アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

春を迎える前に

2018年02月27日 | その他
ほとんど1日も休まず、ずーっと仕事していて。

体が動いていない時でも頭ではずっと仕事のこと考えていて。

インフルエンザ中でも毎日スケジュール帳を作っていたから。。。

なにか足りないと日々感じつつ、逃避するつもりはないけど
気持ちをリフレッシュしたくなってうずうずしていました。

なんたって今日は暖かくていいお天気
お昼前に仕事のきりがついたので、今だ!と思い、
最近行ってなかった大好きな山ドライブに出かけてきました

まず何年かぶりに猿投山へ。久しぶりにMERRELLのトレッキング
シューズを履いて、昔よくチベタンテリアのクースケくんを
連れて行った山のふもとを歩く。

清らかな小さな川のせせらぎと木漏れ日。いいねぇ

以上、猿投山の東海自然歩道から。

伊勢神トンネルを越えると道路の脇に雪が積もっていたけど
そんなに寒くはない。

いつぶりだろう?大きな声で歌いながらのドライブ
BGMは、先日キャプションを作るため、ずっとデータ入力と印刷、
カッターでスチレンボードをカットし続けている時に頭の中を
流れていた「しるし」と「and I love you」をリピートで。

その後、友人宅でダッチオーブン料理をごちそうになり、
帰ってからはちまちまと確定申告の書類作り

でもやっぱり気分がいい。こんな時間が大事なんです。
想像力のバッテリーとパワーを充電するための時間
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2月の教室 受付締め切りました

2018年02月22日 | ワークショップ・紙の手しごと
今週末、2月24日の紙の手しごと教室
「じゃばらスケジュール帳」の受付は終了しました。
ありがとうございました!

3月は10日と17日に開催予定です。
どちらも、美篶堂のキットを使った
製本ワークショップです。
興味をお持ちの方は、ぜひご参加くださいね!
詳しくは3月までのメニューをご覧ください。

その他の内容や日時や場所など、
ご希望がありましたらお知らせください。
出張ワークショップも企画できますよ。

まだまだ寒い日が続きますが、少しずつ
日差しに春を感じられるようになりましたね。
最近は4月始まりのスケジュール帳の製作に
追われています。
カッターナイフで指先をグサッと切ったりしながら
プラス、今は確定申告の方も…。まだ終わらない。

早く落ち着いて、明るく楽しい春を
迎えられますように♪
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紙の手しごと 2018年3月までのメニュー(更新)

2018年02月15日 | ワークショップ・紙の手しごと

今年からは、ずっと横浜や伊那にてお勉強させていただいた
本づくり学校を運営している手製本の会社・美篶堂(みすずどう)の
ワークショップのメニューも加わりバージョンアップ!
ぜひご参加ください

もちろん、アトリエここるぴあオリジナルのメニューも!
少人数なので、ご自分のアトリエで作るような感覚で
お過ごしいただけます。
細かい手しごとですが、丁寧に作ろうと集中していると、
不思議と気持ちも落ち着きますよ

2月17日(土)デザイン和紙  受付締め切りました!
自分だけの紙を作るなんてちょっと不思議で楽しいと思いませんか?
書道用の半紙より少し大きめの紙を2枚漉きます。
紙や糸などを挟みこんでデザイン紙を漉いてみましょう 
濡れた手を拭くためのタオルと、漉き込みたい
(デザインに使いたい)ものがあればお持ちください。

2月24日(土)じゃばらスケジュール帳 受付締め切りました!


アトリエここるぴあのスケジュール帳をご自分で作ってみませんか?
4月始まりで、シンプルで書き込みやすいスケジュール帳です。
表紙は裏打ちした布を使って仕上げましょう。
簡易版で初心者向けなので、お子様にもおすすめです。

3月10日(土)角背上製ノート 受付締め切りました!

手製本の美篶堂のキットを使い、ハードカバー(上製本)の
ノートを作ります。 ちゃんとしおりや花ぎれも付けて。
自分でハードカバーを作れるなんて、完成した時に感動しますよ!

