アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

お蕎麦で女子会 など

2014年09月29日 | その他
というタイトルにもかかわらず、お蕎麦の写真はない。
でも大丈夫!その様子はこちら
鶴田さんのブログです。

そう、和紙仲間でヨガインストラクターの鶴田暁子さんと久しぶりに二人でお食事。
前回は5月にミラベルのまこさんと3人で豊田に行った、それ以来。
その時の記事はこちら

めずらしくお蕎麦専門店での待ち合わせ。二人とも初めて行くお店だけど、
うんちくやら注意事項やらいろいろ書かれてあって、ちょっと恐縮しました
でも、お酒を飲みながらそば屋で夕暮れ時を過ごすなんて粋で大人っぽい。
私はアルコールは全くダメだけどね

2次会はイタリア料理店でお茶とケーキを。めずらしく写真撮った!
向かいでシュークリームの写真を撮っているのが鶴田さん。


栗系が大好きな私は、これからの季節、栗きんとんやらモンブランやらを見ると
そわそわしてしまうけど、最近はずっとケーキを我慢していたので、今日は
食べるぞと決めて笑顔で注文した。おいしかったドリンクのヘーゼルナッツの
カフェラテも少し甘すぎたけどおいしかった

話の内容はいろいろ。

お互いの仕事をメインとした近況報告とか、鶴田さんのブログにあるような
くっだらない話とか、共通の知人達についてとか、老後に向けての話とか。
鶴田さんは仕事としてのヨガのキャリアも長いため、私と比べるとある程度
やることが決まっているお仕事で、私はこれから何をどうやるかを探りつつ
決めて行くところが違う点かな。

でも、和紙経験者でもあるので、そういう話も通じるのが嬉しい。
作ること、材料のこと、展示のこと、仕事とすること、小原のことなど。

そして、今後二人でやったことのないことにチャレンジしていこうと約束し
笑顔で別れました。何がいいかな?


それは、土曜の夜の話。ちなみに昼間は用事で小原に行きました。
名古屋を出るときは27度あったけど、曇りのせいか小原では22度に。
やっぱり違うんですね。あえて誰にも会わずちゃちゃっと行ってきた

桜並木を見上げながら歩くと、虫食いの葉っぱが印象的だったのでパチリ


小原から戻り、鶴田さんとの待ち合わせまで製本のための本文を折る。



本を作るための学校では、指定の道具を使って何枚かをまとめて折る方法を
習っているが、自分の作品作りは慎重に一枚一枚時間をかけて折ることにした。
講師の先生にがっかりされちゃうかなと申し訳なく思ったけど、ここは自分が
一番やりやすい方法で仕上げるのが大事と割り切ることにした。
道具も初めて本を作った時からずっと使っていたものだ。

最近、洋紙を触りだした私は、折ってみて、紙の厚み(重さ)を示す連量のkgが
小さくなっても紙の種類によっては厚みが減るわけではないんだなあと実感した。
やってみないとわからないことは本当に勉強になる

その仕事中、ぷるの様子がおかしくて、慌てて病院に連れて行こうかと思ったが、
予約でいっぱいだった。とりあえず、昨日と今日、良くなったみたいなので
安心したけど、一度診てもらった方がいいかな。

9月は毎週末夜、製本合宿も含め、親しい友人たちと会っていたなあ
楽しかった。来週も浜松から来るりかさんと会う約束をしているし、楽しみ
みんな私の仕事を理解して応援してくれているのが本当に嬉しい。一人アトリエに
こもって制作しているから、外に出て人と会うことの大切さが身に沁みます。
みなさん、ありがとう。
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掌で産まれた卵

2014年09月27日 | ことり
今週は製本に使う紙が3種類届き、さっそく印刷を始めています。


材料が届くと本当に嬉しいです やる気が増す!
ただ、見本帳の紙は小さいし、印刷できないので、実際の手触りやインクの
のりかたや透け方などは、正直イチかバチか。だから、送料や断裁の加工料は
かかるけど、なるべく初めて使うものは少量ずつ発注します。

