アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

2回目の参加 For Beautiful Human Life

2015年09月26日 | 作品展のこと
今日栄のハートフィールドギャラリーさんに行ってきました。
次の作品展のご案内が刷り上がったので、いただいてきましたよ

この写真じゃよくわかんないでしょ
でもおもしろい仕上がりになっていまして、裏には参加13名の作家それぞれの
一言コメントやプロフィールなどが書かれています。

今回はハガキとして送れるようなサイズのDMはなく、このA4サイズのリーフレット
のみになります。…でもこれ、すでに2つに折ってあるので、3つ折り用の一般的な
封筒に入らないんだよなあ~ 送りにくいです、ミオさん。

今日はハートフィールドのオーナーさんとじっくりお話もできました。
仕事のこと、仕事のこと、仕事のこと。まさに仕事のお話。絵空事や夢物語でなく
はっきりとした仕事のこと。その苦労とこれからについての具体的なこと。
とても勉強になりました。

そのあと、久しぶりに三越に行き、搬出時に置いてきてしまった延長コードを
受け取り、東急ハンズで材料を購入しました。土曜の栄は人がいっぱい!

あいかわらず、るーの具合はあまり良くないです。常に寒がるため、小鳥用の
ヒーターや使い捨てカイロ、アメリカに引っ越ししたやまさんいもらった小型の
温風機で温めていますが、やっぱり私の手の中がいいみたい。そのため仕事が
なかなかはかどりません でも流動食はよく食べてくれるようになったので、
少しは回復しているのかな。

『For Beautiful Human Life Vol.3』
期間:2015年11月12日(木)~11月29日(日) 12:00~18:00 月・火・水休み
場所:ハートフィールドギャラリー
   名古屋市中区栄5-4-33 えいわビル1F
 
画家のナカムラミオさんの企画のグループ展です。今年で参加2回目。
いろんなジャンルの作家さんが集まって、おもしろい展示ですよ

今日会場をしみじみ見てきましたが、まだどんな作品にするか決まっていません。
でもきっと大丈夫!いいものができるはず
コメント (2)
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夏の終わりに 2015

2015年09月20日 | 作品について
私にとって今年の夏の一番大きなできごとは三越のiichiクラフトマーケットに
参加したことだと思う。約一週間の展示期間はもとより、その前に制作準備期間。
作家生活の大きなステップを歩んだ実感がありました。

「寝が足りんといかん」と、いつもおばあちゃんに言われ、夜更かしは苦手だった
子供のころ。血圧が低いのに朝起きるのは意外と平気。昔、いろいろなことが
重なって眠れない時期もあったけど、基本的にすっと寝て、すっと起きる。
夜中は一度も起きることはない。(ただし、お客さんがいる時はダメ)

そんな私が2日続けて朝の5時半まで仕事をし、1時間だけうとうと寝て、またすぐ
起きて仕事をする。その前後の日々もだいたい寝るのは3時過ぎ。だからと言って
昼寝も朝寝坊もせず、7時には起きて仕事をしていた。他の仕事も休まずこなした。
ただひたすら大きな紙(四六判)をカッターナイフで1枚ずつ切り出し、印刷して
から折って、またカッターで揃えるために切って、糊で貼ってプレスする。
30冊以上作った。そして、それらはすべて納得がいかず、結局ボツになった。

でも、今の自分でもそんなことできるんだって驚いた。食べることも忘れていた。
もう夢中になって打ち込んでいた。それが、少し「自信」になったんだと思う。
早めに取りかかろうと思って、でも集中できなくて、少しあきれて落ち込んで
反省することが多かったけど、ギリギリになっても妥協せず納得のできるもの
作ればいいと思えた。この夏の収穫。

 できんときはできん!でもきっと大丈夫。絶対にいいものができる。
 今までそれでやってきたじゃない。だから大丈夫!

と、自分に甘めの「自信」をね。

そのせいか、先日、原稿用紙7枚分の作文をしなくてはいけなくて、締め切りの
前日までほとんど書けていなくて、無理でしょう~と他人事のように思ったけど、
この時は夜にささっと9枚分の原稿を書き、ちゃんと寝て朝起きてから7枚に収め
仕上げてちゃんと締め切りに間に合った。十分に納得のいくできだった。

そんな感じ。時間をかけて焦る必要なし!
手間や時間をかけて作る必要はあるが、時間をかけて焦る必要はない。

しかし、三越前からるーの具合があまり良くない。夏真っ盛りなのに寒がる。
左手の手のひらの中に入り込んで暖をとっているので仕事が進まず困ったりした。
今朝もふくれて寒そうにしているので、これから必要だなと思い、使い捨て
カイロを買ってきた。

それで、るーちゃんたちがお世話になっている病院の先生のブログを久しぶりに
見ていたら、ちょっと懐かしいものが目に入った。私が以前和紙で作った花と
ぴあくんの羽を和紙に印刷して作った作品。『ことりのココちゃん』の本と一緒に
待合室に飾っていただいているものだ。その写真は先生のブログwith birdsで。
ことりのこと、とっても勉強になります。