3月17日(土)和装本 四つ目綴じ

紙を折って、糸で綴じ、和装本作ります。
写真は四つ目綴じ(紺色)と麻の葉綴じ(朱色柄)ですが、
今回は基本の四つ目綴じを作ってみましょう。
美篶堂の製本キットを使用します。


日 時:上記の日程。午前10:00~12:30
参加費:5,000円(材料費込み)
定 員:4名様程度
持ち物:筆記用具。和紙漉きはタオルとデザインに使う物があれば。
場 所:ギャルリー ドゥ・セーヌ八事
    名古屋市天白区御幸山201(P有・八事駅より徒歩7分)
お申込み・お問い合わせはPCから左記「メッセージを送る」
あるいは上記のメール、アトリエここるぴあ宛にお願いします。
ご予約は開催日の2日前締め切りです(和紙すきは4日前)

入会金不要。基本的な材料や道具はこちらで準備いたします。
少人数で限られた方だけのアトリエの手しごと。
1回ごとにご参加いただけますので、まずは始めてみませんか?

また、これらの日程や内容以外のワークショップについても
ご希望がありましたらお気軽にご相談ください

~お知らせ~
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よろしければ、そちらもご覧ください。
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プロフィール (2018年2月更新)

2018年02月13日 | プロフィール

2001年から現・豊田市の小原村や岐阜県美濃市にて紙漉きを習い、
小原在住の加納登茂美・恒夫妻の工房で学ぶ。
お二人のお人柄がそのまま和紙のやさしくて強いイメージと重なり、
和紙のことだけでなく、今もずっとお世話になっています。

2007年 大学祭で、初めてのイベント「和ノ紙」の展示を単独で企画し、
和紙の紹介や、作品展示やワークショップをおこないました。
(ここから数年、和紙で何かやる時は小さく「和ノ紙」と名付けてました)

2008年「WASHI~Piece of paper(加納登茂美・恒)」 では
ノリタケの森ギャラリーで仲間のひとりとして展示させていただきました。
マンションで和紙を作るパネルと初代バッグのあかりを出展しました

2009年「Papier Japonais:tradition et modernite 和紙・伝統と現在 合同展」
フランス・パリのギャラリー Espace Japon でのグループ展に参加させて
いただきました。

このときは、和紙・文章・写真・製本を手掛けた『ことりのココちゃん』と
そのフランス語版『A bientot,Koko-chan』(訳ティエボ・メイヤー)を展示。
ティエボが素晴らしいフランス語に訳してくれたので、フランス人の
方々にも気に入っていただき、いくつかの縁が生まれました

2010年「和紙・伝統と現在 合同展」 名古屋市 文化のみち橦木館
上記2冊の他にパリで撮った写真で作った本『ココちゃん、パリに行く』と
『ことりのココちゃん』ができるまでを書いた本『幸せのひとつのかたち』、
たくさんの和紙に写真を印刷した壁掛けと、バッグのあかり、卵のあかりを展示。

その直前に、同じく橦木館で「橦木館のおひなさま」という展覧会に
私が昔漉いた和紙を折って作った小さなおひなさまを展示していただきました

2011年1月~2月「ココちゃんとパリの思い出展」 名古屋市 天白図書館
図書館入口のガラスケースの中に、本と写真の作品を並べました
本が主役の図書館にちょっと変わった本があるのもおもしろいかなと思って。

2011年11月「はじまりの旅NZ1995 手づくり和紙と写真展」
名古屋市 0xCAFE (ゼロエックスカフェ)では、ニュージーランドを
旅した時の写真と和紙を合わせて作品に仕上げました。

2012年8月~9月「はじまりの旅NZ1995 手作り和紙と写真展」
名古屋市 紙の温度ギャラリー
前年に開催した作品展を紙の専門店のギャラリーで再び。

2012年10月「ことりと巡るパリ」
名古屋市 0xCAFE (ゼロエックスカフェ)3年前にパリで撮影した写真と
和紙をあわせたもの、スーツケースのあかりなど、パリの街をイメージした
作品を展示。

