのは小説の文庫本1冊とNHKの『まいにちフランス語』の
テキスト。フランス語の方は、友達に借りた昔のウォークマンにシーズン全部
入っているからそれを聞きながら勉強している。歩みは遅い、かなり
フランス語に飽きたら小説、小説に飽きたらフランス語という感じ。

そして、小説の方。
実は4月に横浜に通い始めて、読み始めた作家さんがいる。
たまたま図書館で見かけた本を借りて、読んでみたらおもしろくって、
すっかり旅のおともになっている。

伊坂幸太郎さん。知らなかったの~?とか言われそうだけど、知らなかった。
「重力ピエロ」はDVDを見たことがあったけど原作は意識してなかった。

初めに図書館で偶然手に取ったのが『ラッシュライフ』で、おもしろさを知り、
その後何冊か続けて読み、今手元にあるのは『ゴールデンスランバー』。
もう一度はじめから読みなおそうと思うくらいおもしろかった。
先日はフランス語のテキストを一度も開かず行きも帰りも読みふけった。
仙台の地理に詳しければ、きっともっと楽しめますね。

もう一回読んでから返却予定


おまけ。
最近図書館で借りた中でかわいいものを発見!

『ときめく小鳥図鑑』文:中村文 写真:吉野俊幸 山と渓谷社

現物を知らず取り寄せて、カウンターで見たときにときめいた!
まだじっくり読んでいないけど、ただの野鳥図鑑じゃなくて、いろんなコラムがあり、
おもしろそうだ。というか、平和そう。

細かいところでは、監修が樋口広芳さんなのが信頼できる。野鳥のことでは
有名な先生で、映画「WATARIDORI」のアドバイザーもされている。

が、しかし樋口先生を私が知ったのは『赤い卵の謎 鳥の生活をめぐる十七章 』
という少し昔の本。私がココちゃんと一緒に暮らし始めて、鳥のことをすごく
知りたくなって大学の図書館で見つけた本だった。

その時ちょうど仕事で、大学のセンター試験で、試験中に体調が悪くなった人を
保健室に連れていったり、問題用紙を配るという担当にあたり、試験中は廊下で
じーっと座っているという時間があって、その時は本を読んでも良いということ
だったので、この本を読んでいた。托卵のことやアホウドリや芸をするヤマガラや
渡り鳥のことがわかりやすく書かれていた。確か。今本が手元にないので)

その後半で、樋口先生自身が少年時代飼っていたアヒルのことを書かれていて、
鳥のことをもっと知りたいと、かわいがりながらもいろんなことを試してみたり、
悲しいこともあったり、他の人との縁が生まれたりと一緒に成長されてきた様子を
読んで、不覚にも涙がこぼれてきてしまった。寒い廊下で一人。

そんなことを思い出しました。
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古い本が届きました

2014年07月31日 | 映画と本とドラマ
この前、図書館で藤井達吉さんの本を取り寄せたら、ものすごく年季の入った
大正時代発行の本が届いて驚きました。


『家庭手芸品の製作法』 右から左へ読みます

中の文章も古文を思い出すような書き方で読みやすくはないのですが、
読んでいくと、とても細かくてわかりやすい説明文になっていました。
へぇ~って感じで読んでいます。活字も良く見ると趣があります。

ただ、やはり紙が劣化しているので、そーっと扱わないといけない感じ。
気を付けないと。

藤井達吉は小原で紙をやっている人なら当然知っている人ですが、私はあまり
知識がなく最近知ったという感じです。(えー!今さら~?!と怒られそうだ
作品の色づかいとか、前から好きでしたけどね。この本を読んで、
なかなかおもしろい考えをする人だなあと、より興味を持ちました。

本と言えば、5年前、初めて本『ことりのココちゃん』を作るために、東京の
山崎曜先生の教室を1度だけ受講させていただいたことがあります。その後、
少しメールのやり取りなどありましたが、先日久しぶりに先生のブログの
コメント欄でお話することができました。覚えていていただいて嬉しかったです。

今も、本を作るために横浜に通っていますが、あの東京に行った日は、
私の本作りの始まりの日となる忘れられない大切な1日となりました。

今日も暑くなりそう
昨日は体調不良で、キンコーズに本の表紙にする図案をコピーしに行っただけ。
今日は少し回復したみたいなので、今から紙を漉きます
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『生かされて。』を手に取った日

2014年03月13日 | 映画と本とドラマ


数年前、私はいつもの図書館で、
「今の自分の心に響いてくるような本に出会わせてください」と思いながら、
2冊の本を手に取りました。
遠藤周作の『深い河』と、イマキュレー・イリバギザの『生かされて。』。

