アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

ゆんたくさんでのワークショップ

2016年02月28日 | ワークショップ・紙の手しごと
昨日は、だいぶ前から計画していた、春日井のギャラリーゆんたくさんでの
ワークショップがやっと実現しました。

御朱印帳や文庫製本を半日で作ります。参加者は6名の満席。
細かい作業でみなさん大変そうでしたが、楽しんでいただけたようで
私も嬉しくホッとしました。

いつものように、ワークショップ中は夢中になって慌ただしく時間が過ぎて
いくので、いつも写真を取るのを忘れてしまいますが、アシスタントに
来てくださった和紙仲間の螺澤智子さんが、たくさんの写真付きでブログで
紹介してくださったので、よろしければそちらをご覧ください。
素敵なお雛様の写真も載っています。

螺澤さんのブログ『ゆるり』

いつもいろんな面で助けてくださる螺澤さん、ありがとうございました。
また、ゆんたくで参加された方々、ママさん、実現してよかったです
ありがとうございました!
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最後の伊那合宿終わり

2016年02月24日 | 本づくりのための横浜物語
先日、本づくり学校の最後の授業が伊那でおこなわれました。
3日間の合宿の日程のなかで、私は真ん中の日、必須授業のみの参加。

時期的に私の車では無理なので、初めてバスでの旅。片道3時間。
いつもの横浜行きより時間も距離も短いけど、金額は同じくらい。
名古屋を出てすぐ雨が降ってきて、駒ヶ根からは雪になりました

いつもは私が半分旅気分で横浜に通っていたけど、東京や横浜から来る
みんなが旅気分。なんかいつもより話が弾んで楽しかった!
同期の人、みんないい人たちで良かった。

帰りのバスで、スケジュール帳の注文が続々と入ってきた。
数日前から特にA5サイズの方のスケジュール帳へのアクセスがすごい勢いで
増えていて、何かあったのか?と驚いている。

私のスケジュール帳は細かい工程が多いため短時間で作ることができなくて、
時間がかかってしまうので、現在A5サイズの受注は一時ストップしている状態。
注文しようとされていた方、すみません!もう少ししたらご注文いただけるよう
にします。お待ちください。

そして、ご注文してくださった方々、すぐに発送できなくてごめんなさい。
ただ今制作中です。しばらくお待ちくださいね。

宮崎日南市での個展の方もDMを作成中。

いろいろありますが、明るい春を迎えられるよう少しずづでも前向きに
かんばって行こうと思います。

同期のみなさん、次は3月に横浜で会いましょう
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おやすみね、るーちゃん

2016年02月14日 | ことり
昨日、るーちゃんを埋葬しました。

私はるーちゃんが来てからしばらくして、この子にもしもの時が来たら、
オリーブの鉢に寝かせようと考えていました。明るくて情熱的で
やんちゃなるーに似合うと思ったから。

るーちゃんが天国に飛び立った日、しばらくるーちゃんを手に、ボーっと時を
過ごしていました。

そのうち、オリーブを探さないと・・・と思いながら、うちにある2つの
ドラセナ・コンシンネを見ていたら、小さいほうのドラセナ・コンシンネの葉が
ゆらゆら揺れているのに気付きました。風もなく、隣の大きい方(いつも3羽が
とまっている方)は全く揺れていないのに。

それは、るーちゃんがうちに来たときに、私がるーちゃんがとまるといいなと
思って買ったものでした。不思議ですが、私はそれを、るーちゃんかその
コンシンネが「ここにして!」って言っているのかもしれないと思いました。
なるほど、今からゆかりのないオリーブを探すよりも、るーのためにうちに来た
コンシンネならぴったりだと。そして、鉢を大きくするために鉢だけ買って
そこにるーちゃんを寝かせました。私の和紙も一緒に。

いつも私の一番近くに一番長くいてくれたるーちゃん。
るーちゃんは常に私にべったりだったので、もう触れることができないのが
とても寂しいのですが、たとえどこにいても、私の体の一部になっているような
気がして、心の痛みを伴う悲しみは少なく、埋葬したあと少し安心しました。

たぶん、最期にあの子の大好きな私の手の中で見送れたこと、大事な家族を
残してくれたこと、それが私の気持ちの負担を軽くしてくれたのだと思います。
るーちゃんは本当にえらい子だ。本当に感謝です。