基本、今まではあまり洋紙を購入することはなかったので、ほとんど初めて
使うものばかり。今年は和紙よりも洋紙を触る機会が断然増えたなあ。
だからこそ、自分の漉いた和紙とどう組み合わせていくか?ここが私ならではの
おもしろい仕事のひとつになると思います。

そして、印刷するためにパソコンに向かっていると、なぜかぷるちゃんが私の
そばに来てはそわそわしている。これは!と思って胸元で掌を軽く丸めて
上向きにすると、ひょこっとそこに入ってきた。

ここで大事なのは、ぷるの母親のるーちゃんに見つからないこと。
その時点で私の肩にとまっているるーは気付いていない。見つかったら、
容赦なく追い払われてしまうだろう。とにかく私が大好きでやきもち焼きだ

しばらくすると、手の中が熱くなって、やっぱり卵を産んでいた。

この位置だとるーちゃんに見つからない

産んだばかりでハアハアしているぷる


これがぷるの卵、154個目

一応かごに石鹸置きで作った台を作り、その上に乗せてみたけど温めなかった。
ぷるが孵った石鹸置きだよ、ぷる。

それから、今週初めて町内会の仕事で、交通当番という仕事をした。
交差点で子供たちの登下校を見守るという。しかし、その時間下校しているらしき
子供は1組しかいなかった。

これが、交通当番グッズ

大人になるといろんな仕事がまわってきますね

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グループ展のカードと低血圧

2014年09月22日 | 作品展のこと
ナカムラミオさん Presents 『For Beautiful Human Life Vol.2』
のご案内カードが出来上がりました。
これから発送の準備などをしますが、その前にこちらで。
下段右から2番目が私の写真です


和紙の切れ端と遊びながら見ているのはるーちゃん

そして、裏面がこちら。



名前の後ろに「手漉き和紙・製本」と書いてありますね。
他の方は絵画や木彫など書かれてあって、さて私はどう記せばわかりやすく
的確かとみなさんと考えていただいてこれになりました。

今回は最初から本の作品を展示するつもりだったので「製本」という言葉も
入れることにしました。和紙も自分で漉いた紙だということが大事なので
「手漉き」という言葉も。と言っても、照明の作品も展示するかも

今までは普通に、製本した作品の展示とか製本ワークショップとかしていたのに、
学校に通ってあらためて習い始めた今、なんか、製本した作品を展示するなんて
ちょっと気恥ずかしいというか、プレッシャーを感じてしまうなあ


それから、

先日、そのギャラリーにDMを受け取りに行く前に、清須はるひ美術館に
行ってきた。『ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び』の展示を観に。
毎度のことながらアート系の知識に疎い私は初めて聞く名前だったが、
なんか行きたくて行ってきた。おもしろかった


「ねえねえ、ドルが上がってきてるの知ってる?」という場違いな話題を、
大声で話す母娘らしき年配の親子の会話が響いていたのが気になったが
(自分の子供が大声を出したら注意していたくせに)、大きすぎず
ほど良いスペースの小綺麗な美術館でした。


本を展示するということで、製本合宿からの意欲を保ったまま近所の図書館に
向かうと、つい本関係の本ばかり手に取ってしまい、今はNHK「美の壺」の
『文豪の装丁』を熟読している。これもおもしろい。



さて、また柿渋の香りを感じながら作業を進めるか。明日は本やノートを作る
予定の紙がたくさん届く予定だし

しかし、いま私には肉体的?体力的?に問題が生じてきた。
季節の変わり目に起こる体のだるさだ。だるおも朝起きるのがつらく、
起きても頭に血が届かないような、気持ちは爽やかな秋空に向け上向きなのに、
体が重力に負けそうになる感じ。

そう、低血圧です

年を取ると上がってくると聞いたけど、久しぶりに測ったら下がり気味だった。
上が90前後。80代のときはたいていだるい。数年前までは低くても朝もまったく
平気だったのになあ。お医者さんに季節の変わり目には要注意と言われたけど、
日本は(名古屋は)猛暑か季節の変わり目しかないような。。。

でも、がんばらないと!

