アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

ぴあくんの孤独 その1

2016年10月30日 | ことり
妻と娘に先立たれたぴあくんは、毎日さびしそうにしています。

娘のぷるが羽づくろいをしてくれていたけど、それもできなくて
今は筆毛がボサボサ伸びてしまっています


私が指先でほぐしてあげたいけど、ぴあくんは手乗りじゃないから
私の手にはつかまりません。たまに頭の上に乗ってくるくらいです。
もっと仲良くなりたいなぁ。カゴの中にいる時間も長くなりました


やっぱりさびしいよね、ぴあくん。
ぴあくんに家族を作ってあげたいなぁと思っています。
どこかにうちにきてくれるキンカチョウいないかなあ。
男の子でも女の子でも。手乗りにしたいのでヒナがいいな。
本格的に寒くなる前に。くっついていればぴあくんも温かいね。

ちなみに、ぴあくんはイケメンで育メンで情熱的で健康的な
おじさんです ちょっと気が小さいけど、がんばり屋さんです
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2017年のスケジュール帳始めました!

2016年10月26日 | 作品について
大変お待たせいたしました!
2017年用のスケジュール帳の販売を始めました。






定番のB6サイズは昨年と同様ステッチの色が3種類からお選びいただけます。
ボルドー(エンジ)、ネイビー(紺色)、マロン(薄茶色)です。

今年は表紙に「2017」とラベルを入れました。

昨年登場した少し大きめのA5サイズもありますよ。
こちらはボルドーとネイビーの2色のステッチからお選びください。


どちらも Creema 、iichi で販売します。

毎年のことながら、お作りするのにお時間がかかりますので、
タイミングによってお待たせしてしまうこともありますが、
どうぞ、よろしくお願いいたします
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国盗り物語 織田信長編

2016年10月22日 | 映画と本とドラマ
最近、移動時のおともは司馬遼太郎の『国盗り物語 織田信長編』第3巻。
夏のはじめに読み始めた2回目の『国盗り物語』。


私とこの本の関係についてはこちら「国盗り物語 斎藤道三編

信長とその父親信秀、そして信長と道三の関係がいい。
しかし、今日はついに斎藤道三が息子(道三とは血の繋がりのない土岐頼芸が
深芳野に産ませた子)義竜によって殺されてしまったところを読んだ。
さあ、これから明智光秀が物語の表に出てきて、暗ーい暗ーい話が続く

ちなみに、私の出身地。


先日、夏のはじめに約束していた安土城跡を初めて訪れ、しばらく時間がたって
3巻の織田信長編を読み始めた。ちょうど記事にしてから3カ月後の安土城行き。
とってもお天気のいい行楽日和 早朝出発して早めに到着


石の階段を上る。振り返るとこんな景色。


私はお城には詳しくなくて、この日、山全体がお城だって初めて知りました。
天主跡の高台から琵琶湖を臨みつつ、お弁当を食べながらしばらくのんびり
メニューは玄米おにぎり、唐揚げ、卵焼き、自家製ピクルス☆


他にも








帰りに、まだ陽があったので、小谷城跡に行ってみました。
日が暮れる頃にはすっかり肌寒くなって、秋を感じる空気の中へ。




やっぱり月を撮りたかった


次にどこかのお城に行くことはあるのでしょうか。
あたたかい陽の光を信じつつも、すっかり季節が変わったことを
実感せざるを得ない1日でした。

頭の中のBGMは、竹内まりや「夢の続き」。
19才の誕生日の頃、繰り返し聴いていた曲。
何年経っても、同じ曲が寄り添ってくれる。
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うちの娘のぷる

2016年10月11日 | ことり
唯一「うちの娘」と呼べることりのぷるが、昨日天国に飛び立っていきました。
ぷるは2012年7月16日に、うちで、私の和紙でできた巣の中で生まれた
キンカチョウの女の子。

ヒナだったぷるの成長記はこちら。産毛の生えたホタルイカ
この日からしばらくぷるの成長の様子が見られます。

ぷるはパパのぴあくんとママのるーちゃんとの間に生まれた一人娘です。
るーちゃんが産んだ卵を光に透かして、その小さな鼓動を見たときから
私も覚悟を決め、大事に大事に育ててきました。ううん、育ってくれました。

生後17日目のBabyぷると幸せな時間

小柄で美人で、おっとりしているのに怖いもの知らずで、とってもかわいい女の子。
常にパパと一緒に行動。気の小さいパパのそばで、いつも落着いていました。
声もかわいらしかった。私の中ではいつまでもBabyぷるでした。

私の近くに来ると、ママのるーに怒られちゃうので、いつもはぴあくんとつるんで
飛び回っていましたが、紙を漉いていると必ず見に来るし、私の手の中でも何個も
卵を産みました。