でも、まだ私の手でるーちゃんを温めてあげたい、流動食を作って食べさせて
あげたいと思ってしまいます。私の独り言はいつもるーちゃんに話しかけて
いたことに気付きました。私があの子をお世話をしていたけど、本当は私が
あの子を頼りにして支えられていたのです。

そして、私よりもぴあくんの方が寂しがっているかもしれません。見ていると
気の毒なくらいかわいそうになります。大好きなるーちゃんを、ずっと大きな
声で歌いなら探している姿。植木鉢になったるーちゃんのカゴの位置を
ずーっと見ている姿。


数少ないぴあくんとるーちゃんの仲良し写真。こんな時間が少しでも持てて
良かった。ぴあくんにとっても、るーちゃんにとっても。



ぴあくんは手乗りじゃないし、ぷるも今まで私のところに来ると、るーちゃんに
容赦なく追い払われていたので、なかなか来てはくれません。もうるーちゃんの
ように温もりを感じながら羽根を触ることができないのかと思うと寂しいです。
ぴあくん、ぷるちゃん、これからもっと仲良く暮らしていこうね。

るーちゃんの小さい頃の写真が出てきました。


初めて会った時。草津のアニーさんのお宅で産まれたるーちゃんを
お迎えに行った時の写真。たぶん真ん中か右の子。三姉妹でした。


2010年4月8日生まれ。
生後14日目のるーちゃん。アニーさんのブログから。
今は音信不通になってしまったアニーさん、お元気でしょうか。


生後17日目のるーちゃん。これもアニーさん撮影。
この写真大好きです。


うちに来て水浴びをするるーちゃん。このコンシンネの元で眠っています。

るーのこと、かわいがってくださったり、心配してくださったりした方々。
本当にありがとうございました。感謝いたします。

そして、おやすみね、るーちゃん。
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愛情のかたまり るーちゃん

2016年02月11日 | ことり
今日はおだやかな天気。風もなく暖かで紙漉き日和。

いつものように、るーちゃんと一緒。

両手で水の中でちり取りをするときは、るーちゃんはタートルネックの中。
私のあごの下にすっぽりと落着いてくれた。楮を叩くときはいつもの左手の中。
だからやむを得ず右手だけで叩く。いつもの光景。

そして、叩くのに一区切りついて、休憩!と思った時に、るーちゃんは
少しごそごそ動いたあと、静かに天国に飛びたって行きました。
いつものように、私の左手の中で。おだやかな光の中で。

私がるーちゃんるーちゃん!と呼んでいると、ぴあくんもぷるも集まってきて、
ぴあくんはるーちゃんに歌を歌い続けてた。

今もるーちゃんは私の手の中で眠っている。

私のことが大好きでいつもべったり。飛べないのに、私が行くとこ行くとこ
どこに行くにもテテテテテッとついてくる。愛情のかたまりだったるーちゃん。
いつも愛してくれたるーちゃん、ちゃんと子育てもしたるーちゃん
すごいよ、るーちゃん!本当にすごいことりだよ、るーちゃん。

ぴあくんとぷるは水浴び後の体を乾かしている。私はるーちゃん左手に
右手だけでキーボードを叩いてる。いつもと何も変わらない。
外は風もなく、少しだけ西に傾いた暖かな日が部屋に差し込んでいる。
なぜか、小さい方のドラセナ・コンシンネの葉がさっきから揺れている。
おだやかな午後の時間。

短い生涯だとわかっているから、わがままになってもいいから、
るーちゃんがいやな思いをしないよう、お姫様のように育ててきた。
でも最後まで深い愛情をそそいでくれて、最期の時も見送らせてくれて、
家族も残してくれて。私を幸せにしてくれたるーちゃん。

るーちゃん、るーちゃんいなくなったら、私はどうしたらいいの?
いつもるーちゃんのこと、最優先にしていた私は。るーちゃん。
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るーの通院

2016年02月10日 | ことり
おととい夜、るーちゃんの様子がおかしいのに気付き、昨日あわてて病院に
連れて行きました。

黒い変な便の検査をして、内臓からの出血はないと分かったけど、消化不良に
貧血、胸の筋肉もごそっと落ちて顔色も悪く、足のオレンジ色も白っぽく
なってしまっている。力が入らずフラフラして寒がって、このままだと危ない!
という状態でした。