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柿渋の香りの中で

2014年09月19日 | 作る
昨日から、漉いた和紙に柿渋を塗っている。

目的は、本やノートを作るにあたり、パーチメント(羊皮紙)のような感じで
表紙に使いたいと思ったから。他にも用途はいろいろ。そのまま塗ったり、
くしゃっとして、しわしわにしてから塗ったりして乾かす。



柿渋がくさーいというのは有名だけど、まあ、これは我慢ができる程度かな。
でも部屋中になんらかの香りが漂っているのは否めない

ぷる(娘)とぴあくん(父)親子も見に来た

先日の製本合宿からがぜんやる気がわいてきて、昨日は竹尾に和紙とケンカせず
作品に使えそうな紙を何種類か発注し、本やノートを作る準備をしています。

  さしあたって、本とノートを作ることは決まっている。というか決めた。
  しかし、依頼を受けて作らなくてはいけない展覧会用の本と
  季節の飾り物は、まだ構想のみで手つかずでいる。内緒だけど


そんな仕事をしながらも、伊那でもらったこの案内を見て、私の心はそわそわ
してしまっている。


行きたい。「安曇野ちひろ美術館」はむかーし行ったけどあまり覚えていないし、
なんたってスズキコージだ。そして、山ドライブ 先日の信州ドライブからの
興奮が冷めやらぬ今、私の心が揺さぶられないわけがない。さすが誘惑展!

でも、遠いしなあ、寒くなる前に行けるかなあ、と独り言を愛ちゃんにメール
したりしてやりすごしている。

とりあえず、28日で終わってしまう清須のブルーノ・ムナーリ展には時間を作って
行こうとは思っています。

製本仲間のみなさん、見ていただいてますか?
私はこんな感じで名古屋で仕事をしています
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夏の終わりの信州で その2

2014年09月15日 | 本づくりのための横浜物語
その1からの続き

2日目の朝は伊那市の図書館を見学。上階の書庫も細かく見せていただいたあと、
歩いて、旧上伊那図書館の建物を博物館として利用している創造館へ。


古い本や資料がたくさんあって、みんな時間を忘れて夢中になった。
古い本はそこにあるだけで芸術だ。それだけで絵になる。






 
ちょうどその時、来年2月の和綴じ本の講師のお仕事の依頼メールが届いた。
抜群のタイミング!がんばろっと。

昼から2時間ほど自由時間があったので、岡谷の「小さな絵本美術館」に行ってみた。
何年か前に1度行ったことがあり、また行きたいなと思っていたところで、私が
初めてスズキコージの絵本に出会ったところでもある。リンゴ園に隣接した
絵本だらけの小さな美術館。動物の顔の写真展もやっていておもしろかった

あまりゆっくりはできなかったけど、行って良かった!本作りの仲間と一緒にモスを
かじりながらのドライブは、いろんな話をたくさんして、ちょっとした楽しい女子会
みたいだった

その次は岡谷駅近くの「イルフ童画館」で再び学校のみなさんと合流。
武井武雄という作家を全く知らなかった私だけど、、学芸員さんが丁寧に説明して
くださったり、武井武雄が作った本を手に取って見ているうちに、ムクムクと
創作意欲がわいてくるのがわかった。写真がないのが残念。

パピルスの本を作りたくてパピルスから育てるとか、形式にとらわれないで自由に
作りたい本を作っているところなど、すごぐ共感できたし、楽しくなった
早くたくさん自分ならではのおもしろい本を作りたい!と思った。

製本合宿としてはここまで。みなさんそれぞれ帰路につく

その日、ちょうどフラメンコのレッスンのため諏訪からイルフに来ていた旧友の
愛ちゃんと会うことができた。昔、小さな絵本美術館に連れてってくれたのも
愛ちゃんだ。そして、愛ちゃんも行ったことがないという、この夏リニューアル
オープンした「岡谷蚕糸博物館」に行ってみた。

朝から図書館1館、ミュージアム4館目になる。すごいな~

手元にあるチケットたち

蚕の繭から糸を取る様子をじっと見ていたが、そこで一つの結論が出た。

 私はシルクは無理

だって、気持ち悪いんだもん熱い湯の中で蚕が入った繭を触ることが無理。
「いちからものを作るのが好き!」と公言している私ですが、絹糸を取るのは
できないなあと思った。前日夜に、和綴じ本の糸も自分で作りたいと話をして
いたけど、私は紡ぐなら綿かウールにします。ごめんなさい。