その時私は自分の和紙を使って一緒に暮らしていたことりのココちゃんのことを
本にしたくて、東京の製本家の山崎曜先生のところに行くことになっていました。
それで、その道中に読む本を探していたのです。

そのいきさつなど詳細は『幸せのひとつのかたち』という本の作品にまとめて、
作品展などで発表したこともありますので省略しますが、結局その時は
『深い河』のみ持って行きました。(その後2冊とも購入しました)

その『生かされて。』の方の話。

ルワンダ大虐殺については「ホテル・ルワンダ」を観て知った情報くらいしか
なくて、その記憶も薄れていたところに、図書館の一番上の棚にあったこの本を
見て「これっ!」という気持ちになって借り、あっという間に(東京に行く前に)
全部読んでしまいました。

びっくりした。本当にこんなことがあったんだって。

この本を機に私はルワンダ大虐殺にとても興味を持ち、しばらくはその関係の
本を読み続けたり、「ホテル・ルワンダ」や「ルワンダの涙」など映画も何度も
見直しました。

ここで言いたいのは、大虐殺についてとかアフリカ情勢についてとかでなく、
天災や戦争など、自分ではわけのわからないうちに大きな惨事に巻き込まれて
家族を含めたくさんの人が目の前で亡くなっていく中で、どうやって希望を持って
前向きに生きのびてきたんだろうということ。ありきたりの言葉だけど、きっと
自分の力ではない何かに「生かされている」という気持ちになるんでしょうね。
自分には何かやるべきことがあるって。

来月から、本格的に製本について勉強させていただくことになりました。
どんなことが学べるのか、どんな方々とのお知り合いになれるのか、今から
ワクワクしています。今回もちょっと遠いので旅気分で通いますが、その車中の
過ごし方も今から楽しみです。

そんなこともあって、そして、東日本大震災から3年がたって、この本のことを
思い出しました。内容が強烈過ぎて、あれから読み返してはいませんが、また
じっくり読んでみようかな。自分が生かされてる意味について考えながら。
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「レオン」と「水曜日のエミリア」

2014年02月27日 | 映画と本とドラマ
昨日、何年かぶりに何度目かの「レオン」を観た。やっぱりいいなと思った。
有名な映画なので、ストーリーについては書きませんが、キャストについて簡単に。

この映画と「グラン・ブルー」で、ジャン・レノのことをしっかり認識しました。
でも、一番印象的だったのはゲーリー・オールドマン。「ハンニバル」での気持ち
悪さは行き過ぎだけど、この映画での狂気さは違和感なくしっくりとして、
役どころとしては憎き人物でもこの俳優さんには惹きつけられました。

マチルダ役のナタリー・ポートマンを最初に見たとき、なんかへんな顔って思って
いたけど、見ていくうちに見慣れていって、今ではすっかり美人女優ですね。

それで、先ほどさっそくうちのDVDに録画してあったナタリー・ポートマン主演の
「水曜日のエミリア」をあらためて観てみました。この人が出ている映画では
一番好きな映画です。家族や結婚や子供や、シリアスな内容だけど、泣けた。
継子役の男の子も良かった。最後の池のほとりの会話に救われた気がしました。
この男の子は私の好きな「アイ・アム・レジェンド」にも出てましたね。

1994年の「レオン」のマチルダと2009年の「水曜日のエミリア」のエミリア。
ナタリーさん、15年たっていい女優さんになりましたね。
他にもクローサーやブラック・スワンなども観たけど、やっぱりエミリアがいい。
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好きな映画は?と聞かれたら

2014年01月31日 | 映画と本とドラマ
せっかく新しいコーナーができたので2日続けて書いてみます

「好きな映画を聞かれたら、これを答えにしよう」とかなり昔から思っていた。

『ファンダンゴ』

監督:ケビン・レイノルズ1971年が舞台のアメリカ映画。ケビン・コスナー主演。
大学の卒業パーティから、ドンに会いに行こうと友人5人がメキシコ国境を目指す。
その間にスカイダイビングをしたり、その後、セスナが道路すれすれを飛んだり
ハチャメチャな展開も青春映画っぽくってまあまあだけど、若いケビン・コスナーの
ちょっとほろ苦い恋愛や友情や、そんなのがちゃんとあって、細部にわたって
どこが好きというよりもシンプルに一つの映画としてまとまった感じが好きだった。

ただ、残念なことに最後に観たのが相当前なので、細かいとこまで思い出せないため
多少違っていたらごめんなさい。ビデオならあるんだけど。。。DVD買おっかな。


そして、今日の仕事の方は、まこさんの美容室ミラベルのロゴのパネルの設置に
ついて検討。照明をどうするかだな。まずは一子さんに相談。
それから、前から竹ひごやワイヤーで作りたかったものがあって、それの試作を
作るため材料を探しに行きました。