一番最近ぷるから私のそばに来てくれた時

仲良し親子のぷるとぴあくん。
ぴあパパは今もずっとぷるを探しているよ。


ぷるは殻の柔らかい卵を産みやすくて、いつも心配で、
最近は卵の材料がお腹に残ったままだったり、出血を伴う腹水がたまっていたりで、
毎日嫌がるぷるを捕まえて薬を飲ませていました。

今年2月にるーちゃんを、そして昨日娘のぷるをなくした、ぴあくんと私。
小さな家族がもっとも小さい家族になってしまったね。仲良く暮らしていこうね。

ぷるちゃん、うちの子に生まれてくれてありがとう。
るーちゃん、しっかり育ててくれて本当にありがとう。
私はその場にいられなかったけど、ぴあくん、
最期までぷるのそばにいてくれてありがとう。
つらかったでしょう。ごめんね。

ヒナの時からたくさんの人にかわいがってもらったぷる。
かわいがってくださったみなさん、ありがとうございました。
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秋はセンチメンタル

2016年10月09日 | 作る
最近はスケジュール帳の紙の印刷やカット、糊づけ、そして、
紙漉きの準備と紙漉き、デザインの検討や参考資料集め。。。
いつもギリギリで作業をしてます

その合間に朝晩ことりのぷるに薬を飲ませたり、図書館で借りた本を
慌てて読んだり、LINEやメールのやり取りやら、いろいろ。
私が忙しいと寂しがる母のご機嫌伺いも大事なルーティーン。

そんな中、確実に日が暮れるのが早くなって、蒸し暑いながらも
秋はちゃんとそこまで来ているのを感じます。

だからなのか、秋はセンチメンタルで

きれいな三日月を見つけて
ミニシクラメンの新芽が出ているのを見て
夜、外を歩いていて
たまたま流れていた曲を聴いて
友達からのLINEやメールを読んで
誰かがお母さんの話をしているのを聞いて
シャンプーをしていて

 ・・・涙が出ちゃう。

たぶん、いろいろあるけど、やることいっぱいで情緒不安定気味なのも
大きな原因かな いつものように焦りと疲労で





10年以上たっても、毎年きれいな花を咲かせてくれる2鉢。
ありがとう

近いうち、今年は無理でも来年には、自分で漉いた紙を使って、
自分の言葉をしたためて作った本の個展ができたらなぁと思っています。
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夏を振り返って2016

2016年10月05日 | ワークショップ・紙の手しごと
この夏、昨年までになかったことをいくつか体験しました

以前時々こちらでもお話していましたが、長野県の麻績村で
和紙の原料を栽培したり、紙を漉いたりしている方々とお知り合いになり、
その方々となにか一緒にやりたいね!ということで、手漉き和紙の和綴じ製本や
草木染めのワークショップなどをおこないました。


いろんなことがありますが、これからも一緒にがんばっていきましょうね!

その時は一泊で行き、松本で宿泊。
松本城近辺を散策し、お世話になっている先輩方にごちそうになりました


それから、友人の子供会のイベントで小学生に自分のスケジュール帳を
作ってもらうワークショップも体験しました。小学生27人。夏休みの
半日を使い、学校の教室をお借りしておこないました。



まあ、にぎやかで、声は通らないし大変!でも、それぞれオリジナルの
装飾をして仕上げていて、アイデアは無限だなあと再確認しました。




夏休みの絵日記にそのことを書いてくれた1年生の女の子。感激!


ワークショップご希望の方、ぜひご連絡ください

それからこの夏、ひょんなことから介護の勉強をすることになり、
毎日全く知らなかった知識を得たり体験したりして、そしてそこにも
新しい仲間ができて、刺激的な日々を送っていました。ただ、1日の時間の
ほとんどをそれに充てていたので、作る方の仕事がなかなかできず、それに
風邪をひいたり、咳が止まらなかったり、ヘトヘトになって通っていました。

アメリカからやまさんか一時帰国してうちに滞在したり、
ミゲルさんがドイツに引っ越していったりもしました

怒ったり、泣いたり、笑ったり ラジバンダリ… (懐かしい…)
何が正解かわからないまま、自分なりに一生懸命の夏でした

さて、まだまだ蒸し暑いとは言え、季節は秋。大好きな金木犀の香りも
漂ってきています。これから、また生活が大きく変わりつつ、作る生活に
戻りますが、確実に昨年とは違います。今年もあと3か月。
これからどんな毎日が待っているのでしょうか?
いや、どんな毎日を作っていけるのかな。

それが穏やかで楽しい、くだらないことで涙が出ちゃうくらいの笑顔あふれる
幸せな日々でありますように
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