でも蚕の幼虫に会ってみたくて、ふれあいルームに行ってみた。
するとこんなメッセージが。

ポップなメッセージですが、テーブルの上を見てみると、

Baby蚕ちゃんたちがいっぱいいました

つい、グロいことを言いたくなってしまい、「シーザーサラダドレッシングかけて
食べやあ」と愛ちゃんに言ってみたけど、言いながら気持ち悪くなった。ばか。

そのあと、諏訪湖のほとりで車を降りて湖を見ていた。雲がなければ、
ここから富士山がみえるとのこと。矢印のあたり。


場所を少し移動して、諏訪湖を眺めつつ足湯につかりながら黄昏時を迎え、
岡谷では名物という鰻を食べに連れて行ってもらった。ここ何年かひつまぶし
しか食べてなかったけど、久々のうな重おいしかったです。ごちそうさま
19時過ぎに愛ちゃんと別れ、岡谷ICから中央道へ。恵那や瑞浪あたりの渋滞情報が
出て心配したが、実際の通過時には解消されていたので順調だった。22時半頃到着。

本作りの仲間のみなさん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
次にお会いできる日が楽しみです。お世話になりました。
そして、愛ちゃん、いろいろありがとう。楽しい時間を過ごせました

唯一のハプニングと言えば、帰りに近所のセブンイレブンで買ったとろとろの
杏仁豆腐が、道で落としてしまいじゅるじゅるになっていたこと
かなり疲れていたけど、無事に帰って来られて本当に良かったです。

おまけ
帰りの駒ケ岳SAで見つけたかわいいもの。


トイレの中の壁のタイルですが、かわいかったのでつい撮ってしまいました


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夏の終わりの信州で その1

2014年09月14日 | 本づくりのための横浜物語
   私はやっぱり山ドライブが好きだ

8月半ばくらいから、ずっと山に行きたいと思っていたけどなかなか行けず、
無理すれば行けそうな時も、ぐっと我慢してこの日に備えていた。

中央道で山へ向かう。天気は最高 3連休の初日で車は多いが、
たいした渋滞はなかった。1度だけアイドリングストップした程度

そして朝8時半にうちを出て、157円/Lのガソリンを入れ、高速へ。
気が滅入るほど途方もなく長くて苦手な恵那山トンネルを抜け、ちょっと
安心して初めての休憩を入れ、栗羊羹もなかアイスを食べる。次に駒ケ岳で
2度目休憩をし、11時45分に伊那市駅到着。ほぼ予定通り

その途中、私の気持ちが一番盛り上がったのは、中津川の落合付近を走って
いる時だった。前方と右手に大きな山が現れ、空との境目がくっきりして
とっても緑が綺麗 もちろん大きな声で歌いながら、本当に気持ちよく
ドライブができ、1行目の気持ちがバーンとわいてきたのです。
季節や時間にもよるのでしょうが、私だけの新パワースポット発見!

ちなみに、列車で来た方々の中で数人、途中、信玄餅アイスを食べるか
迷ったけど買わず、私の栗羊羹もなかアイスの話を聞いて後悔したという。
みなさん、旅先のグルメは迷ったら「買い」ですよ!


仲間と合流し、お昼は美味しい十割そばを。薬味はなじみのネギとワサビの他に、
大根おろしと焼き味噌が付いていた。こちらではこういうものらしい。
車で走るとそば畑がいっぱいあり、

そばの花
振り返ると伊那の広大な風景が見えた。


そのあと、夕方まで工場で製本実習。本当は立ち仕事なんだけど、朝から腰痛が
ひどく、立っているのがつらくなり、途中で座らせてもらった。ちょっと悔しい
でも経験から無理は禁物と知っている。翌日もあるしね。

工場で、親方と約束をしていた「私の作った本を見ていただく」ことができた。
ココちゃんのフランス語版の和綴じ本。私の一番の代表作となると、やはり
これになる。思いがけず、紙が素晴らしいと絶賛していただき嬉しかった、
というか、びっくりした。しっかり見ていただいてありがとうございます