薬を調合してもらい、それを溶かすために、赤ちゃん用のイオン水を購入し、
それを溶かした薬や流動食のパウダーを「醤油さし」みたいなのに入れて
少しずつ飲ませました。

今朝のるーちゃん。昨日より顔色がいい

そしたら夜、黒い便からおとといまでのベージュの便に変わり、ホッとしたので
暖かくして寝かせ朝を迎えたというわけです。朝毛布をめくる時、生きてる
るーちゃんを見て、本当に安心しました。

親子3羽いてもいつも病院に駆け込むのはるーちゃん。
ぷるが2回あったかな、ぐらい。先生に尋ねたら、そういうものなんだって。
いつもだいたい決まった子が来院するって。病院は少し遠くて、土曜日に
流動食を取りに行ったばかりなのにな(でも通えるところにあるだけ幸せ)。

るーさん、元気になってね。一緒に宮崎に行こうね。

その宮崎の個展のDM用写真を、今日私の専属カメラマンになりつつある
ミゲルさんに撮影してもらうことになっていたんだけど、今朝、ミゲルさんの
チビなおが熱を出して延期。アメリカのやまさんちのあやちゃんもお腹を
壊したらしい。小さい子たちにはつらい季節かな。

今日明日は天気が良さそうだし、撮影がなくなったので、紙漉きに集中します。
でもるーちゃんと母の世話があるけど
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麻績村からのプレゼント

2016年02月06日 | その他
先ほど、郵便が届いて、なんだろう?と開けてみたら
麻績村の方から届いたプレゼントでした

以前、長野県東筑摩郡麻績村からトロロアオイのサンプルを持ってきて
くださった方々から、大事に育てられたお米と、年末に私がお送りした
麻績村のトロで漉いた紙で作ってくださった茶くまのちょうちん


こんな風に戻ってくるなんて、感激です!
きっとお米も美味しいんだろうな

ちょうちんはうちのことりたちお気に入りのドラセナ・コンシンネに、とりあえず。

下にはるーちゃん、奥にはぴあくんも写っています。

ちなみに、今はこんな感じ。

ぷるも一緒に、親子3羽に囲まれてブログを書いています。

麻績村のみなさん、本当にありがとうございました。
いただいた手紙に書いてあったように、ぜひ、今年は一緒にイベント企画・
実行しましょうね!暖かくなったら麻績村に行きますね
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「したため紙」誕生

2016年02月03日 | 作品について
大事な贈り物をするときに、ちょっと添えたい言葉。
それをしたためるための紙。

ここるぴあ風一筆せんと言うか、ミニレターを作ってみました。
名付けて「したため紙」 したためがみ。

それに、アトリエここるぴあの文字をフランス風の書体で内側に印刷した
ナチュラルな色の封筒を付けて「したためセット」を販売開始しました。
まずはお試しセットです、色はお任せください。

以前からリクエストをいただいていて、やっとという感じです
なかなか決められなくて。今年はこんな感じの作品も増やしていく予定です。



左側のブックマーク、creemaかiichiからどうぞ!

今回初めてるーちゃんにも登場してもらっています。
↓こちらはその別バージョン。
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1年ぶりの子供向けワークショップ

2016年02月01日 | ワークショップ・紙の手しごと
日曜日、昨年に引き続き、豊田市からの依頼で子供対象の和綴じ本の
ワークショップに行ってきました。

私が昔からやっている手漉き和紙を使った康煕綴じの和綴じ本。
フランスのボルドーでもおこなったオリジナルのマニュアルに沿った
ワークショップです。

小学校5,6年生と一緒に楽しくできました
普段、小学生と接することがないので緊張するかなと思ったけど、
今回は割とすんなりなじんで、後半、私の腕をひっぱたり、ひっついてくる
女の子が現れたりしても、そんなにびっくりしませんでした

いつもは小さい子が手をつないで来たり、ひざに乗ってきたりすると
え!なんで?ってびっくりして固まっちゃう私。動物なら平気なんだけど

クライマックスの綴じるところでは「わかった!次はこの穴に針を入れるんで
しょう?!」ってキラキラした表情で楽しそうにしている子達を見ていると
私も嬉しくなりました(でもなぜか、たいていその予想は外れていました)。

ものづくりの楽しさが伝わったみたい
終了後も、自然に自分から余った和紙を使って栞を作る子もいました。

みなさん、ありがとうございました!
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