写真がないのもさびしいので、うちの王子様の写真を2枚。
新しい携帯のカメラはやっぱり古いのよりもきれいに撮れますね


こんなにイケメンで仕事もできてイクメンでもあるのに、どうしてるーちゃんは
嫌いなのかなあ~。仲良くしてほしいわ
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キタキツネのこと・映画と本のページ開設

2014年01月30日 | 映画と本とドラマ
今回から「映画と本のページ」といカテゴリーを作り、好きな映画や読んだ本の
レビューみたいなことを書いていこうかと思います。

ちょっと横道にそれますが、私は始めて就職したところは実は出版社でした。
北海道の。月刊のタウン誌を作っていて、私は映画のページの担当になり、毎月
業務試写会にでかけその紹介文を書いていました。学生時代レンタルでバイトを
していた時から何本も映画をみていたので、もともと好きだったのですが、
今思うと貴重なおもしろい仕事をしていたと思います。

ただ、配給会社の人のプレッシャーがきつかったり、映画のページ以外のいろんな
ところで編集長にお叱りを受けるなど、まだ社会をよく知らなかった私には
それが実感できていなかったのが残念ですが。。。編集長、そして先輩方、
本当にごめんなさい(お元気ですか?)

本の方は、私は本も好きなので、常に図書館の本が2,3冊はうちにある状態です。
以前にも書きましたが、私はものがうちに増えるのがいやなので、なるべく
図書館で借りるようにし、本当に欲しいと思ったものだけ購入しています。

初回の今回は、映画と本の両方にかかわること。
そして、大好きな動物にかかわること。


『キタキツネの十二か月 私のキツネ学 半世紀の足跡』
竹田津実 著・福音館書店

むかーし昔、テレビで映画「キタキツネ物語」と観たときからキタキツネが大好きに
なった私。なぜ覚えたのか、ゴダイゴの挿入歌もいまだにほとんど歌える。
ビデオに録画して何度も観たのか?小さかったので覚えていないけど。

昨秋、この映画がリニューアルされたことを映画館で知り、あっ!と思ったけど、
やはりゴダイゴや町田義人の歌じゃないと違和感がありそうで観に行かなかった。
(町田義人さんは「野生の証明」の主題歌を歌っている人です)

で、そんなこととは関係なく、たまたま図書館で見かけたこの本を手に取り、
昨日読み終わった。写真がとてもきれいで、キタキツネの表情豊かな姿が見られ、
内容もわかりやすくて、すぐそばで一緒に観察しているように感じられた。

著者の竹田津実さんは、ことり好きの私が数年前に購入した『家族になったスズメの
チュン』という本の著者でもあり、キタキツネの研究・調査や傷ついた野生動物の
保護・治療・リハビリなどをしてきた獣医さんでもある。『家族になった~』を
読んでいたときは全く気づかなかったけど、今回この本を読んで、あの映画「キタ
キツネ物語」の企画・動物監督をされたということを知った。

ほほぉ~、つながってますねぇ。

キツネの映画については、ほんのちょっとブログの中に書いたことがある。
ほんのちょっとね。こちら。 「きつねと私の12カ月」というフランス映画。
最後の場面でキツネがパニックになった理由も、この本を読んでなるほど~と
今さらながら理解できた。

私が札幌の円山に住んでいたころに、近くの旭山記念公園が好きでよく行った。
そこで時々キタキツネに会ったなぁ。

ついでに、一緒に借りた本『風の中のマリア』百田尚樹著 講談社文庫も
スズメバチの生態のことがドラマチックに伝えられて勉強になった。
この本の写真(別の用事で撮ったもの)はこちら
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作品展が始まると

2013年08月15日 | 映画と本とドラマ
作品展は、始まってしまえば少し余裕ができるもの。

今回は作品の追加があって、始まってからもかなりハードな日々を過ごしていて、
ここにきて少しずつですが、本を読む時間もできてきました。

今読んでいるのは、やっと図書館から回ってきた村上春樹の『色彩を持たない~』と、
司馬遼太郎の『王城の護衛者』。

大河ドラマをちゃんと観たのは今まで「龍馬伝」だけだったけど、今回の
「八重の桜」も途切れず見続けていて、会津の殿様・松平容保(かたもり)の
ことがとても気になって読み始めた『王城の護衛者』。

今まで全く気にしていなかった会津の歴史。今、できるだけ知っておきたいと
思い始めました。なぜなら、私には会津の血が半分流れているから。

  だからだね。
  きっと、そこが刺激されたんだ。

今年もお盆のお墓参りに一人で行くと会津若松に帰郷した父。
私が一緒に行くと言ったのに、一人で磐梯山に登ったり動き回りたいらしい!
本当に一人旅が好きで、超マイペースなのも私に血を継いでいます
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