その親方が作っているという和紙の過去帳。工場に差し込んだ午後の光の中で
たたずんでいる姿が美しかったので撮ってみました。



そして、夜はおいしいオーガニックカフェで立食。昼間は日差しが強くて暑く
感じたけど、夜になるとさすがに冷えてくる。でも、外のデッキテラスで、
キャンドルの明りが灯る中、座布団に座り本作り仲間といろんな話をして、
とても充実した時間を過ごすことができた。私の和紙のこと、仕事のこと、
いろいろ話を熱心に聞いていただいて感謝。少ししゃべりすぎちゃったかな
(昼も夜も食事の写真がないのが私らしい

その2へ続く
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材料がある喜び 2014初秋

2014年09月06日 | 作る
いつもいろいろな方にお世話になっていて、自分一人では作家としても
仕事としても続けていられなかったなと思うことが多いのですが、
今年は材料のことで、感謝すべきことが続きました

「秋田で楮を栽培している知り合いからたくさんもらったから」と、
私にもその楮をたくさん分けてくださった(わざわざ持ってきてくださった)方。

入手しがたいトロロアオイをたくさん売ってくださった方。

本の本文印刷にミツマタはどうかなと話をしたら、どこからかミツマタを
調達して持ってきてくださった方。

いつか使ってみようと(使い方よくわからないけど)、ノリウツギを畑で
育ててくれている親戚。染めるためのビワの葉をたくさん集めてくれたり。

何かに使って!と、フランス製のリボンやラッピング用紙の切れ端をくださる
方もいます。

材料ではないですが、安くホームページの作成するよとか、ワークショップの
ための教室の部屋を貸すよと言ってくれる方も現れました。


    ありがたいことです


考えてみると、みなさん、ほとんどご自分もものづくりに携わっている方が
多いです。やはり気持ちが通じやすいのかな。材料がないと、作りたくても
作れない時があるし、本当に助かります。

それから、前に少し書いたかな? 押入れから古ーい引き出しが出てきて、
開けてみると色とりどりの刺繍糸が出てきました。中学1年生の頃に、一式
誰かにもらって使っていたものです。




当時、私がフエルトで作りかけていた犬のマスコットも出てきました
自分でデザインして、ちゃんと型紙もとってある!


最近、その刺繍糸を使って、漉いた和紙に刺繍をしたりしています。
昔の自分がくれた材料でした


※今日からトップ右上の写真がかわりました。
 ニュージーランドのイエローアイドペンギンの子供です1995年撮影。
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長距離移動のおとも

2014年09月02日 | 映画と本とドラマ
このブログでも書いているように、今年、私は長距離の移動が多い。
主に高速バス、そして時々新幹線。

私は比較的、旅の道中が長くても苦にならず楽しめるタイプなので、
「さて、今回は何を持っていこうかな」と楽しみの一つになっている。

いつも持って行くのは小説の文庫本1冊とNHKの『まいにちフランス語』の
テキスト。フランス語の方は、友達に借りた昔のウォークマンにシーズン全部
入っているからそれを聞きながら勉強している。歩みは遅い、かなり
フランス語に飽きたら小説、小説に飽きたらフランス語という感じ。

そして、小説の方。
実は4月に横浜に通い始めて、読み始めた作家さんがいる。
たまたま図書館で見かけた本を借りて、読んでみたらおもしろくって、
すっかり旅のおともになっている。

伊坂幸太郎さん。知らなかったの~?とか言われそうだけど、知らなかった。
「重力ピエロ」はDVDを見たことがあったけど原作は意識してなかった。

初めに図書館で偶然手に取ったのが『ラッシュライフ』で、おもしろさを知り、
その後何冊か続けて読み、今手元にあるのは『ゴールデンスランバー』。
もう一度はじめから読みなおそうと思うくらいおもしろかった。
先日はフランス語のテキストを一度も開かず行きも帰りも読みふけった。
仙台の地理に詳しければ、きっともっと楽しめますね。

もう一回読んでから返却予定


おまけ。
最近図書館で借りた中でかわいいものを発見!