そして、もうひとつ、先ほど気付いたブログ。シュガークラフト教室Honey potを
主宰されている畑中真三子さんの記事。以前、春日井のギャラリーゆんたくに
螺澤智子さんの展示を観に行った際に初めてお会いし、私のスケジュール帳を
見て気に入ってくださり即決でオーダーしてくださいました。

それを完成させて、ちょうど台風が来てる頃にお送りしていたのですが、その
ことを写真付きでご自身のブログで紹介してくださっていました。知らずにいて
失礼しました。その記事はこちらです。

たまたま今日、他にもスケジュール帳を使い始めた方とお話をして、気に入って
くださっている様子をお聞きして、とても嬉しくなりました。

今年の夏の終わり。まだまだ育てて作っていかなくてはいけないものがたくさん
あってゴールは見えないけど、ちょっとだけ収穫の秋の風が吹いた気がした。
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瀬戸の街

2015年09月17日 | 展覧会を観る
こんなことを言うのはどうかなと思うけど、私には瀬戸の街は合わないかも。
駅近くの川沿いの道では車でたいていぐるぐる迷ってしまうし、帰ってからの
疲労感がすごい。昨日はお天気も悪かったし、ただ体調の具合かもしれないけど。

というわけで、なぜ瀬戸に行ったかと言うと、いつもお世話になっている
ワイヤーアート作家の水谷一子さんの展覧会を観に行ったのでした

瀬戸市新世紀工芸館で、陶芸作家の近藤葉子さんとの二人展

もちろん素敵な作品ばかりでしたよ。今回は顔だけたくさん並んだものや
後姿や、特に2階の広い空間では、ワイヤーの作品はもちろん、影をふんだんに
使った動きのある作品を見ることができました。羽根の作品は特に美しいです。

近藤さんの陶器も繊細な細部とシンプルな色彩のバランスが絶妙で、空間に
ぴったりなじんでいました。素材の全く違うワイヤーともすごくよく合っていて
さすが、あの場所、瀬戸市新世紀工芸館第1期研修修了生ですね。空気が合うと
言いますか。素敵でした

会場では一子さんがいらして、いろいろお話を聞かせてくださり、良い時間を
過ごすことができました。ありがとうございました!私の次の展示の話などもして
展示や搬入のこと気にしてくださって本当にありがたいです

もっと早くお知らせしてよと言われそうですが、展示は今度の日曜日までです。
ぜひ行ってみてください!お天気がいいといですね!駅から近いし、駐車場は
すぐ目の前にあります(柵をまたぐと早いです

新世紀工芸館企画展「近藤葉子 水谷一子展」
瀬戸市新世紀工芸館 展示棟 瀬戸市南仲之切町81番地の2
~09月20日(日) 午前10時から午後6時まで(入館は5時30分まで)
一子さんは最終日まで毎日いらっしゃるそうです。

今、昨年瀬戸に一緒にいったやまさんとメールで話をして、そう言えば帰りに
寄った道の駅で、見てると悲しくなってしまうような猿まわしを見たなあとか、
チベタンテリアのクースケくんが天国に行ってしまったばかりで、気持ちが
沈んでいたので、そのせいかもしれないなと思いました。次はお天気のいい
日に電車で行ってのんびり散策しよう
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スケジュール帳10月始マロン登場!

2015年09月11日 | 作る
本日、蛇腹スケジュール帳、


「スケジュール帳2016年JMP10月始マロン」をネットで販売開始しました

限定1冊。
なぜマロンかというと、表紙のベルト部分と内側のポケットのステッチに麻糸が
マロン色だから トップの写真の右側もこれ。

2016年用1月始まり(2015年12月始まり)は後日販売を開始する予定です。
そちらはもうしばらくお待ちください。でも来月からでも使い始めたい!
という方はこちらをおススメですよ。10月からでも、来年いっぱい、そして
再来年の1月まで使えます。

こちらもiichiCreemaハンズギャラリーマーケットに掲載中

さわやかな秋の季節になりました。栗大好きな私には嬉しい季節です。マロン!
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カレンダー関係、販売始めました

2015年09月09日 | 作品について
今朝、少し寝坊して携帯を見ると「台風、大丈夫?」と、諏訪とアメリカから
メールが届いていました。私も浜松のりかさんへ安否を問うメールを送り、
大丈夫との返事をもらって一安心。

台風、全く問題なし。昼前に風が強い時があったけど、雨も降らず、静かなもの
でした。もともと今日はアトリエにこもって仕事をすると決めていたので
仕事が遅いながらもはかどりました

今日明日のやることリストの7つのうちの1つ。
来年用のカレンダー・スケジュール帳のネット販売の掲載準備。三越での
クラフトマーケットでは展示していましたがネットの方はまだでした。

今日のところは来月10月から再来年2017年1月まで使える卓上蛇腹カレンダーを
アップしました。表紙の和紙の加工を昨年のものに1段階増やし、中身の洋紙も
ちょっと贅沢なものに変更しました。


写真を撮ってその写真を加工し、原稿を入力して・・・と、ふと前を見ると
ことりの親子が勢ぞろい。右上が父親のぴあくん、左上が娘のぷる。そして
キーボード操作を邪魔しているのがお母さんのるーです。

幸せ親子の風景です。

今はひと段落で、親子は夕御飯の最中。私は姉から何年かぶりに返還請求が
あった『北の国から』のDVDを流しながらこれを書いています。
蛍が母親の乗った列車を川沿いに走りながら見送っていました。みんな若い!