2012年10月15日 『アトリエここるぴあ』 はじまり

2012年11月~12月「日本文化 伝統と現在(和紙・染織・書)」
フランス ボルドー サン・レミ教会
3年前にパリで展示した本と、1960年~1970年代に名古屋近郊や大阪、
福島県内で撮影された写真を和紙に印刷し、日本のちょっと昔の風景を
フランスの方々に紹介しました。また和綴じ本のワークショップも開催。

2013年3月19日~5月12日「日本文化「伝統と現在」帰国展」
豊田市 和紙のふるさと
前年のボルドーでの展覧会の帰国展。ボルドーで展示した日本の写真と、
ボルドーで撮影した街の写真を和紙の作品に仕上げました。

2013年8月1日~8月31日「和紙と旅する風景」
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
2Fカフェレストラン「オーキッドガーデン」内ペストリーブティック

2014年3月25日~6月29日
ヘアサロン「アグリー・フォー・ヘア」春日井市勝川にて展示。
店舗内に私の写真の作品をたくさん展示させていただきました。

2014年11月13日~11月30日「For Beautiful Human Life Vol.2」
名古屋市 ハートフィールドギャラリー
いろんなジャンルの作家さんとのグループ展に参加。
ココちゃんの本とともに、新作の『いつかわかること』出品。
もちろんすべて自分で漉いた和紙と、初めての自作のフィクションです。

2015年7月21日~7月26日「それぞれの現在 夏展」
名古屋市 市民ギャラリー栄
20年の歴史を持つ美術系作家さんのグループ展。今回と年明けの
芸術文化センターのみ参加させていただきました。

2015年8月26日~9月1日「iichi CRAFTS MARKET」
名古屋三越栄店6Fスタイルコート
ハンドメイドの作品を扱うiichiの企画イベント。様々なジャンルの
作家さんと過ごした一週間。デパートデビューです。

2015年11月12日~11月29日「For Beautiful Human Life Vol.3」
名古屋市栄 ハートフィールドギャラリー
フランスボルドーとバイヨンヌで撮影した写真を和紙に印刷し
パネルに仕上げた作品4点とボルドーを旅した時の出来事を綴って
製本した『はじめてのボルドーとパリでの再会』を展示しました。       

2016年1月13日~17日「それぞれの現在展」
名古屋市栄 愛知芸術文化センター
藍でそめた大きめの和紙と、カモミールで染めて漉きこんだ和紙に
風車を飾り、上から吊るして涼しげなイメージの作品を展示しました。

2016年4月29日~5月5日「和紙にのせて」
宮崎県日南市 et.YU 鯛の子ギャラリー
写真、本、照明、そして和紙そのものなど、私の今までの作品を
展示していただきまいした。連日たくさんの地元の方々が訪れて
くださり、振り返れば夢のような思い出深い個展になりました

2016年6月1日~6月7日「紙の贈りもの」和紙作品展
名古屋栄三越6階食器売場 Japan Creators
写真のパネル、フォトフレーム、スケジュール帳、そして、この時から
和紙で作ったお花の展示を始めました。

2017年7月8日~7月23日「夏風ユラリト」個展
名古屋市:ギャルリー ドゥ・セーヌ八事
夏らしい風景の写真のパネル、長野県麻績村で採れた楮の繊維を、
同じく麻績村のマリーゴールドで染めて大きな和紙を漉き
デザインした作品や和紙ふうせんのモビールなど、
夏の風にゆらりと揺れる風景を作りました。

2017年8月19日 特別ワークショップ
「子供向けじゃばらスケジュール帳を作りましょう!」
長野県 小さな絵本美術館 八ヶ岳館

2017年9月3日~9月4日
「秋風ユラリト」個展・ワークショップ
長野県岡谷市 DANFLOWRS
素敵なお花屋さんのスペースをお借りして、作品の展示と
デザイン和紙漉きや和紙のお花と作るワークショップを開催。
長野県諏訪市の本屋さんでは和綴じ製本のワークショップも。