『ときめく小鳥図鑑』文:中村文 写真:吉野俊幸 山と渓谷社

現物を知らず取り寄せて、カウンターで見たときにときめいた!
まだじっくり読んでいないけど、ただの野鳥図鑑じゃなくて、いろんなコラムがあり、
おもしろそうだ。というか、平和そう。

細かいところでは、監修が樋口広芳さんなのが信頼できる。野鳥のことでは
有名な先生で、映画「WATARIDORI」のアドバイザーもされている。

が、しかし樋口先生を私が知ったのは『赤い卵の謎 鳥の生活をめぐる十七章 』
という少し昔の本。私がココちゃんと一緒に暮らし始めて、鳥のことをすごく
知りたくなって大学の図書館で見つけた本だった。

その時ちょうど仕事で、大学のセンター試験で、試験中に体調が悪くなった人を
保健室に連れていったり、問題用紙を配るという担当にあたり、試験中は廊下で
じーっと座っているという時間があって、その時は本を読んでも良いということ
だったので、この本を読んでいた。托卵のことやアホウドリや芸をするヤマガラや
渡り鳥のことがわかりやすく書かれていた。確か。今本が手元にないので)

その後半で、樋口先生自身が少年時代飼っていたアヒルのことを書かれていて、
鳥のことをもっと知りたいと、かわいがりながらもいろんなことを試してみたり、
悲しいこともあったり、他の人との縁が生まれたりと一緒に成長されてきた様子を
読んで、不覚にも涙がこぼれてきてしまった。寒い廊下で一人。

そんなことを思い出しました。
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箱根とPAULと手作りの本

2014年09月01日 | 本づくりのための横浜物語
今日はいろいろ雑多なことを

まずは先日の横浜行きのこと。

久しぶりの高速バスでの移動のため、朝4時半起き。ちゃんと起きれて良かった!
しかし、今回初めて事故渋滞のためバスが高速を降りて迂回するということになり、
箱根峠を通ることになったから、思いがけず箱根ドライブができるというので
私はワクワクしてしまった

一般道の青い標識に「東京 何km」とか書いてあるのを見て、「東京かぁ」と
思ってみたり(特に東京に強い憧れはないけど)、湖を見下ろしたり、バスから
降りることはできなかったけど、道の駅とか行きたかったなあ。

そして、予定より30分遅れでバス停に着き、タイ風ピリ辛汁そばランチを
食べた後、ずっと食べたいと思っていてたケーキを食後にいただいた

パン屋さんのPAULのフレジェ
コーヒーはあまり好きではないけど、カフェクレームとともに
ひと口食べちゃてから撮りました いつも忘れる

PAULはボルドー滞在中に時々買っていたけど、日本にあるのは知らなかった。
以前、この横浜のお店の方に「こちらのお店はボルドーにあるお店と関係あるの
ですか?」と尋ねたら「あちらが本家でございます」と教えてくれた。
ここのスタッフの方々は接客が丁寧ですごく気持ちがいいですね。

横浜にバスで行く時はちょうどお店の前を通るので、必ずブラックオリーブの
入ったパンを買って帰ります。

ただ、この日、帰りのバスに慌てないように行きに買っておいたパンを学校に
忘れて一度取りに戻ったため、結局時間がなくてバス停まで走って向かった
大人になって路上を全力ダッシュすることって、みんなあるのだろうか?
私はよくある、よく。数日前、またひどい腰痛で動けない日があったので、
痛みが治まっていて本当に良かった。無事バスに間に合いました。


6月にフランス装という製本の勉強をしたときに作った本を、本文や表紙の紙を
替えて作ったものが完成。すでに3冊は福島の方に運ばれて行き、残りの3冊のうち
1冊を、いつも玄関に飾る季節の飾りを作らせていただいているアロマのサロンを
されている友人のあゆちゃんにお渡ししました。




これがフランス装。タイトルは私の和紙です。

あゆちゃんのインスタグラムに載せていただいたのがこちらです。
楽しんで読んでいると感想をもらい、嬉しかったです。

こうやって、いろんな本を作っていけるのが、とっても楽しいです

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