さて、これから続々に蛇腹スケジュール帳などアップしていく予定です。
お楽しみに!

iichiCreemaハンズギャラリーマーケット に掲載しています。
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iichi CRAFTS market 終了!

2015年09月02日 | 作品展のこと
8月の終わり。
連日外が明るくなるまで、ひたすら紙と格闘しつつ過ごした日々。
測って、切って、貼って、縫って、押さえて、作りながら図面をおこし、
食事ものどを通らず、目もしょぼしょぼしながら作り続けました。

気付けば、こんなものも溜まっていきました。


それでも、予定の数に満たないまま会期は始まり、新しいことだらけの
密度の濃い7日間が始まったのです。そう、初めてのデパートデビュー。
初めてお会いする他のジャンルの作家さんと、訪れていただいたお客様と
見たことのないデパートの裏側。とても貴重な体験をさせていただきました。

お越しいただいた方々、ご購入いただいた方々、お手伝いしてくれた友人達、
三越やiichiのご担当者様、同じ会場でがんばってきた作家さん達。
本当に本当にありがとうございました。感謝いたします


アトリエここるぴあのコーナー、ちらっと見えるのはステンドグラス作家の
Bloom Glassさん。信州からお越しになってました。



忙しい中立ち寄ってくれた鶴田さんと、たかちゃんの娘のしおちゃん。

めずらしく私登場。
後ろのCoppiceさんの時計は大人気で、私の友人のミゲルさんも、私の展示の
写真に写り込んだ時計を気に入り、それを購入する目的でご来場。私の展示を見に
来るという目的でなく、はっきり時計を買いに来た!まぁいいけど



お隣になったtaion glassさんとは共通の知人もいたこともあり、いろんなお話を
していただきました。ガラスのアクセサリーを作られている作家さんです。
七宝焼きのTomoko Satoさんも初日のお昼をご一緒し、その時まだ制作途中で
ボロボロだった私を労わっていただきました。午後の休憩時間にはラトリエ・
ドゥ・ミシェルさんがお茶に付き合ってくださり、素敵なインスタグラムで
みんなの展示も紹介してくださいました。お洋服のMIKUNIsFAMさんとハルン
染織物さんはいつも笑顔で場を明るくしてくださいました。先ほど登場した
ステンドグラスのBloom Glassさんは異種素材をあわせて何かやろうと約束し、
時計のCoppiceさんにはカッパにしか見えない私のことりの絵にアドバイスを
いただきました。(はたして上手くなるかな?



少し離れた第2・第3会場でも、白と藍色の素敵な陶器の石原ゆきえさん、
涼しげなガラスが心地いい空間を生み出していた冨江佳代さん、小柄で
かわいらしい姿にきっとすごいパワーをお持ちの木工作家のruru madeさん、
いつ拝見しても静かにたたずんでいられる姿に誠実さが溢れていた木工家具の
秋山泰宏さん、実は友人の愛ちゃんがネットで以前購入したことのあった
バッグのCARRY KNIGHTさん、柿渋とパンの組み合わせがユニークな型染めの
tabipanさん、北海道のモチーフがおもしろいアクセサリーの横山久美子さん、
女性らしいアクセサリー作家で植木鉢形のかわいい名刺をくださったプラント
ポットさん、アクセサリーや小物などいろんなかわいらしいものを作られている
Shu.'s Selectsさん。

本当は会期中にこうやってご紹介できたら良かったのですが、まったく余裕が
なくてごめんなさい。でも、気持ちのいいみなさんとお知り合いになることが
できて、ラッキーだったと思います。知らない人ばかりで、知らない場所で、
どうしよう~と不安に思う間もなくなじむことができました

また、今回も搬入を手伝っていただいたワイヤーアート作家の水谷一子さん、
土曜日わざわざ諏訪から来て1日販売に付き合ってくれた愛ちゃん、アトリエの
リーフレットのデザインを何度も何度も校正し、ギリギリになっての作り直し
にも付き合ってくださったサロン・ダール・フローラルの水野久美子さん、
そのリーフレットを折ってくれたミゲルさんとSさん、搬出を手伝ってくれた
Aちゃん。みなさんのおかげてこの会期を乗り越えることができました。

  ありがとうございました!

また三越栄店でも展示をさせていただく機会があるといいなと思います。
今回は初めてことで、始まった時から反省事項がいっぱい見えてきました。
次にこういった機会があったら、もっと良いものになると信じています。

さて、これからはご予約いただいているスケジュール帳の制作と、アトリエの
片づけ、ネット販売用の撮影と更新、新しい小物の作品の企画制作、そして
ワークショップの計画・・・。考え出すと今すぐにでもやらなくてはいけない
ことばかり

これからもますますがんばっていきますので、どうかよろしくお願いします。

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