「紙の手しごと教室」では、和紙を漉いたり、和紙に限らず、
洋紙を使って製本をしたり箱を作ったりと、丁寧に作ることを
大切にして手しごとを楽しむワークショップを開催しています。
美篶堂が運営する本づくり学校一期修了後、本づくり協会の
認定講師として製本ワークショップも行っています。

自分だけのアトリエで、楮を煮たり染めたりして紙を漉いています。
材料は国産のもの、主に楮(こうぞ)の繊維とトロロアオイの粘液。
道具も手に入らないものは自分で作ります。試行錯誤で。

和紙と出会って、自然と調和している日本の伝統技術ってすごいなあって
感じました。

そして「自分にしかできない、やるべきことのある幸せ」を教えてくれた
のも和紙です。自分にしかできないものを作っていきたいと強く思います。

作品やワークショップを通じて、ちょっとした自信や、やってみることの
楽しさなどをお伝えできたらいいなあと思っています。
和紙とめぐり会えたこと、いろんなこと、人に感謝です
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「壁の男」が描くもの

2018年02月11日 | 映画と本とドラマ
今回からこの記事のカテゴリーが「映画と本のページ」から
「映画と本とドラマ」に変わりました!
前回書いたTHIS IS US の記事にちょっと反響があったので
これからもドラマについても書きたいなと思って。

そんなことより。

先月末にインフルエンザにかかり、その後も体調が優れず、
しばらく休ませてもらって、周りのみなさんに
たいへんご迷惑とご心配をおかけしましたが、
ちょっと元気になって文字を読む気になった時には、
手元にあった小説をたくさん読みあさっていました。
その時に読んだ一冊です

貫井徳郎「壁の男」


昨年末くらいからこの人の本を図書館で偶然手に取り、
刑事1課モノがおもしろかったので、続けて図書館で
見かけたものから数冊ずつ借りてって、その中で
書かれた順に読み始め、最近読み終えたのがこれでした。

私は作家に集中してその人の本を一気に読みます。
その前に読み終えた「乱反射」もそうでしたが、
まったく刑事モノではなく、日常生活の些細なことや
普通に見えるその人達の生活の細部を除き見るような
感覚でどんどん読み進んでしまいました。

なぜ、その男は絵を町中の壁に絵を書き始めたか?
母のこと、娘のこと、妻のこと。
最後の最後にまた新たな真実が判明し、
記憶に残る本になりました。

病にふせっている時に読みましたが、創作意欲がわいてきて
早く何か作りたいと、そんなパワーももらいました。
主人公の男が絵を描いていたからということだけでなく、
作家の、小説を書くという創作力からもです
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スケジュール帳 4色

2018年02月05日 | 作る
ちょっと古びた感じに仕上がったスケジュール帳たち。
表紙になる和紙の柿渋のシミ具合がシャビーになりました。


意図してこうなるわけでなく、その時の和紙の状況や
柿渋の状態に寄るのでしょうが、私にはまだ
コントロールできません。
でも、どう仕上がるかわからないから、それが楽しい。

ちょっとワイルドな感じの雑貨が好きな男性のお客様へ
4冊とも届けられました。

そう、4冊、4色。
マロンという名称で販売している麻糸のステッチが
薄茶色のものとは別で、濃い赤茶色の麻糸でも作りました。

今後、レギュラー化するかも。

〜おしらせ〜
「紙の手しごと教室」受付中です!ぜひご参加ください。

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スケジュール帳、受付再開しました

2018年02月03日 | 作品について
ご注文が集中し、1週間ほどスケジュール帳のご注文受付を
お休みさせていただいておりましたが、本日より
Creema と iichi での受付を再開いたしました。

相変わらず、ご注文を受けてからの受注制作になりますので
発送までお時間をいただいてしましますが、丁寧にお作りしますので、
よろしければご注文ください

昨年人気のあった小さいポケットのないJMの方が、
定番のJMPより、多少早めにお送りすることができます。

来年からはもっと早い時期からできる限りの準備を
進めていけるようにしようと思っています。
(毎年思っています

紙の手しごと教室の方も、まだまだ募集中です!
よろしくお願いいいたします。

〜おしらせ〜
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